2/16② 幹部は毎日飲み歩いていたんだろ
落ち目の日航が内紛。それも国際線会社の優雅な幹部たちが連判状を持って社長に辞任を迫ると。
人事抗争は、非公式な場での多数派工作が繰り返される。日航のクーデターを起こした幹部たちは、飲んだり食ったり繰り返したのだろう。そんなお金、高給とはいえ日航のサラリーマンたちが負担できるとは思えない。おそらく社費だろう。さらにはこんな大きな人事抗争をやるには、ずっと毎日のように飲み歩いて人事話ばっかりやってきたのではないか。
何度も繰り返し発生する事故、JR西日本の事故もあって、それは定時性確保のためだと説明されてきた。しかし全日空にはるか及ばない定時運行。たった90分の運行時間にもかかわらず、着陸は定時より遅れ、空港のゲートにたどりつく頃には30分近く遅れていることはザラだ。定時性確保のためとはウソっぱちだ。安全と品質管理に対する責任と集中力がつくれない日航の問題だろう。今の日航は乗客に安心と確実性を保障するためにやらなくてはならないことがたくさんあるのに、役員やエリート社員は社会には全く説得性の持たない人事抗争にあけくれている。彼らはいったいどういう理念で、安全で定時運行ができる航空会社にしようとしているのだろうか。
日航の社長は、クーデターを仕掛けた役員や幹部社員の連判状を公開すべきじゃないか。そしてこの会社の膿となっている体質を社会に明らかにすべきだろう。命を預かる仕事なのだから。
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補記:2/18にも機長100人が退陣署名と報じられましたが、このクーデターグループは人事の刷新しか言っていないくて、大義はいつまでたっても出てこないところが許し難いものです。大義もなく抗争を仕掛けるなど、満州の馬賊以下です。
投稿: 管理人 | 2006.02.19 08:46