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2006.01.22

1/22② 日米関係従順度テスト

首都圏に10センチの雪が降って、大雪とのニュース。雪国から引っ越してきた身からすると違和感がある。

●大学入試のセンター試験、英語でヒアリングのICプレーヤーの不調が続発というニュース。
このテスト、そもそも考え方がバグっているんじゃないかと思う。ヒアリングテストに使われたICプレーヤーは再生機能しか付いていない。停止ボタンも巻き戻しボタンもない。ヒアリングとは現実の英語力を試そうというのだから、ほんとうは聞き取れなかったらもう一度話してくれという能力が求められるのに、唯々諾々とICプレーヤーが流す英語を止めることもできずに相手のペースで聞いて直訳して適切に答える。まさに小泉政権の日米関係を模倣するかのようなテストではないか。この再生しかできないICレコーダーによるヒアリングテストは、客に対して過酷な「努力」ばかりを要求する日本の教育業界の思考回路の産物だ。大学入試センターは社会での使用価値のないICレコーダーを何十万台も購入して、他に使い道があるのだろうか。経費の無駄遣いじゃないのか。ICレコーダーの業界と癒着して何かプレゼントされたんじゃないのか。いろいろ疑問が突いて出てくる。

東大からアホ大学まで共通で使うセンター試験なんて所詮、大学の勉強に使う英語力を問えばいいんではないのか。それならペーパー英語でいいんじゃないかと思う。中学高校の6年間で、今の一方通行の学校教育スタイルでは、紙の上での英語力を付けることしかできないのではないか。それを生の英語の理解力なんて問いはじめるから、幼稚園生が必死になって英語を覚える羽目に陥っているのではないか。

話して聞ける英語力を受験で問うことの意味、もっというと、ここまで全てに近い大学で英語を試験に課す意味を問い直してほしいものだ。

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コメント

こんばんは。相変わらず頑張っていますね。

かつて首都圏に住んでいた自分でさえも今回の大雪ニュースには呆れています。一昔前なら30~50センチで大雪と表現していたのですが。これはおそらく高齢化社会到来という事を考慮したつもりなのでしょうが、それにしてもずいぶんと過敏で大げさなものだなあ、とつくづく思います。何せ首都圏はもともとこうした自然の脅威に対して全く無防備ですし(相変わらず役所の人間はこうした事に対して硬直状態のまま)、加えて行政サイドは有効な対策を何一つしていない。それにこの記事を「逆読み」するとマスコミが今までひた隠しにしてきた政権の大失態(何も仕事をしていない&借金作りまくり)を自ら暴露している事が直ちに判明する。なんという皮肉な事だろう、と思っています(私はもっぱらコケにしていますが)。

例の耐震偽装の件についても同様の事が言えると思います。かつて関東大震災の時は建物倒壊よりも「火災」で大被害を受けたはずです。仮に今大地震が起きたとしても全国各地に張り巡らされた電信柱が「全て」倒れると考えれば昔と「全く同じ」事態になると思うのですが。確かにデータ偽装は大問題ですが、マスコミの超過熱一点叩き報道ぶりを見ると正気の沙汰とはとても思えない。あまりにもバカらしくて最近ではTVを見る気も起きないです(もともとあまり見てませんが)。正直言ってあの異様なまでの過熱さ・過敏さは「気色悪い」としか思えません。

英語のヒアリング試験が行われたとの事ですが、これも言わせてもらえば的外れどころか論外だと思います。本当に学生の英語力向上を望むのであれば日本語の堪能なネイティブの教師をまず雇うべきだと思うのですが(これもやはり強烈なバイアスが作用しているのかな?)。

これは穿ちすぎた考え方かもしれませんが、こと最近の教育は子供や学生を「実験台」にしているような気もします。度を超えた詰め込み教育というのは見方を変えれば、生徒達を異常なまでに目を細かくしたふるいにかけるような行為でもあるわけで、当然そこから外れる生徒も多くなる「はず」なんです。あまりこんな事は書きたくもないのですが、文科省は今や完全にクレイジー省庁と化した、そんな気がしないでもない。戦力増強から学力増強に姿を変えた形での「富国強兵」でなければいいのですが。

何とも愚かな事ばかりしているのですね、行政エリートさん達は。長期的な視点で物事を考えるどころか冷静な判断力すらない「世紀末的バカ揃い」だとしか思えないですね、あれでは(それとも「マッド・エリート」→「基地外byネットウヨ」なのかな?)。 

投稿: 匿名さん | 2006.01.23 02:22

私もきわどい表現しますが、匿名だからといって、ねぇ、問題になりそうなコメント、気をつけてください。
不動産業界はPL法でも対象外にされてきたり、ずっと甘やかされてきて、消費者軽視でやってこれた世界ですから、ここらであれだけ叩かれておく必要があると思います。そうしないと業界が近代化しないと思います。私は歓迎していますよ。テリー伊藤に象徴されるようにともすればお涙頂戴になって、被害者にお金をばらまく話に直結させることが難点ですけども。
生の外国語は、生のコミュニケーションで試験するしかないと思います。日本語の受け答えの能力は「●●の文を読んで、あなたはどう感じましたか」などというテストではなく、面接をすればわかってしまうものです。
外国語力というのがある一定水準まで暗記量に完全に比例していて、じっと努力することを評価するにはうってつけなのでしょう。

投稿: 管理人 | 2006.01.23 21:23

つい暴言的コメントになってしまいました。これについては反省しています。ただ、「東大からアホ大学まで」という表現は止められた方がいいと思います。これは管理人さんが本来嫌っているはずの2極化(あるいはヒエラルキー)に管理人さん自身が同調しているのでは? と受け取る人もいるはずです。少なくとも私は差別するのもされるのも好まないです。
例の業界の件ですが、叩く側もかなりの圧力を実際に受けているようなので、大変なものだなと思います。最初にこの噂を聞いた時は大丈夫なのか? と思ったくらいなので。コメンテーター諸氏の意見は聞いた事がない(感情論になっているのでしょうか?)ので、ここには何も書かないつもりです。
英語力判定についてはやはり面接が必要だと思いますが、現在通訳や翻訳を仕事にしている人達は少なくとも大学受験時にそうした関門を通らなかったわけです。それでもきちんと仕事をこなしている人はたくさんいるわけで、このいきなりの展開は一体何故なのか、という疑問があります。何となくですが単なる社交辞令的なものに見えて仕方がない。試験が終わった途端に全て忘れる、という実例(これは過去で他の科目の事ですが)もありますし、国内ではあまり使う機会はないですから、仮に一時マスターしてもしばらく使わないと……というのが実際だからです。
いろんな記事を読むにつけ、「近代化」というのも難しい話だな、とつくづく思います。果たしてこの国の土壌に合うのか、という事もありますしね。
記事は今後も読ませてもらいます。仕事の方も頑張ってください。

投稿: 匿名さん | 2006.01.23 22:43

そもそもいつも雪のトラブルのあるこの時期に無反省に試験をやり続ける感性が異常です。
受験生のことを考えているのだろうか。

投稿: takeyan | 2006.01.24 07:55

takeyanさんは細やかな感性の持ち主なんですね。受験生は若いですからあんな事くらいでめげないでしょうし、学校側でも試験時間を遅らせる等で対応するはずです。先に「30~50センチの積雪量」と書き込みましたが、あれは私が受験した頃を思い出したからです。あの時も交通機関は大パニック(事故による)・全面ストップでしたが、学校側が迅速な対応・処理をしました。今ではほとんど慣習になっているかもしれません。問題なのは毎度試験問題や今年のように使用機器でトラブルを起こす事だ、と私は考えます。管理人さんの記事を読む限りでは10世代前(大げさな表現ですが)の機器を使用しているようですが、性能的にはその10世代前の機器にも劣っている。「技術大国」とは……といった気分にもなります(おそらく予算関係でいろいろとあったのでしょう)。
某アメリカ合衆国では大抵入学は9月だそうですから、雪のトラブルなど一切気にする事はないでしょう。加えて受験生達は実に明るいものですよ。むこうの大学は「入るは易し出るは難し」、つまり日本とは全く逆のスタイルですから。
グローバル化という言葉はいいと思いますが、こうしたところでは「???」とは思いますね。

投稿: 匿名さん | 2006.01.24 20:56

>匿名さん
うーん、要は甘いと言うことですね。
私、共通一時でこけてかなりの間それを引っ張りましたから。(笑

ICレコーダーの話は本当に胡散臭いです。
そもそもリスニングなんて必要だと思ったら二次試験でやればよろし。

投稿: takeyan | 2006.01.24 22:12

>takeyanさん

いや、一概に「甘い」という事ではないです。何故なら(あくまで一例ですが)列車事故が起きて乗客(多くの受験生を含む)が大被害を受けると考えれば……ですよね。

私はセンター試験(元共通一次)のあり方に疑問を抱いています。ご自分でもおかしいと思われませんでしたか?

あと先に「細やかな感性」と書きましたが、「感性」ではなく「感覚」の誤りでした。訂正は出来ませんが(笑)、お詫びします。私が使用している漢字変換機能は何とも頑固で融通が利か(以下省略します)。

投稿: 匿名さん | 2006.01.24 23:23

人様のブログでこういうやり取りもあれですが、やはり受験生には実力を発揮して欲しいじゃないですか。私は受験の後、かなり傷つきましたよ。しかも、日本は一発勝負の社会じゃないですか。今はそういう感覚は薄れていますが。
そもそも共通一次は東大の教授が自分で一次試験の問題を作るのが面倒だったというのが最初のきっかけだったのではないかと勝手に思っています。(違うんですか?)
本当は大学入試というのは大学が自分の学校で学ぶのに適した学生を入学させるために工夫するものであり、そうでないと教育は完結しないと思います。私の通っていた学部は変な大学(学部)で、ボールペンで入試を解かせていました。なんでも司法試験がボールペンだから、という変な理由がささやかれていましたが、真相は不明です(今は鉛筆)。
だから、黒川さんの上流から下流まで(表現の細部を今様に変更)すべての大学が一緒の試験なんだから所詮・・・・というのは本当にそうだと思います。
ちなみに、大学入試センターは理事が少なく、その他の人事が外からは見えないので、本当の突っ込みどころが分かりません。

ところで黒川さん、私は中学高校の英語教育のひどさ以上に大学でそれまでに学んだことをさびさせるのが問題だと思いますよ。
もちろん、中学高校でヒアリングの授業がたくさんあれば尚可なのですが。何しろ最大の難関は聴けない、というところですから。
だって、受験英語に生活単語を足せば「変な英語」ですが、そこそこしゃべれますもん。だから、私の場合、一番英語が通じたのは高校三年生か大学一年生の頃だったと思います。

投稿: takeyan | 2006.01.26 09:01

論争ありがとうございます。
英語ですが、英語を使うかどうかというのがあると思うんです。いい大学行けば、文献研究をしなくはてならないから、読解力がいるんでしょうね。それに見合う英語力は何かということです。海外と学者と交流する必要もない凡百な学生にヒアリング力がいるのでしょうか。そういう学生が必要な大学が二次試験でじっくり外国語で面接でもすればいいんだと思います。
一方で、問題は、大学で英語も使わないし、あるいは大学にも行かないで就職するような人たちです。
この人たちに、逆に読解力がいるのでしょうか。仕事か海外旅行で使うことになれば、読み書きではない会話力が必要だということは言うまでもありません。
もっとも英語だけではなく、もっと広い外国語を用意していくことが必要になると思います。余談ですが、朝霞市の場合、ポルトガル語やタガログ語の方が地域社会を良くするには必要そうです。
takeyanさんがおっしゃってくれましたが、大学入試センターってのはほんとうに何がどう誰の意思で決まっているのかわからない伏魔殿ですね。

投稿: 管理人 | 2006.01.26 23:15

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