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2006.01.20

1/20 若手の分際でやるべきこと 

風邪かなぁ、と思い、帰宅後寝込むことにした。

ダイエー中内功氏のルポルタージュである佐野眞一「カリスマ」を読む。文学少年だった中内氏が満州、フィリピンの戦地で酸鼻を極める体験をして以来、猛烈な人間になったらしい。過酷な状況をかいくぐってきた自らの戦争を美化せず、インタビューで

前線にまでこんなものを持ってくるアメリカの豊かさに本当に驚きました。斬り込みに行くというと兵はみんな尻込みするのですが、敵の糧秣廠を襲うというと喜んでついてくる。何しろ敵の食糧を奪う以外、食糧調達の方法はありませんでしたからね。
私も兵も喜んだのは、Kレーションという米軍の食糧でした。タテ二十センチ、横十センチ、厚さ三センチぐらいの小さな箱に、ブレックファーストからサパー、ディナーまで三食分ぎっしり詰まっている。
例えば朝食から、コンビーフの缶詰、チーズ、ビスケットから、食事後口をぬぐうナプキン、煙草まで四本ついてくる。それをみたとたん、情けない話でずか、この戦争に勝てるはずがないと、確信しました。
と語る。

中内氏については、ダイエーの再建にあたり、老害的に抵抗勢力として報じられたし、おそらく、GMS(大型総合スーパー)の進化によって、中内氏のトラウマみたいなものは時代遅れになってしまったのかも知れない。しかし、高度成長期に日本全国にGMSが広がったのは、中内氏のこうした原体験、イデオロギーでは飯は食えない、ものを生活者にどんどん流すことだ、と確信したことが原動力だったのだろう。
本書の中で多面的であり、異様でもあり、知識人的でもあり、野獣のような中内氏の姿が面白い。

●民主党の前原が阪神大震災・小嶋喚問の日である1月17日に京都の料亭で民主党の国対幹部(若手議員)と芸者をあげて遊んでいたらしい。本人たちは、お酌をされた程度だ、と回答しているが、民主党若手議員のアナクロな政治体質を物語るエピソードである。杉村太藏であるまいに、無教養な若手議員の分際で芸者遊びなんかするなと言いたい。
話も、勉強会と称して、党内政局の対応策を協議していたらしい。どうせ横路や菅直人についていくもっと若手の議員を恫喝したりパージする算段でもしていたのだろう。そういえば先日、前原が菅直人議員を呼びつけたところもなにやら料亭めいたところではなかったか。

●初当選のときに応援した自治体議員の友人が、この料亭事件で名前の挙がった議員と決別し、民主党を離党したようだ。民主党は衆議院の選挙区支部長がその地域では封建領主より強い権限を持つ。地域でまじめに活動するなら、不真面目な議員のもとで何のメリットもない党員をやっている必要はないと思い、この友人の気持ちを受け止めている。

前原、京都で料亭宴会…1.17小嶋喚問の日(夕刊フジ)

 国会で耐震強度偽装事件に絡んでヒューザーの小嶋進社長の証人喚問が行われ、阪神大震災から11年目を迎えた17日夜、民主党の前原誠司代表ら国対幹部10数人が京都の有名料亭で宴会を開いていたことが19日、明らかになった。宴会には、「舞妓もいたようだ」(関係者)との指摘もある。前原代表らは、芸者遊びについては否定するが、民主党内部からも「こんなときに料亭とは…」との声も飛ぶ。逆風にさらされる前原執行部は大丈夫なのか。

 関係者によると、前原代表らが宴会を開いたのは、京都市中京区の老舗料亭「幾松」。

 築200年近い元長州藩控屋敷を使用した料亭で、幕末の志士が集った場所としても知られる。「維新の三傑」の1人、桂小五郎(木戸孝允)と妻・幾松が恋人だったころの逸話も残っており、屋号も彼女にちなんだ。登録有形文化財に指定されている「幾松の部屋」もある。

 問題の宴会は17日午後7時から開かれ、京都が地元の前原代表と藤村修国対委員長代理、永田寿康筆頭副委員長ら約10人が出席。野田佳彦国対委員長は公務などで遅れて到着した。

 さすがに、阪神大震災で多数の死者を出した鎮魂の夜に、踊りや歌に興じる者はいなかったようだが、参加者は一流の京会席とお酒を堪能したという。

 一般的に、幾松の本会席料理は1人1万4000円から6万円。舞妓らの花代は1人2時間4万円余。

 地元の民主党関係者は「温泉芸者をあげて無茶な遊びをしたり、祇園の目の玉飛び出るような御茶屋で豪遊したわけではないが、お酌をする女性は数人いたようです」といい、「いわゆる舞妓のようだ」と明かす。

 この日、同党の国対幹部が京都に集まったのは、例年、通常国会の召集前に行われる国対研修会のため。ただ、これまでは「何かあればすぐ国会に戻れるように」と東京近郊で開かれ、昨年は熱海で行われた。

 京都での開催について同党国対幹部は「京都大法学研究科の大嶽秀夫教授に講演を頼んだためで他意はない」と説明する。大嶽教授の講演は、おりしも国会で小嶋社長への証人喚問が開かれていた午後3時から行われた。

 出席者らは、この日の宴会について、どう答えるのか。

 永田氏は、「最低限、京都の雰囲気が味わえる店を選んだ。あんなに真面目な会はない。(阪神大震災の日のため)被災者の話題も出た」と釈明。舞妓を呼んだことは否定したものの、「女将やフロアスタッフの女性のお酌は受け、注ぎ合いのような形にはなった」と話す。

 ここは宴会の主役ともいえる前原代表の話も聞かなければならない。

 夕刊フジが取材を申し込むと、細野豪志役員室長の名前で「研修会は1泊2日で行いましたので、1日目終了後に食事を致しましたが、懇親会という趣旨ではありません。また、『芸妓・舞妓』云々のお話がありましたが、全くの事実無根」(一部抜粋)という文章がFAXで送られてきた。

 そこで、19日朝、都内のホテルで、前原代表を「幾松の件ですが、舞妓を上げられたことは事実でしょうか」と直撃すると、前原代表は「まったくありません」とだけ答え、立ち去った。

 最近の前原代表といえば、安全保障政策や皇室典範改正問題などをめぐぐって独自の見解を披露して党内で物議を醸している。18日も参院議員の研修会で、出席者から「代表のひと言は重い。重要な問題については、先走って発言するのは控えてもらいたい」との批判が噴出した。

 民主党ベテラン議員は「日程が悪い。あの日に料亭を使ったことは国民の理解を得にくい。わざわざ京都を選んだことも、党内では『今年夏の代表選に向けた票固めではないか』という見方もある」と話している。

 京都の夜は、前原代表の進退問題にも波及するのか。 

[夕刊フジ:2006年01月19日17時25分]

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コメント

日程が日程だけに神戸でやるとかそういうパフォーマンスはないんですかね?政治家なんだから。まあ、神戸でも有馬でやったら意味がないんですが。
勉強会なんて会議室でやって弁当とか取ればいいのに。
この間の私らの勉強会は公共施設の会議室で、私が家で作ったお茶のみながら朝霞地区の12月定例会の復習でしたよ。

投稿: takeyan | 2006.01.21 16:43

ふつうはそんなものですよね。
うまいもの食べるなとは言いませんが、改革を絶叫しているつもりの政治家がやることとは思えませんね。

投稿: 管理人 | 2006.01.22 09:47

うまいもの食いたけりゃ、旨い弁当取りゃいいんですよ。
私らも「料亭とか行くの?」とか聞かれますが、いい迷惑です。
せいぜい居酒屋です。

投稿: takeyan | 2006.01.22 12:14

そうですよね。政治家が料亭で芸者あげて密談やっている、なんてイメージがあるから、まじめなその他の政治家が迷惑するんですよね。

投稿: 管理人 | 2006.01.22 18:43

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