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2005.12.06

12/6 小嶋立件せよ

ドラマに触発されて、古本屋で値切って買った瀬戸内晴美「夏の終わり」を読む。自分の生き様をここまで書かなくてはならないとは、出家まで業の深い人だったんだなぁ。男と別れると決めて埼玉に近い練馬でバス通りがあるとこに転居したというのだから、大泉か石神井なのかと思うと、親近感がわく。どうでもいい口実だけど。

●マンション強度偽装問題で、偽装されたマンションのために80億円の補正予算を組み、被害者救済や建て直しに使われる。
今回の政治のスピード感は評価したい。自民党は迷走していたが、北側国土交通大臣の対応の早さが効果的だったのではないか。あとはたぶんマンション利権が露呈するのを隠蔽したい力も働いてたのかも知れない。
しかしその内容は被害者救済よりも業者救済、責任隠しという感じが否めず、また繰り返したが、以前から政治課題になっている阪神大震災、新潟中部地震、多くの水害、痴呆老人に対する詐欺、ストーカーなどさまざまな犯罪の被害者が放置されたままでいることは不公平そのものだ。こちらも早急に対応策をまとめてほしい。
一方、夕刊紙の見出しに「小嶋立件せず」と。税金を使って後始末するのだから、きちんと立件をしてほしい。小泉さんの政敵はどうでもいいようなことまで犯罪に仕立てられているのだから。
また、小嶋を野に放しておくのは危険だ。こうした多額の金が動いたときには、利権があることもある。逮捕して、身柄を拘束しないと、死体になって出てきたり、行方不明になってしまったりすることもある。もっともそれがねらいで逮捕しないのかも知れないが。

●PFIの研究をしている知人から、高知県立医療センターの問題について面白いホームページを紹介される。ラジオ番組の内容をおこしたもののようだが、組合の委員長のコメントが本質を明らかにしていて面白い。地方メディアは建前論ではなく、こうした生々しい情報が入ってきていい。首都圏にないのはこういう情報だ。

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コメント

そういえば夏の終わりを初めて読んだのは小学5年生のときでした。ちょっと内容が濃すぎでよくわからなかったりしましたが…。尼になっても時折、業の深さが垣間見えるときがあって、作家って因果な商売だなとも思いますね。

投稿: 瑠璃子 | 2005.12.07 13:16

因果なものです。物を書くというものは・・・。
瑠璃子さんの読み物も露骨ですが面白いので、楽しみにしています。

投稿: 管理人 | 2005.12.07 23:48

耐震偽装問題で一躍名をはせたのが、さるさる日記 - きっこの日記。イーホームズの藤田社長と連動してのタイアップエントリーで耐震偽装の闇を再び照らす。

2006/10/17 (火) こんな国など信じられるか!
http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=338790&log=20061017

判決後の藤田社長の告発をいち早く伝えたのが東京新聞サイト。

東京新聞『アパ物件にも偽装』~藤田元社長暴露
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20061018/eve_____sya_____000.shtml

投稿: ジャンク | 2006.10.18 14:18

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