12/3② 潔く下妻物語
志木駅前の放置自転車がだんだんひどくなってきている。特に土休日はひどい。今はまだ人と人とがすれ違える状態だが、あと一ヵ月もすれば昔のように、車いすはまず通れなくなるだろう。すでに点字ブロックは潰されている。
自転車の歩道走行も危険きわまりない。当局は法律通り罰金を科すべきだろう。
自転車のひき逃げなんて日常茶飯事。環境や経済性から自転車が見直されているが、利用者が社会の道理をわきまえないなら、自転車を利用しにくくする対策が必要だろう。
●民主党の前原が明治大学の講演で「集団的自衛権を認めないのは米国への甘え、依存だ」と発言したらしい。集団的自衛権を認めればアメリカと自立した関係という論理がわからない。気に入らない政治勢力に甘えか甘えじゃないか、そうした物言いの仕方は、93年世代の政治家の特徴だ。
一方、自治労北海道本部が、民主党の検証に入った。現執行部下では、世の中どうにかなってしまいそうだ。厳しい評価を期待したい。
「諸君」の官公労に牛耳られた民主党という記事を立ち読みした。前民主党議員で今はソフトバンク系の企業の重役になった島聡氏の論文だ。郵政民営化に郵政関係労組が反対したからいけないという書き出しで、労組は無条件で民主党を支持することを前提にされている。労組は政治家より組合員の利益を優先すべき組織なのだから政党の考えに合わなければ応援しない自由はあるはずで筋違いの論建てだ。
しかしこの論文は面白い。著者は鳩山氏、菅氏、岡田氏の側近として党首退陣劇を間近で観て、民主党の若手議員がスキャンダルを持ち出して党首を引きずり降ろすことが習慣化されていて、そのことが大問題だ、という話で終わっている。私の勝手な想像だが、前原とその周辺のことを指しているのではないかと思う。鳩山氏、菅氏、岡田氏が党首を辞めさせられるときには、いつも前原周辺ががやがやしている。
●「下妻物語」を観る。面白い。まじめな世界がばかばかしい話ばかりなので気晴らしにいい。
民主代表、集団的自衛権「認めないのは米への過度の甘え」
民主党の前原誠司代表は2日、都内の明治大学で講演し、現行憲法の解釈では行使できない集団的自衛権について「憲法改正で認めるのはけしからんと言う人がいるが、集団的自衛権を認めないのは(米国への)過度の甘え、依存だ」と述べた。同時に「集団的自衛権を認めると明確に言って、行使はできるが政策判断で行使しないと言った方が国家として成熟しているし、自立している」と強調した。 (日経12/2 19:01)
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コメント
SEIUとチームスターのAFL-CIO離脱でも問題になったように、アメリカでも政党への支援は見直しが進んできていますね。といっても、いっぽうで既存組合員からの支援でアグレッシブな組織拡大作戦をすることが既存組合員の利益にかなうのか、というのも議論のあるところのようです。しかし、政治もしない、組織拡大もしない、ではジリ貧ですし、日本でも似たような構図なんでしょうか。
投稿: ムラコ | 2005.12.04 03:50
ムラコさま
ジリ貧は日本の方が深刻かも知れません。
既存の組合員の利益の保護と、労働者全体の利益の増進とのバランスは難しいです。
スウェーデンやドイツのようにほとんどの賃金労働者が労働組合に入っていれば、この矛盾の問題は起きません。にわとりが先か卵が先か、という問題になります。労働組合の社会性の回復には、何と言っても組織率の回復ですが、そのための計画は各労組にあっても、戦略はまだありません。各労組の組織拡大部門のスタッフが苦悩しているところです。
投稿: 管理人 | 2005.12.04 08:46