12/15 いもづる式
地域福祉計画の市民委員会がある。まとめた計画を実現するための仕組みを検討した。委員のみなさんが福祉について楽しんでやっていきたいという意気込みが見えてきた。
帰宅時、朝霞台駅ロータリーとそこに通じる道の違法駐停車が激しい。バスが多いのに、この違法駐車のために単線の路面電車のような運転をしている。当然、遅延気味だ。何台かは常連でいつも駐車している。徹底した駐車違反の取締を求めたい。
放置自転車もひどい。放置自転車の容認が私交通依存の生活スタイルを導き出し、駅周辺への違法駐停車へと展開している。自動車と自転車の一体的な取締、まちづくりなどの対策が必要ではないだろうか。
●マンション強度偽装問題で、NHKのインタビューに答える姉歯建築士の話から。
姉歯氏に仕事を持ち込んだ木村建設の東京支店長が強度を維持しようとする姉歯氏に「もっと鉄筋を削らなければ他に仕事を持っていく」と脅かされたと証言。
もしこれが本当なら、他に持っていくことのできる構造設計の建築士がいたことになる。となると、その建築士も木村建設の欠陥建築の設計をやらされていた可能性がある。さらに新しい疑惑ではないか。木村建設に出入りした建築士を徹底的に調べる必要がありそうだ。
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コメント
窓の最寄り駅も、路上駐車は目に余るものがあります。ただ、駐輪は、一部地域を除いてはさほどひどくはありません。行政側が駅周辺の駐輪場以外の駐輪を認めず、シルバー人材センターのおじさんを使って定期的に撤去しているためでしょう。
先日、東京に行く用事があった時にミニパトが取り締まっていました。それを聞きつけた違法駐車の運転手は、蜘蛛の子を散らすように車を移動させていきました。がんばれ警察!
ちなみにパーク&ライド推進派の窓は、ちゃんとコインパーキングに止めているので、違法駐車追放は大歓迎です。
姉歯氏の件ですが、他に構造計算の偽造をしていた建築士はいたのは想像に難くないです。
下請建築士の悲哀はよく分からない部分が大きいのですが、実際、下職(出入り業者)の単価たたきを行うことが日常化しています。これは木村建設も他の有名住宅メーカーもそうです。その中で安いので生きるために仕方なく手抜き工事をするという業者は少なくないです。手抜き工事はあってはならないのですけれども。
で、ピラミッドの頂点にいる総研もヒューザーも木村建設も平成設計もピンハネして儲けています。
それを知らない消費者は「安い」といって買っていってるわけですが、「安さ」の競争の中で「品質」の低下が目立っていることを消費者も直視すべきです。
この状況があと10年も続けば、技術力のある職人は枯渇し、より低価格で低品質の物件が大量に市場にあふれてくるという危惧を持っています。
「適正」な競争と「適正」な利潤が、一定の品質を維持する、ということを忘れた一例がこの事件ではないでしょうか。
投稿: 窓灯り | 2005.12.16 23:52
昔はマイカーがこんなにうじゃうじゃしてなかったのですから、マイカーを使わせているまちづくりがもっと問題です。もっと歩く人に楽しくやさしい街にしていけば、ここまでなるかという感じがします。バスにインセンティブをつけるために、駅のロータリーに料金所をつくるというのも1つの考えかも知れませんね。財政難だし。
規制改革信者は、競争すれば安くていいものができる、と盲信しているのですよね。ところが消費者が見抜けないこと、消費者が選択の優先順位が低いことというのは、徹底的に手抜きされるということを見落とした議論だと思います。朝霞市の民間委託の保育所などはその事例です。砂を食べた子どもがいたら砂場遊びを禁止してしまう、など紙に評価されないことは首を傾げたくなるようなことをしているのです。そんなこと選ぶ「消費者」にはわからないわけです。
税源がない、財源がない、公共の力をつけなくてはならない、そんなことからチチンプイの規制緩和は右も左も翼賛していますが、これが社会を相当めちゃくちゃにして、将来的には国力も社会力も落とし込むし、構造偽装のように、大きなつけを払わされることになると思わざるを得ません。
投稿: 管理人 | 2005.12.17 09:13
こんばんは。相変わらず頑張っていますね。
この季節になるとただでさえ狭い駅前のロータリーはバス・タクシーに加えて大量の送迎用マイカーが陣地取りをするので、歩行者にも負担がかかります。マイカー運転手の運転技術があまりにもひどく、急発進・蛇行運転は当たり前なので…。取り締まる方も容易ではないようです。
例の構造計算偽装問題ですが、ひとつ気になる事があります。それは建築の構造計算偽造「だけ」に話題が一点集中している事です。コストダウンは設計のみならず資材にも当然かかるはずなんですが、どのメディアも(おそらく)取り上げない。おかしな事ですね。
激烈なコストカット(=多額のマージン料確保)政策はこれまで保ってきたはずの品質を圧倒的に落とす事になる。しかも自覚的に落とすからなおさら手に負えない。これは自由競争や構造改革を盲信している人達にも当然ふりかかってくる大問題のはずなんですが……一体何を考えて生きているのでしょうね(たぶん何も考えていない、あるいは思考停止・無視なのでしょう)。それに規制緩和自体ある意味自殺行為に等しいと思うのですが、止まらないですね、政権やマスメディアが「あれ」では…。今や完全に弛緩してしまった感があります(実際は単に「ふざけている」だけなんですが)。
今の社会「弛緩」は怠惰が嵩じた結果でもあるわけで、引き締めるにはかなり根性が必要になると思います。伸びきったバネはそうそう元には戻らないものです。
以前はこんな言葉もありましたね。「安かろう悪かろう」 別にプロ市民(失敬!)でなくとも知っていると思いましたが…私のようなド素人でも覚えている言葉…「伝わらない言葉」というのは実にたくさんあるのですね。
投稿: 匿名さん | 2005.12.25 00:31
ほんとうに伝わらない言葉を感じたときに、これはイデオロギーが自分か相手か両方にあるんだと実感する瞬間です。
規制緩和の問題点があって、良い緩和と悪い緩和があるんだ、とどんなに具体的事例を挙げたり論理的に言っても、悪い規制緩和をする方が規制するよりずっといい、などと言われ、通じないときが多いです。
でもリスクは確率論です。マンションで騙されてしまう人も騙されない人も全員じゃありません。病気になるのも要介護になるのも全員じゃありません。たまたま確率でラッキーな方で生きてきて、想像力が貧困な人には何いっても実際地獄を経験しないとだめなのかも知れません。
物やサービスが安くても悪いとは限りません。そこが難しいところです。だからこそ生活者・消費者が守られる法体系がないと危険です。それと自分を守る知識をちゃんと国民に注入すること。国民保護とかそういう言葉が流行していますが、何も防衛力と治安だけじゃないと思います。
投稿: 管理人 | 2005.12.25 02:39
今度は「国民保護」が流行しているのですか。まあ、これもミスディレクション・ワード(感情論を煽って視点を他に逸らすという意味で)である事はもはや誰の目にも明白だと思いますが、この意味を事細かに説明するのも話す側・聞く側共にかなりの知識量が必要になりますね。そして普段何も考えていない人に説明しようとすれば嫌われ、一方的な自己主張しかしない人に対して説明しようとすると良い・悪いの二元論対立でまた揉める。議論にすらならないのかもしれません。ただ、こうした形で継続的に訴えかける事は絶対に必要だと思いますよ。今後ここで自分を守る知識を得る人も出てくる事でしょう。徒労だけに終わる事はないと思います。
投稿: 匿名さん | 2005.12.25 10:47