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2005.11.08

11/8 谷垣蔵相、増税で一馬身遅れる

谷垣蔵相は首相レースから脱落したのかも知れない。

谷垣蔵相が政府税調の答申をふまえ、増税の議論をおこしている。政府税調の増税案は筋が悪いと思うが、機能する政府をつくるには一定程度の増税は避けられない。谷垣蔵相はそれをふまえての発言だろう。

ところが、小泉首相の意向とも思えるように谷垣蔵相が財政再建の文脈で増税をぶちあげると、安倍官房長官、中川国対委員長、武部幹事長、一斉に増税反対を言い出した。そして財政再建の対案が出せないのか一様に「支出切りつめ」という。そして昨日は小泉首相までが「支出切りつめ」を言い出した。

支出切りつめて財政再建なんかできるわけがないことを再三提示したので再論はしないが、例えば全ての公務員の給料を5%カットしても、せいぜい1兆円しか出てこない。10%カットしても2兆円。1000兆円の財政の債務を埋めるには、われわれが歴史から忘れられるぐらいの時間が必要になる。

しかし、「増税」という言葉は、先の総選挙で小泉氏を圧倒的に支持した「主婦感覚」やDQNの怒りの琴線に触れるのだろう(払ってもないのに)。それに迎合して好き勝手やっている小泉イエスマンたちは、まともに国の将来のことなんか考えてはいない。
財政を立て直すには、蔵相の言うとおりに増税をするか、でなければ赤字国債を凍結して経済不安がおこならないように経済をコントロールすることのどちらかしかない。支出切りつめなんて、誰もが傷つかないような言い方が誤魔化しだと思うのだ。

小泉政権の負の遺産を精算できる後継候補が谷垣蔵相ではないか。彼の主張の中で、小さな政府論以外はおおむね妥当性のある穏健な政策が並ぶ。小泉氏ができなかったこと、壊してきたものを修復できるような人物だ。だから他の後継候補は嫌なのだろう。増税問題で谷垣氏を国民とともにスケープゴートにして、後継の道を絶つ。意外と早く1人の結末はやってきた。

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