11/7② 魅力ある市民のリーダー
今日、市が市民委員会がまとめた地域福祉計画の文案の一部を勝手に削除した問題で、担当課である福祉課と策定委員会の委員長、副委員長、市民委員会の委員長で話し合いが持たれた。
策定委員会は文言の復活を進めることを条件に承認したが、市民委員会の委員長に、話し合いも合意もなしに削除された案では納得できない、と強く主張してくれたようである。
委員長のとった行動は、当たり前と言えば当たり前なのだが、他市に比べて一周遅れで市民参加が始まった朝霞市では、まだまだ市民が市役所に楯突くことはやりにくい。計画をまとめるのに市役所側の日程も詰まっていて、委員長の言っていることが通る保障は何もない。
削除がわかって話し合ったときに「いや、これからは市役所が市民参加なしに仕事が進められるとは思いません。その基本的なことがないがしろにされたのですから、それに市民が抗議したからといって、市民参加をこの先やめようなんて話になるわけがありません」と言い切ったのが印象に残っている。
委員長は、市役所が計画を削除してもよいが、それは私たちと話し合って、できない理由が説明されて渋々でも納得してからだ、と言っていた。決して市民委員会のつくった案を丸飲みさせればいいと言っている立場ではない。しかし、きちんと筋を通し、市民委員会のこれまでの労力や意欲を代表しようというその姿勢に、年長者としての尊敬すべき魅力を感じた。
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