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2005.11.14

11/14② 効果を見据えて

共産党が連合は民主党支持をやめろと決議した。

決議というのは、普通は参加者が議案を提案する権利を行使するために決議案として提出し、審議して採択する。参加者が対等でなければならない国際会議では決議案が議案である。
ところが日本のサヨクの集会の決議なんて、神社の祝詞みたいなもので、最後に聞いて安心するためのものだ。できあがった文章がどこからともない権威的なところから一方的に提案され、討論もなく、否決されることを全く想定もしていないかのように拍手で採択される(私はこうしたことは好きじゃないし、倫理にもとる行為だと思っているから、自分が運営に関与できる集会会議は議案や方針提起がある限り決議案の提案はしないようにしている)。そんな言あげだから、社会的効果はなくどうでもいいと思うが、あまり共産党にとって効果的とは思えない決議ではないか。

連合が政党との真っ白な関係をつくった場合、サヨク政党をどこまで組合員たちが支持するのか、不透明である。それに共産党の活動家があれこれ党の主張や考えを提案することを、無党派や小泉信者の組合員から「偏った人」としてパージされるのが関の山じゃないかと思う。また、無党派層のサヨク政党離れが深刻な今、組合員にとって政党支持の自由とは、サヨク政党とオサラバしていいよ、というサインでしかない。

共産党が言うべきは、労働組合は政治と一体になれ、一体になるには階級性を重んじてサヨク政党を支持すべきと言うべきじゃないかと思う。そしてできれば共産党を支持してほしい、と。

自分たちの正体を隠して、労組や各種団体などに潜入して種をまき、政党支持の自由をテコに労組や各種団体を乗っ取る方法は共産党が最も得意としてきた手法だが、今やそうしたやり方は、「正論」しか言わないもっと大きな敵にこてんぱんにやられると思う。
味方じゃないからこてんぱんにやられてもいいが。

連合は政党から独立を 共産党が決議案を提案共同通信 2005/11/14
 共産党の第5回中央委員会総会(5中総)が14日、党本部で始まり、志位和夫委員長が来年1月の党大会で示す「大会決議案」を提案した。
 決議案は、小泉純一郎首相の構造改革路線を批判。同時に民主党と連合の関係について「民主党が『脱労組』宣言を行う中で、特定政党支持に固執する路線は深刻な矛盾に陥っている」と指摘し、連合に「政党からの独立」を呼び掛けた。
 2007年の参院選では、比例5議席(改選4議席)と現有の東京選挙区での1議席を「絶対確保」目標とする方針を明記。04年参院選で議席を失った神奈川、埼玉、愛知、京都、大阪、兵庫での「奪還を目指す」ことも盛り込んだ。

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コメント

正体を隠しての宣伝、多いですね。
私の知人にもいろいろと署名してから正体を知って、利用されたことに怒っている人がいます。
まあ、本当の労働党とでもいうのでしょうか、イデオロギーではなく、労働者の代表としての権利を主張するグループが大きくなるためには、いいのではないですか。

投稿: takeyan | 2005.11.15 23:30

その労働者が自らの階層の利益に無自覚だから、やってられなくなります。
共産党は70年代、まだサヨクに発言力があった時代の感覚から抜け切れませんね。今は正体はっきりさせて、階級的な争点を明らかにした方が、勝てると思うのですけどね。
ちなみに共産党が増税に反対してくれることが、若干の増税支持の私からするとありがたいことです。

投稿: 管理人 | 2005.11.16 22:03

あと、共産党が本気で連合の中立化を求めるなら、直系のナショナルセンター全労連を解散すべきです。

投稿: 管理人 | 2005.11.16 22:04

確かに、全労連がある以上、何を言っても「ああそうですか」としか言いようがないです。
ちなみに、世間の人は◎◎労連=共産党系ということも知らないからお目出度いです。

投稿: takeyan | 2005.11.22 03:11

必ずしも◎◎労連が共産党系(民社党系である旧鉄鋼労連の流れを汲む基幹労連など)ばかりではないところがシロウトにはわかりにくいところです。
さらに全労連は共産党系なんでしょ、というと、わずかな非党員幹部を例に出して壮大な共同だとかわけのわからないことを言って反発されます。公式には共産党系であることを否定しているからわけがわかりません。
それ以前に労組がシロウトにはどうでもいい存在になっていることが厳しいですね。
この地域は連合系労組が弱くて、自治体の審議会等の委員も連合系委員が少なく、月給取りの地域での発言権が弱いのが特徴ですね。

投稿: 管理人 | 2005.11.22 07:27

そもそもサラリーマンの人々が労組を自分たちの代表としてどこまでしっかり認識しているのか、また、労組はどこまで彼らを代表できているのかと考えると寒々しくなります。
私は共産党系の労連に属する単組の執行部にいたこともありますが、別に共産党の支援者であったことはなく、それはたまたまでした。しかし、共産党系ゆえに組合員は組合に対して入れ込みにくく、いろいろと私は不満を持っていました。
本当に会社員としての権利を守りたいと思う人々にとり、頼れる存在となっていく義務が組合にはあるし、どうでもいい存在からは脱却しなければならないと思います。
思想信条的にスタンスの違う私が言うのは空々しいのですが。

投稿: takeyan | 2005.11.25 03:25

まぁ、だから月給取り6000万もいるのに、労組が抵抗勢力と断定されても誰も労組をかばわないのだと思います。
共産党系の労組って組合員には楽チンなんですよね。お任せしておけば特殊な人たちが適当にたたかってくれるから。だから一度共産党に労組が乗っ取られると職場か労組が潰れるまでなかなか奪回できない。成果がなければ必要以上に会社側を悪く言ってくれるので、フラストレーションは言葉で解決される。組合員たちはそんなものか、で終わってしまうのです。

投稿: 管理人 | 2005.11.26 00:21

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受信: 2005.11.15 07:54

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