10/20 失敗もあるしね
大分市が結婚届に離婚手続きに関する説明書を添付したという事件があった。
http://www.oita-press.co.jp/
本気だったらなかなかやるなぁ、と思った。市役所が謝ってもいいけど、受け取った側は実害ないんだから、このミス大目に見たら、と思う。離婚しないで済むような夫婦になればいいことではないだろうか。
朝霞市なんか、離婚なんてあっちゃいけないなんて言って、離婚相談はもちろん、離婚の手続きで紙に書いたものなんかなかったと思う。大分市、地方なのに準備がいい。
現実に2~3組に1組は離婚する時代なんだから、こうした知識をハプニングから学ぶことも良かったかも知れない。離婚手続きがスムーズにできないと、子どもや職業生活に悪影響をいつまでも与える。あっちゃいけないと知らせないことの弊害の方が大きい。
労働運動だって、ものわかりのいい経営者ばかりで、職場で働く人たちが全能感持って働ければそもそも要らないものなのだ。しかし世の中そうはならない。労働者の利害と最も対立する株主だっているし、経営が傾いたり、経営者が堕落しちゃったり、社会環境が変わったり、労働者がいつでもハッピーなんてありえない。だからネガティブに見える労働運動を否定する人がわずかしかいないように、人間、最悪の事態を考えて、いろいろ考えておかなくては、と仕事でミスして周囲に助けていただいた今日は特に思う。
【大分合同新聞】朝刊
婚姻届に離婚手続き説明書セット 大分市役所が添付ミス
大分市役所の窓口に置いていた婚姻届(左)と添付されていた離婚手続きに関する説明書
大分市が市役所一階の窓口などに置いている婚姻届の用紙の一部に、離婚手続きに関する説明書が添付されていたことが十九日、分かった。
婚姻届を持ち帰った市内の女性の指摘で明らかになった。女性によると、十八日午後、近く結婚する親類から頼まれて市役所から婚姻届二通を持ち帰った。自宅で確認したところ二通とも、二つ折りにされた婚姻届の内側に離婚手続きに関する説明書が挟み込まれていたため、十九日に市役所に抗議したという。
市は市役所一階の窓口と書類の記載台に、婚姻届と離婚届の用紙を置いており、必要な人は自由に持ち帰ることができる。婚姻届には「婚姻届に必要なもの」の説明書、離婚届には「離婚届に必要なもの」の説明書を挟んである。指摘を受けて、窓口と記載台に置いていた婚姻届をすべて回収して調べたところ、その中の二通にも離婚手続きに関する説明書が添付されていた。
婚姻届の用紙を持ち帰った女性は「結婚しようとする二人の将来に水を差すような、あるまじきこと」と憤慨。
市民課は「職員が誤って添付したミスであり、関係者には大変申し訳ないことをした。今後、添付する説明書については間違いがないか厳重にチェックする」と謝罪している。
[2005年10月20日09:40]
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