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2005.10.16

10/15 議員は勤め人と同じ年金に

我が家の近くの東武バス路線が増発。3時間に1本が2時間に1本程度になる。1.5倍に。公共施設に通うことが増え、このバスが増えるといろいろできるなぁ、なんて思っていたのでうれしいニュース。いままで減便が続いていたので、廃止は時間の問題だと覚悟していたが、逆になる。可能な限り利用しようと思う。
回送バスを利用した路線名ので多くは望めないが、せめて1時間に1本まで増えたら使えるが。

●朝のNHKの紀行番組を見ていたままテレビをつけっぱなしにしてたら、日曜討論を見てしまう。
議員年金の廃止問題で、民主党の鳩山が「とにかく廃止」を主張。それに対して公明党の冬柴幹事長の意見が筋が通っていたように思う。与党の議員年金の廃止案は、共済年金または厚生年金に統合していく案である。それに対して民主党のただ廃止をして、政治家の年金を国民年金一本の丸裸にする案だ。
民主党の案だと、100万も稼いでいる国会議員が1万3千円の年金しか払わず、老後は最高でも月7万程度の年金しか受け取れない。結果として、政治家の半分ぐらいは老後、生活保護受給者になるだろう。そうなればフリーターの未来と同じく100%公費の年金生活者になる。

国民は政治家にお金使うのはもったいない、という意識が強くて、議員の側も議員になることに必死で年金にまともに向き合ったこともない(そういう人たちが年金を議論するからおかしくなる)。鳩山は「民に厳しいことをお願いしていかなければならないから、まずは政治家が襟を正さないと」と言っていたが、年金のない引退議員が襟を正せるのか。

政治家の生活保障は、きちんと出すか、利権で裏から出すかの違いしかない。表から報酬を過度に削減したり、生活できない年金にすれば、鳩山のような不労所得が潤沢にある人でなければ、労組・業界団体にたかるか利権に群がるしかない。それが政治の改革になるのだろうか。

政治家が貯金するためには悪いことしなければ不可能だ。すべての年金を剥奪したとき、老後の生活費を顧問料などで集めるためにいつまでも利権にしがみつくようになり、議員引退後も実権を握って政治ブローカーになるだろう。公共事業の弊害と一緒で、政治家に年150万の年金を払うために、5000万の利潤を民間企業にバラ泣かなくてはならない。5000万の利潤をばらまくために、6億円の公共事業を用意しなければならない。

さっさと引退してもらうためにも、普通の人並みの年金制度が必要だ。

今の議員年金は廃止しても、議員はサラリーをもらって農業か不動産業以外は兼業が不可能な勤め人と一緒なんだから、勤め人と同じスタンダードで社会保障を考えるべきだ。つまり年金は共済年金、厚生年金と統合するのが一番妥当な解決策だ。もちろんそうすると国庫負担がある。でもそれは雇用主責任で、今の青天井に給付にあわせて国が赤字を負担する議員年金制度よりは良い。

議員年金廃止の民主党の考えは、前原民主党の乱暴さが表れる議論の1つだ。

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コメント

ある程度の待遇がないと、まともな人材がこないと思います。
ただ、国が七割負担というのは理解が得られないでしょうね。

投稿: takeyan | 2005.10.19 01:15

民主党の議員年金の議論はただ我慢するだけです。我慢して清貧な政治家が出てくるかというと現実には逆でわけのわからん資金調達能力の高い人だけが政界でのしてきます。山口敏夫がいい例です。
秘書も付かない、政策調査費(経費補償)もつかない、社会保険はみんな割高なものばかり、そんな環境の中で、なかなか優秀な人材から避けられているような感じがしています。
普通の人を政治家にしたいなら、普通の待遇を認めよ、と思います。

投稿: 管理人 | 2005.10.19 01:21

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