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2005.10.14

10/13 層化していく風景

1日伝票とにらめっこしながら帳尻あわせをする。

●今月末、有楽町線にも女性専用車が入ることになる。しかも一番便利な上り電車の最後尾がそれになる。痴漢がいることがそもそもいけなくて、被害予防の選択肢として女性専用車があるというのはわかるが、一番便利なところに女性専用車を置くことにあまり納得できない。もっとも混雑がひどくて私は使わない車両ではあるが。

●三浦展「下流社会」を読む。読み終えた本が書類の山に埋もれて見つからない。とにかく健全な中産階級はこの日本から消えつつあり、年収400万未満の無教養でファーストフードや郊外型スーパーだけで生活する人と、年収1000万以上の高学歴を再生産する層とに分化するらしい。そのどちらにも付けない商売はこれから廃れるらしい。通勤電車なんか典型的な例かも知れない。
あと、下層団塊ジュニアの5Pというのがあって、パソコン、携帯電話(phone)、プレステーション、ペットボトル、ポテトチップスを愛用しているとそうだという。なるほど。
下流社会におちていく若者は、「自分らしさ」を大切にし、寝てばかりいて、自分を安売りして生活満足度が低い。だから瞬間的な幸福感を得られるカーニバル的なノリが大好きで、サッカーや小泉ブームに熱狂的になる。

結婚は階層固定化しているという話が面白かった。題材は宮台真司。エンコー少女だブルセラだといろいろ言ってきたのに、そうした少女の身元保障をするわけではなく、結婚した相手は大学教授の清純そうな若い娘で、宮台真司の生い立ちそのものだったという事例には笑えた。
篠田節子の「百年の恋」というドラマ化された小説があって、主人公の年収200万のライターが年収6000万の外資系金融機関で働くキャリアウーマンと電撃結婚し、主夫生活に入るという小説。三浦の説では、年収が低くてもライターという知的労働だからありうることで、単純な肉体労働や、もっと苦労が見えにくい工場労働者だとキャリアウーマンが相手として選ぶことはほとんどありえない。

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コメント

私も読みました。昨日の記事とも関連しますが、商店主たちはこれを読むべきと思いました。いかに商店街が層化していく中で隘路にはまり込んでいっているか認識すべきです。このような社会をどのように認識してどう行動すべきか、自治体、コミュニティがグローバル市場経済の防波堤となって、生活の安心を守っていく、そういう視点が必要なのではないかと最近思っています。

投稿: wacky | 2005.10.14 09:05

宮台さんが新妻のことを「天使が舞い降りて来たような」とラジオでのたまった時、丁度夕食の準備をしていた私は、吹き出して、危うく庖丁で指を切りそうになりました。
宮台氏のおじいさんも確か天皇陛下に御進講申し上げたことがある学者とか。月並みな言い方ですが、宮台さんも収まる所に収まったったってことでしょう。やっぱり笑っちゃいますけど。

投稿: はちきん | 2005.10.14 09:28

宮台さんが新妻のことを「天使が舞い降りて来たような」とラジオでのたまった時、丁度夕食の準備をしていた私は、吹き出して、危うく庖丁で指を切りそうになりました。
宮台氏のおじいさんも確か天皇陛下に御進講申し上げたことがある学者とか。月並みな言い方ですが、宮台さんも収まる所に収まったったってことでしょう。やっぱり笑っちゃいますけど。

投稿: はちきん | 2005.10.14 09:28

宮台氏が言い始めた「学校化」社会は、階層をふるいわけ、そして階層を再生産していくというわけですが、彼もその中にハマっただけのことでしょう。言ってることとやっていることは同じってことですね(笑)。(年上で子連れ持ちの速水由紀子と、事実婚を解消したところまでしか知らなかったですが、今度はまさか20歳もはなれた相手と、貞操を守る婚姻形態なのかというところは興味深いです)。
上流と下流に二極分化していくのはわかりますが、指摘の5Pは、上流にもなじみがあるように思いますね。ジャンキーなイメージなんでしょうが。

投稿: 御神崎 | 2005.10.14 22:53

宮台の結婚式に呼ばれた友人の話です。
結婚直前に電話で「結婚してもかくれて浮気するから大丈夫!」とわけのわからないフォローをされたとのこと。なんだか、正統派ダメオヤジという観が。

投稿: 月子 | 2005.10.14 23:58

宮台真司の言行不一致的結婚は盛り上がりますねぇ。でも文化人ってそんなもんでしょうね。10代の頃からフェミニストが自分よりなにがしか上のエリート男しか結婚しない現実をさんざん見ることができましたのでわかるような気がします。

ポテトチップスと携帯電話には強烈に感じますね。
とくに携帯電話。つり革にぶらさがって、あるいは電車のドアに寄りかかって携帯メールを打つ人に文化を感じませんし、携帯電話ばかりしている人には仕事の段取り悪さを感じざるを得ません。

投稿: 管理人 | 2005.10.15 00:07

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