« 9/27 麻痺する感覚 | トップページ | 9/28② 自転車マイカーのマナーの悪さ »

2005.09.28

9/28 ガソリン・道路使いたい放題からの転換

道路特定財源の見直しが踏み出され、歓迎したい。これが公共交通の建て直しの交通総合財源化すればベストだし、一般財源化しても、マイカー族のつまらない欲求のために行われる無駄な道路整備が抑制されて、よい。

ただし心配なのは、単にガソリン税の減税になってしまったら、道路は整備されないのに、マイカーに乗る人、乗る距離が増えてしまう。鉄道、航空など公共交通は走行路面を受益者負担で整備しているのに、マイカーだけがただで道路使いたい放題というのも、どうなのだろうか。
すでに選挙中、公明党が自動車保有税を半減させるとわめていてて、マイカー族しか喜ばない政策を訴えていた。それでいいのだろうか。

私のように基本的に自分では自動車・自転車は運転しない、と決め込んでいる人はともかく、交通弱者は高齢者や母子家庭など社会階層である。そうした人たちの暮らしを犠牲にした、大衆迎合的な「小さな政府」にならないことを願いたい。

●経済同友会の北城狢太郎が原油高に悩む運輸業界が運賃値上げを考えていることに「官の発想」と批判。北城のIBMはどうなのか。つまらないシステム開発を頼んでも100万単位の請求書を回してくる会社が言うせりふだろうか。

これまで運輸業界は無謀な料金競争を続けてきた。北海道では、段ボール一箱、100キロの道のりを300円で運ぶ業者もあった。石油をじゃぶじゃぶ使い、労働力をこき使い、限界で運送業者はたたかってきた。そこまで追いつめて、原油高というやむを得ない経済情勢の中で値上げすら許さない、財界の勝ち組。

安いことに勝ることはない、という単純な理屈が我々の生活の首を絞めていくことは、先日、努力貧乏働きすぎの時代に書いた。

北側国土交通相の判断は正しいと思う。原油が高くなっていることはいろいろな意味で環境に犠牲をして知らぬ顔してきた経済活動のあり方を問い直すことになるし、運賃の見直しは物流(流通業者の低賃金労働)と道路インフラ(無駄な公共事業)に在庫調整を押しつけるような商売のやり方を問い直し、社会の富と負担の適正な配分をめざす機会と受け止めるべきだろう。

余談だが、その勝ち組会社の労組は共産党系だったりするのだ。

「すぐ値上げは官の発想」 北城氏、国交相の対応批判
 「コストが上がったら価格をすぐ上げてくれというのは官の発想。政府がいちいち意見を言う必要があるのか」-。経済同友会の北城恪太郎代表幹事は28日の記者会見で、原油高に苦しむトラック業界などが運賃に価格転嫁することに荷主企業の理解を求めた北側一雄国土交通相の対応を批判した。
 北側国交相は27日、日本経団連の奥田碩会長に対し「運輸業界は零細企業が圧倒的に多く(原油高に対応するには)荷主側の企業の理解が不可欠な状況だ」と、荷主がトラック業界の厳しい状況に配慮するよう協力を要請。奥田会長は、関係者による協議の場を設ける考えを示していた。(共同)


|

« 9/27 麻痺する感覚 | トップページ | 9/28② 自転車マイカーのマナーの悪さ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/44442/6161292

この記事へのトラックバック一覧です: 9/28 ガソリン・道路使いたい放題からの転換:

« 9/27 麻痺する感覚 | トップページ | 9/28② 自転車マイカーのマナーの悪さ »