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2005.09.10

9/10 私の選挙最終日

選挙の応援に町田に行く。介護保険制度の創設に市民として関わり、その後「福祉の専門家」として民主党議員になった石毛えい子さんの応援をした。小泉直系の自民党候補の前にあと一歩。
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しかしその小泉直系の自民党の伊藤公介候補の事務所の看板は「YESNO郵政民営化」!?意味がわからん。

町田駅頭でビラ配布をするが、ホワイトバンドをしているお兄ちゃん、お姉ちゃんがたくさんいた。しかし彼らは他の人よりもビラを取ろうとしないどころか、冷ややかな視線を送ってくる。ホワイトバンドをささやかなお金で自発的に買うのもいいけども、自分たちが納めたり、自分たちが働いた職場が納めたもっと大きな税金を自分たちが貧困解決のために振り向けるよう、政治の意志決定に厳しい視線を送る必要があるのではないだろうか。本来ならこうした街頭の運動員にいろいろ質問をしたり、意見したりしてもいいぐらいだと思う。
一方、駅頭では最後の演説会だったので、この間石毛えい子さんが取り組んできた、難民認定してもらえないクルド人難民たちが選挙権もないのに横断幕持って聴衆として応援にやってきた。こうした国会議員ではなければできない地道な活動が評価してもらえるのだろうか。有権者が必要としてくれるだろうか。

前回の都知事選挙でも、平和運動の人たちに選挙への参加を呼びかけたら悪罵に近い言葉を投げつけられたことを思い出す。平和や貧困の問題が自分の信仰告白や祝詞であっていいのか、私は疑問に思う。やはり世の中動かさなくては。変えなくては。

今回の選挙に関して興味深いブログを発見
①「世に倦む日々」。
②「とくらblog
③「きっこ日記
④「YamaguchiJiro
とても参考になります。状況証拠はあっても物証のない話をどう見ていくか、ブログ情報は役割が大きいです。
政治なんてほんとうに物証が残らない世界だから、こうした整理が必要です。

終盤戦、自民党は、郵政民営化だけではボロが出るのか、公務員叩きと労働組合批判に特化し、国民の間の憎悪を煽り始めた。労働組合員が特権階級?パート・派遣労働者に対すれば恵まれているが、パート派遣労働しか職場がないようにしてきたのは小泉政権と取り巻きの御用審議会委員だ。そして自民党政権はもっと恵まれている土建屋のボスや社会保険を食い物にする医療業界、高級官僚など地方での特権階級の支援を受け、彼らのために税金を浪費してきた自民党に言われたくない。改革を止めるな、というなら医療保険の抜本改革こそやってみるべきだ。でも医師にメスを入れる改革について何一つ言及されていない。


労組批判が高じてくると、私の職場は公務員の組合員が多い労働組合なので、小泉首相の格好の標的になる。おそらく選挙後、猛烈な政権からのバッシングを受けることになるのではないか。そのときに単に力関係の議論をせず、国民合意と組合員の落としどころと納得できる主張をきちんとしないと、大変なことになるだろう。ただそれを超えて、権力機関を使って猛烈な方法をとられるかも知れない。

それでもまだいいのかも知れない。潰される前にたたかう機会があるから。流通業やサービス業に働く多くの人は、たたかう前に職場や生きる保障が勝手にどんどん切り崩されている。それが、この小泉政権の成果だ。
そして不思議なことに、そうして職場を奪われたり、不安定雇用にいる人が、小泉を熱狂的に支援しているらしい。自分が幸せになろうとしないで、他人が自分と同じような不仕合わせになることを願っているのだろうか。

帰宅前、池袋東口で公明党ががなっていた。下品な演説内容だったし、下品な音声だった。公明党はしきりに労組批判をしていた。
だったら言いたい。私の勤務先の労組も連合結成前後、近畿圏や埼玉を中心に、共産党系組合の職場の圧制から組合員を守るために、創価学会員とともに組合を再建し、彼らを庇護した。品のない労組批判をするなら、労働組合は強制加入ではないのだから、脱退して清く正しい創価労組を結成したらどうだろうか。自分たちは連合の力を借りて庇護されながら、そもそもの存在悪のような言い方をすることは大人のすることではない。
その公明党の演説会場の中に、一所懸命小池ゆり子のビラをまいていた運動員が3人ぐらいいた。公明党の運動員の添え物状態で、まさに公明党の小池ゆり子といった様相をしめしていた。

あす投票を済ませれば私は選挙から自由になれる。本当にせわしい一ヵ月だった。そして下品な争点にまみれた最低の選挙だった。

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コメント

選挙運動お疲れさまでした。結果はまだわからないけど、Blogのテキスト通じて黒川の成長ぶり(おこがましいですけど)を読み取れたような気がして嬉しかったですよ。

投稿: 寺男 | 2005.09.11 03:05

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