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2005.08.31

8/31 努力貧乏の働きすぎの時代

●「プリズンホテル」を読む。面白かったが、何かおきるかわくわくさせながら、意外と落ち着くところに落ち着いた終わり方をして、全体ではいまいち。

●通勤電車の中で、森岡孝二「働き過ぎの時代」岩波新書を読む。技術革新や情報化で仕事が効率化しているとともに、いつでもどこでも仕事に応えなくてはならなくなって、かえって人間性を喪失した労働環境になっているという現実から、さまざまな問題提起をしている。引用文がいい。

買い手としての私たちにとって、より良い製品やサービスを求める選択が簡単になればなるほど、売り手の私たちは消費者をつなぎとめ、顧客を維持し、機会をとらえ、契約を取るために、ますます激しく闘わなくてはならなくなる。この結果、私たちの生活はますます狂乱状態になる。

24時間の郊外型スーパーができて、コンビニができて便利になる一方で、そんなところぐらいしか働き口がなくなっている現実がそれだ。そして、この狂乱状態の枠外にいる人だけが、つなぎとめられる消費者としてのおいしい思いをしている。つまり土地持ちの資産家、その子弟の大学院生とニート、公務員・教員、シンクタンク職員たちだ。そして彼らに対する必要以上の反感、嫉妬、風当たりも起きてくる。「民間はこんなに努力しているのに」と。でもそれは努力貧乏というものだ。でも、そうしないと目先食べていけない。無産者はやるせない。

それはともかく、ケインズ経済学が否定され、社会のパイを増やさずにがんばることがイデオロギーになった。社会の繁栄の源が、すべて需給の力関係と、それをシフトする個々人の努力の問題にすりかえられてきた。そうなると収奪しかない。低位安定のように見える労働政策や労働組合のふんばりは、収奪の邪魔者なのだろう。その絶叫して労働組合を批判し、収奪を正当化して言いくるめるのが、小泉構造改革だ。あるいは民主党の半分もそんなことかも知れない。
小泉は労働組合が国民の敵だと選挙演説で絶叫する。国民は自分が収奪される側であることを全く気づかず、収奪する側に立っていると勘違いして絶叫に聞き惚れている。

私は小泉構造改革も、規制緩和の盲信も、イデオロギーであり宗教のようなものだと思っている。結果的に人や社会を幸せにしようがしまいが、正しい、ということを前提に議論されているからだ。しかしその猛威は激しい。民主党の半分はそのいわしの頭を疑えない。だから金子勝にバカにされ続けているし、内橋克人にも相手にされない。

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2005.08.30

8/30 次は年金の民営化だぞ

NHKは森・小泉・安倍放送局なり。党首のインタビューで小泉にはいくらでも自由にしゃべらせたのに、民主党の岡田党首には少し話したところでつっこみまくり。不公正なり。しかし、小泉が自己陶酔で異様な感じだったが、岡田はそれでもきちんと反論できている。

小泉が、郵政民営化ができれば年金が良くなる、と言いふらしているが、末恐ろしいことを想像してしまう。郵政民営化で年金が良くなるわけがないのだ。根っこが同じなのは財政投融資に資金が運用されているということであり、その話からいけば郵便貯金、簡易保険を民営化するのにとどまらず、公的年金まで民営化することになるかも知れない。そうなればわれわれは、常に積み立てている年金がきちんと運用しているのか毎日、仕事もうわの空で銀行の投資先とその株価に目を光らせなくては成らないし、公務員の何倍もの賃金を取っている銀行のディーラーのために、毎年元金の1%以上の手数料を払い続けなくてはならないのだろう。

公明党が税金の無駄遣いをなくす、だって。噴飯ものである。年金を払わなくても、生活保護受けられるから、と利益誘導やったり、自動車保有税を下げてやるだとか、国民に甘いことばかりではないか。行政から漏れてくるお金を弱者に配分してきた政党の言うべきことではない。

共産党の民主党増税を批判するのは原理的におかしい。民主党は、子育て支援として行われている所得税の配偶者控除と扶養控除を廃止して、その財源で児童手当に置き換えるというもの。国民全体ではプラスマイナスゼロだし、高所得者を優遇してきた扶養控除から低所得者を優遇する児童手当に変わるのだから、低所得者にやさしい政策を訴える共産党が批判するのはおかしい。日本の革新政党は財政規律と税金を値切ることにかけては新保守主義並みの主張を行い、お金の使い道の広さではソ連や中国並みだ。だからとんちんかんな民主党批判ができる。共産党が民主党批判すべきことがらは他にもあるだろうに。

社民党は憲法9条が争点と。米国追随の小泉政権に対抗していくためにはアメリカと喧嘩する覚悟も必要になる。9条護憲だけで米国追随に対抗できるのか。少し考えてみる必要があるんじゃないだろうか。

宮台真司のブログから。選挙の面白い考え方だけど、東京のインテリニートしかわからない議論かも知れません。
http://www.miyadai.com/index.php?blogid=1&archive=2005-8-27

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2005.08.29

8/29 都会といなかの政治センスの逆転

●通勤途上、自宅の周辺に「岡田代表来る」の看板。あす10時、ユニクロ朝霞店のとなり。
ここ埼玉4区は民主現職が圧倒的に強いと言われていたが、代表が告示日に応援に来るのだから、そうでもなくなっている厳しい情勢なのだろう。自民党の候補なんて念仏かお題目のように「おはようございまーす」しか話せない候補で、そんなの相手に接戦になることが信じられないぐらいだ。
ここの民主現職は、岡田党首の寝首を掻く日を首を長くして待つ小沢の軍門にいながら、岡田党首を公示日に呼ぶとは太い候補だと思うが、こんなところで民主が負けて、自民が増えたらたまらないと思うし、また比例で何とか当選する良心的な候補が玉突きで落選されてはたまらないと民主に入れるしかないと考ている。そういう下駄の雪の自分に情けない思いをするが、それについては深くは考えない。

選挙情勢について、首都圏の友人のうち何人かからは小泉さんのことを評価する声が聞こえた。一方、九州では自民党支持の親類でも小泉さんのこと全く評価していなかった。今回は地方のほうが民主が手堅く取る、都会は民主惨敗という予測が出始めたが、私の実感に近い。政治をバーチャルにしかとらえられない首都圏の人にとって小泉政治を評価できてしまうのだろう。

NHKは安倍晋三にがっつりやられているのか、自民党のことしか伝えていない。22時のニュースをニュースステーションとチャンネルを変えながら見てみるとよくわかる。八代英太が立候補するかしないか、という二番目か三番目のニュースをNHKは10分近くやっている。ニュースステーションでは、もっといろいろな選挙区の状況を伝えていた。

フジサンケイグループのSPAがそうした小泉衆愚劇場の片棒を担ぐマスコミ批判を大々的に展開していて面白い。

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2005.08.28

8/28 「祈必勝」で応援したつもり

大分への帰省、鹿児島での労組大会、友人の選挙の応援から帰ってくる。
非日常を半月も続けていたので、身も心もハイテンションな状態。睡眠も、胃腸の調子もおかしい。

senkyogimsyo
友人の選挙もいよいよ本番。公示前の後援会として許される最後のダイレクトメールの発送に追われた。選挙事務所はいろいろな政治家から送られた「為書(ためがき、「祈必勝」と大書きされたポスター)」がところ狭しとはりだされている。昔は労組や業界団体が推薦しましたよ、という合図のために選挙事務所に送りつけたものだが、最近は、政治家のものばかりになったし、この15年で倍の大きさになって、虚礼の代表選手のような状況に。無駄な風習としか言いようがない。
前回民主党が各候補者に配った「より素敵な政治家になっていただくために・・・女性たちからのメッセージ」では、

選挙の常識が一般の常識とあまりにもズレていませんか?
 これまでの選挙事務所というと、表には大きな立て看板があって、中に入ると壁一面に「祈必勝」の「激ビラ」や、だるまや神棚、さらにベタベタと貼られた推薦状など・・・・。
 普通の市民や主婦の感覚からすれば、決して足を踏み入れたいとは思わない、あるいは長居したくない、異様かつ違和感のある「別世界」といっても過言ではないでしょう。
 こうした感覚のズレが、一般市民からすれば政治や選挙の「違和感=壁」となっているのではないでしょうか。政治や選挙に参加してもらいたいのであれば、まず、この「違和感=壁」を取り払いことから始めましょう

と書いている。市民を遠ざける風習だからやめたほうがいいんじゃないかと書いてあるのに、送りあう。

党首クラスの議員で、1回の選挙でこの「為書」印刷のために10万以上使うと聞いた。そのほかに送料、宛名書きの専門家やボランティアへのお礼、そんなことを諸々入れるとほんとうに無駄だし、送られるほうは、「貼っておかないと、(為書をくれた)○○先生が来たときに失礼かな」なんて思いながら嫌々脅迫観念的に貼っている。市議選は広い事務所なんか借りないから、3センチずつずらしてぱらぱらとめくれるように貼っているところもあった。

そんな無駄なもの貼るより、無駄なことしない、余計なことしない、という姿勢をアピールするほうが意味がありそうだし、政策や、アピールしたいこと、行動日程など公開するスペースに使うほうがいいのではないかと思う。

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2005.08.26

8/26 野次

職場の労組の大会が終わる。地元紙が社民党を支持し「組合員の声を聞け」と野次を飛ばす傍聴者の話を紹介している。共産党系組合も一緒にやっていたころですら、委員長演説、来賓あいさつに野次を飛ばすことはなかったので、荒れた大会になるような雰囲気だった。

政党支持に関して「組合員の声」というのは実に難しく、一般的に世論調査すれば、労働組合員とはいえ一般市民と変わるわけないので、世間の政党支持率の分布にやや野党支持が増える程度だろう。ただし、組合員をひっぱって守っていく熱心な職場の活動家は、特定の支持政党をもっていて、そうした人が組合員を守っていたりするので、そうした組合員の権利擁護の代弁者として社民党を支持する活動家は多いのかもしれない。

もっとも、エスカレートする野次は、議長が厳しく制したため、最後は収束し、何とか、議事は終了した。


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2005.08.24

8/24 小沢一郎の青い鳥

仕事で缶詰が続いているので、マスコミ経由で選挙の情報ぐらいしか入らない。

田中康夫が新党を立ち上げた。郵政賛成派議員を救済したことはよいが、小沢一郎との関係や、知事職との関係が不透明でうさんくさい。

いつまでも政界再編成の青い鳥を追いかける小沢一郎の暗躍があるのかと思う。政策だとか、そんなことでいろいろ動くのだろうが、結局、自らが属している民主党がぱっとしないからとそんな動きになるのではいなか。
そうした動きはいい加減にしてほしい気持ちだ。

●小泉人気が衰えていないらしい。選挙直前に人を驚かすことをやって、本当の問題をごまかすこの首相に何度だまされれば国民は気づくのか。リフォーム詐欺と同じじゃないか。

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2005.08.20

8/20② 民でできるからといって

NHKスペシャルの水の民営化の問題点を取り上げた番組が良かった。以前、エビお気に入りのニュースキャスターが自治体の水道事業の民営化を紹介して、「水が民営化されると水道料金が安くなっていいですよね」なんて、ろくに考えてもいないことを臆面なく感想を言っていたことがあったので、NHKにも良心があるとほっとした。もっともNHKだって民営化すべきと言われかねないともいえる。

このNHK番組で言っていたのは、
①水道事業は地域独占なので、民間企業がすき放題やると、特定の職員への法外な報酬や、系列企業に不透明な契約を行いコスト高になる(民間企業なので競争入札しなくてもよい)。
②民間企業なので事業撤退の自由がある。その尻拭いは結局、政府部門が行うことになる。
③民間企業の中でも、地域密着の企業と、グローバル企業では、グローバル企業のほうが手荒なことをやり、地域社会に責任を持たない。
④一度民営化してしまった公営事業を最公営化するには膨大なコストがかかる。
というもの。特に事業撤退をつきつけられると、どんな契約していたって、チャラだからね。

国鉄や電電公社、専売公社の民営化がどうしてうまくいったかというと、国鉄には競争相手がいないと思われていたが、航空機やマイカーなどのほかの手段による競争相手がいて、独占にならなかったから。電電公社は当初独占だったが、民営化と同時に進んだ新電電の参入や通信回線の多様化などで競争相手ができてきたから。専売公社は嗜好品という競争相手がいたから。

しかし、現在小泉政権が進めている、民でできるものは民で、と何でも民営化しようとする考えは、このことがきちんと検討されていない。なんとなく、倒産がある民間企業のほうが効率的に運営できそうだ、という感覚的な議論しかされていない。

水道事業や福祉など民営化をぐんぐん進めている。今は例外でしかないが、次に小泉政権が選択されれば、今度は強制的に民営化をさせられることになるだろう。そうしたときに、水道や福祉などの選びようのない事業は、利用者が、事業者つまり企業にたてつけない、もの言えない関係になってしまって、一方的な事業を行われてしまう可能性がある。その結果、生存権をおびやかされたり、人権が侵害された状態に甘んじなければならないことも十分考えられる。

日経読者のオヤジ・オヤジOLに限らず、多くの人が、「官」の非効率をなくすために民営化を行うことが何よりの構造改革と信じ込まされている。
小泉がただ一つの選挙の争点として扱っている郵政民営化の話も、法案に反対した民主党でさえ、民営化には賛成だけど小泉首相の手法が悪い、という人が多数派だ。そして、今回の選挙でも、小泉首相が「非効率な官を民にする、なぜ反対なのかわからない」などと論理にならないことを言われると、その前にむちゃくちゃな政局運営と、衆議院の解散が行われた現実があったとしても、小泉首相への支持率が上がってしまっている。、
能天気な民営化政策だけが「構造改革」のような宣伝をしている小泉政権でいいのだろうか。そんなことを実証的に考えさせてくれる番組だった。自民党の選挙宣伝みたいなニュースの多い最近のマスコミだが、ほんとうにたまにこうしたまともな感覚を伝えてくれるものがある。

※なぜか民営化大好きの森派の連中(特に中山成彬)は、教育だけは規制緩和も民営化もしないし反対している。さらには地方の政府にもゆだねない。中央集権的な官による教育にこだわっている。まったく理解できない。

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8/20 国がくれる子育て慰謝料

各政党の選挙マニフェストが公開されてきている。

子育て支援をめくってみると、どの党も現金給付の話ばかり。財源がないので、すずめの涙ばかりの児童手当を拡大する話ばかり。5000円ぽっちをもらったからって、子育てが楽になるか、っていうの。子育てに苦労してお金使わざるを得ない人も、お金がかからない育児をしている人も、同じく5000円ばらまく、というのでは政治や財政の再配分の意味はまったくない。

中学生まで児童手当が必要だ、なんて言っている政党もいる。おむつもミルクもそんなに飲まない子どもにどうしてお金がかかるのか理解不能だ。児童手当ではなくて、子育て慰謝料とでも呼んだほうがいいんじゃないのだろうか。

その月5000円をばら撒くために、2兆から3兆、自治体の事務経費なども考えるととんでもない金額が浪費されている。ほんとう、その5分の1の財政でできるのが保育所の整備の積み残しの処理ではなゆいか。早く保育園入れるようにしてくれ。ついでに質の悪い保育園を何とか淘汰してくれ、と思う。

保育園に入る権利のない専業主婦だって、子育ての根本的な苦痛の解消は、月5000円くれることより、育児ネットワークの育成とか、全額有償であったとしても1ヶ月に1度でも私的な事情で利用できる保育所があるとか、もっと違う方法があるのではないだろうか。

●選挙準備期間なのに、砂湯に漬かってくる。腰痛や足の疲れに効く。

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2005.08.19

8/19 肩の力の入れ方抜き方

少しぼっとするので、喫茶店に行く。とてもおいしいマンデリンが出る。

喫茶店の客の男性2人が選挙談義に華を咲かせていた。適当に楽しみながら、真剣なところでは怒っていて、傍で聞いているととても面白い。地方都市には、こうしたまともな政治感覚が残っている。
少しでも気に入らないと、政治を拒絶して、小泉みたいのにさっと乗せられてしまう、大都市部の有権者とは大違いだ。怒りながら、面白がりながら、投票に必ず行く、ということが大事だ。

民主党には、今のかたちを守り、変なことしなければ勝てると言い切っていた。田中康夫とか、イッちゃっているエコニミストに閣僚予定名簿に入ってもらったりしないほうがいいのではないだろうか。最大政党幹事長にはヒットマン送りたいよなぁとか、宗男がやればいいんだ、とか、とにかく心の中で笑わせてもらった。

別府で特捜最前線の横光事務所を発見!訪ねてちらしをもらってくる。

午後は、障害者の雇用創出で、ソニーとか、ホンダとか、富士通とか、オムロンとか、日本の錚々たる企業が子会社をつくって福祉工場を運営している「太陽の家」に行ってパンフレットをもらう。棚の間が広く、障害者も働けるし、誰でもが利用できるつくりになっている。非常に参考になる施設だった。時間がないのでヒアリングは次回以降にしたいと思う。スーパーも経営している。
別府市は転地療法による温泉療法の盛んだったところで、そのため施設が多く、そして傷病者や障害者が多い。そのため、こうした

その後、由布院に向かい、亀の井別荘の中谷健太郎さんをたずねる。市町村合併で、玉石混合何でも湯布院になるということで、由布院という地域の暮らしの中に、外から受け入れていいもの、悪いもの、その峻別を生活から編みなおすことが必要になっているという話を聞く。秘書から市町村合併に反対する運動や、地産地消の話などを聞く。その後、由布院でお湯につかって帰る。

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2005.08.18

8/18 社民どん亀党結党宣言

里帰りを中断して、2日間選挙の応援に行ってくる。突然の選挙で、どこも人集めがままらない状態だ。

民主党の左派系候補と、自民党の3世候補が激突し、共産党支持層の半分が民主に入れるぐらいの選挙区に入った。ところが17日、そこへ社民党が候補を擁立することになった。供託金没収を免れる、有効投票数の10%という低い目標のために。現実、その選挙区では社民党の立候補で民主党候補から5000~10000票が流出する。
候補者も事務局長も「自民党で刺客を送られる話は同情を誘われるけど、野党から刺客を送られるなんて笑い話でしかない」と憤怒していた。

社民党については、公明党のような存在になれるか、国民新党のような存在になり下がるのか、もはや決着は着いたような感じがする。私は後者とみている。

先の衆議院選挙では、社民党が逆風の中、民主党と選挙協力した地域については着実に票を出すことができた。小選挙区でもかつての大政党に遜色のない票は確保できた。しかし協力しなかった地域については、ただ単に左翼や北朝鮮関係者とのダーティーなイメージを一身に背負い、供託金没収という結果になっていった。
私は、民主党政権の左側からのチェック役として社民党は存在価値があると思ってきた。民主党は社民連のスタンスがベースになっていて社民主義的色彩の濃い政党ではあるが、行動スタイルや、構成員がフリーター同然の人ばかりで、どうしても社民主義的な政策が血や骨になりにくい。

社民党が、今の政策やスタンスを変えず、民主党の政権構想に参加し、民主党の暴走をチェックすることにとても大きな意味があると思っている。自民党にとっての公明党の連立がブレーキ役になっているように。しかし、今回、社民党が各地の選挙区で、選挙事情も考えずに候補を乱立させていく様子を見て、国民新党のような、寄る辺のない、抵抗勢力のダメさ加減を如何なく発揮する政党にしか見えないと思う。

いっそ、政界に居場所を失った社民党と亀井一派は抵抗勢力どうし手を結んで「社亀党(社民どん亀党)」を立ち上げるのも手じゃないか。ハト派的外交政策と、猛烈な内需拡大、福祉充実を掲げればいいんじゃないかと思う。その方がわかりやすいし、共産党に流れる無党派支持層も集められるのではないだろうか。
もはや平和運動とインテリフェミニズムしか取り組めなくなった社民党の力量からは、イデオロギーにこだわるハードルは低いだろう。小泉と、さらに憎き民主党を敵として。

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2005.08.15

8/15 わがルーツの

昨夜はいとこ夫婦、おばさんたちと夜中までおしゃべりをする。
わがルーツの大分県でも、郵政民営化の状況で、自民党県連が大変らしい。

寛容さが自民党の強さだつたが、それをなくして、吉田茂の保守本流へのルサンチマンだけで自民党は良くなるとも思えない。
また刺客として送り込まれる女性候補たちが、キワモノばかりでびっくり。

大分県の各地のまちおこしやまちへの愛着の話なども聞けて、子ども参加なども自然にやっていて、イデオロギー論争で子どもの街の運営への参加を門前払いしている首都圏の多くの自治体とは大違いだ。

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2005.08.13

8/12 玉のように光れ

mintou左は私の勤務する労働組合のまんがサークルの会員(民主党支持の強い地域の組合員)の描いた絵。男の臭いしかしない民主党の姿を表現しているようです。

NHKニュースが、2日も3日も前の小泉首相と郵政民営化反対グループの発言を繰り返し報道し、一握りの選挙区の話を全国的な争点かのように報じている。報道からの意図的な民主党隠しを感じる。これも安倍晋三らの対策によるものなのだろうか。

自民党と民主党が丁々発止となる選挙にならなければ、小選挙区制の良さが全然出てこない。

わが労組も選挙対策に取り組まなくてはならないが、小泉が労組が選挙に関わることを悪いことかのように宣伝しているので、今回は関わり方が難しい。世界的にも労組が政治に関わることをとやかく言う国は日本ぐらいではないか。支持し、票を出して、関係を断ち切ったほうがいい政治ができるという民主党議員やその取り巻きがいる。そう考えるのは自由だが、自分たちは不動産屋や医師会に支持されたり献金もらっていたりするから、何なんだ、という感じもする。
そんな環境のもとで、労組として、下手に自分たちの代弁者として組織内(お抱え)議員を紹介すると、逆手に取られてその議員たちに対する悪い宣伝に使われそうだし、小選挙区制のため組織内議員のいない選挙区がほとんど多数になってしまったので、そうした仲間意識に訴えかけるような宣伝は全国組織として効果がないだろう。体制選択とか、投票に行こうとか、具体性のない働きかけしかできなさそうだ。
労働組合が今や選挙に関わる場は地域しかない。地域の労働運動が組合に入っていない人のことも考えられる包括性があって、政治と市民、政治と勤労者の関係を明快に取り持つことができる地域は、労働組合が関わっていい選挙になるのだろう。

それ以前に、うちの組合の役員選挙の行方は・・・・。

選挙ではありませんが、あすから、次に書ける日はいつになるかわかりません。あしからず、でございます。

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2005.08.11

8/11② 気になる故郷

大分合同新聞が、大分県の民主・社民の協力の枠組みがまとまる方向と報じている。日本で一番社民党の強い地域だけに、その行方が問われていた。また、これまで社民色の強かった県内の労働団体が、相次いで民主並列支持を打ち出す中で、総選挙で野党がまとまれるか問われてる。

1区大分市は、民主、県南の2区は社民の重野氏、3区は社民党を離党した民主の横光克彦氏で野党統一候補になる。北海道以外は、社民党系の勢力がこれといった地歩を残さずさみだれ式に民主に入党したり、離党したり崩壊していっただけに、大分の行方は注目だ。また、これまでの総選挙、参議院選挙、県議選で連勝してきた成功体験がそうしたまとまりをつくることの後押しになった。

大分合同新聞 激震郵政解散・総選挙05

●小泉首相が自民党に女性候補の積極的な擁立を指示したというニュース。実際、大阪市の大平助役、中山成彬の妻、橋本聖子、小池百合子にはいろいろな粉がかけられているようだ。政府の審議会でも、フェミニスト経営者たち(男談合社会に抵抗しているのかあまりにもむき出しの市場原理主義者なので好きになれないが)を結構起用してきた。経済政策の考え方、統治の考え方、弱者に対する共感、それぞれめちゃくちゃで一刻も早く首相の座を降りてもらいたいものだが、そういうところが時代を読んでいる行動がやりにくい首相だと思う。落ち目の党は活用すべき戦術であると思う。
民主党も勝てない選挙区が山ほどあった96、00年の総選挙ではそうしたことをやったんだけど、いざ民主党にトレンドが出てきたり、自由党が流れ込んできたりすると、野心家の男性候補者が女性候補者をどんどん追放して、今は候補者は男だらけのマッスル党にしてしまった。支持率の男女比の落差を埋めることが大切だろう。
ただし、社民党のように、フェミニズムしかやらない高学歴の女性ばかり集めても、力にはならないような感じはする。

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8/10 機会のインサイダー取引 

あすは徹夜に近いイレギュラーな仕事が待ち受けていて、そのための仕込みで一日中、調整の電話。

社会人になって最初にシステム部門に配属になって、電話で難しい話を延々しなければならない仕事について以来、電話が苦手になった。かけている間はまだいいが、昼休みとか、一息つくと精神力が吸い取られていることがわかる。古い人たちが長電話を戒めるのはよくわかる。

マックシェイクが安いからと、乗り換え駅でつられてマンゴー味のを買い求め飲む。えらくまずい。バニラにしておけばよかった。

自分の将来の進路について、ふと考える。30超えると、何をやるにしてもそこそこ先が見えてしまって、踏み出す勇気や変えていく楽しみの奥行きをついつい計算してしまう。夢がない。その割に自分に策略がないので、こんなもんか、と落ち着いてしまう。日々の桎梏は昔と変わらないのに。

●島本慈子「住宅喪失」を読む。我々の世代は年金のことばかり心配しているが、実は持ち家も食い物にされることになっている。S●NYの製品がぴったり5年で故障して買い換えなくてはならないのと同じように。
つまり、耐久年数60年あるマンションを、あたかも耐久年数がないかのように信じ込まされ、さまざまな検査で過剰に不安を煽られ、その結果として、住民の多くがマンションの建て替えに同意していってしまう。その結果、年金生活になっても、住宅ローンが消えない、という話。そうした社会を煽っていった政府の規制改革会議への批判。

より民間に開放すること、より規制がないこと、そうしたことが「改革」で、どんな副作用があろうとそうしたことに反対するのは「抵抗勢力」という決めつけが社会にほとんど浸透している。「改革」が自己目的かしていて、今度の選挙で、民主党だって社民党だって、もちろん公明党も「改革」がテーマらしい。民主党が郵政民営化に反対することが後ろめたい気分で言い訳するような態度はよくない。

小泉改革が進んで、「改革」と称して、雇用が流動化して仕事は選べるようになったかも知れないけど、生活の質は選べなくなった。「改革」と称して「がんばった人」は報われるようになったが、がんばる機会はなかなか与えられなくなった。既得権益はどんどん強くなって、一部の人でインサイダー取引のようにがんばる機会をわかちあっている。多くの人はその人たちのために、生きる力をどんどん吸い取られている。しかもそれを自ら喜び受容するように躾られている。いじめられないと関係を認識できないような情けない態度だ。

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2005.08.10

8/10 委員長はつらいよ

私の職場である労組の、トップクラスの役員選挙の立候補が締め切られ、思わぬ人が出てくる。立候補の取り下げがなければ、わが労組始まって以来の競争選挙になりそうだ。職場は困惑している。新聞づくりの私の仕事も混乱気味だ。でも仕方がない。
小泉首相の自爆解散ではないけど、組織の運営に機械的な明快さと透明性が求められていて、そうしたことからかなり遅れをとってきた労組も、表沙汰になる前に話し合って調整ということが通じないようになってきたのかも知れない。

しかし、身近で全国組織の労組委員長を見ていると、そうまでして立候補したいものか、と思う。勇気のある人だと思う。今の全国組織の労組幹部においしい話はない。
労組の全国組織ともなると、ここ数年、どこも会計がらみのルールが厳格化されて、監査法人による厳しい会計監査が入っている。かつてのように委員長が「予算なんか関係ない、これが大事だからやるんだ」と決断してみても、そんな会計運用をやれば監査法人から監査不適格の烙印を押される時代になっている。
経済以上に右肩下がりの組織の中で、課題だけは増えている。で解決しようと動いても、労組そのものの社会的評価が低下しっぱなしで、中央はさらに地域以上に発言力がなくなっている。日経BP社や小泉純一郎にはいつも抵抗勢力扱いされて馬鹿にされながら。そんな状況なのに、地域で解決できない問題は簡単に中央突破してくれ、という感じでどんどん中央に責任が回されてくる。それがうまくこなせなければ、全国の不満や批判の矢面に立たされる。

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8/8 救われた障害者

解散で、職場も何も混乱状態。

解散でよかったのは障害者自立支援法が廃案になったことだ。障害者の福祉の改革は仕切り直しとなる。自民+公明が過半数を取れなければ、民主党の合意のできる内容に直さざるを得ない。
障害者の自立生活のための社会システムの整備は必要だ。しかし、自民公明が提出して国会で議論されていた障害者自立支援法は、障害者の就職を促進するような法律に見えるが、単に、障害者の福祉をサービス量に応じて自己負担を課そうという内容で、精神主義で障害者を自立させようという法律。公明党の支持者を意識してか「低所得者対策」に自己負担を軽減したり肩代わりするような考えもあるが、障害が重くて働けない人ほど自己負担が増えるという、地獄の責め苦のようなシステムだ。

小さな政府だ、自己責任だ、という言葉で、障害者、ひとり親家庭、生活保護と、一番きついところにいる人のところばかりが切り込まれている。社会保障改革の議論の順序がおかしい。社会保障財政の一番の課題は年金であり、医療だ。これから介護保険を除けば、それ以外は全体からすると10%にも満たない話だ。
年金は財政面から「改革」されたが、医療に関しては、開業医ばかりを甘やかしてきた問題に、全然といっていいぐらいメスが入っていない。ようやく診療報酬を決める中医協のメンバーに、開業医でない病院経営者団体と公益委員が入るようになったことぐらいだ。

物事の問題解決の順序から言えば、大きい問題を少しでも改革することのほうが効果が大きいのに、小さな財源で、しかも切られたら生きることすらたちゆかなくなるようなところにメスばかり入れられる。障害者福祉の財源不足は今朝の毎日新聞で170億円と伝えられている。社会保障関係の政府支出が20兆円なのだから、わずか0.1%だ。年金や医療の給付を変えればこの程度の財源はすぐ捻出できる金額だ。

もっというとこの170億円をけちることで、障害者の本人や家族が自立して生活する基盤を失い、そのために就労できない、納税できない、自立へ遠ざかるスパイラルに家族もろとも落ち込んで、経済損失が大きくなる。

小泉構造改革は、小さな政府、自己責任と言って障害者、ひとり親家庭、生活保護をぎりぎり切っておきながら、元気な人で力ある人たちの既得権益や楽しみは温存し、ときには利権化してきた。今度の選挙で小泉構造改革に終止符を打てるよう、目的が明確で、共感と連帯がある改革をめざす議員が当選して、勢力を伸ばしてほしい。

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2005.08.08

8/8 不合理な選択

小泉純一郎は本当に解散した。ようやく小泉の時代が終わる。ほんとうによかった。

めちゃくちゃな解散のおかげで、株価はぐちゃぐちゃになっている。下馬評では、民主党政権の可能性もかなり高いので、小泉大好き日経漬けの金融界は不安かも知れない。ダッチロールの自民党と、混乱の民主党と、どちらが未来があるか、その選択だろう。新しい人材に参加する余地がたくさん残っている民主党の方が未来はありそうだ。

私自身も、今の職場に入って(前の職場は雀の涙の夏休みしかなく、それも大手スーパーのために返上して作業してたので、社会人になってから)、初めて自分のために夏休みを取る。それで飛行機も親戚のおもてなしも何も手配したけど、結局パァになりそう。仕事も、公務員の給与改定「人事院勧告」の日程が決まらず大混乱している。マゾな国民しか認めない小泉大嫌い。

人事院勧告の情報を追っかけていたら、朝霞市職員の給料が5%程度下がる可能性があるらしい。物価や周辺の給料水準を反映する「調整手当」が「地域手当」に名前を変えて、率も全面的に見直しになることの結果だ。

逆に和光市は東京23区の次ぐらいの水準でこの手当が高くなる。和光市はホンダと営団地下鉄以外大きな事業所があまりないからだろう。特に従業員の多いホンダの高い給料が反映されたのだろう。それに比べて朝霞はホンダの研究所があるけど、出版、流通など給料の高くない中堅企業が多いので、その結果なのか。

給料が下がって、市の財政が豊かになるかというと、そうではなくて、国の基準なので、そもそも国から市に渡される収入予算が削られることになる。具体的には、給料を下げないと地方交付税の算定基準自体が下がるので、市の財政が圧迫される。和光市は座っていても、地域手当分の交付税の算定基準が上がるので、職員の給料を上げないでごまかしていれば、市はいろいろな財源にできる。電車で2分と違わないのにどうしてこんなことになるのか、少し疑問だ。
ま、どちらも朝霞も和光も不交付団体(必要最低限の支出より税収の多い自治体)なので当座は関係ないかも知れないが、風向きが変わればどうなるか。

小泉の記者会見が良くない。

郵政の民営化が公務員を減らす、という。国民はあたかも財政が好転するように見えるが、郵政は独立採算だし、国鉄のように赤字垂れ流しではないので、職員の給料で財政は痛まない。民でも公でも関係ない。もっと言うと、模範的で国民の評価の高い部類の公務員のいる郵政を民営化したなら、まじめな公務員の意欲がどんどん低下するだろう。
民間なら創意工夫で何でもできるような嘘を言っている。保育や介護なんか、政府のお金がなければ誰もやらないではないか。政府の審議会では、質の低い民間事業者の代弁者が、質を上げたくないけどおらのところにも金くれ金くれと言っているだけではないか。
郵政民営化の意義は、郵便貯金から運用される財政投融資の不透明な使途にメスを入れることだったはずなのに、そこで働く人たちへのバッシングに使っている。やることが品がない。
あげくの果てには労組が悪い、何が悪いと。こんな結末にしたのは、小泉さん、自分が悪いんでしょうに。総論では自民党の合意ができていたんだから。

先日、同棲で記事を書いた民主党の寺田学議員のホームページのコメント、1つ1つ光っている。感性がよい。こうした品のある議員が増えてほしい。同棲もやめないでほしい。そうした素直な議員が増えてほしい。今度の選挙は。

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2005.08.07

8/7 失格の要件

溜まった新聞を徹底的に読んだ。

6日の朝日新聞が体験者の記述を時系列に並べた記事がよい。思い入れたっぷりの体験者の記事ではなくて、各人の持ち場からの具体的な記憶をつないでいく、時間という1つの客観化された軸につないでいく、そのことでかえって一人ひとりの体験が立体的になっている。個々の人の認識というものを理解するのにはとても良い記事だった。

下品な話の郵政民営化。毎日はしっかり民主側の造反予定議員(浅尾慶一郎、まただ)を想定した記事を入れている。解散しないで済むために、民主党から何でも民営化崇拝思想に凝り固まった3~5人の議員が郵政民営化法案に賛成したり欠席して法案が成立するシナリオがある。疑惑で話題になった雑誌「選択」は、参院民主執行部に疑惑のある議員がいて、そのもみ消しを青木幹雄氏と取引した、そのため民主は造反議員を処分できないだろうと予測している。政治だからそんなこともあろうねと思うが、そうした議員は自民党に移るべきだ。

同志と呼び合う社会民主主義者仲間が就職しロシアに行く。泊まりがけの送別会があったが出席せず、悔しい思い。同志として呼んでもらったのに、義理を欠き、同志として失格だ。

●議員秘書をやっているの知り合いが群馬県のある選挙区で次の衆議院議員の立候補の準備をしていたが、民主党は別の人物を候補者とすることを決めた。その人物は、田中秀征の信頼の厚い政策秘書という経歴をもちながら、今は田中が激しく闘った相手である小沢一郎の手先になった発言を繰り返しているらしい。私の知り合いに対しては革○派だとか、さまざまなデマを流したらしい。誰でも候補者になれた旧民主時代からの困ったちゃんの残りかすである。当然、これまでの選挙はどうしようもない結果しか残していない。

●総選挙になれば民主が勝つだろうが、単独過半数は難しいのではないか。抵抗勢力が新党つくっても、そんなにブームにはならないと思う。やはり票は民主に行くのだろう。しかしその伸びは220議席ぐらいが上限じゃないかと思う。そうなると第一党にはなるが、公明党か、共産党+社民党の協力を得なければ政権は担当できず、ものすごいコストを払わなくてはならなくなる。かといって、自公じゃ数が足りないから民主に政権がころがりこんでくるわけで、とてもやりにくい結果になる。意外と共産党がキャスティングボードをとる可能性もないわけではない。

共産党の候補者240人が発表される。候補を控えて民主党に貸しをつくる、との方針だったが、それは2割の選挙区にとどまった。北関東、九州など自民と民主が拮抗しながら、共産党が候補を出しても苦戦する地域だけ、候補が差し控えられている。味方でないながら、なかなかの戦術。共産党は、前回の総選挙で7億500万円の供託金が没収されている。60人候補を減らすと、3億6000万円の節約になるし、民主にも貸しができる。
それに比べて、社民党本部は50人擁立すると息巻いている。供託金だけで3億円近くをどぶに捨てることになるし、九州で実績をあげてきた民主党との協力関係が崩壊する。大本営の玉砕戦術とそっくりで戦争の反省は何もない。その前に候補者が発掘できるとも思えない。じり貧の労組は落選確実の議員候補をたくさん抱えるのはいやがるだろうし、虎の子の県議や市議を引っ張り出せば、自治体議員まで巻き込んだ玉砕戦術となる。

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2005.08.04

8/4 一緒に暮らすことのメリット

午前中は、朝霞市社会福祉協議会のヘルパーステーションのヒアリング。
地域福祉計画の市民委員を受けた最初の頃、ある人から「民でできるものは民」といって、社会福祉協議会がヘルパー事業をやるのはおかしい、と言われた。
しかし、今日は、介護度が低くても生活自立ができない人や、要介護でなくても生活が成り立っていない人、家庭環境が難しい人の生活支援や、障害者介護など、民間がやりたがらない介護事業はやはりこうしたところで受けるしかない現実を聞く。
また、独居高齢者が孤独で、ヘルパーをつかまえて話さないことや、気が付くと悪徳商法にひっかかっていることなどもあるという。本当は傾聴ボランティアなどが入るといいし、そういうニーズについても、本来ケアマネージャーがソーシャルワーカー的に動くことが期待されていたのだが、現実にはケアマネージャーは介護事業者や医療機関の営業マンに成り下がっているか、独立事業者の場合は生きていける報酬を獲得するためにそこまで手がまわらない現実がある。
介護保険のケアマネージャーが、相談や多様なニーズの吸収をしておらず、その余波や利用者の相談をヘルパーが一手に引き受けてしまっていることなどを話していただいた。

午後、職場にソウル大学の大学院生が訪ねる。先日、ヒアリングを受けた朴先生の教え子。
日本の民主党の旧社会党系グループの研究をしている。世界でこれほど文献のない政党はない、だから研究対象にしにくい、と嘆かれる。私も手持ちの資料で出せるものはあまりなかった。

●寺田学という28歳の民主党代議士が議員宿舎で同棲と報じられている。寺田議員、でかした!

ところでこうしたことがどうして問題になるのか、以前から疑問に思っていた。ゴシップとして興味あるというところまではわかる。しかし、政治家の資質を問うかのような報道は間違っている。
同棲していて、政治活動にどのような悪影響があるのか。全くわからない。議員宿舎の私的利用とでも言いたいのだろうか。議員宿舎は各選挙区から出てくる議員が東京でホームレスにならないように、低額だが有償で提供される私生活の場だ。私的利用が良くないというのなら、ウンコもシャワーもダメだ。

そもそも同棲がそんなに異常なことなのだろうか。この経済不況下で、親元から自立した若者は、交際相手がいれば同棲しようと考えるだろう。素晴らしいことだ。全然問題ないじゃないかと思う。

よく民意が反映されないからと小選挙区制を批判する人がいるが、それ以前に、国会議員のライフスタイルが民間人のライフスタイルの多様性を反映してほしいと思っている。700人以上もいる国会議員のうち、50人ぐらいは独身者がいて、さらに10人や20人、議員宿舎で同棲したって不思議じゃないと思う。(同じように人口比なら30人の同性愛者、70人以上のバツ1ぐらいいてもいいはず)むしろ、そうした若者事情を体験している人が議員でいてほしい。

プロフィールを取り繕ったり、選挙のために早々結婚して、体面つくろうように子どもを妻に産ませ、家族をほったらかしにしながら、偉そうに日本の伝統だとか、子を産まない女は云々とか、そういう議員こそ、迷惑千万だ。そうした嘘だらけの人生を送っているような議員が、政治をゆがめているのではないかとも思う。

寺田氏のことより、国会議員の犯罪率の高さ、こっちのほうが問題じゃないか。

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2005.08.03

8/3 敏感な精神

往路も復路もとんでもない電車のマナーのおっさんたちに会ってうんざり。

往路は、原稿の校正なんかしちゃったりしていかにも知的労働してるんだぜ、というオヤジ。新聞5紙広げて、それも通勤電車ではあるまじき読み方して、最後は網棚に一紙ずつポイ。よく見たら、さっきまで飲んでいたペットボトルが足下に。

帰りは、混雑する電車なのに、席を2人分占領して何も気がつかない日生の従業員。その鈍感さが生保の気遣い、提案能力のなさを語ってるような感じがする。営業と管理が分離している企業は、そういう鈍感さを感じる。

●3月の市議会の議事録の福祉関連の審議を読んだ。
革新系(非共産)のある市議が、地域福祉計画のゾーニング(区域の色分け)に異様に拘っていて、変な感じだった。この市議こそ、そんな狭い地域で人間関係括られたら居場所を失うだろうに、という感じがする。

地域福祉計画は確かにゾーニングも大事かも知れないが、細かく地域を分けて居住区域で息苦しく助け合いをやっていいことがあるのか疑問だ。差別と偏見に充ち満ちてるこの社会で、マイノリティーがつながりあって、生きる場所をつくるのに、ゾーニング以外の手法も考えないと危ない。
地域福祉計画で一番大事なのは、施設や病院に拘束されている障害当事者や慢性期の疾病者をどうやって、施設外で生きられる場所を作るかということや、専門家任せにして、障害当事者や疾病者、困っている人たちが、専門家の餌食にならないよう、どう生きる場を保障していくか、ということが大事じゃないかと思う。

革新系で、地域社会を保守だ何だと言ってきた人が、地域という名のもとに、狭い世界に要援護者を押し込めて、地域ボスに甘んじさせようとすることに全く鈍感なことに愕然とする。

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2005.08.02

8/2 東上線の勇気ある一歩

午後、私の労組の元副委員長がガンで急死し、追悼会に出る。極めて硬い社会主義の派閥の人だったが、ざっくばらんで、鉄砲玉のように闘ってきた人だ。出身地の地方組織が共産党に乗っ取られ、そこをふんばって再建してきた人だった。その姿勢は思想を超えてとても気持ちよかったので、寂しい思いがしている。ご遺族のあいさつで、死にいたるまで不屈の精神だったことが明かされ、労働運動への思い、情熱に感動した。

夜、マンション管理組合を支援するNPOの会議に出席。疲れているのか、アイディアが出てこない。とってもすてきな方々に会う。

●コメントから発見した朗報です。
東上線各駅から、切符を買いなおすことなく、1日乗車券が利用できる「東上東京メトロパス」が8月24日から発売されることになりました。先日の東京メトロへの質問に対する回答でも、前向きな表現があったため??と思っていたところです。

東武鉄道:「東上東京メトロパス」8/24発売開始

東京メトロを何回も乗り降りする(初乗り160円を4回)ような場合に、東上線の最寄駅から使うとトクになります。私も、職場からいろいろ出かけることが多いので、そういう日にはありがたいものです。

さらに、メリットがあって、
①池袋に出るまでのルートには、東上線を使っても、有楽町線を使ってもよい。
②和光市と池袋の東上線の各駅でも自由に乗り降りできる
という、制約の少ない仕組みになっていて、これは先行する小田急メトロパスよりもすぐれものです。

東武鉄道、東京メトロの両社の努力に感謝したいと思います。

難を言うと、事前購入を可能にして、乗車日に自動改札でスタンプ押されるような仕組みにすると、もっと気兼ねなく使えると思うが、これは今後の課題になる。

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2005.08.01

8/1 伝達するシナプス

代休。銀行で借金の借り換えの手続きをする。さくさくと手続きが進んで、奇妙な感じだった。

午後、地域福祉計画づくりで、市立保育園を訪問ヒアリング。なぜか本庁から担当課の事務職員が来て、話させにくい。現場としてどうなの、という話を聴きたかったが、管轄する本庁が認めてはいけない事実や、本庁への言いたいことが出せないので、建前の話が続く。現場にはいろいろ発見があるのに、伝達するシナプスが壊れている。もどかしい。

悶々としながら、夕方、髪を切る。

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7/31 小田桐さんとうとう供託金没収

県議選の志木市選挙区(埼玉では県議の選挙区が番号で呼ばれるので本当は南16区というらしい)で開票結果が出た。

自民・公明・民主の市議が応援した鈴木正人氏が、小田桐氏を退けて当選した。

鈴木  正人 無 新 7,591
小田桐 清作 無 新   569

小田桐さんは、ここのところ無投票になりそうな選挙に出馬して、手書きポスターで話題を提供してくれた。不満票を一手に集め、予想外の票を獲得し、供託金没収をまぬがれ続けてきた。今回も供託金没収となるかならないかが焦点だったが、今回は法定得票数に達せず、供託金は没収となる。

手書きポスターはこれまで、鳥獣戯画をモチーフにしたものが多かったが、今回は正面から政治的テーマを描いた。そのことが裏目の出たのかも知れない。

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