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2005.08.07

8/7 失格の要件

溜まった新聞を徹底的に読んだ。

6日の朝日新聞が体験者の記述を時系列に並べた記事がよい。思い入れたっぷりの体験者の記事ではなくて、各人の持ち場からの具体的な記憶をつないでいく、時間という1つの客観化された軸につないでいく、そのことでかえって一人ひとりの体験が立体的になっている。個々の人の認識というものを理解するのにはとても良い記事だった。

下品な話の郵政民営化。毎日はしっかり民主側の造反予定議員(浅尾慶一郎、まただ)を想定した記事を入れている。解散しないで済むために、民主党から何でも民営化崇拝思想に凝り固まった3~5人の議員が郵政民営化法案に賛成したり欠席して法案が成立するシナリオがある。疑惑で話題になった雑誌「選択」は、参院民主執行部に疑惑のある議員がいて、そのもみ消しを青木幹雄氏と取引した、そのため民主は造反議員を処分できないだろうと予測している。政治だからそんなこともあろうねと思うが、そうした議員は自民党に移るべきだ。

同志と呼び合う社会民主主義者仲間が就職しロシアに行く。泊まりがけの送別会があったが出席せず、悔しい思い。同志として呼んでもらったのに、義理を欠き、同志として失格だ。

●議員秘書をやっているの知り合いが群馬県のある選挙区で次の衆議院議員の立候補の準備をしていたが、民主党は別の人物を候補者とすることを決めた。その人物は、田中秀征の信頼の厚い政策秘書という経歴をもちながら、今は田中が激しく闘った相手である小沢一郎の手先になった発言を繰り返しているらしい。私の知り合いに対しては革○派だとか、さまざまなデマを流したらしい。誰でも候補者になれた旧民主時代からの困ったちゃんの残りかすである。当然、これまでの選挙はどうしようもない結果しか残していない。

●総選挙になれば民主が勝つだろうが、単独過半数は難しいのではないか。抵抗勢力が新党つくっても、そんなにブームにはならないと思う。やはり票は民主に行くのだろう。しかしその伸びは220議席ぐらいが上限じゃないかと思う。そうなると第一党にはなるが、公明党か、共産党+社民党の協力を得なければ政権は担当できず、ものすごいコストを払わなくてはならなくなる。かといって、自公じゃ数が足りないから民主に政権がころがりこんでくるわけで、とてもやりにくい結果になる。意外と共産党がキャスティングボードをとる可能性もないわけではない。

共産党の候補者240人が発表される。候補を控えて民主党に貸しをつくる、との方針だったが、それは2割の選挙区にとどまった。北関東、九州など自民と民主が拮抗しながら、共産党が候補を出しても苦戦する地域だけ、候補が差し控えられている。味方でないながら、なかなかの戦術。共産党は、前回の総選挙で7億500万円の供託金が没収されている。60人候補を減らすと、3億6000万円の節約になるし、民主にも貸しができる。
それに比べて、社民党本部は50人擁立すると息巻いている。供託金だけで3億円近くをどぶに捨てることになるし、九州で実績をあげてきた民主党との協力関係が崩壊する。大本営の玉砕戦術とそっくりで戦争の反省は何もない。その前に候補者が発掘できるとも思えない。じり貧の労組は落選確実の議員候補をたくさん抱えるのはいやがるだろうし、虎の子の県議や市議を引っ張り出せば、自治体議員まで巻き込んだ玉砕戦術となる。

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コメント

共産党は、握ったキャスティングボードを生かせるか、戦後の動きに注目ですね。社民党は一足早く姿を消すのかな、と。
それにしても、今の二大政党は分かりにくい。
とっとと保守党と労働党に再編して積極的に選べる状況にして欲しいです。

投稿: takeyan | 2005.08.10 02:01

社民は時間の問題ですね。ルーツである大分の横光氏が民主入りしたことにほっとしています。
共産党はしたたかだけど、民主を第2自民党とするのか、二段階革命論の1段階目の革命政党なのか、位置づけと戦略が明確になっていないので、簡単に連立を組むということは難しいでしょう。むしろ人事からみの内紛の種があるみたいなので、その影響次第かな。
理想の政党がほしいけど、小選挙区制のもとではなかなか政界再編はありえないし(今回の解散でも造反組は結局政党を作れなかった)、9条護憲ばかりが前面に出るような左派政党ができても歴史の過ちを繰り返すだけなので、政界再編は青い鳥として諦めています。
乱暴ですが、国政においては、自民党=土地成金の党、民主=それ以外、と決めつけて、あと例外要素をいくつか入れて割り切り、投票判断にしています。

投稿: 管理人 | 2005.08.11 00:46

すごくすっきりした表現で笑ったのは「民主=それ以外」。
そうなんですよ。だからどっちも本気で入れ込めないです。

ただ、今回、亀井さんは完全に一杯食わされましたね。自民に戻るための助平根性があだになりました。新党が間に合わないタイミングになってから、刺客大作戦の発表ですから。

田舎者政党を作って民主と自民に対抗すればそこそこいけたんじゃないかと思うのです。
民主も、最近は自民も都会の方向を向いていますからね。民主が地方向けのキャンペーンをやってもなかなか足並みは揃わないですし。
もっとも、そうなると自民は得意のゲリマンダーで亀井新党をつぶしにかかったかも。

やはり小泉陣営はしたたかだな、と感じました。

投稿: takeyan | 2005.08.12 11:05

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