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2005.08.30

8/30 次は年金の民営化だぞ

NHKは森・小泉・安倍放送局なり。党首のインタビューで小泉にはいくらでも自由にしゃべらせたのに、民主党の岡田党首には少し話したところでつっこみまくり。不公正なり。しかし、小泉が自己陶酔で異様な感じだったが、岡田はそれでもきちんと反論できている。

小泉が、郵政民営化ができれば年金が良くなる、と言いふらしているが、末恐ろしいことを想像してしまう。郵政民営化で年金が良くなるわけがないのだ。根っこが同じなのは財政投融資に資金が運用されているということであり、その話からいけば郵便貯金、簡易保険を民営化するのにとどまらず、公的年金まで民営化することになるかも知れない。そうなればわれわれは、常に積み立てている年金がきちんと運用しているのか毎日、仕事もうわの空で銀行の投資先とその株価に目を光らせなくては成らないし、公務員の何倍もの賃金を取っている銀行のディーラーのために、毎年元金の1%以上の手数料を払い続けなくてはならないのだろう。

公明党が税金の無駄遣いをなくす、だって。噴飯ものである。年金を払わなくても、生活保護受けられるから、と利益誘導やったり、自動車保有税を下げてやるだとか、国民に甘いことばかりではないか。行政から漏れてくるお金を弱者に配分してきた政党の言うべきことではない。

共産党の民主党増税を批判するのは原理的におかしい。民主党は、子育て支援として行われている所得税の配偶者控除と扶養控除を廃止して、その財源で児童手当に置き換えるというもの。国民全体ではプラスマイナスゼロだし、高所得者を優遇してきた扶養控除から低所得者を優遇する児童手当に変わるのだから、低所得者にやさしい政策を訴える共産党が批判するのはおかしい。日本の革新政党は財政規律と税金を値切ることにかけては新保守主義並みの主張を行い、お金の使い道の広さではソ連や中国並みだ。だからとんちんかんな民主党批判ができる。共産党が民主党批判すべきことがらは他にもあるだろうに。

社民党は憲法9条が争点と。米国追随の小泉政権に対抗していくためにはアメリカと喧嘩する覚悟も必要になる。9条護憲だけで米国追随に対抗できるのか。少し考えてみる必要があるんじゃないだろうか。

宮台真司のブログから。選挙の面白い考え方だけど、東京のインテリニートしかわからない議論かも知れません。
http://www.miyadai.com/index.php?blogid=1&archive=2005-8-27

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コメント

党首討論、相変わらずの小泉のはぐらかしには開いた口がふさがりませんでしたよ(調査によれば、小泉が進めようとする政策には疑問を持っているのに、小泉の支持率は上がっている。というこの両立不可能で思考停止な事態をなんといっていいものか?.)
さて、9条護憲は、ミヤダイ的にいえば”対米ケツ舐め装置に成り下って”、かえって危険である、といえます。

投稿: 御神崎 | 2005.08.31 06:57

ろくでもない奴らがとんでもない考えで改憲を画策しているので、軽々に護憲はいけんとか、護憲ではうごけんとか言ってはいけないのですが、9条護憲しか争点を提示できないのは発想力や行動力を縛ってしまうものです
小泉の政策に疑問をもっているのに小泉の支持率は上がっている現象とは衆愚政治だと片づけてしまえるものですが、経済活動だけで人間は生活していけると勘違いしている首都圏の有権者にとっては、何となく変えてくれそう、ということが何より大きいようです。おたかさんブームの90年の総選挙でも与党が体制選択を争点にしたら、東京のしかもハイソなインテリが住んでいる選挙区ほど、自民党が議席を増やしたことがあります。

投稿: 管理人 | 2005.08.31 07:18

20年前に年金の民営化をやった英国ですが、悲惨なことになっているようですね。運用手数料などで20〜30%が吸い取られ、今では税金を上げてでも、確定給付を増やそうをする動きさえあるそうです。
http://www.pkarchive.org/column/011405.html

投稿: はちきん | 2005.08.31 10:36

20年前に年金の民営化をやった英国ですが、悲惨なことになっているようですね。運用手数料などで20〜30%が吸い取られ、今では税金を上げてでも、確定給付を増やそうをする動きさえあるそうです。
http://www.pkarchive.org/column/011405.html

投稿: はちきん | 2005.08.31 10:36

情報ありがとうございます。中学校早退の学歴の私には英語がわからないので、今度翻訳ソフトでじっくり読んでみます。
私の勤務先である労組でも昨年まで貯蓄型の共済(保険)を自前で運用していました。生保に運用委託等をしていたのですが、それでも定期預金よりちょっとまし、という運用成果しか上がらないものでした。ですから民営化チチンプイというのはあまり信用していなくて、つい金融屋の受け取る手数料に気がいってしまいますが、やはりほんとうのようですね。
かつて株をやってみたことがありましたが、あまりにも収奪される手数料の多さにびっくりで、1割値上がりしても手元に入ってくるのは5%行くか行かないかで、やきもきするぐらいなら競馬のほうがまだましという感想です。

投稿: 管理人 | 2005.08.31 22:58

 党首討論は見ていません。
 なぜならば、小泉さんは、はぐらかしの名人ですから、恐らく自分の土俵(郵政民営化)以外の論点は成立しないと思われたので、見ても仕方がないと思ったのです。
 公○党の「現世利益誘導主義」には、多少ともなく辟易としている自分がいます。
年金については、厚生年金よりも共済年金の方が高い掛金率になっています。現在は総報酬制の導入により単純に比較できなくなりましたが…。
 最後に、憲法9条はもう既に戦争防止の役割を果たしていません。後方支援とはいえ、特別措置法の上塗りで海外派兵が恒常となっているのですから。ワイマール憲法下であのアドルフ・ヒトラーが産み出されたのです。いわゆる「護憲原理主義者」はそのことを考える必要がある、というのが私の考えです。

投稿: 窓灯り | 2005.09.01 00:19

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