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2005.07.06

7/6 高級官僚になる就職活動

取材で人事院に行く。ロビーに高級官僚になるための相談窓口があって、民間会社でいう会社訪問の段取りみたいなことを教えてくれるらしい。へぇ、高級官僚ともなると、試験だけじゃ選ばれないんだ。
そこでは、各官庁のキャリア官僚になるためのパンフレットが置いてある。とっても豪華な紙にフルカラーで印刷されて、なぜか、キャリア官僚になるならこのぐらいのこと知っていろよ、と言いたくなるような基礎的な情報が書かれている。
なぜ、自分たちの同僚を集めるために、こんな豪華なパンフレットつくって人材集めをしなければならないのか。採用するのは各府省庁とも数人だけじゃないか。1人官僚を採用するのにいくらかけるつもりなのか。社会保険庁じゃないけど、こうした印刷物って、ひょっとして、という感じがしないでもない。あまりにも豪華なので。

その中に、「衆議院法制局」「公安調査庁」というのが興味をそそられいただいてきた。
公安調査庁のパンフレットは面白い。
先輩のコメントは、全員仮名で掲載されている。(ジェンダーだが)女スパイもいた。
クルマの中でパン食うような生活を続けながら、情報を取り逃がしたエピソードなどが吐露されていたりして、情けねぇ、と思う。Q&Aでは、海外に行く機会はあるのですか、とか、法学部出身が有利ですか、といった間抜けな質問が並んでいる。フォーサイスを数冊読んでおけ、と言ったほうがいいんじゃないかなぁ。イメージ写真で使われている電話機は、情報機関のものとは思えないような古い電話。
公安調査庁は、上部省は法務省で、南野さんのところか。同じ情報機関の中でも、警察の公安課ほど強そうじゃないなぁ、という感じ。あまりにも細かい出先機関が列挙され、すげえなぁ、と思っていたら、何とオウム真理教の立ち入り検査実施施設の一覧だった。改めて出先機関の所在地を掲載しているページを見てみると、岡山とか熊本とか、右翼団体の多い都市に出先機関が多いのも興味がそそられる。

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