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2005.06.10

6/9 酔っぱらい操業

入るべき原稿が入らなかったり、そのために待機する時間の多い仕事になってしまったり、気候がむし暑かったりと何となくささくれだった気分の1日だった。

昔、福祉労働を担当して働いていたときは、こんなにも自分に働きがいのある仕事があるのか、と思うぐらい楽しかった。人事の偶然だったが、それを采配した誰かに感謝せざるを得ない。
しかし、仕事量の多さとそれに乗数効果が加わったように電話が鳴り続け、加えて抗しきれない政治的な力に対抗する手だてや理屈を考えたりして、精神をすり減らす毎日だった。そうすると、細かい雑事にどうしても抜けが出てくる。定期購読している雑誌の購読料を払い忘れたり、休日に開かれた会議の参加者の交通費を払い忘れたり、またそれがストレスに変わっていく。

福祉労働運動は、福祉労働者や専従者不足に悩む当事者団体にとって意味の大きなものでも、労組全国組織の全体から見るとかなりマニアックな分野で、そこだけで運動を肥大化させることもできない、微妙な立ち位置にあった。だから忙しいからといって増員が叶うわけもなく、上司と2人でつっかえ棒のように働いた記憶がある。そんなにまでして、負け続けた場面が多い。

先輩上司の「お前に給料払ってくれる人はだれや?その人たちがいきいき働けるように信じるところがんばれ」と引き継ぎを受けたときの言葉と、いろいろな人たちの信頼、そして足を運んだいくつかの現場の思い出が、自分を走らせてくれたような感じがしている。

自分にとってつらいのが夏の時期だった。私は青春時代を北海道で過ごしてしまったために、暑い中で働くということが苦手だ。神経も敏感になってくる。息つく間もなくかかってくる電話の呼び出し音から逃げたくなってくる。
そんなときには、机の下にしまっておいた度数の低いアルコールを少し飲んで緩和していたことを思い出す。そして、無謀運転するマイカーに囲まれて業務をこなすタクシーやバスの運転手は強靱な精神の持ち主なんだ、と我が心の弱さを嘆いていたりした。

昨日締め切り厳守と伝えていた原稿の入りを、業者にせっつかれつつ待ちながら、いらいらしている自分をふりかえり、そんなこともあったと思い出す。

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