6/13 取り立て屋の1日
私が取り立てるべき原稿の締切が重なって、記事の取り立てとその点検の1日。取り立ては神経につらい。相手の苦しみや、勝手に書き散らかして私に渡すこともできないだろう事情も見えたりして、つらいし、反対側では、編集デザイナーや印刷業者が、今日入るからと割安な仕事にしてくれたりしたのに、裏切られていらいらしながら待っていたりしていて、こちらはこちらで労働者を苦しめているわけで、ほんとうにつらい。
待たされてクオリティーが格段に上がるなら、我慢せさることも考えるけど、土壇場で待たされる場合、書き手のプレッシャーマンとの調整ごとが遅れていることが原因で、クオリティーとは無関係。そんな状況説明は橋本治の「上司は思いつきでものを言う」に書いている。
とにかく取り立ては苦手で、取り立てこそが利益の源泉である金融業を、私は絶対できないだろうなぁ。長銀や拓銀の回収担当者はよく自殺しなかったと思う。
そして今もまだ入る原稿を待っている。書いている人は同僚。ずっと向こうの席で、厳しい顔してパソコンに向かっている。ごめんなさい、だ。業者さんもっとごめんなさい、だ。
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