5/2② マイカーのオーバーラン
見てくれている人を詮索するようであまり言いたくはなかったが、ココログはどんな検索キーワードで何人が私のブログにたどりついたかがわかる。
ここ数日、異様に多いのが「垣内」&「経歴」での検索。毎日10件以上ある。これまで一番多かったのが他に情報のなかった「朝霞市長選挙」で20件超、次が「コンタクトレンズ」&「報道特集」で7件だったので、かなり多い。
JR西日本の垣内社長の経歴を熱心にサーチしている人とは、どんな人なのだろうか。私は垣内社長の経歴について知らないし、それ自体、何の興味を呼ぶのかわからない。繰り返し調べられているとは、気味が悪い。
●電車のオーバーランについて気にしすぎている。毎日発生、なんてマスコミは騒いでいるけど、マスコミ関係者は電車に乗って通勤していないのだろうか。オーバーランなんて月に何回かは経験する。一日中走っている電車の本数を勘定すれば、毎日1ヵ所ぐらいは発生してもおかしくないと思う。
オーバーランは問題ない、とは思わないが、大脱線の直接的原因ではないし、こうしたケアレスミスを大事故にしない方法を考える方が正しいと思う。
JR西日本の事故は、ケアレスミスに対して、社内の過酷な懲罰制度(兵庫県人権擁護委員会からも改善を求められていた)を恐れた運転士が、遅れた電車を何とかしようとして発生させてしまった事故だろう。社内の懲罰制度がこんなでなければ、あるいは安全運転や法律遵守した運転と遅延のどちらをとがめるのかという関係がはっきりしていれば、オーバーランがあっても事故は起きなかったといってよい。
交差点のそばに住んでいると、マイカーのオーバーランや、瞬発力のない子どもや年寄りが渡っていてもブレーキをかけきらない右左折車の恐怖は、日常茶飯事どころか、常態といってもよい。オーバーランに怒っている人のなかで、マイカーをきちんと制御してオーバーランさせていない人はどれだけいるだろうか。ATSも自動制御装置も線路すらないマイカーの危険性のほうもちゃんと咎めてほしい。
●さいたま市長選挙が告示。現職の非民主的体質の3世市長が浦和の民主党国会議員の応援団で、挑戦者の候補が古い自民(地主)を支持基盤に長期政権の閉鎖性を批判しながら共産党とも手を組もうした、というニュースを聞き、ほんとうに埼玉の地方選挙はわかりにくいし、その上情報もない、と再確認。この前の朝霞市長選挙も。政治構造のわかりやすさでは北海道がなつかしい。
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コメント
垣内氏の経歴に、興味を持った一人です。幼稚な考えかも知れませんが、私には「JRに勤めている人は鉄道好きに違いない」という思い込みがありました。垣内氏の会見を見る限り、その鉄道への愛情が余り感じられない...「もしや国交省からの天下りでは?」と思って調べてみた訳です。
気味悪がらせてしまい、ちょっと反省。
投稿: はちきん | 2005.05.03 10:38
はちきんさん、コメントありがとうございます。
気味悪がってすみませんでした。
垣内社長のこと、なるほどです。雪印の社長がそうでしたが、最近は人事・管理部門上がりのトップが多くて、自社の商品に愛着が感じられないというのはありますね。確かに垣内社長がどんなキャリアを積んでいるのか全く報道はされていませんね。JRは国鉄改革のため社員出身の社長がまだ生まれていませんしね。
投稿: 管理人 | 2005.05.03 11:06