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2005.05.25

5/25 苦労した人生の終わり

同僚のお兄さんが昨日、亡くなった。闘病の末だったらしい。

夕方、新聞集金人がやってきた。いつもと違う人なので詐欺ではないかと警戒しながら支払ったら、前の担当者が3日に急死されたと言う。確か4月29日に集金にやってきて、ばたばたとしていて、あわただしくお金を渡してしいたから、あの直後だったのだ。

この販売店から取っていた毎日新聞は、仕事上のいきがかりで取ることになった。

職場が検察に踏み込まれるような沙汰になったときに、新聞沙汰になった会社がどのように会社を建て直したのか、毎日新聞のある編集長に話していただいた。格安の講演料でありながら、とてもよい話で、しかも本来なら逆にこっちが取材されなきゃいけない状態なのに、そういうことをせずに誠実に対応してくれた。講演終了後、記者にも読者拡大のノルマが課せられているというので、窓口部門のメンバーだった私が読者になることになった。

毎日新聞は、社会面の記事が良くて、家計が苦しいときにも取り続けてきた。それだけが理由ではなく、もう1つの理由が、販売店の集金のおじさんの人なつっこさにあった。毎月このおじさんと会うのが楽しみだった。その人なつっこさで、「継続のときには、この俺に話してくださいよ」なんて言う。
苦労も、何も、この私の何倍もして、人生の大先輩だ。新聞代踏み倒されたり、夜逃げを目撃してしまったり、販売店の仲間のいろんなことを引き受けてきたのかも知れない。それなのに、若輩者の私は、寒かろうが暑かろうがマンションの玄関先で金払うだけだもの、申し訳ないなぁ、なんて気持ちがほだされて、継続し続けて3年半になった。他の人がくると詐欺ではないかと思うほど、慣れ親しんだ集金人だった。

お2人の冥福をお祈りします。

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