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2005.05.22

5/22② なぜ校則は喫茶店の立ち寄りを禁止しているか

NHKスペシャルは森光子さんの「放浪記」の話。この中で主人公の林芙美子がカフェーで働く話が出てくる。先日は青春の門でもカフェーの女給が出てくる。戦前の社会主義者の多くも、カフェーの女給といろいろ浮いた話が出てくる。カフェーとは何なのだろうか。

今はカフェがおしゃれでまったりする場所のように言われているが、戦前はお酒は出すし、客に女性は付くし、女給の連れだしはできるし、また女給との自由恋愛の可能性もあったりと、連れだしバーとキャバクラが混ざったようなものだったらしい。明治の近代化以後、買春に自由恋愛の要素を混ぜていった流れが、遊郭から待合い遊びと展開していった結果として、カフェーがあったらしい。
そのことは井上章一がラブホテル成立史をまとめた「愛の空間」で説明している。その本でさらに驚いたのは、昭和初期、売春に従事していた人の多さで、東京300万の人口のうち5万人が、遊郭、芸者、カフェー、銘酒屋などで売春に従事していたらしい。今なら1都3県で3000万人なので、そこで50万人いることになる。

カフェー同様に戦前の地方では、そば屋や天ぷら屋などが売春を斡旋したり、2階をそういった場所に貸し出していたこともあるらしい。学生などの逢い引きにも利用されていたようだ。

こうした話を知ってから、どうして学校の校則で喫茶店や飲食店の出入りが禁止されていたのか理解できた。今の時代の喫茶店や飲食店は、不健全性を証明するほどが困難なのに、校則には明快に立ち寄り禁止と書いてあるのか、理解不能だった。戦前が性風紀の乱れた空間だったからだ。

また、滝沢など、戦後から高度成長期ぐらいまでにできた喫茶店に、「純喫茶」という冠が付いているのかもわかる。純喫茶というからには、不純喫茶があったからなのだ。ここは女性でも安心して入れますよ、ということなのだろう。

今どき、喫茶店に生徒が立ち寄ったからと処分する学校は少ないだろうが、校則にそうした場所への出入りを禁止しているところはたくさんあるのだろう。そうした場合、現実にあわせて修正するべきではないかと思っている。

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