5/16 介護財政のゆくえ
校正作業。担当は、介護保険制度見直しの記事。福祉政策から遠ざかって、介護保険制度の詳細がわからなくなりかけていたので、緊張しながらの作業だった。
夕方、地方自治法の逐条解説の本をいただけることになって、ありがたい。
●日経新聞が介護保険の赤字が増えたことについて報じている。
高齢化するのだから赤字が増えて当然である。さらに、いままで健康保険が面倒見ていた部分を介護にシフトしているのだから、介護保険の支出が増えるのは当然である。
問題は、健康保険の支出がきちんと健康保険の支出を減らしているかどうか、である。その結果として高齢化の進行に比例する程度の支出の増大なら、よしとすべきなのだろう。
土曜日の朝日新聞に社会保障財政を考えるコーナーができている。この欄のでき不出来の落差が甚だしい。先週は不出来だった。高齢化で医療費が増大することを前提にしている。そうであろうが、医療の中の過剰診療、社会的入院、さらに悪質な架空請求などについてもっと切り込んでほしかったし、ただ支出が増えるから健康保険をどうするかというのではなく、介護保険やほかの手段でもっとまともな選択ができる、ということを示してほしかった。
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