« 5/11 地域の総合相談窓口づくりに道開けそう  | トップページ | 5/12③ 許されざる周囲 »

2005.05.12

5/12 東急観光の悲劇

職場の労働組合で次のようなメールがまわってきた。

 さて、サービス連合の中心組合である「東急観光労働組合」(約1700人)が執拗に繰り返される不当労働行為とたたかっています。

 昨年3月に東急電鉄が東急観光の株式85%を投資ファンドに売却し、実質の経営権が●●●社に移って以来、これまでの労働協約や労使慣行が完全に無視されています。これついて、組合は東京都労働委員会に救済の申し立てを行っていますが、会社側は度重なる和解調停や勧告さえ無視しています。

 そればかりか、会社は「社員会」と称した第2組合を結成させ、「東急観光労組」の組合員にはボーナスを支給しないなど、明らかな不当労働行為を行っています。サービス連合は投資ファンドの出現による新たな労使紛争のケースとして支援対策会議を設置し、連合もこうした会社側の態度について、労働組合の存在そのものを否定する行為として、東急観光労組の全面的な支援を決定しました。

信じられない話だ。天下の東急系の有力企業が親会社に会社ごと売り飛ばされ、その後の働く環境が意見も聞かれずにひっかきまわされているということに。

アジアの労働者だからなのか、労働組合がナンセンスという思想のためなのか、外資系投資ファンドはめちゃくちゃするようだ。旅行業の労組のトップバッターの東急観光だからここまで表ざたにできたのだろうけど、外資ファンドに乗っ取られたサービス業の労働者には組合なんて事実上解散させられたようなところもあるのだろうと思うと気持ちが痛くなってくる。
社会保険庁バッシングでも、おいしい汁を吸った利権には何一つ切り込めもしないのに、どういう使命感を持っているのか、ただただ職員解雇にしかならないような追及の仕方をする国会議員がいる。JR西日本でも、何の責任もない職員たちに責任をなすりつけようとする人たちがいる。サービス残業などで生活のほとんどを仕事にささげながら、賃金労働者はどうしてこうまで、この社会で疎外されなくてはならないのだろうか。

その一方で、経営者ばかりが準国営放送で堂々と社名を出してちやほやされ(●●●エンタープライズあたりがその会社から協賛金かき集めたりしているんだろうけど)、株券を売ったり買ったりしていい思い(それもかなりインサイダー取引くさい)した人の暮らしばかりが脚光を浴び、努力した成果といわれる。

私は混乱は苦手ではないが、革命は嫌いだ。革命が嫌いだから、暫進的な改革をめざす社会民主主義がよいと思っている。そこの理念は参加とたゆみない改革だと思う。正論として働く人たちを疎外するな、というのもあるが、経営者や富裕層にとっても、今のような働く人の疎外をやっていると、その反動は必ず大きくやってくる。その反動を考えると、こうした労働者無視のようなものごとの決め方はやめたほうがいいと思う。

|

« 5/11 地域の総合相談窓口づくりに道開けそう  | トップページ | 5/12③ 許されざる周囲 »

コメント

すでに東京労働局、中央労働基準監督署に相談されていることと思いますが、どのような回答だったのでしょうか。労基署も私が大学生だったころと違い、かなり労働者の立場に立って頑張ってくれています。
 この3月に東京電力が時間外などの不払い割増賃金約70億円を支給したという記事が「労働基準広報」に載っているのを読みました。
 長野県内でも、不払い賃金のため会社を家宅捜索されたという記事が今年何件もありました。
 東急電鉄、東急観光、AIPには、言っても無駄なので抗議文は送りませんが、とにかく組合員のため、その家族のために、子供たちのために、最後まであきらめないでがんばってください。「汝あきらめることなかれ」です。

投稿: 長野県職員労働組合 書記 倉石幸雄 | 2005.06.01 09:23

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/44442/4095588

この記事へのトラックバック一覧です: 5/12 東急観光の悲劇:

« 5/11 地域の総合相談窓口づくりに道開けそう  | トップページ | 5/12③ 許されざる周囲 »