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2005.04.10

4/9 江戸の忘れ物を長崎に取りに行く

知人が花見に誘ってくれて、厚木の相模川まで出かける。うっかり往きの小田急線に上着を忘れ、駅で調べてもらうと、小田原駅に保管しているので、小田原駅に来てほしい、と言われた。本厚木駅まで回してもらえないか、というと、快諾してくれたが、1週間後になると言われる。
1週間後に埼玉から本厚木駅に行くくらいなら、今日小田原に行った方がいいと思って、結局、花見を途中で切り上げ、夜な夜な小田原に取りに行く。

忘れた私が悪いので、あれこれ言いたくないけれども、忘れ物の回送ぐらい、どうして手際よくやってもらえないのか。
特に小田急線は、長距離電車ばかりで、とんでもなく遠いところで忘れ物が発見されるのだと思う。

●外務省のラスプーチン佐藤優「国家の罠」を読み終える。
小泉首相が誕生してから多発している特捜の露骨な国策捜査の一端と、外交の仕事の内実が見えて読み応えのある一冊だった。
佐藤氏は、外交官の立場で被疑者となった。外国との微妙な関係や秘密事項を抱えながら、必ず立件することになっている特捜と、どのように自らを犯罪者とし、外交秘密を守っていったか、その闘いのドラマが面白い。

佐藤氏は、日本は①親米外交、②アジア中心外交(中国を中心とした枠組み)、③地政学的思考外交(対ロシア)の3本柱で成り立っていたが、現在、橋本・野中の失脚で②は崩壊、鈴木宗男の失脚でロシアとのパイプが無く対米従属にならざるを得ない、という分析をしている。
日本がケインズ主義的公平配分路線から、ハイエク的傾斜配分路線への転換、地政学的国際協調主義から排外主義的ナショナリズムに転換する過程で、「時代のけじめ」として、品の悪い鈴木宗男がスケープゴートになったようだ。
中国、韓国、ロシアへの外交チャンネルがなくなってきているとすると、日本の外交は対米依存するしかなく、毒肉である検査なしのアメリカ産牛肉を買わなくてはならないし、常任理事国問題のように、アメリカの気まぐれで中国との挟み撃ちに合うということが今後多発することだろう。

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