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2年前の都知事選挙で一緒にたたかった仲間と飲む。石原的なノリや小泉的なムードに対抗していきたい、という中道左派の若者たちの集まりで、僭称「レフティーズ」。新たな仲間も加わり、また元気をもらった。参加者の1人が新たに結婚した人がいて、おめでたい会でもあった。
今年から始まった法政大学の菅直人「国民主権論」の講義のスタッフが参加していた。菅氏の講義内容はかなり学問としてきちんとしていて、深みがあるようだ。今は行政権の独立の問題点を説明している。民主主義の原理からいえば市民自治の営みとして行政があるが、三権分立などの学術用語で、市民と行政の間に数々の断層や白紙委任のシステムがつくられてきた、という話だそうだ。
官僚支配の打破、というのが民主党の考えで、それは菅直人氏の目標とする国民による政府、市民による自治体を取り戻すために必要なことだ。しかし現実に民主党の多くの議員はそういう自覚がなく、行政を政治家の下におくだけの行動や、官僚の不正行為を暴いていることしかしていない。民主党は官僚支配の構造の権化である無駄な公共事業にノーと言わなくなった。この断層をワイドショー政治というのか。
二次会は銀座の飲み屋に行くが、戸井十月さんという冒険家の出発を祝うパーティーに合流。南米を4ヵ月かけて一周する。地図無き道をたどったり、アマゾンを縦断したりの行程で、帰還後の話が楽しみ。思わぬ大人物に会う。
その出発式で、わが労組の組織内議員の秘書として「医療の社会化」の運動に取りくまれた先輩と知り合う。「医療の社会化」運動は、地域医療や、今でいうQOLを重視した改革を提唱してきた。一昨年亡くなられた今井澄さんや、衆議院議員をされている石毛えい子さんなどが関わられていた。
そんなことを延々と話していたら、夜も更け、久しぶりに午前様で帰宅。
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