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2005.04.01

4/1② 踏切遮断事故から

NHK特報首都圏で2人が死亡した東武電車の竹の塚駅の踏切事故の検証報道がされていた。電車が近づいているにもかかわらず踏切遮断機を開け逮捕された容疑者と、同じ仕事をしている踏切保安係員の手紙が紹介され、とてもいたいたしい実情があった。

開かずの踏切に保安係が地域住民の非難の矢面に立たされていたこと、その中で遮断機の規則違反の運用をせざるを得なかったこと、そのことに危機感をもって東武労組を通じて会社に問題解決を求めたが、会社には対応されず、遮断機の規則違反の運用を黙認され続けた内容だった。

竹の塚の踏切が今以上の安全かつ地域が利用にたえうる運用改善できるか、難しい問題のような気がするが、それでも地域住民や利用者の非難を受け止める現場職員の声をスムースに会社が受け止めて、改善改革ができていれば、どうだったのか、もう一度厳しく検証すべきだろう。

大手私鉄という、複雑な運用システムの上に成り立っている事業だから、簡単には変えられないことがたくさんあって、軍事組織のように上意下達の組織になりがちなのだと思う。しかし、変えたほうがいい現実にぶちあたったときに、複雑な運用システムを前に考えようとしない理屈を考えることは経営にとってとても危険だということを教えてくれる事件だったと思う。

以前、運賃改定に関して、質問メールを出したものの、できない理由すら挙げない非常に官僚的な返事が来たことがある。現場の職員の安全にかかわる問題提起も受け止めていなかったとすると、東武鉄道のセンサーは基本的に壊れていると思わせてしまう。
東武鉄道には、現場の職員たちの考えや困っていること、危険を感じていることなど、風通しよく受け止め、社内改革に取り組んでほしい。

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コメント

NHK特報首都圏、私も観ました。元保安員の手記はとても痛々しかったですね。組織そのものがやはり問題だと思います。TBさせていただきす。

投稿: ecotaka | 2005.04.05 16:15

この事件、いろいろ考えるところがあったのですが、事件に至る過程に複雑な事情がありそうで投稿を控えていました。保安係が会社に言うべきこと言った上でおきたミスなので、投稿することにしました。

経営問題はecotakaさんのおっしゃるとおりです。私は東上線利用客なので、いちはやく親東武から分社化して、浅草からの指令なくして独自の投資がしてもらえる電車になってほしいです。

他の私鉄と比べて、東武の仕事は現場がルール化されていない、裁量や自己流の仕事の仕方をしている、という感じがしています。現場労働者の研修権などがいい加減なんだとおもいます。首都圏で一番仕事が緻密な京急の運行管理と比較すると、そのことを痛感します。その一端も出ていると思います。

いろいろ情報も参考になりました。ありがとうございます。

投稿: 管理人 | 2005.04.05 17:37

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事故から数日たって、報道は案の定下火となっています。しかし、いただいたコメントや他のブログを眺めながら、どうしてもまだ触れておきたい点があります。それは事故の... [続きを読む]

受信: 2005.04.05 16:15

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