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2005.03.10

3/8 敵対と友好の峻別の不毛

昼過ぎ、友人が3組来てくださる。
最初の友人とは政治談義。いろいろ動いて、政治青年といえば右派、という状況を打開したほうがいいんじゃないの、という話。その通りだけど、私の考えている、経済的公正や社会参加の公平性からの左派的価値観の再興というのはなかなか共感されない。かろうじて雑誌SPAがそんな価値観を伝えてくれるけど、面白がっているだけだもんな。
ヨーロッパでは私の求める結集軸が当たり前なんだけども、日本では、平和とかフェミニズムとか、反差別、汚職追放とか、そういうスローガンがわかりやすいのかも知れない。でも中身の不明確なそれらの言葉で結集しても、学者の議論みたいなことばかり続けて、結局はまとまれないし、役に立つ政治の動きにならないというのが私の実感だ。
フェミニストやわずかな機会に交流した社民党員の青年でさえ、問題意識は護憲だったり女性の出世だけで、彼らは高学歴で受験競争で落ちることのない人生を送ってきたせいか、弱肉強食の右派的な構造改革への批判精神が弱い。
今の青年にとって、目前の職場で「働かず高賃金を搾取してきた」団塊の世代が07年以後現役から引退し、その分け前がやってこない現実を知って初めて、今の右派の構造改革の価値観が、若者の実力を評価するような顔をして実は既得権益のための理屈なんだということがわかるのだろう。

続いては、小学校のときのとなりのクラスの人。今はすっかり頼もしいお母さんになっていて、育児や出産、近所の子どもと折り合いの悪いお母さん友だちの悩みを話していった。子ども産むまではワークホリックみたいな人だったが、おおらかに子どもと接しているようでとてもいい感じだった。

夕方から家族の友人がやってきて、近所のとんかつ店「かつ利」に行く。おやじさんは仕事に頑固、接客に親切。そして豚肉ってこんなに香ばしいのか、と教えてくれるぐらいおいしいとんかつ屋さん。

●ライブドアのニッポン放送株買い占めで、もともと企業買収や合併を推進するために商法などの会社法改正で動いていたはずの自民党が、敵対的乗っ取りがいけないという議論をしている。
乗っ取りについて敵対的か友好的かを判断すること自体がナンセンスではないか。敵対的買収がダメで友好的買収がいいとすると、株式会社は株主が持ち主であり株をたくさん買った人が経営権を左右する、という株主民主主義ルールを否定することになるし、その上で友好的ならよいとするなら、なんだかよくわからないところで決まった談合合併みたいなことは大いにやっていいということになる。
それを超える理屈は、そもそもの株主民主主義の原理を否定することしかないし、それは企業の公共性や、従業員の創造性の発揮の場としての企業、という位置づけをして、経営権が簡単に揺らぐことになる買収や合併を厳格に扱う、という今までの企業の姿を認めていくことしかないと思う。

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