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2005.03.13

3/13 二股と八つ当たり

男女のいさかいではありません。

●中西議員辞職による補欠選挙が、この選挙区の選挙に関する裁判があるので延期になる。選挙制度は奥が深い。
麻生総務大臣は、4月の補欠選挙に出る山崎拓にからめて「話は違うけど、女の問題だから厳しい」と皮肉を言っていたが、それも期待外れ。波紋はいろいろあるが、朝日新聞12日3面より。
「民主党の宇佐美登衆院議員が東京4区補選に出るために辞職すれば、比例区東京ブロックで繰り上げ当選するはずだった吉田公一元衆院議員だ。国政復帰の道が閉ざされた格好で、吉田氏は11日、総務省選挙部に電話し、「国会の定数と公選法の規定ではどちらが大事なのか」とぶちまけたという。」

総務省選挙部の公務員からすると、そんなことでぶちまけてくるな、公職選挙法を決めた政治家(国会議員)の責任だろう、俺らに当たるなと言いたくなるような話だ。
この吉田元議員のホームページでは「改革」「改革」の言葉と、公務員バッシングを繰り返している。公務員バッシングする以上、公務員のやっている仕事や、決定権は政治家や民間人にあり、と言うべきだろう、自分たち政治家どうしのルールでさえ、公務員の裁量で何とかしろ、と要求せんばかりの行動は、矛盾した行動だ。落選中の自分が宙ぶらりんで、苦しいのかも知れないが、現職なのに小選挙区でも勝てなかったばかりか、さらには比例区でも救済という制度があるにもかかわらず、そこにいかない程度の票しか取れなかったんだから、自業自得だ。

さらに、この吉田元議員、落選に耐えられなかったのか、昨年の参議院選挙でも比例区に出ていて、次点落選中。
衆議院の比例区に出て繰り上げ当選を待っている人が、その権利を放棄せずに、参議院の比例区に出ることができる、とは最近知った。しかも両方とも繰り上げ当選を待つことができるらしい。
衆参同時選挙では両方立候補できないし、国政と地方で両方の立候補はできない。おかしな抜け穴に、この吉田元議員はいる。
参議院選挙に出た意味は議員になれれば何でもよかったからなのだろうか。

人の不幸を心待ちにしている、比例区の落選議員たちがいるのだ。
上司やライバルが死んだりクビになればおいらにいい仕事がまわってくる、そんな妄想はありうるだろう。それを身近な現実として期待する、殺伐とした人がこの世にいるのだ。
こんな議員が簡単に繰り上げ当選しなくてよかったと思う。

吉田元議員の資質はともかくとして、この問題は難しい。
民主主義のための仕掛けと、選挙に関する正当性と問う裁判とどちらが優先されるべきなのか、というこの問題は難しい。司法権が立法権の存立基盤に干渉しているかのように見える。
ただ、不公正な選挙を仕掛けられたときに、選挙の正当性を問う仕組みがないことは問題だろうし、補欠選挙ではなく、全員を選ぶ総選挙の場合、この規定は適用されないのだから、現行法の解釈で問題はないと思う。政治家たちが感情で安直な法修正をしないでほしいと思う。

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よく政治家にいろいろな事件や出来事に対してコメントをもとめ、一言返答する場面があるがその時にその政治家の力量を垣間見る事ができる。 最近ではライブドアの一件に... [続きを読む]

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