3/10 トロイの木馬
急激な気温の変化に、体がびっくりしたのか、体中がばりばり張っている。花粉も良く飛んでいて、春は近い。
近所の道路予定地のパチンコ屋が閉店、解体している。作業を見ていると、土の中を掘り返して瓦礫を取り除いている。この辺はもともと市境の雑木林を切りひらいた雑種地で、いろいろ捨てられてきたのかも知れない。
●中西一善議員が強制わいせつで逮捕。被害者が告訴を取り下げたので、犯罪者にならずに済んだようだが、親分の亀井静香さんの顔が渋りきっていた。教育基本法の右派的改正や、軽犯罪の取り締まり強化を政策として訴えていたが、皮肉な結果。
この際、性犯罪・ストーカーなど、教育刑の考えではどうにもならない常習性の強い犯罪に対して毅然とした政策を打ち出してほしい。
●読売新聞「毛沢東もだまされた!信頼のオランダ政党、実はおとり」という記事が面白い。
オランダで親中国の共産主義政党があった。それがCIAがオランダ国内で親中国活動をあぶり出すために設立された政党だった。その謀報活動に携わっていた党幹部が証言したという内容。
党幹部の過半数がCIAのエージェントだったが、折しも60~70年代の共産主義者のソ連離れの風潮に乗って大量の新左翼活動家が流入して、それなりの勢力になってしまったという話が面白い。
70年代に入って米中和解になってくると、今度は中国の外交方針を探る目的に変わっていった。80年代に自然解散した。
また、70年代の左翼運動が過激化する中で、オランダの左翼過激派グループにも謀報員を潜り込ませる拠点にもなっていたようだ。
あまりにも偏狭な左翼運動が不自然に続けることができているのは、主体性の問題だけではなくて、こうした複雑な背景があるのかも知れない。
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