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2005.02.02

2/2 党員は政党をおかしくする

民主党が青年、女性の組織化に取り組むという。私はデメリットじゃないかと思っている。

これまで民主党は悪い意味でも、良い意味でも議員だけの党で、党員といえば議員か、議員候補者か、秘書か、議員後援会の有力者だけだった。党員組織があるというのは社会党が丸ごと移行した北海道ぐらいではないか。
それが特定の人だけの党かというと、むしろ党員が少なすぎて、党員以外の人の力を借り、意見を聴く体質になっているんではないかと感じている。組織が確立している自民党や社民党(公明党や共産党は論外だが)には、党員でも何でもない人が何言っても無駄、という感じがとてもする。

デメリットとしては、党員組織がないので追い風がないと、かなり厳しい状態になるということである。しかしだからといって党員を増やして、党員に何をさせようとしているのか、全く見えないし、その意味がわからない。活動家を組織化するのに党員化ということが適切なのか疑問だ。党員化して党員が党の指示通り働くのか疑問だ。
民主党はそれより緩やかな支持者の名簿をたくさん集めて、その人たちとコミュニケーションとったり、党員以外の支持者の政策参加みたいなことをもっともっと進めたほうが効果的じゃないかと思う。

私は、2つの政党の失敗から、有権者のごく一部を党員組織化することの弊害を指摘したい。

1つの心配は社民党のように、議員が有権者より、党員を見るようになったら、政治的センスが失われるということだ。有権者より、党員のなかの有力者どうしの権力闘争に気を配るあまり、ちっとも有権者のほうを振り向けない党になった。選挙より、党員どうしの足の引っ張り合いに血道を上げることが党活動だと勘違いしている党員がたくさんいる。

もう1つの心配は、自民党のように、ヒマな地域ボスの子(医者や不動産屋)や、町内会おばさんに組織が占拠されないか、という心配である。民主党が支持を伸ばしているのは、「大好き○○市」なんて幼稚なスローガンで騒いでばかりいるヒマな地域ボスの息子や町内会おばさんの、あつかましくも鈍感な独特の体質に満ちた自民党に嫌気がさしているからではないか。このひまな地域ボスの子や町内会おばさんは騒ぐのが好きなだけで、政治を使って何も問題解決しようとしない。しがらみ一掃という言葉がウケるのも、既存の組織団体に対する拒絶なのだろうけど、その具体的な姿というのは、政治家のまわりでわいわいやっているヒマな地域ボスの息子たちなど、自民党にありがちな支持層を拒絶したからではないかと見ている。

西欧の社会民主主義政党のように100万人のオーダーで有権者を組織化できれば、生活感覚のある人がたくさん入ってくるので意味があるが、十万人程度の組織化では、かえって普通の有権者の声が、政治のことしか考えていない党員にブロックされ、おかしな党になる弊害のほうが多い。
その程度の特殊な人たちなら、議員のほうが数万票に通じる理屈をもっているのだから、議員党のほうがよい。

議員後援会には、もっとたくさんの支持者の名前が網羅されている。その人たちに民主党活動に参加してもらい、意見言ってもらい、聞いてもらえる関係をもっときちんとつくることのほうが有効じゃないかと思う。

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