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2005.01.07

1/6 運賃の改善を求めて回答が届く

定期券だけですが、今年の春に東上線は値上げをします。以前、この場で、東上線と有楽町線の地下鉄の相互乗り入れの運賃が、ルートによって違いすぎるなどと運用面の問題点を指摘しましたが、東武鉄道のホームページで利用者の質問を受け付けてくれているので、値上げもあり、運賃についてどう検討しているのか質問しました。本日、回答が来ましたので、ご紹介します。

質問は4点。
①東武と地下鉄で1枚の回数券はないか(今は別々に買わなくてはならないため、面倒なのです)。
②定期券のルートを固定するのではなく、東武まわりでも地下鉄まわりでも共通の利用が可能な定期券を検討できないか(和光市から東上線・地下鉄それぞれで東京に向かうといずれも池袋駅を通るからです)。
③東上線の切符と地下鉄の1日乗車券がワンセットになった切符を検討できないか(小田急が始めています)。
④地下鉄の直通切符売り場の運賃表を、有楽町線の駅だけではなく、東京地下鉄全線の駅の運賃を表示できないか。

東武鉄道の回答は、
①については、各社ごとの発売で、各社とも実施していないという自己完結型の回答。
②については、運賃の計算方法が乗車距離ごとになっていてそれを会社別に合算しているので発売はしない。
③については、各種商品について検討していくなかで参考にしたい。
④については、「連絡運輸」をしている駅のみ案内している。
という内容。
③以外は、こうなっているからこうなっている、という一段論法で、答えになっていないと思います。
最後にご愛顧を求められました。

今は公務員でさえ、お客様お客様というような時代になっているにもかかわらず、鉄道会社はこうした木で鼻をくくったような回答を平然とします。大手私鉄は巨大システムで成り立っている商売ですから、簡単に前向きな回答がされるとは思っていませんでしたが、そういうことを検討したいけど無理なのか、可能性があるけどまだまだいろいろな問題があるのか、そういうことを伝えてほしかったと思うのです。それがそうなっていないからやらない、という納得性のまったくない回答はどうか、と思うのです。

私は、有楽町線と東上線が直通し、通勤地獄はかなり緩和されたと思いますし、都内に出るルートが複数メリットもあったと思います。しかし、切符の売り方が乗客にとってわかりやすくなければ、乗客の乗り方にあわせたものでなければ、ほんとうの相互乗り入れにはなりません。鉄道会社にしてみれば何でもないことですが、利用者にとっては面倒でそこから公共交通離れを起こしている場面は多いと思うのです。

私鉄はこれまで、安かろう悪かろう経営で、客に犠牲を強いて経営を成り立たせてきました。それは経済が成長し、その成長以上に土地価格が高騰し、自らの会社の土地を高く売りながら、乗客の通勤距離をどんどん郊外に伸ばしてきて儲けを増やしてきたからです。客は、今ここで土地を買わないと、もっと土地は高くなり、もっと郊外に行かなければ家が持てなくなって遠距離通勤になる、という社会状況におかれ続けてきたからです。ところがバブル崩壊とデフレで今は逆になっています。ベースとなる勤労人口はこの先どんどん減ってきます。さらには地価が下がり、日常の娯楽、少子化で勤労者に重くのしかかる介護や保育の都合から通勤距離も短くなる傾向がより一層続くことが考えられます。実際、今でも私鉄は乗客を毎年じりじりと減らし続けています。
さらに利用者は神様扱いされてきたわがままな消費者が中心になっています。「注文の多いレストラン」のように乗客に負荷をかけ続けるような商売をしている電車に今どきの消費者がいつまでもつきあうのか、疑問に思っています。実際、首都圏もマイカー利用者は増え続け、マイカーという競争相手に勝てなくなる可能性もありえます。
そういう状況をふまえれば、利用者と商売人としての鉄道事業者とのコミュニケーションは重要だと思います。

私としては、今後も東上線と有楽町線の直通に関する運賃制度の改革に向け、いろいろな機会で働きかけを行っていきたいと思います。

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