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2005.01.10

1/10② 若者の自立を促せ

家族の友人が訪ねて来て、いろいろ雑談。その後外出する。

外は「成人式の日」なので、それらしい人たちが多い。私の成人式は、見栄張る服が用意できなくて、どうしようか考えているうちに、よだきくて、うだうだしていたら時間が過ぎて行かなかったということがあった。雪国の政令市に住んでいて区ごとの式典であったし、雪も降っていたし、まだ在住1年も経たないのに、私の住む区で知っている若者なんてほとんどいないから、行く目当てもないなぁ、なんて考えてたような気がする。

数年前、各地の成人式が大荒れに荒れて、問題になった。それなのに、なんでそんなにまでして自治体は式典なんてやるんだろうか。市長や県知事が挨拶に立つが、彼らのうち選挙に行くのは2割、しかもあなたに投票するのはその半分もいないというのに・・・。
どうせ騒がれるなら、偉い人のつまらない話のために時間をさくのではなく、どこか児童公園か広場にでも集めて、青空パーティーでもさせておけばいいんじゃないか、なんて思う。

子ども政策を考えると、その政策の効果というのは、非行に走らないとかあるけれども、一番大きいのは、一丁前のおとなとして20代をやり過ごせるか、ということなのだ。パラサイトシングル、ニート、ひきこもりなど、20代になってつまづきが取り返せなくなる前に、大人としてきちんと自立して送り出す社会や家庭にしていかないと、なんだかおかしなことになるような恐怖感がある。

子どもを教育する、ということは多くの人が口にしても、子どもを自立させる、ということぱなかなか口にされない。
たまに言う人がいると、それはサバイバルゲームみたいな話か精神修養論ばかりで、現代社会で役立つ自立と全然違うような気がしている。子どもを家からたたき出して、自分で洗濯ぐらいさせて、孤独に耐えさせる、携帯電話代の支払いより、日々の生活にかけるお金を心配するような若い人をつくることが急務だと思う。
ほんとう、大学生にもなって、入学式や卒業式に親がくっついてくるなんて、私の常識の外にある。

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