12/1 仲買人
渡辺さま、コメントありがとうございます。聴き取り調査の重要性は本当に高いと思います。
私はかねてより、農民が弱者と一面的に捉えることはどうか、と私は思っています。私の祖父が青島の商人で、第二次世界大戦で無一文で日本に帰国し、親族の農家に小作農で入っていろいろ意地悪された聴くにつけ、農民が弱者ということはほんとうに一面的なとらえ方でしかない、と思っています。
戦後も、自由民主党は地主、米農家を甘やかす政策ばかりを展開してきたわけです。そうした自由民主党に甘やかされた農民と労働者階級は連携しえない、という問題意識があります。ですから、社会党が勤労者の切実な望みに応えず、むしろ地方の社会党を支持している人がごくわずかしかいない農民運動に顔を向けていることに、情けない思いをし、早く都市住民の声を代弁する政党ができないか、と思ってきたのです。
仲買人の話でいえば、昨日、燕市を取材して、仲買人ともいえる金属部品の専門商社が、燕市の金属加工業者を営業を全面的に引き受けています。そのため工場経営者は営業の苦労から解放され、技術の研鑽に集中できた実態を聴きました。
その結果、世界でもまれな技術の集積が可能になり、業者は公務員以上の所得を得ているようです。新潟県というあまり第二次産業が盛んでない土地で、公務員なみの収入を得られるということは相当レベルが高いということになります。
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