11/28 お題目をコメントする
午前中、自宅で朝霞市の次世代育成支援計画のパブリックコメントを出すために、市内の知人で集まって作戦会議。午後、出勤。今年最後の勤務。
●朝霞市から提示されている中間とりまとめ案の質が悪い。内容が悪いというのではなくて、「○○○○の推進」といったような議論のしようがないお題目ばかりで、市民にまともに議論させない、というスタンスが見え見え。
政府の「策定指針」は結構ラジカルで、策定指針では、市民参加と情報公開、子どもが主権者である、ということをきちんと定義している。それが市民参加は、官選の「市民委員」の参加で済まされ、情報公開はほとんどなし、子どもは「視点」扱いにとどまっている。それをそのままに書いたほうがまだよい計画ができるはずなのに、高いお金を払ってできの悪いコンサルタント任せで、市民への窓口はシャットアウトしている。
また、最低限必要ともいえる、保育所などの整備計画「特定14事業」については、全く議論されないまま、情報公開されないまま、決定される見込みだ(一部にはもう県に提出済みという情報もある。待機児童問題で苦しむ市民はどこにも意見をいうチャンネルがない)。
パブリックコメントでは、字句修正を求めて、その理由を述べるという形態をとるのが一番効果的だが、反対できないようなスローガンばかり並んでいて、何が行われるのかわからないので字句修正を求めることが不可能だ。全面的な書き換えを求めるしかないが、そうした場合、提出したコメントが検討される可能性がガクンと下がるのだろう。対応が悩ましい。
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