11/27 ビラ配り
朝日、読売で報道されたが、マンションで都議選ねらいの共産党の政策宣伝ビラを配布していた人が住居侵入で逮捕されるという事件があった。
先回も書いたが、ビラ配りを住居侵入でやられたら、政策宣伝活動の多くはできなくなる。とりわけ新人候補者は、人間関係もそんなに広がっていないので紹介者を訪ねても出てくる票は限られていて、不特定多数の支持者を獲得するのに、街頭演説とビラ配りをせっせとやるしかない。特に電話や町内会からの紹介ということではなく、政策をわかってもらって、投票してもらうには、とにかくビラを読んでもらうしかないのに、それを配布すると住居侵入として立件できるとすれば、現職優位、しがらみだらけの人たちだけの談合で選挙がひっくりかえさせなくなる。政治から政策競争が今以上になくなり、とんでもない政治活動の規制になる。
最近の日本人は治安の悪化に敏感になっている。そういう中で政党のビラ配りというのは受け入れる対象になっていない。そんな国民感情と警察の今回の摘発が結びつくと非常に危険だ。
ビラと電話、ビラと街宣車の流し、ビラ配布と町内会による選挙運動、どちらがより被害が大きく、実害が少ないか、冷静に考えれば、本来すべき規制が何か見えてくるはずだ。
支持してもいない候補や政党のビラなどもらうだけイライラするが、読みたくなければそのまま捨てればいいだけ。住居侵入で逮捕してまで規制しないと市民生活が迷惑するかというと疑問だ。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント