« 11/24② 消防署へのヒアリング | トップページ | 11/28 オーラルヒストリー »

2004.11.26

11/26 本当の相互乗り入れ

またまた東上線の話題。今日は運賃制度の話。

私の職場は東上線と相互乗り入れしている有楽町線の沿線にある。
東上線は地下鉄有楽町線と直通しているが、この直通というのが、同じ池袋を通り、ほぼ平行なところを走っているのに、会社が違うため、違う運賃体系となっている。そのことでやりにくい思いをしている。

私の場合、往路は、混雑が緩く、並行ダイヤで速度が落ちる東上線より速く、乗り換えもない和光市から有楽町線回りで都心に出ている。一方、帰りは、池袋で買い物をしたり、寄り道をすることがしばしばで、そうなれば池袋で有楽町線を降りて、用事を済ませて東上線まわりで帰る。往路と復路の経路が違うことが多い。
こうなると、会社ごとに運賃を積算していく今の私鉄の運賃システムでは、定期券を買っても追加運賃ばかり払って損するばかり。そんなことに不満を持っている利用客の気持ちを逆撫でするように、違うルートで定期券を使うなと、わざわざ駅などには、大きな警告の案内までついていて不愉快になる。全くもってお客様無視だ。
大阪の私鉄の阪神と阪急は、手を携え、共通定期券の運用をして、大阪・神戸間はどちら回りでも使えるようにしているような事例もあるし、岡並木さんの「都市と交通」ほか様々な海外の都市交通の紹介では、共通運賃制度がない都市のほうが珍しい。
で、憤りながらも、仕方がないので回数券を買おうかと思うと、直通電車は1本でも、会社をまたがるので、2種類の回数券を組み合わせて乗らないといけない。この場合使える改札機が制限され、改札が空くのを待たされたり、回数券自体を紛失してしまうことが多く、ほんとうにバカバカしい思いをしてきた。
結局、正規運賃のパスネットを使って乗っている。なんだか割損している気持ちだ。

東上線から地下鉄の直通電車の路線図も不親切だ。乗り入れ先は有楽町線の駅しか書いていない。実際都心に出て、有楽町線だけで用事が済むこともなく、乗り換えたりしなければならないのに乗り換え駅すらわからない。地下鉄に入ってから乗ってくるお客さんは、直通電車の客じゃないから、東武の路線図が懇切丁寧なのに地下鉄の路線図がぞんざいでは役に立たない。
駅でも有楽町線の運賃表しかないから、さらに地下鉄を乗り換えてどこかに行く場合は、いったいいくらの切符を買ったらよいのか、まったく見当がつかない。

私は、都内をいくつか回るとき、地下鉄の1日乗車券を使うことがある。しかしそれを手に入れるためには、直通電車が来ても、和光市でいったん降りて、改札を出て、地下鉄の切符売り場で地下鉄の1日乗車券を買いなおさなくてはならない。時間の無駄か、お金の無駄とその後の都内での時間の無駄か、選ばなくてはならない。

と思ったら、小田急と地下鉄は、、小田急東京メトロパスというものを発売した。小田急線の往復乗車券と、地下鉄の1日乗車券がワンセットになったものだ。これなら地下鉄との接続駅で1日乗車券を買いなおすようなバカバカしいことはしなくていい。

線路つなげて、電車を共通で走らせれば相互乗り入れ一丁上がり、ではなく、ソフトウェアも含めたほんとうの一本化をやってほしい。このことは過去30年以上、交通関係の研究者や識者が指摘しつづけているのに、一向に改善されない。

|

« 11/24② 消防署へのヒアリング | トップページ | 11/28 オーラルヒストリー »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/44442/2074761

この記事へのトラックバック一覧です: 11/26 本当の相互乗り入れ:

« 11/24② 消防署へのヒアリング | トップページ | 11/28 オーラルヒストリー »