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2004.10.31

10/31 顔に当たる野球ボール

kaki1031.jpg
日中近所を散歩。近くの幼稚園の農園に、柿がたくさんなっている。少し熟しすぎているのか、臭う。パン屋さん「麦の実」を発見、パンがとてもおいしい。

29日金曜日の朝日新聞ひと欄に、札幌の富士メガネの社長、金井昭雄さんが紹介されている。タイ、ネパール、アルメニアの難民にメガネを贈り続けて9万4千本になったという話が紹介されている。
私もこのメガネ店の顧客。札幌で文具店に勤めていたときに、会社で半ば強制的に入らせられた野球部の練習で、飛んでくる野球のボールの位置が正確に捕捉できずよく顔に当たったり、コンピューター業務で目が異常に疲れるので調べてもらった。あちこちの眼科で乱視とか、一時的な視力低下と言われ続け、しかし全然改善されず、ようやくこのメガネ店で斜視(左右どちらかの目が違うものを見ている)を見つけてくれたのがきっかけ。
右目の視力が低下していて、斜視が強くなって左目が疲れるようになっている、と教えてくれて、右目の視力補正のメガネを作ってもらい、斜視矯正の眼の筋肉トレーニングの方法まで教えてもらった。店員の技術レベルは高い。
ディスカウントメガネ店が流行する中、多少高めでも誠実な商売を続けてきた。そして、その儲けは難民支援に使っているなら、顧客として誇りだ。
富士メガネについては、司馬遼太郎「街道をゆく-北海道の諸道」でも紹介され、松下幸之助さんも顧客だった。東京は大手町ビルディングの1階にある。

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2004.10.30

10/30 がんばれローカルスーパーイイダ

昼食は近所の釜の屋というそば屋。おいしいところだし、志も高い。その後、地域福祉計画の団体ヒアリングで、朝霞市本町のスーパーイイダを訪ね店長からヒアリングを行う。
従業員への意識教育はしている。その点、心のバリアフリーのほうが進んでいる。しかし古い建築のスーパーなので、厳しいことも多いという。忙しい中、誠実にこたえていただいた。住宅街の真ん中の、面積も小さくて、駐車場もなく、しかしかえって入りやすい、こういうスーパーはつっかけ履いて行ける感覚で、地域社会にとけ込んだ大事な存在だ。しかもスーパーのまわりには城下町のように、いろいろなお店ができている。札幌に住んでいたときに、旧国鉄系の小さなスーパーが撤退して、ほんとうにちょっとした買い物(ばっかりだったが)に困った。高齢社会、でかいばかりのスーパーなんて役に立たない。
帰りに、地域福祉計画策定市民委員の方と偶然会い、モスバーガーで一時間近くねばって、いろいろ話をした。

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2004.10.29

10/29 しみじみと江田さん

日中勤務。

江田五月さんが永年勤続表彰を受けた。
昨年の総選挙に出た菅源太郎さんの支援で、岡山を伺ったときに直に見たが、江田さんはすっかりおじいさんの入り口に立っていて、90年代前半の頃の、総理大臣になるかも知れない迫力はだいぶなくなっていた。私の父とほぼ同じ年かと思うと仕方がないと思う。
子ども政策を仕事で担当していたとき、少年法改正問題があって、児童自立支援施設の職員が民主党に申し入れしたいというので、一緒に江田さんのところを訪ねたら、「なんでもっと早く私のところに来てくれなかったのですか、いろいろ手を打てたのに」と、悔しがってくれたことを思い出す。退所後もケアをする児童自立支援施設や少年院はほんとうに再犯率が低い。最近の少年は恐いですまさず、その現実をきちんと受け止められる議員だった。
もう、総理になる可能性は低いのだろうけど、リベラルで融和的なものの考え方のできる政治家として、政策通の政治家として、若く危うい民主党議員の指導をし続けてほしい。

一方、東京都教育委員会で、石原知事の期待以上に暴政をふるっている将棋指しの米長邦夫が、園遊会で天皇さまに「日本国中の学校で、国旗が掲揚され、国歌を斉唱させるのが私の仕事です」と報告した。天皇さまは「やはり、強制になるというものではないのが望ましい」とこたえたという。
最近危うい世論に対して、天皇さま一家がリベラルな反応。ご子息の浩宮さまの苦悩ぶりも共感する
米長は鈍感だ。今の天皇さまがどういう時代に多感な思春期をお送りになり、どんな思いで今があるかを考えれば、ナショナリズムを安易に肯定することにはならないはずだ。過日読んだ、小沢一郎の知恵袋、平野貞夫の「天皇陛下の秘密指令」では、核拡散防止条約の締結と批准に持てる力を使った昭和天皇のことが紹介されている。
右よりの世論が強くなっていて、天皇家も危うい位置におかれかけている。
天皇を利用する世俗が、国を誤らせる。天皇の政治利用は極力なくさなくてはならないのだ。

●鈴木邦男「日本の公安警察」を読む。90年代前半、新右翼として知られた著者が、監視され続けてきた公安警察の問題点を指摘。10年ぐらい前の中央官庁の問題と同じ。批判を受け付けない、外部と交流のない職場はこうなるものだ。警察にはいくつか分野があって、刑法犯罪を担当する刑事警察、交通取締りを行う交通警察と、治安を担当するのが公安警察。左翼、右翼、狂信宗教、外国人工作員の監視と管理を仕事としている。
同書のなかで、右翼は超えられた、と嘆いている。「救う会」や「新しい歴史教科書をつくる会」の会員が改憲や核武装論、北朝鮮への武力攻撃、社会党員への取り締まりなど、右翼が過激だと思うことを公然と叫んでいることに、危ういと感じている。現在、右翼で問題をおこすのは、こうした一般市民の、はねあがった考えをもった人だということは、昨年逮捕された、刀剣友の会のテロ事件でも証明されている。

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2004.10.28

10/28 市民参加

通常勤務。朝の通勤電車で運良く座れたものの、となりにすわってきた男性が股は広げるは、体重はかけてくるわで苦しい。何とかならんか通勤電車。苦情処理システムもない。

昨日トラッシュバックをいただいたブログは「ヨネ的」が正しいです。謹んでお詫び申し上げます。
ブログ「ヨネ的」も、いろいろ市民参加について悩まれたり、研究されています。これからもいろいろ情報交換していきたいと考えています。
和光市は市民参加を熱心に推進しています。うらやましい限りです。朝霞市はやっといくつかの審議会で始まったばかりです。近隣市どうしで高めあってほしいと思います。

●日曜日「グッバイレーニン」のビデオを自宅で観た。舞台は東ドイツ、共産主義のエリートの母親が意識不明になっている間にベルリンの壁が崩壊。東ドイツで反体制運動に加わっていた主人公があの手この手で共産主義が改革しながら進んでいるように母親に信じ込ませる。

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2004.10.27

10/27② このまちで

朝霞市のテーマでトラックバックがつきました。ヨネ蔵さん、ありがとうございます。よろしくお願いします。

札幌から朝霞に戻ってきてもう6年になりますが、やっと地域のことを考えられることができるようになったことをうれしく思っています。文句の多い私ですが、これを見ていただいているみなさん、どうぞよろしくお願いします。
札幌にいたときもそんな感じで、大学や、飲み友だちでブスブス言っていたのが、6年ぐらい経った頃からいろいろ活躍する機会をちょうだいして、くすぶっていたブスブスを地域社会に還元していたら、今の仕事に縁ができました。札幌に比べると、市民参加、福祉の水準、市民の政治の使い方の上手さ、どれもいま一歩で、だからやりがいがあります。朝霞を楽しく、多くの人が自分の街と思えるような活動に広げてゆきたいと思います。

●昨日の朝日新聞の家庭欄「待機時ゼロの舞台裏-いま保育園は」がいい記事。八代尚宏氏などが推進する、とにかく規制緩和さえやればいい保育園が、需要量も満たされるという神話を検証。今まで朝日新聞社は、八代氏の言い分を100%鵜呑みにした記事が多かったが、待機児童が解消されている裏側で、かなり現場に無理が来ていることをちゃんと検証。和光市に新たにできた南保育園が紹介されている。この規制緩和で保育がどうなっているのか検証している汐見稔幸東大教授の動きがよい。汐見さんは昔共産党系の保育学者として知られていた(わが労組でも警戒していた存在)が、最近、とらわれがなくなりとても良い活動をしている。

●先日、自治研で松下圭一さんに会えたことを機に、高校生のとき読んだ「市民自治の憲法理論」を読む。16年ぶりに読むと、非常に難しい本だ。高校のときにはそんなに難しく読んだ記憶はなかったが、自分の知的能力が落ちているのだろう。1990年代から市民参加が当たり前のように思われるようになってきたが、この本は1975年に書かれたもの。この頃の岩波新書は時代の荒波をくぐる名著が多い。
同書では、官僚には「行政法学」という考えが幅を利かせていて、憲法で信託された国家が国民を従える、行政権は官僚の掌中にあり、という考えが展開されている、と喝破。この前提は革新側も否定せず、革命で官僚支配を自分たちのものにしようとしているという。リベラルな護憲派学者として知られる宮沢俊義も小林直樹も、地方自治に全く無関心な事実をつきつける。著者は、権力を市民が拘束するために憲法があるという視点に立てば、官僚の予定調和を認めず、市民が公共をつくる、自治体を核にした市民自治、市民参加を肯定する憲法解釈をつくらないとダメだという。

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10/27 共有のための迅速さ

日中業務。

朝霞市のホームページで公開されている市の審議会など会議の報告が中途半端なので、
①議事録の迅速な公開、
②配布した資料の公開
を市長への手紙でお願いしたことに対する返事が、昨日来る。

①については、審議会が開催される都度、前回の議事録を確認して公開、という事務手続きになっている、流れについての改善は前向きに考えたい、②については、市役所で直後に公開しているので見に来てほしい、という回答。
①についてはほぼ満足なので念押し、とくに「会議報告の通知」というのがあまりにも貧弱なので、改善を求めた。②はベッドタウンとして、日中でしか開いていない市役所で情報公開するだけではなく、WEBを活用するよう再要請するメールを送る。

新潟地震に対して、私の務める労組も動き始めている。
まず新潟県の地方組織が生活相談を市役所とタイアップして始めた。突然、資材や人を送り込んでも混乱するので、まずは組合内に金銭カンパを募集を始める。
現地の地方組織がボランティアの受け入れが可能、というサインを送ってきたら、動く準備を始めている。私の勤める労組の組合員は、阪神淡路大震災以来、災害救援に迅速に動くような風土ができあがっており、すでに応援に行かせてくれ、という問い合わせが相次いでいる。
また、東京の地方組織は、三宅島住民の帰島時に、常時5人の組合員を支援に送る計画をまとめている。

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2004.10.26

10/26 東京ルール

通常勤務。
往復の通勤電車で、都会のルールを知らない人が多いといつも思う。今日は運良く座れたが、座れる前は2人分の座席の真中を中年女性がドデーンと。詰めてもらったら、肩を抜かないで座るので、ひどく狭く、重い。
通勤電車の正しい座り方。お尻を深く奥まで入れる。そうすると自然と背中が垂直になって、腕が前に出る。肩が抜けた状態になる。股も広げることができない。足も前に伸ばせない。
回りの人に迷惑かけて座ってる人は、だいたい浅く座っている。腕が後ろに下がるので、どうしても腕の分も幅を取る。さらにいすが支える体の面積が小さくなるので、安定させようと股が広がる。足は行き場が無くて前に飛び出すか、やはり股を広げていく。

通勤電車の長いすは鉄道会社によってずいぶんいすの広さが違う。東武鉄道のいすの幅はやや広め。7人がけのいすに7人が座れるが、営団地下鉄のいすは7人では全員女性でも窮屈。
ほんとうは7人がけ長いすなどという、おためごかしの座席が問題。長いすは、いすといすの間に立つ人が何人も入ることを前提としている。本来はつり革分の数の範囲内しか人が立っていてはいけないはずだ。
もっと欲を言えば、交通機関、全員着席を原則とすべきだ。たくさんの人を乗せるわずか2時間の通勤輸送に水準をあわせるのか、残りの18時間の営業時間の快適性にあわせるのか、考えるべきだろう。

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2004.10.25

10/25③ 地震考

新潟の地震で驚くことばかりが続く。

防災で3日過ごせる対策をせよ、と習ったことがある。ほんとうに、阪神大震災も、新潟の地震も、2日間は物資も輸送体制も行政の対応も整わず、眼の前には被害の映像だけが垂れ流される。その間、罹災者どうしでの自治が求められる。新潟も、ようやく今日、ボランティアの募集が新聞に掲載されたり、小売業者が救援販売を始めたり、現地入りのルートが発表されたりし始めた。現地への救いの手が届き始める。

いくつか変わった出来事がある。

避難している住民が、どうみても壊れていなさそうな家の前で、「クルマが落ちてくるものはない」と言ってクルマの車中で避難している。地震でほんとうに恐い思いをしたので自宅にいたくないという気持ちだと思うが、本当に大丈夫だろうか。今回の地震で亡くなった方の中で、クルマの車内で死んだ方が1割以上いる。家の中で亡くなった人の多くが、地震による落下物によって死んでいるのに対し、クルマの車内で亡くなった人はストレスが原因と思われるものばかりだ。クルマ避難、これが阪神大震災と違う光景だ。
専門家は、壊れなかった自宅の中でクルマの中での避難生活を送ることのどちらが生命にとって危険がないのか、一定の見解を示すべきだと思う。

大ばか者は菅直人
冗談のつもりだろうが、「それに加えて新潟で地震。あい続く天災をストップさせるには昔なら元号でも変えるところだが、今必要なのは政権交代ではないか」などと自分のホームページの日記でつづっている。そして今日、「決して茶化したわけではないが、そのように感じられた方には謝りたい」。
言いぐさも謝り方も常識がなさすぎる。生活に対する緊張感がないから失脚を繰り返すのだ。小沢や鳩山が政権をとったらイヤだし、横路派のスピード感のなさも野党をリードしないと、菅直人を応援してたが、もう菅直人首班の政権などいらない。お遍路して何がわかったのか疑問だ。
民主党の議員に選挙動物というか、選挙、政権交代が国民の生命や生活より上位の存在だと勘違いしているような人が多い。オレ様オレ様。そして政治業界にしか通じないつまらないウィットを言う。
ここで野党がいうべきは、災害対策で与党や政府が見落としていることを発見し、政府に迅速に伝えて対応を求めることだ。一時は市民が主役、と市民活動を基盤とした社会をつくろうとしたなら、災害復旧支援に行くボランティアの人たちの生活や仕事の保障を求めることだってできる。やることをちゃんとやれ、と思う。

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10/25② 児童家庭課を訪ねる

市民委員会が終了後、朝霞市の児童家庭課をたずね、前々から疑問だった、保育所入所基準について問い合わせた。

入所判定の基準の表はちょうだいしたが、その肝心の中身である、各項目の点数については入所申請で虚偽申請の恐れがあるので公開しない、という担当者の回答。不満。入所判定をめぐりもめるのでわからないでもないが、逆に基準を公開してしまえば一定レベルのものまでは市の責任が逃れるんじゃないかと指摘すると、「うっ」と言葉に詰まる職員さん。

その職員さんによると、現在の基準の点数は、母親の状態だけに着目されており、ひとり親が増えていることや(特に父子のケース)、DV予防、事実上の離婚状態などにも対応できるように来年の4月入所から項目を追加したり、点数を変えたりして見直すらしい。保育所が家庭問題のバッファーになる必要があることから、必要な改革で評価したい。

市立保育所の8ヵ月児からの入所の前倒しを求めたが、これから必要があれば検討を始める、ということ。産休明けや3ヵ月児保育は民間保育所しかやっておらず、認可保育所であればそれも駅から遠く、バスもないようなところばかり。保育所を用意できないのにマンション建設を認めるな!と声で叫びつつ、改善を求めたい。

最後に市が補助する家庭保育室(比較的良質な無認可保育所)の補助基準をもらった。これには面積や人員配置の基準がかかれており、最小限の社会的規制になっている。この基準は、国の保育所設置最低基準をおおむねトレースしたもので、なぜ家庭保育室は認可保育所にならないのか、という疑問をぶつけてみたら、来年1ヵ所、認可を取るらしい、という話を聞いて、少しずつ朝霞市の保育事情は緩和される見通しが見えた。

しかし前向きな感じがしない。次世代育成支援計画の点検が必要だ。

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10/25① 福祉の市民アンケート発表

午前中、地域福祉計画策定市民委員会。
最初に、作成に難儀したアンケートの結果が発表。2000人調査で1050人回答。
行政の福祉サービスについて知らないという人が多い。日常生活で困っている場合の相談では、友人・知人を挙げた人が56.6%もいるのに、地域での親しい友人の数は2人以下という人が47.6%も。半数はゼロ人。
ボランティア団体を知らないし、加わったこともないという人が80%というのが高いが、やってみたいという人は36.1%はいる。期待が持てる。
障害者になった場合は、地域で暮らしながら、公的サービスの力を借りてのりこえたい、という意欲が見られる。ノーマライゼーションなどの専門用語は定着していないが、障害者や高齢者など福祉を必要とする人と地域社会で一緒に暮らす、差別をしてはいけない、という意識は相当定着している。
福祉の情報については、広報あさかか、口コミが大半で、専門的窓口を訪ねる能動的な動きは少ない。災害時はなんといっても近所の力で乗り越えなくてはならないという意識は6割以上。福祉のあり方として、わかりやすい情報提供を求める人が6割、相談の充実、誰にでも使いやすい施設やまちつぐりを求める人が4割を超える。
回答者は無作為抽出なのでおおむね、平均的な市民像。通勤先は、市内と都内で二分。県内の他都市は少ない。在住歴は10年未満が42%と流動的な市民の姿が。従来型の地縁や、市役所で相談に来るのを待つような福祉の対応ではダメだということがわかる。

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2004.10.24

10/24 教育基本法の暴走

新潟の地震の罹災者にお見舞い申し上げます。
きょうは終日在宅。温泉宿での相部屋合宿というのは結構こたえるもので、溜まったメールのチェックをして、休んで、食物の買い出しに出かけて、終わり。

航空会社が国内線だけ値上げ。海外に行くようなエグゼクティブ客か、レジャー客だけ優遇して、生活路線の国内線ばかりばか高い。私が大学生のとき、まだ航空業界は、競争も何もなく3社寡占で、東京→札幌往復の正規運賃が4万1000円だった。その後、規制緩和で競争や新規参入があり、一度、特割だけ猛烈に値下がりしたが、エアドゥが経営破綻してからは特割も大したことなくなり、片道正規2回で5万6000円、往復正規で5万1000円。さらに上げるという。道内の千歳以外の便はさらに1万円以上高い。高かった乗務員の賃金も下げ、リストラもして、どうして運賃が上がるのか不明だ。内橋克人さんが「規制緩和の悪夢」で指摘した予測が当たっている。

自治研で前橋を訪ねたおり、深夜にもかかわらず、友人の親で数学者の瀬山士郎さん由里子さん夫婦を訪ね暖かく迎えていただく。教育基本法の改正について議論。改正論があまりにも質が悪いので改正には反対するものの、現行教育基本法の精神で、地方自治体からの独立をめざして設置されている教育委員会が暴走して手がつけられない東京都の教育の矛盾に、3人で悩む。私は、右よりの教育基本法の改正は反対だが、それを止めたとしても、子どもの権利条約や、子どもや地域社会が教育の政策決定に参加するシステムは今の基本法では対応できない。戦後の国家教育からの転換のために教育基本法は有効でも、今の時代に即した教育権の確立をしていくためには教育基本法の改正は不可欠で、そのことは憲法よりずっと明確な課題だと思う。
現世の政治についていろいろ聞かれ、労組との関わりなども含めていろいろ話した。

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2004.10.23

10/23 職場から政策を研究する

お久しぶりです。

我が労組が開いた「全国自治研集会」という研究集会の手伝いに、群馬県に行ってきました。自治体職員や、自治体の委託先の職員たちが、自分たちの地域社会や、自治体を改革提案する力をつけよう、というのが目的。同様のものは日教組の教研集会が有名ですが、うちのは1957年からとそれ以上に歴史があって、1990年代後半に進められた環境自治体、介護保険の導入、地方分権改革などの政策は我が労組の研究活動のたまものらしいのです。この自治研があるから、私は、我が労組に就職したのです。

〈21日かみあわないパネルディスカッション〉
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21日の初日は、武村正義元官房長官の司会で、元行政管理庁長官の田中一昭さん、評論家の樋口恵子さん、福岡県豊津町の畑中町長、公務労協の山本事務局長がパネラーでパネルディスカッション。
田中さんは、行政マンは計画とチェックに徹したほうがよいという考えを展開。効率論に立てばわからないでもないが、地方の行政マンが計画とチェックしかしなくなって、それが本当に公務員の体質を変えられるのだろうか。
樋口恵子さんは、専業主婦をやっていたある日夫に「国の税金で勉強させてもらって、その力を家庭にだけ使っていていいのか」と疑問を投げかけられて、今があるという話。介護保険のサービス計画を立てるケアマネージャーをヘルパー派遣業者が抱え込める制度が、せっかくの介護保険をゆがめていると指摘(でも言い古されている議論)。もっと自治体が介護保険を監督せよ、という話。
全体的にまとまりのない議論だったが、司会の武村さんが、大きいことはいいことだ、という考え方の転換を求めて、清涼感をもって終わった。

〈22~23日政策作りの入門をトレーニングを取材〉
22~23日は、この自治研活動の初心者のための分科会。政策を広げて、まとめて、市民に提案するか、というトレーニングを行う。岩波新書「市民自治の憲法理論」の著者で、地方自治の研究をしてきた松下圭一さんが最初の講演。2000年の地方分権改革で通達行政が無効になって、自治体がどんどん条例をつくらなくてはならない時代に入っているのに、今でもかつての通達に縛られ、その通達集からできない理由を並べて多様化している住民ニーズに対応できないで陳腐化している、自治体が法制局的なものを独自にもっていくことが重要、ということを話す。
松下圭一さんは、高校時代からあこがれだったので、直に話を聞けて感動した。
私は取材だったはずなのに、受講生としてグループにいれられ、一緒に議論。グループの題材は学校給食をどうみんなのものにするか、ということ。子どもの食生活が崩壊している状況など、調理員のナマの声をききながら、調理員個々が持っている勤務意欲や問題意識をどう集団のものとして引き出すか、などについて議論し発表。

宿舎は利根川のほとりで、到着した日は台風到着の直前。翌日は利根川に濁流が流れ、恐怖感。
今日は帰路、乗っていた東上線の電車が隣の駅で止まったとき、目の前で太った人が降りていって、電車が大きく揺れた。「ありゃ」と思ったら、地震。電車は動かなくなる。
もし帰宅が遅くなっていたら上越新幹線が止まって、群馬から脱出できない可能性もあった。研究集会のまとめをやっている同僚は現地に残っており、帰れるのかな。行きも帰りも冷や冷やの出張でした。
台風と地震の被災者には謹んでお見舞い申し上げます。

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2004.10.20

10/20

きょうから、23日まで、わが労組の組合員が職場の研究集会があり、群馬に出張。23日土曜日まで更新ができませんのであしからずご容赦ください。
それにしても、台風。開会時刻にぶつかりそう。
昨日の朝霞市地域福祉計画策定市民委員会の拡大運営委員会で、広報体制について、私が検討して提案することに。

宮城県タクシー協会が、規制改革特区の申請をした。
今までの規制改革特区というと、市場競争の激化を促す内容ばかりだったが、同協会が申請したのは、仙台市内のタクシー業の新規参入の制限や、増車の制限を内容とし、規制強化を行うものは初と報道。
サービスが良くなる、運賃が安くなると宣伝されて始まったタクシー業の規制の緩和で、実際どうなったのかと言えば、サービスはそんなにあがらず、運賃もさして下がらず、なわばり拡大の増車で1台あたりの収入とドライバーの賃金が下がり、タクシードライバーが不安定雇用となったことだ。また客待ちのタクシー行列が全国各地で大渋滞の原因になっている。訓練を受けていないドライバーが増え、都内では主な施設がどこにあるかもわからないドライバーが増えた。
デメリットの方が上回っている。規制緩和派は失敗の現実にぶちあたると、さらなる規制緩和が必要だとか、他業種の雇用が流動化していないからタクシーにばかり労働力が集中する、などと問題解決にならない議論を展開する。規制緩和は薬にも毒にもなる、という視点に立たず、規制緩和は絶対的に正しい真理である、それで矛盾が起きればそれは過渡的現象や、改革が足りないからだ、というのは、このブログで再三指摘した単なるイデオロギーだ。
ほんとうは、市民生活の足を守るタクシーをどのように育てていくか、という改革提案がほしい。その中で前向きな対応ではないが、宮城県タクシー協会は、規制緩和ファシズムとも言える世論に対抗して、よく提案したと思う。
高齢社会の到来とクルマ社会の進展=鉄道バスの弱体化で、タクシー業は交通弱者の生活を支える重要なインフラになってきてる。そのことを前向きに捉えて、市場に放り出す改革ではなく、高齢社会のニーズに合わせた改革を促すことが欠かせない。
英国のように命と市民生活を預かるタクシードライバーが、消防士のようなステータスのある仕事になっていかなければならない。タクシー業界を守って改革し、育てていくことが重要だ。タクシー近代化協会という規制の権化のような団体が、東京のタクシーの質をかろうじて守っている。

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2004.10.19

10/19 社会の公器

午前中勤務。自治研の取材体制の確認。職場の労働安全衛生委員会。メンタルヘルス対策について議論。昼食はのりかえの間の急ぎで、東武百貨店の地下イートインの韓国料理「妻家房」で取る。東武百貨店の飲食店はなかなか。急ぐなら南口地下2階。韓国料理、ロシア料理、フレンチバイキング、甘味処。ゆっくり食べたいなら11階から16階まで。昔は混雑が嫌いな客だけが使う東武、というイメージだったが、飲食店、衣料品を中心に、東武のほうがよくなった。イメージのわりにいいデパート。午後から朝霞市地域福祉計画策定市民委員会の拡大運営委員会。市内の福祉にかかわる団体ヒアリングの段取りを確認する。

●石田衣良「約束」、早房長治「恐竜の道をたどる労働組合」読む。「約束」は親類や親友の死に直面した人たちの姿を描く。
「恐竜の道をたどる労働組合」は書名が陳腐で、連合本部が推薦しているので敬遠していたが、読んでそういう自分の先入観を反省。連合と関係を深くして、辛らつに連合批判をしていることが偉い。佐高信さんなどを中心に、よくある連合批判は、「右翼的再編」として思想的な問題に向けられるが、そういうのは的外れで、もっと建設的批判はないかと思ってきた。今の労働界は思想が右でも左でもそもそも誰のための労働組合なの、ということが問題になっている。著者はその背景が連合加盟の大企業組合が行動をゆがめているという。大企業組合員の「現場感覚」に依拠した運動が、中小零細企業の労働者との連帯を拒否している、ということを指摘している。あけすけに書いていてよい。
労資協調路線の限界に眼をつぶってきた労働組合のあり方を批判。確かに、労資協調路線以前の労働組合は職場を混乱に陥れるような種類の闘争もあったり、物取り主義の批判などもあって、その反省から、暴れずに労使でよく話し合う、というやり方に変わっていった。それが30年もたつと、闘いながら話し合う、ということがどういうことかわからなくなっていて、まとまる話しか手を突っ込まない幹部の姿があるのだろう。
しかしこの本、タイトルや装丁は何とかしたほうがいい。これでは手にとるのは関係者だけでうちわの議論の素材にしかならない。労働組合が6000万勤労者の公器として、もっと批判にさらされ、単に組合費が飲み食いに使われているといった低俗な批判ではなく、本質的な改革のための議論が国民的に行われることが必要だ。これを読み、著者が参加した連合評価委員会、もっと端的に連合加盟労組の問題点を指摘してほしかった。評価委員会の答申は「いい文書」なのだが、強烈さや端的さがなく、今のところ、少なくとも産業別組合の段階ですらたなざらしにされている。鄧小平の改革開放路線が日本の労働界に必要だ。

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2004.10.18

97年7月15日「社会運動」208号 札幌でクルマ社会を問い直す

札幌在住時、市民ネットワーク北海道という地域政党のメンバーと一緒にクルマ社会を問い直すイベントをやって成功した話を、生活クラブ生協、全国ネットワーク運動、ワーカーズコレクティブ運動のシンクタンク、市民セクター政策機構の月刊誌に寄稿したもの。
イベントの成功を弾みにいろいろ試行錯誤して半年後、今の仕事の転職が決まり、他のメンバーに預けて札幌を去ることになりました。
ファイルのダウンロード

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10/18 偉大なる指導者同志

朝、国会の政策担当秘書の資格試験に合格して、認証式に立ち寄ってから出勤。職場の労組が開く職場の研究集会の機関紙特集号のレイアウト作業。夜、代官山に赤ちゃんのだっこひもを買いにいく。シンプルなしくみなのに思ったより安定していてよい。

●講談社現代新書「鄧小平」を読む。やっぱり尊敬に値する。文革からの路線転換、改革開放路線が誰も覆せないところにもっていった功績は大きい。中国共産党の近代化も彼なしにはありえない。今の中国共産党の近代的なシステムは、自民党を凌駕していると見るべき。それは鄧小平の努力があってのこと。著者の矢吹は、鄧小平がパリ工学生時代、近代的な資本主義がなければ社会主義がありえない、という考えに触れていたことが大きい、と説明する。しかし、これだけの人物でも、後継者は不承不承に選ばざるを得なかったということがこの本でも書かれている。後継者問題は政治の難しいところ。政治の世界で世襲が横行するのは、それを防ごうとする力が働くためだと思う。未だに鄧小平の理想をきちんと実現しようとして失脚した元幹部の復権はなされていない。

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2004.10.17

10/17 子育てとNPO

夕方から、地域福祉計画策定市民委員会でご一緒している太田さんと太田さんのご紹介で、ASAKAいくじネットワークの田所代表を自宅に来ていただいて、家族と4人で食事しながら、子育て支援政策のあり方、市民との共有の仕方をどうするのか、フリートーキング。
育児不安の解消や、児童虐待防止などのために、既存の保育所、幼稚園の強化策とともに、子育て支援NPOの育成の大切さを子ども業界の中では認識されているが、定着した実践事例は少ない。しかし市内や近隣市に、先進事例として紹介される新座子育てネットワークや、田所さんのASAKAいくじネットワークがあるというのが頼もしい。
朝霞市の周辺は、下手に東京に近かったり、仕事と消費以外の関係性が希薄な住民が多く、NPO活動が弱い地域なので、NPO活動をどう育てていくか、ということも一緒に考えていきたい。
また、高齢者施策は、団塊の世代のおかげで多数派の高齢者予備軍によって政策が充実しはじめ、障害者施策は、バリアフリーの考え方の普及などで障害当事者の政策への発言力が高まりつつあり、あとは子どもと生活困難者の政策反映が課題だ、などという話にもなる。子どもをもつ家庭に対する行政やNPOのサポートは弱く、予算一つとっても、高齢者福祉に使われる政府予算と、子ども家庭福祉に使われる予算のけた違いの格差は考えなければならない。

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2004.10.16

10/16 インサイダー

だらだらと過ごす。昨日、政策担当秘書試験に合格したようで、認証式の出欠を確認される。転職するつもりはないが、何かあったときに力になったりできる可能性が1つ増えた。秘書かどうかはわからないが、政策に携わる仕事はいつかはしてみたいと思っている。
私個人のことで言えば、労組職員という一般企業への再就職が困難な仕事(しかも今は斜陽産業)をしていると、ときどき自分の将来に不安になることもある。資格があるからどうということではないけれども、そんな不安からも少し遠ざかれるようだ。
夕方、市内の友人が子どもをつれて遊びに来る。家族と4人でケーキをほおばる。友人の子から絵をプレゼントされる。

●西武鉄道が上場廃止に続き、インサイダー取引の疑惑。70年体質の変わらなかったということ。人間集団はなるべく外気にあたったほうがよいという見本。今回の事件が労働組合がなかったことも影響していると思う。この3日で3割も株価が下落した。1株150円程度の価値しかない財務内容からすると、上場廃止の日までに株価は落ちていく。株主たちはたまらんだろう。

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2004.10.15

10/15 サービス精神

午前中は機関紙の校正。午後は総務省に写真撮影。麻生大臣の話は飽きさせない力があましたが、あのサービス精神が徒になるのかも知れないと思った。終業後は職場の組合(労働組合職員の労働組合)の総会。


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2004.10.14

10/14 電車の格

昨晩はいろいろなことが頭をよぎり、不眠気味。午前中に原稿提出。午後、ポスター審査。

昨日、写真を借りに読売新聞社に行く。必要な写真が探してもなく、急にお願いすることになった。読売写真サービスの方の親切な対応に感謝。
職場と読売新聞社との往復に半蔵門線を使う。次に来る電車の案内表示に、「東急の電車がきます」「東武の電車がきます」と表示される。なんだか東武の車が来たら、乗らないのかと思うととてもバカバカしく、被害妄想みたいだが不愉快。
大阪のように来る電車によってドアの位置が変わるとか、座席の向きが違うとか、そういうことなら、次に来る電車がどんな電車か分かったほうがいいが、首都圏の画一的な4ドア長いすの電車どうしで、東武も東急もないだろ、と思う。

西武鉄道の親会社であるコクドがダミー株主を使って西武鉄道株を買い集め、その比率をごまかしていたことで上場廃止になるという。株主にはたまらない話だろう。
20年以上前に出版された「西武残酷物語」では戦前、西武鉄道が大泉学園や国立の高級住宅地を開発するときの手法が紹介されている。株高のときに土着の農民に土地と引き替えに株を押し付け、株の価格を落として、西武の関係者が株を買い戻す、という手法が紹介されている(また、売り出された国立も大泉の「高級住宅地」も、ガスも電気も水道も通っておらず、住民自治組織でお金を出し合ってやっと通したという)。
コクドという親会社は、親会社子会社を使い分け、含み益経営で法人税をほとんど払ってこなかったことでも有名。
昨今の企業スキャンダル以前の、バブル以前のスキャンダルばかり。当然、労働組合結成を徹底的に妨害してきた。
西武が民主化され、セコイ経営から決別することを期待したい。かつて汚名で鳴らした国際興業も小佐野オーナー社主が退陣してからは全く良くなっている。

●きょう、NHK教育20時からの「福祉」はテーマがパラリンピック。昨日取材した佐藤京子さん登場。コメンテーターの、パラリンピックの成績を上げるためには、障害者がもっとスポーツに参加し、障害者スポーツの裾野を広げることだ、といい、そのためにはバリアフリーやノーマライゼーションが進展して、障害者が社会参加が広がることが重要というコメントに同感。障害者を差別する背景となっている強者の論理、競争原理を否定するなら、パラリンピックという競争文化に障害者を突っ込むことはどうか、と疑義を呈する意見がある。わからないでもないが、この番組のコメントで私の中では整理がついた。また昨日の佐藤さんの取材で、障害の重度によってハンデをつけて評価するシステムがある以上、単純な競争とも言えないだろう。

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2004.10.12

10/12 いい取材

アテネパラリンピック円盤投げで銀賞を取った佐藤京子さんが私の勤務先の労働組合の組合員で、新聞の人物紹介記事にご紹介するために話を聴きに行く。ほんとうは金でなければという佐藤さんの意気込みがすごい。佐藤さんは体の限界があってほとんど練習しない。イメージトレーニングと、日本的に言うと芸は盗めというのか、他人の練習を見てフォームの研究がほとんどという。
パラリンピックも公認されてきたせいか、競技参加人口の増加とともに、各国とも力を入れており、シドニー、アテネとどんどんレベルが高まっているという。その中で、次回北京でぜひとも金、という気持ちに圧倒された。

夕方、私の職場の労組が始めるNPOファンドの設立総会の写真撮影。イーデスハンソンさんが理事長になる。労組らしからぬカタカナ名のNPOとなったが、それに対して、「もっとすっと誰もがわかる副名称をつけたい。(うちの労組がやっている)アジア子どもの家事業はほんとうにわかりやすかった。ああいう名前がいい。私のアムネスティーもわかりにくくて、今でもアグネスチャンさんのファンクラブと間違えられます」とてもいい感性のお話しをされる方だった。

取材はみんないいことばかりの1日だったが、通勤が最悪。こんなのこそ公共事業で何とかならんかと思うし、電車賃をもうちょっと上げてでも快適な通勤がしたい。
ここ数日、朝の有楽町線は10分遅れる。それだけならいいが、遅れると、ダンゴ運転が始まり、1駅進むごとに、加速→急ブレーキを3回繰り返す。朝からふくらはぎが筋肉痛になる。たまらん。社内の雰囲気も険悪。帰りの有楽町線はこれでも通勤電車かと思うほど本数が少ない。おかげて朝より混んでいる。問題の多い地下鉄だ。

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01年3月 保育所定員の弾力化等について(案)」に関する意見

01年3月、待機児童問題を解決するためという名目で、厚生労働省が打ち出した保育所の定員弾力化に対して意見をまとめて提出したもの。

背景には規制改革会議が待機児童問題を切り口に、保育所の質(職員の数、子ども1人あたりの施設面積)を引き下げさせようと圧力をかけたことにある。

民間参入を自由化したにもかかわらず、民間企業が思うように参入しない「構造改革」推進派の苛立ちは、保育の質を維持する社会的要請から存在する諸規制に向けられた。
04年の今も民間企業立の認可保育所は増えていない。膨大な施設整備、儲けの少ない事業は、競走原理だけでは思うように増えない現実を示している。
03年に、ようやく待機児童問題は幼稚園と保育所の一元化によって解決しようという具体的動きになる。
それでも人口急増地帯では幼稚園もいっぱい。不動産業者にも一定の協力義務を課さないとダメだ。

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01年2月 認可外保育施設指導監督の指針及び認可外保育施設指導監督基準(案)に関する意見

2001年2月28日
厚生労働省雇用均等・児童家庭局保育課 御中

認可外保育施設指導監督の指針及び認可外保育施設指導監督基準(案)に関する意見

                        全日本自治団体労働組合
                        社会福祉評議会議長 檜山 真理

1.基本的考え方

 自治労は、①子育ての質の保障、②セーフティー機能の確立、③公正なワークルールの保障の視点から、保育事業は認可保育所を基本にすべきと考えております。そのなかで認可外保育施設を追認し、設置を促すような施策については反対してきました。
 一方で、ここ1996年以来慢性化している待機児童問題のもとで認可外保育施設のニーズも事業者も増加の一途をたどり、昨年6月神奈川県大和市の認可外保育施設での虐待事件をはじめとした、認可外保育施設での虐待事件が発生しています。
 この事態を受け、認可外保育施設そのものの是非はともかく、現時点でそこで過ごす子どもの人権、とりわけ安全の確保は図られなければならないと考え、厚生労働省が新たに作成した認可外保育施設指導監督の指針(以下「指針」とします)及び認可外保育施設指導監督基準(以下「指導監督基準」とします)について、必要という立場から、パブリックコメント手続きに対応いたします。

2.評価点

(指針第1-1について)
(1) 指針の目的及び趣旨で、「劣悪な施設を排除するためのものであり」という点を明確にしたことは、1980年以来の課題、劣悪な施設に対する積極的な施策として一歩前進したものと評価します。
 また子どもの安全確保のために、目標だけではなく具体的な手続きついて詳細に規定していることは評価します。

(指針第2-3-(1)-②について)
(2) 市町村職員の立会い、立入調査班に地域の保育士が参加することなど、地域事情に対応できるようにした点も評価します。

(指針第4-(3)について)
(3) 事業停止または施設閉鎖命令を行なった場合に、施設名、所在地、設置者、管理者、処分の内容等について公表することは、問題をおこした事業者が再度開業させないために重要と考えます。

(指導監督基準について)
4.指導監督基準は、子どもの安全を確保する人権的視点からの最低限の誘導基準としてわかりやすく明らかにした点は評価します。ただし、あくまでも子どもの育ちを保障するために児童福祉施設最低基準を基本とし、指導監督基準を最低基準に対する第二基準としないように配慮をした運用が必要です。

3.改善要望点・

(指針第1-3-(1)について)
(1) 認可外の保育事業についての把握が、都道府県市町村の担当者の努力を求めていますが、子どもの安全にかかわる保育事業の開業にあたって、認可も届け出も必要としないことは、交通事業、医療など他の安全性を求められる事業と比べても合理性がありません。施設の把握を担当部局の努力にまかせることは、限界があります。届け出義務化は必要と考えます。

(指針第2~第4全般に関して)
(2) 目的で、「劣悪な施設を排除するためのものであり」としていることと、子どもの基本的な人権や安全を守らなければならないことをふまえ、問題のある施設に対して迅速な対応がとられることを保障すべきです。
 「第3.問題を有すると認められる場合の指導監督」が、原則として1か月以内に改善指導を行ない、それで改善されない場合、1か月以内に改善勧告を行ない、改善がされなければ公表を行ない、弁明の機会を与え、「児童福祉審議会の意見を聴」いた上で、やっと速やかに事業停止命令と施設閉鎖命令することとなっています、この手続きを踏むと最低でも3か月程度かかり、慢性的な虐待などについて対応が遅れ、かけがえのない子どもの生命や健康に取り返しのつかない事態が発生する可能性が充分残されます。
 「緊急な必要があるとき」として深刻な事態も想定し、緊急時の手続きの特例を設けていますが、特例のため慎重な運用がされれば、結果としてはやはり対応が遅れることとなります。改善指導する段階で「問題を有する」と判定すること自体が相当慎重な判断を求められますから、基本の手続きをもっと簡略化すべきです。

(指針第4に関して)
(3) 虐待事件など深刻な事態を受けて施設閉鎖命令を出すためには、その施設を利用していた子どもの新たな受入施設が必要になります。スムーズな対応が保障されないと、そこにいた子どもが再び同じような危険性のある状況におかれる可能性があります。新たに子どもが再出発できる保育環境の提供を視野に入れた対応策を検討すべきです。

(抜本的問題解決に向けて)
(4) 認可外保育施設における虐待事件の発生は保育所入所の待機児童問題数と認可外保育施設数の増加と比例する関係にあります。認可外保育施設における虐待事件の対応を事業者に対する監督の強化だけにとどめるのではなく、その背景に対する施策を講じて解決することが必要です。そのために、最低基準やそれに裏づけられた財政支援が保障されている保育施設に入所できるよう、認可保育所の供給量を確保する積極的な施策が必要です。
                           (担当:岩間、黒川)

                            以  上 

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00年3月 「認可保育所の設置認可に係る規制緩和に対する意見」

私が今の労組で保育・児童福祉関係の労働問題を担当していた頃、政府の規制改革会議の保育所民間参入などの中間答申を受けパブリックコメントを実施した厚生省に提出した意見文です。

2000年3月7日
厚生省児童家庭局保育課 御中
「認可保育所の設置認可に係る規制緩和に対する意見」

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2004.10.11

10/11 糾弾すべし

毎日新聞の今日の朝刊に、大田区が障害者ヘルパーを1日1時間上限でしかつけていないという記事が掲載されていた。買い物や銀行などのヘルパーは必要に応じて市の判断でつけられるが、社会生活上の外出のヘルパーを1時間に限定している。「予算に限りがある」というのが区の言い分だ。

単にイデオロギー的なことを背景に高福祉に対する批判は根強く、障害者が遊びやNPO活動にヘルパーを派遣することに共感を得られにくいことが背景にあると思う。しかしそのような考え方は近視眼的で、ヘルパーを派遣しなければ施設に入所することになり、そこではもっと高い税金がかかる。しかも障害者自身は精神も身体機能も発揮する機会を奪われ、どんどん使えたはずの能力は低下する。
一方で、税金を大量につぎ込んで建設されている道路や、公園は有効活用なのか。娯楽にしか使われていないものも多い。朝霞市には税金を大量に投入した温泉を経営している。養老だ敬老だと言い分をつけているが、駅から遠いし、バスの便も悪いので行くのはマイカー持っているひまで屈強な連中ばかりだ。その温泉に行くためにしか意義を見いだせないコミュニティーバスまで走らせて、年4000万も投じている。これは税金の無駄遣いの色合いは強いのに、誰も反対しない。そんな施策をやっている自治体は少なくないはずだ。
障害者は少なくないが、外出時にヘルパーが必要な障害者極めて低い。そのリスクを社会全体で分担してもたかが知れている。その他の人たちと同じ社会参加の機会、それは働くことだけではく、遊んだり、NPO活動をしたり、ということも含めて保障することは、道路や温泉や誰も乗らないコミュニティーバスに比べて大した負担にはならない。

さらに記事を読み進むと、大田区は「区に貢献した障害者団体の役員5~6人」には特例で上限を超えるサービスを支給しているという。と書いてある。最悪の対応だ。
区に貢献した障害者とそうでない障害者を、社会参加の権利に差をつけ差別するとんでもない自治体だ。立場の弱い障害者に対してだからこういうことをするのだ。障害者じゃない人に同じことしたら、どうなるのか。こんな区役所には糾弾闘争が必要かもしれない。

前回、セックスボランティアについて書いたが、不正支出ぎりぎりの対応で、障害者の性の自己決定を支援しようとするオランダの自治体や、障害者の恋愛や性のために奔走する国内の福祉施設職員とは雲泥の対応だ。

お金持ちがたくさん住んでいる大田区でこのありさまなのだから、埼玉県のこの朝霞市でもとんでもない運用がされていないか、19日に市民委員会の拡大運営委員会に出なければならないので、市に確認してみる。

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2004.10.10

10/9 

台風で家にひきこもっていました。
台風で飛行機が欠航している、というニュースで、羽田は人でごった返している、という。台風の日に飛行機に乗って旅行しよう、という精神に驚き。仕事なら、休んでしまういい口実だし、不便な羽田でひどい思いするだけだという想像力がないのかなぁ。

品切れ、台風、仕事中、昔なら仕方がない、と諦めるのが当たり前だったのに、今はそういうことではダメみたいだ。どんな状態でも電話を取らないとキレられるし、台風でも飛行機飛ばさなくてはならないし、品切れを諦めないでゴネまくる客。どんな状況であれ納入業者が品切れおこすと、ダイエー、ヨーカドー、イオンは欠品補償金を要求してくる。
仕方がないとみんなで諦めれば、環境にもやさしく、もっと生きやすい社会になるのに。気持ち1つで社会は効率的にまわる。

●話題書になっている河合香織「セックス・ボランティア」読み終える。多分このままいくと、障害者の福祉で最後の課題になるのが性の自己決定を支援する仕組みづくりだろう。性の自己決定は人権である、という当たり前のことが実現されるのだろうか。
同書ではオランダでの取り組みも紹介されている。自慰もできない障害者には、男女を問わずセックスワーカーを呼ぶための補助金を出す自治体がある。ただ、この補助制度はいくらセックスワーカーを公認し、保護政策をとっているオランダでさえも世論の公認は受けておらず、制度の対象者も利用回数も少ないので役所の裁量で行われ、支出内訳もあいまいにしている。

まだスキャンダルが政争の最大の具となる日本では、余暇があって屈強な市民たちが自治体の細かい支出のあらゆるところに目を光らせているが(ほんとう、民間企業だったらこんなの問題にならない、という支出まで)、そんな環境では発言力の弱い人たちに役所が配慮する、ということはできないのだ。情報公開の使われ方が間違ってるのではないか。

同書は、著者が当事者性にこだわって内省ばかりしているようで、突っ込み不足のような気がする。障害者の課題は当事者でもない人たちがひっかきまわしてきた歴史があったりしたので、取材したりすると筆者の必要性や当事者性が問われると思うが、もっと当事者たちのためになるんだ、と割り切って仕事したらよかったのになぁと思う。ホーキング青山の「ユニバーサルセックス」のほうがリアルだし、何をしたらよいのかがよくわかる。

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2004.10.08

10/8 矛盾の消化

7日は労組の職員の交流会に参加し、機関紙づくりの担当者の分科会で議論。終了後の懇親会で、日教組の政策担当をされている方から幼保一元化についての考え方を聞かれる。日本郵政公社労働組合(旧全逓。略称JPUと変わったがわかりづらく郵政公社労働組合と正式名のほうが言いやすい)のホームページ担当者から、郵政民営化の関連でホームページのアクセス数が増加していて、せっかくのチャンスにどうホームページを活用するか、ということで意見交換。組合員教育、組合の機関紙のレベルアップとコストダウンに悩みが多い。
私鉄総連の友人と1年ぶりに会う。プロ野球選手会のストをストをやったこともない労組幹部に相談するより、私鉄に来てほしかったと言ったあと、「でも近鉄は球団売却が来年の春闘原資だったかもしれんのよ」という話を聞いて複雑。

NHKのニュース、最近小泉、竹中、森派を利するニュースの放送時間が異様に長い(通常の重大ニュースで2~3分程度なのに5分以上やる)。裏金だ不正経理だ派閥経営だ企業賛助金のたかりだ、と追放攻勢が強まっている橋本派の海老ジョンイルが防戦張るために、小泉に一所懸命ごますりしているのだろうか。きょうはUFJ摘発のニュースが長かった。この摘発の本質は竹中の利権あさりだろう。それを正当化しようというのか。先日は、評判の悪い小泉がブッシュに約束した牛肉の全頭検査の撤廃だが、小泉が、いかにブッシュの前でいかにねばったかを延々やっていた。小泉一派の善政宣伝などうんざりだ。早く海老ジョンイルは退陣して、政権とのフェアな関係に戻してほしい。

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2004.10.07

10/7 売りっぱなしの儲け話

昨日、金融機関のATM利用中にカードもお金も入ったまま、ダウン。店の人が直せないらしく、3時間待ってくれと言われ、ぐったり。実際は30分で保安係員が駆けつけ戻ってくる。今朝は東京地下鉄の有楽町線が車両故障で、35分の経路を10分も遅れ。機械運のない日だ。
夕方、旧総評系労組(かつての社会党を応援していた労組)の職員の交流会があった。長期低落傾向の労働組合の未来についていろいろ議論。

朝霞市の福祉センター(老人福祉センター、保育所、児童館)前に無人ガソリンスタンド建設がされる(朝日新聞や毎日新聞の西埼玉版でも取り上げられた)。複合型福祉施設の前に、無人ガソリンスタンドとは危なくて仕方がない。朝霞市も、この建設をわずか1日で許可したようで、まともな審査が行われたとは思いにくい。

マンション建設を始め、民間事業者の土地利用に対して朝霞市は甘い。民間の乱開発はやりたい放題だ。まちづくりとして必要な指導や、認可にあたっての開発業者との協議がされているとは思えない。
もちろんそれは、建築基準法などの法律はクリアされているが、後々の地域社会の禍根や、行政施策のひずみを誘発するので、他の市では市長や市議会議員が袖の下をやり取りしない限り、いろいろ自治体として業者に協議するものだ。
土地利用する民間業者は、自分たちの努力で収益を挙げているように勘違いしているが、マンション乱開発によって、保育所の待機児童問題や、一部の小学校での定員オーバーなど、行政コストに跳ね返ってきて、市の財布を傷ませている。そしてその対策につくられた小学校は10年もすると定員割れに悩むようになる。

近所に電車から見える森林があり、保育所予定地だった。一昨年、地主は市の土地の買い入れ価格が低いと、地主がその土地をマンション開発業者に売り払い、あっさり500世帯以上が入るマンションが造られた。そのことで、最寄りの保育所はパンクしている。売ったら売りっぱなしの地主とマンション業者。その地主たちは、「好きです朝霞」とわけのわからないスローガンを掲げる親戚の候補者たちを応援する。人口7万人の時代から人口12万5千人の今まで、市議選に投票に行く人が37500人前後しかいない。常連の候補に常連の有権者たち。共産党と公明党以外の候補者たちはほとんど地主なので、37500人が選んだ地主の親戚たちがやる市の施策は、土地もちが儲かる話にしかやらない。

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01年10月「労働調査」労働組合は保育とどうかかわっていくか?

2001年に保育労働運動を担当しているときに、労働調査協会から依頼を受け、保育労働者の意欲の高さに着目した職場からの保育所改革の可能性を提起した論文です。執筆した直後に定期異動にひっかかり、掲載時は保育労働運動を担当しておりません。
03年の三位一体の改革で文中の「分権・自治型の保育制度」で掲げた財政面の改革が行われました。しかし実際には、①自治体に財政裁量権が渡されたのは公立保育所に限定されたこと、②交付税総枠の値切りが行われたこと、③保育水準がどうあるべきか、という議論が行われなかったどころか規制改革会議によってどんどん骨抜きにされたこと、④保育の実施量などを自治体ごとに推計する次世代育成支援計画の策定がほとんどの自治体で後回しになったことなどから、実際には現場や地域社会に裁量権のある保育制度に変わっていません。

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2004.10.06

10/6 バッシング

きょうは午前中勤務。午後はある資格の口述試験。自分のやってきたことについて見解を述べさせられ、緊張した。合否はどうだろうか。

社会民主主義の広場」という友人が投稿している社会民主主義者のホームページがある。今の社民党が全くなっていないという立場から、社会民主主義の再興を考える内容。学究的な姿勢は敬意を表したい。
ところが、選挙で落ち目の上、社会党が北朝鮮と親密だったことや、秘書給与疑惑などで、格好のネットバッシングの対象になっているのか、社民党に抗議したり、文句言うべきことを、このホームページに送り込んでいく幼稚な輩が多いようだ。掲示板にときどき変な記事が載っている。

googleなどの検索ソフトで社会党・社民党と検索すると、シンクタンクの所蔵している歴史的文書以外は、しょうもない掲示板等への直情的な書き込みばかりが出てくる。政治的に発言して正義の味方になりたいけどネット中毒で勉強したくない人たちが、社会党・社民党から何の被害を受けたわけではないにもかかわらず、しつこく、不愉快なバッシングを繰り返す。

「社会党は謀略集団」だの、「東側諸国の手先」だの、すごみのある怖さで表現されている。しかし、社会党ってそんなに能力ある集団なの?というのが中学生から、社会党に絶望するまで支持してきた私の感覚だ。
恐怖政治でも、北朝鮮の手先(として働いた党員もいたようだが、ほんとうは体制内に内通者がいて拉致や外為法違反などの不法行為を黙認したと考えるほうが正確だ)でもなく、党内の派閥抗争とポスト争いにエネルギーを使い、政権を獲る能力のない集団だった。評論家の呉智英は言う。「人材は石橋しかいなかった」と。それを国民は政権交代させる選択肢として選ばざるをえなかった不幸があったし、さらには、保守政党の保守本流と言われる池田勇人や田中角栄が社会民主主義的政策を展開したから政治から理念も何も無くなった、と考えるべきだ。
平和問題では一流の活躍をした飛鳥田一雄さんにしても、母性論を展開して保育所の増設には反対し続けたというし、村山内閣の後半の官房長官で左派の野坂浩賢さんも前任の五十嵐広三の敷いたハコ物公共事業見直しをひっくり返したし、社会党議員の社会民主主義者としての定見とは何か、ということを疑わせる話はいくらでもある。
しかし、そういう平和や派閥抗争のくびきから自由になって地域社会で社会民主主義施策を具体的に展開した元社会党議員出身の地方首長には、優秀な実績を残した人が多い。膠着していた成田空港も反対派の大半が和解できたのは、社会党代議士だった小川国彦さんが市長になったからだ。

●中公新書「言論統制」読む。戦後、左翼(それもかなり平和運動に偏重した)が自らの戦争協力の履歴を消去するために、言論統制にあたった軍人を必要以上に威張り屋で無教養に描き、戦争賛美の報道の責任を転嫁した分析。「多くのユダより1人のピラトが必要だった」と。

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2004.10.05

10/5 競争ではない協力による効率化

03年の統一自治体選挙で佐世保市議になった三浦正明さんから「ハリセンボン通信」が送られる。労組の役員時代から、行動力と政策通は抜群。三浦さんの行動力につきあうのに大変だったが、物事の問題を受け止める感性、まっすぐな姿勢に尊敬している。佐世保市はリアス式海岸に囲まれ、カトリック教会が経営している離島保育所が多い。その運営問題の解決に取り組んできた。また、連合系ではない組合に所属していた長崎の造船所の過労死事故の労済認定を働きかけたり、立場を超えた人にも信念を貫ける姿勢に私も学ぶべき。

東武鉄道とJR東日本が協力して、2006年から新宿や池袋から日光に乗り換えなしで行けることになるらしい。利用客にとってはありがたい話だが、それだけではない。大昔は日光への観光客を奪い合って国鉄(JR)が敗北したが、今回、お互いに協力して儲けようという話。JRは不利な宇都宮回りをショートカットできるし、東武は、稼働率の低い栃木県内の線路の部分だけJRとの直通電車に貸して稼働率を上げられる。競争だけではなく協力によって効率を高める1つの見本だ。

●ホーキング青山「ユニバーサルセックス」を読む。バリアフリーで最後の大きな障壁になるだろう障害者の性。セックスボランティアが注目され始めている。セックスワーカーをどう評価するか、という課題も浮上する。

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2004.10.04

10/4 融和

日中、勤務。と書かないと、なんだか風邪ばかりひいて働いていないように思われそう。

AERA、働く女の味方のような顔した雑誌だが、とんでもない差別表現みっけ。

日本看護協会出身の南野知恵子さんが法務大臣になった。それを評価したAERA67ページ山田厚史編集委員の原稿。「抵抗勢力」看護協会が反対しているからと、南野さんが看護士の輸入自由化を解禁できるのか、と疑問を呈し、輸入自由化を促す記事。そのいい方に問題。「強い産業のないフィリピンは出稼ぎが暮らしを支える。看護婦は米国はじめ世界で働き、カトリックが多いためか献身的で評判がいい。その送金を待つ貧しい人がいる」。と。

看護婦という職業に性を特定する表現は、使われなくなったはずだが、朝日新聞編集委員は枠外なのだろうか。カトリック女性は献身的という表現はどうだろうか。もって産まれた宗教で、職業を特定するのは、金融業者はユダヤ人に向いていると言っているに等しい。

さらに、この手の労働力規制緩和論は何か見落としていないか。

専門学校や、単科大学でほとんど遊ぶことせず勉強し、やっとの思いで資格を取得し、夜勤も何もある職場に就職して、患者やその家族に叱られ、医師に権限を握られている看護士。
大学でマスコミ志望とちゃらちゃらしてなって、社内政治ばっかりやっている朝日新聞の記者なんて、看護婦の倍賃金もらって、何やってんだろ。
コンサルタントや新聞記者のような情報に接するような仕事だけが、高級な仕事のように扱われ、実際に、人を癒し、物を動かし、物をつくる仕事が、見下されていないか。そういう社会はいつまでもつのだろうか。

フィリピンになぜ満足な医療が発達しないのか。せっかく育てた人材を先進国にどんどん吸い上げられるからではないか。その結果フィリピンが仕送りで豊かになっているのか。専門技術者の雇用を流動化すると、現地の国は人材流失に苦しむ。
フィリピン政府も、きちんと経済成長させるべきで、家族を分断し、人を輸出するような経済政策はやめるべきだ。
そういう検証がなく、自由貿易は世界を豊かにする、という経済勝者の観念的なイデオロギー記事だ。

日本はいまだに戦前戦中に労働力としてひっぱってきた在日韓国人・朝鮮人・中国人との融和に苦しんでいる。強制連行の有無をめぐっていろいろな議論があるが、強制でなければ「在日」と言われる人々の問題はおきなかったのだろうか。生活スタイルも人間関係の作り方も異なる人たちを労働力として利用して、融和することができず差別しつづけたのが問題ではないか。フィリピン人看護士だからと、その問題がないとは言えないだろう。

●ここでも取り上げたが、3日の朝日新聞の書評で「中国権力者たちの身上調書」が取り上げられる。「昨今の感情的、扇情的な反中論」が有害無益、20年もかけて選び抜き育ててきた権力者たちは単純ではない、と戒めている。

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92年12月号「ひと」掲載 自由の森学園での美しい言葉とのたたかい

1992年、設立運動が始まって10年になった私の出身高校・自由の森学園について、OB・在校生に評価してもらおう、という企画で出版されたものです。自由の森学園設立運動の中心になった太郎次郎社雑誌「ひと」編集部からの依頼で執筆しました。在学中に、学校批判のさまざまな文書をこさえたことで機会をいただいたのだと思います。一緒に執筆した方には、一緒にいろいろたたかった方、あるいはたたかいの相手だった方など、いろいろな面から取り上げています。

自由教育を標榜する学校に多い、生徒に責任を持たせようとしない体質や、成績を評価しない反面の内面支配の現実、保護者の過剰な関与などを指摘しています。一方、自由教育ではない学校であれば、勉強が嫌いな子の存在を前提にして教育が営まれまずか、自由教育の学校では「本当の学び」「子どもたちは学びたがっている」など、勉強が嫌いな子どもの存在はありえないこととして運営される現実もあります。

議論のある「ゆとり教育」で少なくとも公立学校の多くは自由な雰囲気に変わりました。学校による過度な人権抑圧も解消されてきたようです(最近はその反動も始まりましたが)。そのことで自由教育を標榜する私立学校の存在意義は改めて問い直されていると思います。

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2004.10.03

10/3 工夫

古い話になるが、前の前、9月28日号の日経流通新聞で、「動物園、見せて大繁盛」として、各地で元気な動物園が紹介されている。うなぎ登りの人気が旭川市の旭山動物園として、どうして元気なのか紹介している。
「展示係は市の現業職員で、専門家は少ない。それだけに「専門知識の壁に阻まれない」(坂東副園長)。実践の積み重ねから「高校卒業後、数年で学会用の論文がかけるようになる」(小菅園長)。」
公務員は努力や工夫をしない仕事の代名詞のように使われているが、仕事の現場に直面すれば、年功序列賃金だかうが、できるのだ。
それにはこの動物園が、予算を工夫して使うことを通して現場が裁量権をものにしてきたからではないか。それを応援し理解してきた旭川市の姿勢に敬意を表したい。

昨日は、市内の友人が子どものお守りのついでに訪ねてきたので、昼食に。友人と、その子と、私と3人で居酒屋天狗に。昼間の居酒屋の雰囲気の違いにびっくり。地域福祉計画策定市民委員会でも、バリアフリーで高齢者や障害者もわけへだてなく居酒屋をできることを調査しようと考えているが、そのときに委員の間で出てきた話が、子ども連れで居酒屋に行くことの是非。行ってみれば隣も後ろも子どもを連れた家族だった。、完全にファミリーレストランの代わりになっている。和食系のメニューが多いのが、ファミリーレストランと違うセールスポイントではないか。

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2004.10.01

10/1 お礼参り

朝から、印刷業者の控え室で機関紙の校正。
15時から、連合本部にある、連合の公務員部隊の「公務労協」がポスターをつくるのでチェック含めて誰か来て欲しい、というので私が代理で出席。発注側と、業者側の意思が通じていないのか、業者の提案がしっくりこない。
帰りに連合でお世話になったみなさんを訪ねる。生活福祉局のみなさんに、地域福祉計画策定委員会の委員として活動していることを報告。
続いて教宣局の池谷さんを訪ね、最近読んだ本の話などをする。ニートのことに関心をもっておられたので、そのことで連合が何ができるかといった話をしていたら、セックスワーカーの人権の話になる。連合が取り組めていない労働の現場の課題に池谷さんは関心があるよう。

●石田衣良「4TEEN」読み終わる。今度は月島が舞台。石田衣良の小説を読み進めていくと、だんだん読むものがなくなる。小説に出てくるかしこい少年たちに会えなくなると思うと寂しい。

この日記も、いくつかトラックバックをいただいた。引用していただいてありがたい。

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