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2004.10.10

10/9 

台風で家にひきこもっていました。
台風で飛行機が欠航している、というニュースで、羽田は人でごった返している、という。台風の日に飛行機に乗って旅行しよう、という精神に驚き。仕事なら、休んでしまういい口実だし、不便な羽田でひどい思いするだけだという想像力がないのかなぁ。

品切れ、台風、仕事中、昔なら仕方がない、と諦めるのが当たり前だったのに、今はそういうことではダメみたいだ。どんな状態でも電話を取らないとキレられるし、台風でも飛行機飛ばさなくてはならないし、品切れを諦めないでゴネまくる客。どんな状況であれ納入業者が品切れおこすと、ダイエー、ヨーカドー、イオンは欠品補償金を要求してくる。
仕方がないとみんなで諦めれば、環境にもやさしく、もっと生きやすい社会になるのに。気持ち1つで社会は効率的にまわる。

●話題書になっている河合香織「セックス・ボランティア」読み終える。多分このままいくと、障害者の福祉で最後の課題になるのが性の自己決定を支援する仕組みづくりだろう。性の自己決定は人権である、という当たり前のことが実現されるのだろうか。
同書ではオランダでの取り組みも紹介されている。自慰もできない障害者には、男女を問わずセックスワーカーを呼ぶための補助金を出す自治体がある。ただ、この補助制度はいくらセックスワーカーを公認し、保護政策をとっているオランダでさえも世論の公認は受けておらず、制度の対象者も利用回数も少ないので役所の裁量で行われ、支出内訳もあいまいにしている。

まだスキャンダルが政争の最大の具となる日本では、余暇があって屈強な市民たちが自治体の細かい支出のあらゆるところに目を光らせているが(ほんとう、民間企業だったらこんなの問題にならない、という支出まで)、そんな環境では発言力の弱い人たちに役所が配慮する、ということはできないのだ。情報公開の使われ方が間違ってるのではないか。

同書は、著者が当事者性にこだわって内省ばかりしているようで、突っ込み不足のような気がする。障害者の課題は当事者でもない人たちがひっかきまわしてきた歴史があったりしたので、取材したりすると筆者の必要性や当事者性が問われると思うが、もっと当事者たちのためになるんだ、と割り切って仕事したらよかったのになぁと思う。ホーキング青山の「ユニバーサルセックス」のほうがリアルだし、何をしたらよいのかがよくわかる。

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