« 10/27 共有のための迅速さ | トップページ | 10/28 市民参加 »

2004.10.27

10/27② このまちで

朝霞市のテーマでトラックバックがつきました。ヨネ蔵さん、ありがとうございます。よろしくお願いします。

札幌から朝霞に戻ってきてもう6年になりますが、やっと地域のことを考えられることができるようになったことをうれしく思っています。文句の多い私ですが、これを見ていただいているみなさん、どうぞよろしくお願いします。
札幌にいたときもそんな感じで、大学や、飲み友だちでブスブス言っていたのが、6年ぐらい経った頃からいろいろ活躍する機会をちょうだいして、くすぶっていたブスブスを地域社会に還元していたら、今の仕事に縁ができました。札幌に比べると、市民参加、福祉の水準、市民の政治の使い方の上手さ、どれもいま一歩で、だからやりがいがあります。朝霞を楽しく、多くの人が自分の街と思えるような活動に広げてゆきたいと思います。

●昨日の朝日新聞の家庭欄「待機時ゼロの舞台裏-いま保育園は」がいい記事。八代尚宏氏などが推進する、とにかく規制緩和さえやればいい保育園が、需要量も満たされるという神話を検証。今まで朝日新聞社は、八代氏の言い分を100%鵜呑みにした記事が多かったが、待機児童が解消されている裏側で、かなり現場に無理が来ていることをちゃんと検証。和光市に新たにできた南保育園が紹介されている。この規制緩和で保育がどうなっているのか検証している汐見稔幸東大教授の動きがよい。汐見さんは昔共産党系の保育学者として知られていた(わが労組でも警戒していた存在)が、最近、とらわれがなくなりとても良い活動をしている。

●先日、自治研で松下圭一さんに会えたことを機に、高校生のとき読んだ「市民自治の憲法理論」を読む。16年ぶりに読むと、非常に難しい本だ。高校のときにはそんなに難しく読んだ記憶はなかったが、自分の知的能力が落ちているのだろう。1990年代から市民参加が当たり前のように思われるようになってきたが、この本は1975年に書かれたもの。この頃の岩波新書は時代の荒波をくぐる名著が多い。
同書では、官僚には「行政法学」という考えが幅を利かせていて、憲法で信託された国家が国民を従える、行政権は官僚の掌中にあり、という考えが展開されている、と喝破。この前提は革新側も否定せず、革命で官僚支配を自分たちのものにしようとしているという。リベラルな護憲派学者として知られる宮沢俊義も小林直樹も、地方自治に全く無関心な事実をつきつける。著者は、権力を市民が拘束するために憲法があるという視点に立てば、官僚の予定調和を認めず、市民が公共をつくる、自治体を核にした市民自治、市民参加を肯定する憲法解釈をつくらないとダメだという。

|

« 10/27 共有のための迅速さ | トップページ | 10/28 市民参加 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/44442/1790978

この記事へのトラックバック一覧です: 10/27② このまちで:

« 10/27 共有のための迅速さ | トップページ | 10/28 市民参加 »