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2004.10.25

10/25② 児童家庭課を訪ねる

市民委員会が終了後、朝霞市の児童家庭課をたずね、前々から疑問だった、保育所入所基準について問い合わせた。

入所判定の基準の表はちょうだいしたが、その肝心の中身である、各項目の点数については入所申請で虚偽申請の恐れがあるので公開しない、という担当者の回答。不満。入所判定をめぐりもめるのでわからないでもないが、逆に基準を公開してしまえば一定レベルのものまでは市の責任が逃れるんじゃないかと指摘すると、「うっ」と言葉に詰まる職員さん。

その職員さんによると、現在の基準の点数は、母親の状態だけに着目されており、ひとり親が増えていることや(特に父子のケース)、DV予防、事実上の離婚状態などにも対応できるように来年の4月入所から項目を追加したり、点数を変えたりして見直すらしい。保育所が家庭問題のバッファーになる必要があることから、必要な改革で評価したい。

市立保育所の8ヵ月児からの入所の前倒しを求めたが、これから必要があれば検討を始める、ということ。産休明けや3ヵ月児保育は民間保育所しかやっておらず、認可保育所であればそれも駅から遠く、バスもないようなところばかり。保育所を用意できないのにマンション建設を認めるな!と声で叫びつつ、改善を求めたい。

最後に市が補助する家庭保育室(比較的良質な無認可保育所)の補助基準をもらった。これには面積や人員配置の基準がかかれており、最小限の社会的規制になっている。この基準は、国の保育所設置最低基準をおおむねトレースしたもので、なぜ家庭保育室は認可保育所にならないのか、という疑問をぶつけてみたら、来年1ヵ所、認可を取るらしい、という話を聞いて、少しずつ朝霞市の保育事情は緩和される見通しが見えた。

しかし前向きな感じがしない。次世代育成支援計画の点検が必要だ。

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