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2004.10.20

10/20

きょうから、23日まで、わが労組の組合員が職場の研究集会があり、群馬に出張。23日土曜日まで更新ができませんのであしからずご容赦ください。
それにしても、台風。開会時刻にぶつかりそう。
昨日の朝霞市地域福祉計画策定市民委員会の拡大運営委員会で、広報体制について、私が検討して提案することに。

宮城県タクシー協会が、規制改革特区の申請をした。
今までの規制改革特区というと、市場競争の激化を促す内容ばかりだったが、同協会が申請したのは、仙台市内のタクシー業の新規参入の制限や、増車の制限を内容とし、規制強化を行うものは初と報道。
サービスが良くなる、運賃が安くなると宣伝されて始まったタクシー業の規制の緩和で、実際どうなったのかと言えば、サービスはそんなにあがらず、運賃もさして下がらず、なわばり拡大の増車で1台あたりの収入とドライバーの賃金が下がり、タクシードライバーが不安定雇用となったことだ。また客待ちのタクシー行列が全国各地で大渋滞の原因になっている。訓練を受けていないドライバーが増え、都内では主な施設がどこにあるかもわからないドライバーが増えた。
デメリットの方が上回っている。規制緩和派は失敗の現実にぶちあたると、さらなる規制緩和が必要だとか、他業種の雇用が流動化していないからタクシーにばかり労働力が集中する、などと問題解決にならない議論を展開する。規制緩和は薬にも毒にもなる、という視点に立たず、規制緩和は絶対的に正しい真理である、それで矛盾が起きればそれは過渡的現象や、改革が足りないからだ、というのは、このブログで再三指摘した単なるイデオロギーだ。
ほんとうは、市民生活の足を守るタクシーをどのように育てていくか、という改革提案がほしい。その中で前向きな対応ではないが、宮城県タクシー協会は、規制緩和ファシズムとも言える世論に対抗して、よく提案したと思う。
高齢社会の到来とクルマ社会の進展=鉄道バスの弱体化で、タクシー業は交通弱者の生活を支える重要なインフラになってきてる。そのことを前向きに捉えて、市場に放り出す改革ではなく、高齢社会のニーズに合わせた改革を促すことが欠かせない。
英国のように命と市民生活を預かるタクシードライバーが、消防士のようなステータスのある仕事になっていかなければならない。タクシー業界を守って改革し、育てていくことが重要だ。タクシー近代化協会という規制の権化のような団体が、東京のタクシーの質をかろうじて守っている。

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