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2004.10.19

10/19 社会の公器

午前中勤務。自治研の取材体制の確認。職場の労働安全衛生委員会。メンタルヘルス対策について議論。昼食はのりかえの間の急ぎで、東武百貨店の地下イートインの韓国料理「妻家房」で取る。東武百貨店の飲食店はなかなか。急ぐなら南口地下2階。韓国料理、ロシア料理、フレンチバイキング、甘味処。ゆっくり食べたいなら11階から16階まで。昔は混雑が嫌いな客だけが使う東武、というイメージだったが、飲食店、衣料品を中心に、東武のほうがよくなった。イメージのわりにいいデパート。午後から朝霞市地域福祉計画策定市民委員会の拡大運営委員会。市内の福祉にかかわる団体ヒアリングの段取りを確認する。

●石田衣良「約束」、早房長治「恐竜の道をたどる労働組合」読む。「約束」は親類や親友の死に直面した人たちの姿を描く。
「恐竜の道をたどる労働組合」は書名が陳腐で、連合本部が推薦しているので敬遠していたが、読んでそういう自分の先入観を反省。連合と関係を深くして、辛らつに連合批判をしていることが偉い。佐高信さんなどを中心に、よくある連合批判は、「右翼的再編」として思想的な問題に向けられるが、そういうのは的外れで、もっと建設的批判はないかと思ってきた。今の労働界は思想が右でも左でもそもそも誰のための労働組合なの、ということが問題になっている。著者はその背景が連合加盟の大企業組合が行動をゆがめているという。大企業組合員の「現場感覚」に依拠した運動が、中小零細企業の労働者との連帯を拒否している、ということを指摘している。あけすけに書いていてよい。
労資協調路線の限界に眼をつぶってきた労働組合のあり方を批判。確かに、労資協調路線以前の労働組合は職場を混乱に陥れるような種類の闘争もあったり、物取り主義の批判などもあって、その反省から、暴れずに労使でよく話し合う、というやり方に変わっていった。それが30年もたつと、闘いながら話し合う、ということがどういうことかわからなくなっていて、まとまる話しか手を突っ込まない幹部の姿があるのだろう。
しかしこの本、タイトルや装丁は何とかしたほうがいい。これでは手にとるのは関係者だけでうちわの議論の素材にしかならない。労働組合が6000万勤労者の公器として、もっと批判にさらされ、単に組合費が飲み食いに使われているといった低俗な批判ではなく、本質的な改革のための議論が国民的に行われることが必要だ。これを読み、著者が参加した連合評価委員会、もっと端的に連合加盟労組の問題点を指摘してほしかった。評価委員会の答申は「いい文書」なのだが、強烈さや端的さがなく、今のところ、少なくとも産業別組合の段階ですらたなざらしにされている。鄧小平の改革開放路線が日本の労働界に必要だ。

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