10/18 偉大なる指導者同志
朝、国会の政策担当秘書の資格試験に合格して、認証式に立ち寄ってから出勤。職場の労組が開く職場の研究集会の機関紙特集号のレイアウト作業。夜、代官山に赤ちゃんのだっこひもを買いにいく。シンプルなしくみなのに思ったより安定していてよい。
●講談社現代新書「鄧小平」を読む。やっぱり尊敬に値する。文革からの路線転換、改革開放路線が誰も覆せないところにもっていった功績は大きい。中国共産党の近代化も彼なしにはありえない。今の中国共産党の近代的なシステムは、自民党を凌駕していると見るべき。それは鄧小平の努力があってのこと。著者の矢吹は、鄧小平がパリ工学生時代、近代的な資本主義がなければ社会主義がありえない、という考えに触れていたことが大きい、と説明する。しかし、これだけの人物でも、後継者は不承不承に選ばざるを得なかったということがこの本でも書かれている。後継者問題は政治の難しいところ。政治の世界で世襲が横行するのは、それを防ごうとする力が働くためだと思う。未だに鄧小平の理想をきちんと実現しようとして失脚した元幹部の復権はなされていない。
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