10/14 電車の格
昨晩はいろいろなことが頭をよぎり、不眠気味。午前中に原稿提出。午後、ポスター審査。
昨日、写真を借りに読売新聞社に行く。必要な写真が探してもなく、急にお願いすることになった。読売写真サービスの方の親切な対応に感謝。
職場と読売新聞社との往復に半蔵門線を使う。次に来る電車の案内表示に、「東急の電車がきます」「東武の電車がきます」と表示される。なんだか東武の車が来たら、乗らないのかと思うととてもバカバカしく、被害妄想みたいだが不愉快。
大阪のように来る電車によってドアの位置が変わるとか、座席の向きが違うとか、そういうことなら、次に来る電車がどんな電車か分かったほうがいいが、首都圏の画一的な4ドア長いすの電車どうしで、東武も東急もないだろ、と思う。
西武鉄道の親会社であるコクドがダミー株主を使って西武鉄道株を買い集め、その比率をごまかしていたことで上場廃止になるという。株主にはたまらない話だろう。
20年以上前に出版された「西武残酷物語」では戦前、西武鉄道が大泉学園や国立の高級住宅地を開発するときの手法が紹介されている。株高のときに土着の農民に土地と引き替えに株を押し付け、株の価格を落として、西武の関係者が株を買い戻す、という手法が紹介されている(また、売り出された国立も大泉の「高級住宅地」も、ガスも電気も水道も通っておらず、住民自治組織でお金を出し合ってやっと通したという)。
コクドという親会社は、親会社子会社を使い分け、含み益経営で法人税をほとんど払ってこなかったことでも有名。
昨今の企業スキャンダル以前の、バブル以前のスキャンダルばかり。当然、労働組合結成を徹底的に妨害してきた。
西武が民主化され、セコイ経営から決別することを期待したい。かつて汚名で鳴らした国際興業も小佐野オーナー社主が退陣してからは全く良くなっている。
●きょう、NHK教育20時からの「福祉」はテーマがパラリンピック。昨日取材した佐藤京子さん登場。コメンテーターの、パラリンピックの成績を上げるためには、障害者がもっとスポーツに参加し、障害者スポーツの裾野を広げることだ、といい、そのためにはバリアフリーやノーマライゼーションが進展して、障害者が社会参加が広がることが重要というコメントに同感。障害者を差別する背景となっている強者の論理、競争原理を否定するなら、パラリンピックという競争文化に障害者を突っ込むことはどうか、と疑義を呈する意見がある。わからないでもないが、この番組のコメントで私の中では整理がついた。また昨日の佐藤さんの取材で、障害の重度によってハンデをつけて評価するシステムがある以上、単純な競争とも言えないだろう。
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