8/15
終戦の日。涼しくてよかった。
浅羽通明「ナショナリズム」を読む。私の教養は相変わらず新書ばかり。
日清戦争ぐらいから日本人の国民意識ができあがったということが発見。戦後の日本共産党が民族主義なしには再生できなかったことや、左派の世界中に日本国憲法を適用しようとする発想は拡散型ナショナリズムであること、小沢一郎の日本改造計画がまったく奇異なナショナリズム論であること、司馬遼太郎の限界・・・示唆が多い。結論は、日本人が現状打破を望んでいるのだろうか、さらにナショナリズムという方法が、社会問題に関心の高いきまじめな青年以上に広がりは見られないだろう、という。しかし、ほんとうにそうして安心していいのかなぁ。確かに、小泉=竹中の作ろうとしている古代スパルタ型社会は、ナショナリズムではないし、今の勝ち組連中は、グローバリズムに無条件に阿っていて、ナショナリズムではないけども。
ちなみに、私は、日本共産党の強い高校を卒業しているが、在学中に、民族主義的な歌を歌わされ、民族主義的な太鼓を強要されて、日本共産党の、強烈な農本ナショナリズムに辟易した過去がある。
弟が、弟の妻の実家に行き、農産物をおみやげにもってきた。ありがたい。
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