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2004.08.13

8/13 人の命の値段

大阪にくま蝉が大量進出しているというニュース。気候がおかしい。

今日、東上線で人身事故。直通している有楽町線は、事故がおきると直通電車の運転をやめてしまう。急行の通過駅の人には大迷惑な話になる。地下鉄と東武とのダイヤの調整がきちんとされていないみたいだ。
その怒りはまた別の機会にするが、それより絶対人身事故が起きない鉄道システムってつくれないものなのだろうか。その1つがホームに柵をつけたり、ドアをつけたりすることだと思うのだが、鉄道会社は技術的問題をあげつらって、躊躇している。しかし、福岡市の地下鉄でも、東横線でもつき始め、ドアの位置がどの電車も同じ東上線でホームドアをつけられない理由がない。なぜやらないか、その理由を端的にいうと、事故のリスクより、設備投資を減らすことに重点をおいているからだ。

今、鉄道会社はものすごい借金減らしをしている。関連会社がバブル期に取得した土地の地価下落による影響も大きいが、最大の理由は株主重視で導入されたキャッシュフロー会計だ。キャッシュフロー会計は、現金や普通預金などの流動性資産を重視する。鉄道会社のように、現金化しにくい固定資産をたくさん抱えている産業には、ものすごい厳しい会計制度だ。1キロ150億ぐらいかかる鉄道建設コストに見合う流動性資産を確保しようとすれば、初乗り150円程度の運賃収入では、1億人乗せなくてはならない。乗客数が増えるわけでもない安全のために設備投資するとなれば、相当の決断が必要になる。

公益性のある産業にまで、利用者よりも株主を重視せざるを得ない社会になっている。株主と身内とされる社員とを比べ、日本の企業を株主軽視と批判してきた小泉構造改革のいやらしさだ。
小泉構造改革は、物事の問題の解決を、努力と工夫だけに押し付けるが、努力と工夫ができるための設備投資を軽視しているから、文化大革命同様、みんながんばっているのにチャンスがない社会なのだ。

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