2/9 余はいかにして小野寺のりこを応援団になりしか~朝霞市長選スタート
きょうから朝霞市長選挙が始まりました。このブログでは私が小野寺のりこさんを応援している、ということを読み取っていただいていると思います。
一番めの理由は、富岡市政がゆえに、疎外されたり、干されたり、市役所で問題のある処理にあった弱い市民たちとその後処理のまずさを見てきて、市政転換させなくては、と思い続けたことにあります。まずは一回、権威主義の市政を終わらせて、人が顔色うかがいビクビクさせるような市政運営を変えることが最重要事項でした。そのなかでの人材さがしです。
11月下旬に、市長選に出ると思わされていた田原市議の紹介で、小野寺のりこさんと会わされました。小野寺さんが、福祉、働くことの尊厳、自由、人権、風通しのよい自治体経営を大事にする人だと感じとり、その点で現市政の問題点を指摘してきた私たちが、小野寺さんを市長として担ぐのは道理だ、と認識したことから始まります。
松下陣営が盛んに「ヨソモノ」批判をされていて、私もいかにも選挙的に最初にそこが引っかかりましたが、朝霞市の超えなくてはならない課題に向き合う人材としての評価をしました。少なくとも市民を自分への従属度合いで測り、そのことで政策を著しく差をつける市政よりは、「ヨソモノ」であったとしても今いる朝霞市民の動きや声をコーディネートできる有能で市民への愛情がある人なら問題ないと思いました。朝霞市民の大半はベッドタウンとして住んでいただいた方々ですし、出自を超えるべき都市です。そして地域の声を伝えるのは我々、住所要件が求められている市議会の議員がやるべきことです。
この間、政策づくり、応援団の形成などで小野寺さんと一緒に仕事をしているなかで、たいていの課題で朝霞市議会の議事録に目を通していたり、資料を読み込んでいて、驚くことが多くありました。そこから朝霞市のこれまでの課題と長所と市民合意の感覚を読み取っていただけました。
ポピュリズム的政策には一線を引き、市の問題点は、市民も市職員もポテンシャルに問題があるのではなく、人材育成の機会不足にあると見抜き、そのことに力点を置いた政策提言は、市議団や会派で乗り越えようとした壁そのものへの指摘でした。
●こんな風に書くと、あの黒川滋が小野寺のりこに白紙委任したかの印象を与えると思われそうで、街頭でもそのような言葉を投げつけられたことが何度かあります。実際に市長になって、問題が起きることが必ずあります。そのときは私たち市議会・会派・議員個人が議会の質問権などを通じて、きちんと指摘して是正させていく職業的責任はもちろん果たしていきます。
私が過去の職業人生で、白を黒と言ってまでの賛意を示したことはありませんし、体制内チェック機能として少しうるさいんだよ、と言われるぐらいの仕事してきました。
●立憲系の黒川滋が、自民党と癒着するのか、という批判を、街頭で左派的スタンスの市民からいただくことが何度もありました。
おそらく田原市議はじめ、自民党籍の市議が多いあさか未来のみなさまと今回の選挙を共闘していることを指摘しているのだと思います。衆院選の後なのでこういう印象操作は効くのでしょうかね。
小野寺さんの政策を読んでいただければ、私たち「朝霞市議会立憲歩みの会」の綱領やスタンスにものすごく近いことを読み取っていただけると思います。
私たちに自民党と癒着した、という批判は何のためなのだろうか、と思って耳を傾けています。相手方の松下候補も、残り半分の自民党籍と思われる市議がついています。そして革新系は候補者を擁立していない状況です。
小野寺さんであれ、松下さんであれ、こうした競争的な市長選になるなら、よりましな方を選択するべきだけの話だと思います。私にとっては、同じ保守なら(小野寺さんをもろ自民とかもろ保守と思ったことはありませんが)、福祉、働くことの尊厳、自由、人権、風通しのよい自治体経営の視点で、小野寺さんを選んだ、という結果です。
●昨日も書きましたが、基地跡地にハコモノを乱立せさることや、タワマン的なものを建てるのは反対なので、基地跡地に民間資本を導入するとぶち上げた松下候補は応援できるものではありません。
●昨夕、つばさの党の黒川あつひこ候補が、朝霞台駅南口で、通行人つかまえて罵声を浴びせかけているシーンを見かけました。同じ黒川姓で、迷惑な存在です。
裁判所は市長選を前に釈放したのか、と思うところです。そして、市民は保釈中に彼から何が守られるのか、選挙妨害罪など成立しないと発信している顧問弁護士には、保釈条件を開示して、朝霞市民にここまではしないという安心を示してほしいところです。