2025.04.17

4/16 3月定例市議会が終わりました

市長交代による議会での調整事項が多く、ついついブログを書き忘れてしまいました。大変申し訳ないです。
16日で市議会定例会は終わりました。いつもは2月~3月に開かれるのですが、市長交代による新市長による招集で、3月24日からスタートしました。議案の審査が3月中に集中して行われ、人事交代や入学式などの日程の関係で、4月14~16日に市政に関する一般質問という日程でした。

昨日、私の一般質問がありましたが、改めて整理してお伝えしたいと思います。
議会の市長の対応はじめ、あまりにも驚くようなことが続いて、頭が回らずうまくまとまりません。

市長が提出した議案には、
・一般会計予算が「骨格予算」といって議会に議事省略を求めながら、あれもこれも政策予算が入るだまし討ちみたいなことや、財政の悪化に止血する手立てがなされていないことを理由に反対しました。
・国民健康保険予算は、高額な人頭税負担の道に対して何の手立ても示そうとしないことから反対しました。例年は賛成しているものです。
・水道事業会計と下水道事業会計は、財政悪化に何の手立ても示そうとしないことから反対しました。例年は賛成しているものです。
・家庭保育室の基準、保育所の基準、地域包括支援センターの基準の改正議案は、それぞれの仕事が地方自治の領域に入る自治事務で、利用者の安全に関わる規制で、地域の実態にあわせて規制すべきものにも関わらず国が「従うべき基準」として緩和を押しつけてきていることから、反対しました。これは市の事務に問題があるということではありません。
・公平委員会の任命については、対象人物の資質はともかく、長期にわたる同一人物の任命であること、裁判の前に公務員の労働問題の法的な取り扱いをする機関であるにもかかわらず、労働側委員がいない構成であることを問題視して指摘し続けてきたにもかかわらず改善されないことから、反対しました。
・副市長の任命の議案では、議会運営委員会の日から何度も早めの議会上程を求めたにもかかわらず、当日提出となったため、議会軽視として反対しました。出された議案は議員にとって既知の人物であったものの、重要人事なので、提案された人物によっては可否判断の時間が必要な議案のはずです。

●市政与党の他会派の議員の一般質問で、私たちに向けてではありませんが、市長選や副市長任命議案の対応をめぐり「野党になりたいならどうぞ」という発言がありました。それが与野党の分離の指標なら、今度の朝霞市の市政与党は、自民と維新を含む進政会、公明党、日本共産党、つばさの党、田辺議員、兼本議員ということになります。

●各議案への対応

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2025.04.10

4/8 こじれないためのSOSが早めに必要です

朝霞第三中学校の入学式に出席しました。PTA会長として祝辞を述べる機会をいただきました。
新入生と保護者のみなさまにご卒業のお祝いを申し上げ、学校に協力してくださる方々、教員のみなさま、来賓にお礼を申し上げた上で、中学生は心も体も入れ替わるときで、不安定になりやすいので、何かあればSOSを早めに出すようにお話をしました。
また保護者に向けてはPTA活動へのご協力、公募制になった学校協力活動に関して、できるだけ手を挙げてくださるようにお願いいたしました。

とても緊張し、重たい役割を終えた解放感をもって午後からの用務のために市役所に向かいました。
終了後、市役所近傍でミソラ食堂の移動販売があって弁当を買おうとしたものの、残念なことに売り切れ。炊き込みご飯を買いましたが、とてもおいしいご飯でした。

午後は昨年6月の外山議員の問題発言に対する懲罰委員会。前回に引き続き外山議員への参考人質疑が行われました。
問題発言を撤回したのに、相変わらずその問題発言と同様の投稿をyoutubeにし続ける所属政党との関係、市長選では選挙妨害はなかったものの、一般市民へのマイクでの暴言があったことなど、市民が恐怖感をもっている乱暴な街頭活動が止まるのか、などに質疑を行いました。
いずれも外山議員からは「私はやっていない」「保釈中は凸はできない」など、やらない方向の意思は答えるものの、すべて限定条件つきの答弁でした。市民が著しく怖がったり嫌がったりすることが止まる保証がないなかで、安易な結論は出せないと思ったりもしました。
宗教団体への誹謗は、被害の実態はあるのだろうが、宗教団体の組織的指示や容認はなかったのではないか、と問うと明確な答えはなく、自分たちが推定無罪の原則(法律として正しくは「立証責任」)を言いつのるのに、自分たちが相手を非難するときには立証責任をきちんと履行していないことが判明しました。
また、外山議員の答弁から、東京15区選挙妨害事件の最も派手に問題を起こした容疑者が、朝霞市に転入していることが判明しています。

終了後、外山議員を支援しているとみられる傍聴者につきまとわれ、当該宗教団体の隠れ会員などと庁舎内で罵声を浴びせ続けられました。その後、当該人物が議会事務局にやってきて、職員に「議員に言うことを受け入れてもらっていない」などと圧力をかけ始めたので、議員として出ていってそのような義務は職員にないことを伝えると、再び、当該宗教団体の隠れ会員などと罵声を浴びせ、スマホカメラを向けてきたので、庁舎で無断撮影は禁じているので、退去すべきだ、と申し上げたところ、騒動になってしまいました。
市の事務でもない考え方を、つばさの党の支持者に押しつけられなければならないのか、さっぱりわかりませんし、気に入らないことがあると、こうして大声を上げてスマホカメラを向けて脅かす、彼らの体質については、治らない問題だと認識しています。

議会の懲罰は、議事進行の秩序維持のための切り札として制度が設計されています。そのため、除名以外は軽微な懲罰に留まり、確信犯的な態度の議員には「みそきが済んだ」程度のものでしかありません。議員という地位、警察が民選議員に対する捜査の慎重な態度などを利用しながら、一般市民が民主主義という名の恐怖に直面しているときに、今の地方自治法は限界あるぁ、と感じています。

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2025.04.01

3/31 市長提出議案の審議が終わりました~3月定例市議会

市長任期の影響で遅く始まり、圧縮日程で24日から審議を続けてきた市議会ですが、31日に市長提出議案の審議が終わりました。
4月1日の朝までに決めなければ、問題が起きる議案がいくつかありました。
31日は、45議案の討論、採決が行われ、最大の議案である2025年度一般会計予算はじめ6会計の予算などが可決しています。

市長選の後なので、だらだらと現状追認しても良くない一方、こんな日程なので妨害とみられる抵抗まではできないという選択肢のなかで、悩み抜く議会でした。

私の属する「立憲歩みの会」としては、介護保険と後期高齢者医療以外の4会計、2024年度最終補正予算、副市長選任の同意、保育園や地域包括支援センターの規制緩和の3条例、公平委員会委員の同意の10議案に反対しました。

一般会計予算は「骨格予算」として経常的な経費しか出さない、という前提で議会の審議日程を省略させられたのに、出てきたものがほぼフルスペックの予算であったこと、子どもの人権に関して社会の求める水準が上がっているし、朝霞市でも子どもの人権侵害が事件化したのに、その充実を図らないことなどを問題視しました。

国民健康保険予算は、人頭税的な「均等割」の大幅値上げのロードマップを、地方自治法違反のような県の統制に服して続けていることを問題視しました。

水道事業会計と下水道事業会計は、借金増と現金減が同時に起きているキャッシュフローのマイナスに手を打たない予算となっていることを経営問題として指摘し、反対しました。上下水道の料金に、甘言を弄するような判断を続けて、適正な料金にすることがタブーになっている環境を作ってしまった側の問題でもあります。
この運営をあと5~10年続けると、誰かに経営を委ねて、料金は市民の意向など全く反映されないことになるリスクがあります。

2024年度一般会計補正予算は、国の臨時交付金の使い方です。1月には使途を報告して国から権利を受け取っておきながら、年度内補正、年度またぎ補正、次年度予算でバラバラ使われていてわかりにくくしていること、残金がまだ1億1千万もあって、その使い道に関して何ら情報公開もないことを財政民主主義の観点から問題にしました。

保育園や地域包括支援センターの規制緩和に関する3条例は、国の問題ですが、自治体によって判断を変えるべき内容にもかかわらず「従うべき基準」として押しつけてきていることを問題視しました。

人事案件としては、副市長任命の同意に関しては、人物はともかく、早期提案を19日の議会運営委員会で要求し、議長経由で要望しているにもかかわらず、最終日に上程してその日のうちに質疑、採決をせよという提案のやり方を問題視しました。
その前の質疑は率直なやりとりが提案者である松下市長とできてよかったのではないかと思います。答弁も率直でした。

公平委員会委員の選任は、人物に問題があるのではなく、委員構成や委員任期の長期化に全く問題意識がない提案であったことを問題にしました。職員のトラブルを解決する機関なので、労使関係のバランス、専門性など配慮した人事に切り替えていくべきときです。

また改めてご報告いたします。

●今回反対が増えたのは構造的な問題もあります。
20年ぶり、本格的な政権交代としては32年ぶりのできごとなので、関係者のみなさんが事務手続きを暗中模索でやってきたため、日程や議案の内容、提案手続き、説明資料の提供などで「これでよいのか」ということが多かったからではないかとも見ています。市長就任が3月17日なので、とりあえず継続、という判断をしておかざるを得ないこともあったと思います。
また私ども議会も、市長選の直後なので、お互い、お前たち何のために闘ったんだ、という問題を突きつけられることもあり、一般会計予算と人事案件には厳しい立場を取らざるを得なかったと思います。逆の結果だったときも、いくつかの議案で同様のことになっていったと思います。
反対を投じた議席に対して「ノーサイド」を要求されましたが、違和感がありました。勝った側が負けた側を追い込みすぎないことを求める言葉で、負けた側に求められるものなのかなぁ、と思ったところもありました。討論の言葉が厳しめだったことへの反応だったのだろうと受け止めています。

●神田直人副市長が3月31日をもって退任されました。
私たちの会派は、厳しい富岡市長の感情を逆なでする存在だったため、自分たちでも、予算要望をはじめ、意識的にワンクッション置く副市長に様々なコミュニケーションをお願いしてきました。
予算要望は、紙で渡しているので、実際には予算要望は、市のあり方、市役所のあり方、市職員のマネジメントについて、意見交換することが多くありました。議場でも言葉にしないコミュニケーションを表情やボディーランゲージで受けることも多くありました。
市役所の中のバランサー役で、いろいろなことを調整していただいておられました。議会日程の関係で遅めの時間になりましたが、そのことの恩義に感じる職員たちに見送られて退庁していきました。
私が民間人である20年前の基地跡地利用の議論が始まった頃からの存じ上げており、田中元副市長とともに、この2人が解決のキーマンだなぁ、と感じたとき以来ずっとお世話になりっぱなしでした。
昨日の田辺議員の質疑のなかでも、ほんとうは移行期もう1年ぐらいされたらよかったとみなさん思っているのではないか、という声がありました。惜しまれながらの退任でしたが、ご本人の強い意向だとも聞いています。これからの人生が幸多からんことを願っています。

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2025.03.29

4/29 大規模災害に出動した消防職員に手当が創設されました

28日午前中、朝霞市が消防などの事務を預けている「朝霞地区一部事務組合」という広域自治体の議会があり審議してきました。
2025年度の予算案を審議や常任副管理者の人事などを審議しましたが、私のなかでよかったと思っているのが、「災害援助救助隊」として大規模災害に出動した消防職員に、日額1080円の出動手当が付くことになったことです。
このあたりのベッドタウンではないような環境のなかで、数日間であったとしても過酷な災害現場に広域で派遣され、現地滞在経費など様々な生活コストもかかることから、派遣された職員に対する見返りです。

私には、2024年6月の自治労議員団会議で、全国消防職員協議会からの提案として取り組みを求められていました。その直後の一部事務組合議会でも必要性を訴えてきました。財源で全額国費で手当され、昨日の審議の答弁でも、総務省が制度を創設するよう自治体に「助言」があったもので、無理筋の話ではなかったことが、早期実現になったものです。

その後、午後から市議会の議案質疑の再開でした。
議場には追加議案として、副市長の任命の同意を求められる議案が置かれていました。現副市長が3月31日で任期満了となることから、残る平日である31日に一気に上程、質疑、討論、採決と進むつもりの持ち込み方です。インディアンポーカーみたいな決めさせられ方です。
そのため、議会運営委員会で、人を選ぶのにきちんと審議することを軽視している、と、わが会派から指摘し、討論、採決日程を見直すよう求めましたが、議論が調わず、31日に一気に採決まで進む日程となりました。ただしあさか未来の田原団長からの助言で、質疑から討論までの会派内討議時間を確保することは確保されました。
19日の議会運営委員会でも議長にくれぐれもと申し入れたことでしたが、議長からは行政が27日に庁議が設定されているのでそこまでは議案にでないと説明されたということです。
議会の議案となるものは、市長と部長だけで決める庁議が意思決定の最高機関ではないはずです。議会のはずです。
議会承認人事はあまり政局的に扱われてはならないとは思いますが、副市長人事のような、政治的任用の重要な人事であっても、追認議案として位置づけ審議するよう、行政からゴールを設定されて提案されるのが、市民にとってどういうことなのか、ということが問われていると思います。
今回は内部職員からの人事なので、どのような人物かという調査時間はいりませんが、外部の人材を登用する際は、その人物の調査時間も必要なはずです。
わが会派からは改めて議長に、当日採決を前提とする議案の提出はやめるよう申し入れるよう求めました。そのように対応するという議長の答弁で、日程問題は収拾しています。

●他市では人事議案に関して、提案後、対象者を紹介したり、全員協議会で質問する機会を設けたりしています。
片山善博鳥取県知事が「教育にあれこれ文句いう議員が少なくないが、そもそも教員委員の人事議案のときに、議会は教育委員たちにその考え方や方針を確認して承認しているのか」と話されたことをお聴きしたことがあります。

一部事務組合の議会に出て思うのは、議案の補助資料がしっかりしていることです。高額の予算案件は、購入物の規格などがしっかりかかれて、ムダな質問はいりませんし、質問を聞き漏らした議員にもそうした資料が行き渡っているので、つまらない確認が何度もされることはありません。
朝霞市議会は、良くない意味で、議事の省略、資料の省略が相当行われているなぁと思います。
そのため基礎的な情報確認の質問が多すぎるし、調査も絞り込みも行われずにダラダラと質問に持ち込まれる話、同じような質疑が多くの議員から繰り返されることがが多いと感じています。安心感や信頼感がないので、猜疑心いっぱいで議事に向き合わなくてはなりません。
議事の効率化は、逆説的ですが、十分な調査日程の確保と、説明資料の提供と、それを読み込まない議員に対するプレゼンスを低下させる取り組みがカギです。議会向けに説明資料も改めて作成するというより既存資料の提供で可能なはずです。予算などでは予算作成過程で、予算調書の議会への公開やその説明資料のなかから議会も共有するような仕組みも考えるべきだと思います。

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2025.03.28

3/28 委員会なしのロングラン本会議が続きます

きょう28日は午前中、一部事務組合議会の3月定例会、午後は、続開の市議会本会議の議案質疑です。

2月16日に選挙のあった市長選で、市長の交代が決まりましたが、正式な就任が17日だということで、開会が遅れたことで、本来の市議会の議案審議の手続きである、本会議→委員会→本会議という議案の審議ができず、本会議だけで審議をしている状況です。

そのため本来は委員会で審議するような詳細事項や確認事項の質疑を行わざるを得ず、400ページ以上ある2025年度一般会計予算などは、500ある事業数をピックアップしても、時間がかかりました。26日は9時から21時まで、27日は9時から16時までかかって、質疑が終結しました。
その後も、40本の議案があり、28日きょうの午後までに質疑を終える予定です。

今回、17日に招集、19日に議案として予算案を渡されました。事前には経常経費しか載せないと言われて委員会なしの日程を受け入れましたが、開いてみたらいつも通り、やむを得ないものでもない新規事業はあり、狐につままれた気分での審議でした。朝霞市役所で気休めみたいな言葉を受け入れると、全然違う結果が出てくるなぁ、ということを改めて感じるところです。
どんな事態でも、このくらいは同じ予算出すなら、事業を決める11月頃からの予算編成過程からの情報公開と、中期財政計画をきちんと立てるべきではないかと指摘しましたが、さしたる理由もなく「難しい」を繰り返されました。
市長や市役所の職員の裁量一つで、事業が続くか続かないか一向に見通しも立たないで仕事させられる事業者や活動団体にとって、早めに見通しが立つことが重要だと思います。
非正規労働者もいれたら1600人も従業員のいる職場で、財政の裏付けのない5カ年程度の経営計画もない会社なんて、ワンマン企業しかありません。前近代的です。
中期的な計画もないので、400~500億円の単年度予算では手の余る学校の改築などの100億円の仕事は、学校がどんな状態であろうと手が着きません。計画にもとづかないでも始められる、蛍光灯を変えるだけ、空調を入れ替えるだけ、みたいな工事を単年度予算で始めて、やっぱりあれもと、たけのこはぎみたいな工事予算の要求が続いています。そういう工事をやるので、施設は一向にリニューアルされず、昭和のたたずまいのまま、部品だけが新しくなっていき、お金がなくなっていきます。そしてそういう工事発注が多すぎて、昨年は財政を大きく悪化させました。

この予算、一体誰が作ったのか、ということも気になりました。一義的には提案者である松下新市長ですが、就任から提案までの日程、事業採択の経緯から言えば、ほぼすべてを市役所の職員たちが作ったということになります。それはそれでやむを得ません。そうしてできあがったものを就任前に就任予定者として説明されるのは当たり前の話です。市長選を制した松下市長が初めて目にして、説明を受け、提案者として納得するに至った経緯を確認させてもらいましたが、ごまかされました。悪意はないとは思いますが、正直さを出さないことは課題だなぁと思いました。

水道事業会計、下水道事業会計の赤字体質の放置は大問題だと思いました。これは市民の負担をお願いしなければ解決できません。
水道事業会計では毎年3億円の資金流出で残高が9.8億、下水道事業会計は毎年1億円の資金流出で11億の残高です。上水道も下水道も県の料金が上がっているので、料金と仕入れ価格の逆ざやも発生しています。老朽管の交換工事をやめる以外、手を付けないで放置できる時間は限られています。そのことを解決しないと、他県であるように県営にするとか、民間事業者に運営権ごと売り渡すとか、劇薬の解決策を選ばざるを得ません。そうなれば、料金もどこかで決められるものになり、納得性のある改定などできません。
そんな質問をしたら、議場から揶揄されましたが、揶揄したって問題は解決できません。
ここ数年、市議選、市長選、衆院選と選挙が続いて、そんなことを意識してか、市民合意で決めた水道料金の改定を無にする「配慮」が続きました。このことで「やればなんとかなる」みたいな感覚が醸成されてしまったことが、解決を難しくしているのではないかと思います。

そして、連日の審議のなか、3月末で退任する神田副市長の交代人事の上程がまだありません。不意打ちみたいな審議で重要人事を決めさせようということなのでしょうか。議会をどう思っているのか、感じるところです。

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2025.03.20

3/19 狐につままれたような予算の提案のされ方~議会運営委員会がありました 

ようやく3月定例会の仕事が始まりました。

3月19日は、議会の日程や議事を確定させる議会運営委員会です。
3月24日13時開会、議事の提案
3月26~28日 議案への本会議質疑
3月31日 議案への討論・採決
4月14~16日 一般質問
4月16日閉会
という日程が確認され、市長提出の41議案の提案と、3条例改正、1人事議案の提案が予告され、議会提出議案は2議案の議事の組み込みが確認されました。

市長就任後間もなく、議事日程も逼迫しているので、今回出された予算は「骨格予算」という「政策予算」はなく、最低限の経費の予算のはずでした。本格的な予算は6月に補正で行うことになっていました。それで市議会としては上記日程を調整していました。

ところが、きょう議案を受け取ったところ、予算にはいくつもいくつも政策予算が入っていました。そのことを悪びれずもせず、総務部長は「骨格予算だ」と言い張り、私たち議会の認識がおかしいかのような発言を繰り返しました。兵庫県庁で起きているような今時の話そのものです。
わが会派としては、話の前提が変わったので「事情変更」として、予算の詳細の確認が必要として、日程の組み戻し、通常の市議会日程並みの委員会の開催を要求して、ごねまくりました。議会運営委員会は全会一致なので、正規委員の反対があれば議事は決められない申し合わせがあるからです。

昼休みとして休憩が入り、その間、議会運営委員長が調整にきたので、私どもの会派「立憲歩みの会」としては、4会派で5点の予算修正を合意できれば、元の日程でもよいと返しました。
その間、議会運営委員長には調整に走り回ってくださり、結果として、5点の修正要望のうち、1点、町内会やPTAなどの自主的なリサイクルごみの回収活動の補助金を㎏6円から3円に半減させる案を、6月補正で復元する方向となりました。金額としては250万円ぐらりの規模ですが、大問題です。手続きとしては市民活動団体などに了解も取らずに、一方的に切ったことがありました。また、この程度の補助金では逆ざやになるので、回収事業をやめる自治会が続発し、ごみはただの灰になり、最終処分地に環境負荷をかけ、高い金額を払って引き取っていただく顛末になります。近視眼的な政策決定が朝霞市や政策の影響がある場所をボロボロにしています。

この問題、前段の全員協議会では、総務部長から「担当部署が引き下げを提案した」と説明されましたが、町内会等から補助金引き下げのクレームを正面から受ける部署がそのようなこと言いたくて言っているとは想像しにくいことです。
センターラインの職員たちが、現場部門の職員たちに、予算や人員配置で締め上げ、そう言わせるように仕向けていることもあります。本人たちがやりたくてやっている、といわぜるような朝霞市役所の職場文化、問題です。

これでわが会派も日程をめぐる問いかけの矛を収め、予定どおりの審議とすることに賛成しました。

●4月1日からの新副市長人事の提案は、3月31日にする、という話でしたが、身元確認する暇もないで市の要職を決めるなどありえないとして、早期議案提出を議長から求めることとなりました。

●市議会は、地方自治法で、市長による招集告示が行われて7日以上後に議会を開くことになっています。新市長が招集かけないとということでこのような日程になりました。

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2025.03.18

3/17 市議会の招集が発せられました

松下新市長の就任により、ようやく市議会の招集がかかり、41本の議案があることが提示されました。
19日の議会運営委員会で議事の整理がされますが、内示されている日程では、3月24日初日提案、26~28日質疑、31日議決、4月14~16日が一般質問という日程になる見込みです。

この他にも、任期満了から、副市長人事が提案される予定ですが、現在のところ人名に関しては何も情報が入ってきていません。重要人事なので、人物像が見えないような提案であれば、目立つ問題がなくても反対討論を行い、賛成することはありません。

●市長の任期による市長選の設定が、現職有利になるようにされている感じが否めません。
市長交代になると3月17日が任期開始なので、招集告示から開会まで最低7日おかなくてはならない地方自治法の規定で最短で24日開会とならざるを得ません。
そうすると市長を交代させなければ、市長選が終わった早々に招集告示ができて、市政は混乱しないではないか、という理屈がまかり通ります。
新しい市長が配慮ができる人物であれば、最終任期には、市長選終了後、任期満了より少し早めに辞職していただけると、こうした混乱は小さくなっていきます。

●提案される予定の議案名(まだ議案書は届いていません)

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2025.03.12

3/12 春闘がんばれ!~ひるがえって朝霞市の非正規職員は・・・

春闘で元気な数字がどんどん出ているようです。労働組合がんばってほしいものです。

インフレ対応で、政府が身銭を切ることばかり求められていますが、それは将来の税金の先食いでしかありません。
物価が上がったら企業の売り上げとなっているわけで、それを賃金で回収して消費につなげていく、その好循環が大事です。

さて、そのようななか、朝霞市から会計年度任用職員(非正規職員)の公募が相次いで発表されています。
国は、憲法15条の国民の公務員の選任権から、自治体の非正規職員は、予算が通って雇えるものだ、というドグマを言い張っています。そうであるなら予算も通らない今、どうして募集ができるのか不思議なのですが、実務上はそうしないと雇用が不安定になるので、ヤムを得ません。
※それに対して私は、契約などで予約的授権をする「債務負担行為」の承認を提案せよ、と言っているのですが。

その会計年度任用職員の雇い方が改善されていません。

1日8時間ある仕事を、昼食時間に入れ替えて、4時間雇用にして、社会保険逃れをしているのです。
何度も市議会で指摘して、昨年、総務部長が、国からの例示を受けて、新規から解消していきたい、と答弁したのに、相変わらず4時間入れ替えです。
これもまた、変わらない朝霞市役所の一例です。千年一日、固定観念のようなワンパターンな事務をやり続けます。
15年ぐらい前までは専業主婦が地域にたくさんいて、そうした雇用がぴったりだったかも知れませんが、朝霞市の住宅価格が7000万ぐらいになり、共働きが当たり前で、フルタイムでないと保育所も決まらないような時代に、まだこんな雇い方しているのかと驚いています。
社会保険をつけず、仕事のスキルも権威も蓄積させない、そのにようなライン系の人たちの強い意志を感じます。

こんな条件だと良質な労働力から見放されるのではないかと思っています。

●朝霞市役所には職員団体がありません。交渉もせずに賃上げを享受しています。これをお手盛りと言います。

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2025.02.24

2/23 市長選のあと

先週の市長選挙の締となることを2つ行いました。

22日10時は、選挙前の、ワンチームあさかの2連ポスターで告知した街頭演説会を朝霞駅南口で、応援弁士は選挙の結果もあったので欠席してもらい、都合のつく市議5人で執り行いました。
小野寺のりこさんにいただいた2万0377人、投票に行くのをやめてしまったものの市政改革に期待をしようとする市民と、18日に急逝した小池議員に、市政改革の誓いを立て、終わりました。

23日15時は、市議会の会派「立憲歩みの会」主催で、選挙報告会を開きました。参加者どうしの感想の意見交換、私どもの結果報告と簡単な分析、全体での意見交換をいたしました。
全体のなかでは、あと一歩となったところで負けたことにくやしい思いがいっぱいでした。
熊本市から転居したばかりという91歳の参加者から、負けという面ばかりではなく接戦に持ち込めた、ここまでできることはめったになか、そこをちゃんと評価した方がよい、と激励をいただきました。
別の参加者からは、基地跡地など争点化できた課題もあったので、前向きな発信メッセージばかりではなく、少しは相手候補の問題点も指摘すべきだったのではないか、というご意見もいただきました。

●市内に当選した松下まさよさんの確認団体のポスターが増殖しています。よくよく見てみると日本維新の会の掲示板に、証紙がないので、つまり市長選後に新たに貼り出されたポスター。 新市長は、維新にお世話になるということかと読み取りました。

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2025.02.19

2/19 しんけんつらい訃報

市長選の結果のショックを解消できずにいます。

そのなか、きのうまで一緒にいた仲間である小池貴訓議員が18日朝、急死したとの訃報を受けました。
めいっぱいのお悔やみを申し上げます。そしてお礼と悲しみの気持ちでいっぱいです。

亡くなる前日、つまり負けた開票日の翌朝、雑踏に立つ私に、SNSで退行的な考えを書いたものを見て「くろかわさんがダメなんかじゃない」と一所懸命励ましてくれたことへのお返しがまだです。その後、キリのよいところまでと、駅の反対側のみんなとの合流が遅れたら、私がどこかに行ってしまったのではないか心配して、小池さんはわざわざ迎えて迎えに来てくれました。
その後の合同演説会の小池議員のマイクの言葉は見事でした。
それが最後の別れで、24時間もたたない後に再会できなくなったことに、ショックをうけています。

5年前に初めて議会に来てくれたときには、野党議員の生命線である質問時間の刈り込みばかり言ってくるので、正直、苦手でした。
しかし、最大会派のなかで、私に話をしてくれるようになった最初の方の議員だったと思います。私の控室が入口に最も近いところにあるので、いつものぞいていって、話を一つ二つ置いていってくださるのが楽しみでした。
「敵を愛せ」という言葉があります。小池さんの行動様式でした。しなやかで、いろいろな人をきちんと観ていて、間接の軟骨のようにいろいろな人のつなぎ役になってくださっていることとにふれ、人なつっこくしてくださることに感銘を受け続けました。

市議選での結果に続き、市長選の準備で自信喪失している私に、小池さんは「くろかわさんはわたしがもっていないものをもっている」と言ってくださいましたが、その中身を聞かせてもらのうことはないままでした。
むしろ小池さんこそ、私にできないことばかりもっています。

今の市議会、議長経験者級の議員と新人議員ばかりで、数少ない中堅議員として、新人と長老の間に入って、持ち前の柔らかな話し方と、柔軟性で、いろいろなことを調整してくれました。最もコミュニケーションが難しい議員にも、信頼関係を勝ち取ってくるような人でした。
議会だよりをナントカ改革しようとして、編集委員長のときに研修予算をつけて、道筋を私に託してもくれました。3月10日に初めての技術研修をします。

今回の市長選でも、小野寺陣営についてくれなさそうな人を招いて、力ある人を引き込んでくれました。
今回、ウグイスをしてくださる小池さんの配偶者と3回、選挙カーでご一緒しました。降りてからご夫婦と一緒に話をさせてもらいましたが、楽しくて幸せなご夫婦でうらやましかったです。いつまでもあの感じが続いてほしかったです。

急にこのようなことになるとは思いもよりませんでした。
守り切れなくて申し訳ない思いばかりです。

小池貴訓さん、
天国から私たちの街を見守ってください。

●市民に希望も見せられず、無為に市議会に置いてけぼりになり残って生きていることが、しんどい日々でもあります。

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2025.02.17

2/16 小野寺のりこさん惜敗~朝霞市長選挙

朝霞市長選挙、投票総数が増えたとぬか喜びしていたら、負けました。2万もの票を入れていただいた方々には心から感謝しています。朝霞市長選でこんなに票を集めて負けた候補は初めてです。そのぐらいの接戦でした。

朝霞市の弱点を全部補うような政策を掲げた候補を負けさせてしまったことは、選対を担う者として、市民に申し訳ないと思っています。

候補者も相当な人材で、落選させてしまったことの責任は大きいと感じています。

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2025.02.15

2/15 朝霞市長には小野寺のりこさんを~2025市長選

0hcx8gojpchhcfhg29o6zjifrbehpymau_aynsvf 街頭による選挙運動は終わりました。終盤戦まで大接戦です

みなさまの一票が、問題解決されない市役所を放置するのか、問題解決のための市役所に変える一歩となるのか、決めることができる朝霞市長選挙です
市民にチャンスがあるこの機会に、陣営の中枢に入ったものとして、どこまで訴えが届いたか、不安ばかりです。

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そのなかで市民の支援の輪が広がり、地縁の強い人も、浮動票的な人も、どんどん小野寺さんの訴えにものすごい共感が広がって、体や言葉を使って反応していることが感じられた選挙でした。


あとは有権者のみなさまが投票箱に「小野寺のりこ」と書いて投票してくださることを信じてあすの夜を待つしかありません。
ぜひ、未来への選択として、「小野寺のりこ」さんに投票してください。

Line_album_61219-_241219_7●今回、市議会議員たちが主体的に小野寺のりこさんを担ぎ出して、選挙を闘いました。富岡現市政とその継承者では乗り越えられない、時代遅れの体質を克服するために、風通しのよい、新しい方法論を持つ、実務者こそふさわしいと、市内在住者ではないハンデを覚悟して担ぎ出しました。

そして加わった9人の市議が持てる力でフルに動きました。それは序盤で圧倒して、富岡市長の引退を決断させました。

20年前の市民みんなで作った地域福祉計画を、まともな対立候補もいない選挙で選ばれた当時の新市長に反古にされたこと、13年前から市議になって、様々な場面で市民が泣き寝入りを選ばされる場面を見続けたこと、市民に諦めを伝えなくてはならない苦しい場面が走馬灯のようになって、ようやく富岡市政が終わるんだ、自分たちが道を拓くためにやることやったんだと、涙が止まらない状況です。

小野寺さんや、あさか未来の7議員や本田議員と始めた選挙準備、お互いが弱点をあげつらわず、長所を使い合うかたちで前に進みました。田原団長はじめ、私たちが弱小会派にもかかわらず、配慮いただけた選挙だったと思います。

●選挙の動きはYoutubeにまとめられています。
【朝霞市長候補・小野寺のりこ】あなたの大切な一票を託してください!一緒に新しい朝霞の未来の扉を開きましょう!!

●私にとって大きな争点は、朝霞市 の市民運動ではここ20年重要課題であった米軍基地跡地利用
小野寺候補は、市民合意でまとめた現在の基地跡地利用計画の実現のスピードアップです。
松下候補は、民間資本導入の再開発です。青年会議所の公開討論会の資料でしか明らかにしていません。公開討論会では、「基地跡地をはじめとする再開発地域に向けた体制整備を構築したい」「市単独の事業でなく民間資本を入れたりであります」と、基地跡地を民間資本が回収できる再開発地域にしていくことが語られています。
youtube該当発言部分から

●市長選では、一部の左派系市民から「自民党と癒着して」との批判を頻繁に受けました。松下候補はきれいな非自民なのですか、と考えてほしいです。
私たちは、人権や自由、福祉や働くことの価値、社会参加など市役所改革に必要な視点は、小野寺さんに乗った自民党籍の市議とも共有しています。
児童扶養手当の根拠なき打ち切りをして、その後処理でも泥仕合をするような、人権や福祉に問題のある現市政の継承が、左派的価値観にどう折り合うのかさっぱりわかりません。不可解です。
政策面では物取り主義的な政策は後背にしましたか、その他の政策ではそこいらの革新市政よりはるかにリベラルな政策を並べました。
松下候補のどこに問題があるのよとも問い詰められましたが、基地跡地のことでは上記のとおりです。公共的な問題解決を放棄して市場化して一部の人の儲けにする話です。

●松下候補はそのようなことはないのですが、その重厚な応援団たちによる「ヨソモノ」攻撃。転校生いじめを見ているようで、嫌な気分でした。母も朝霞に疎開中、いじめられたという証言を最近聞きました。

●私たち「立憲歩みの会」の市議2人は、応援する小野寺さんが市長に当選した際には、政局的な攻撃に対してはディフェンスするものの、間違った仕事や考え方がおかしい仕事をしたときにはきちんと批判をし、朝霞市役所の仕事を正すスタンスは続ける、と確認しています。

●今回初めて政策に「インクルーシブ」「こども人権オンブズマン」という言葉が入りました。

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2025.02.14

2/13 横一線で終盤戦へ~朝霞市長選

春一番、すさまじい風でした。通勤で苦労された方も多くおられたと思います。
私も選挙運動するなかで、13日は強風で屋外活動ができないこともありました。しかし追い風なのかなぁ、なんて思いながら、終盤戦を迎えています。

いろいろな方に情勢を聞かれます。小野寺陣営の中枢にいますが、正直わかりません。肌感覚ではまだ五分五分だなぁと思います。
松下陣営は、富岡市長が長年蓄積した関係性を使って、市内の組織を束ねる人たちに頼みまくっている、という話を聞きます。人間関係の上の方からつてをどんどん引っ張っているという感じでしょう。応援する市議も11人で数が上回ります。
一方、私どもの小野寺陣営は、そうした組織を支えている構成員一人ひとりに接触しながら地盤を広げ、あわせてコネクションのない朝霞市民にどれだけ会うか、という地べたを這う運動を展開しています。応援する市議は9人ですが、当選回数や平均年齢が下回るので、機動力がその数の差を凌駕している、と思っています。
メディアも取材に訪れますが、「わからない」という答えしかありません。

つまり五分五分で、一人ひとりの有権者の方々が、これからの朝霞市をどうするか、ということを考えて投票していただけたらと思います。

20250214onoderanittei 私の応援している小野寺のりこさんは、政策力、リーダーシップ、現場を観る力では、圧倒的だと思っています。ぜひ多くの人に投票していただきたいです。
そして、よい、と思ったら、周囲の人に小野寺さんがいいよ、と広げていただけたらありがたいです。

●いろいろな陽動作戦で、市長としての実務能力と関係のない、政局や批判的な言葉が飛び交っていますが、厳正に市役所の「社長選び」だと思ってください。職員にとってよい上司となるのは誰か、そのことで役に立つ市役所にすることができるのは誰か、という視点で選んでいただけたらありがたいです

●黒川あつひこ陣営、今回は露骨な選挙妨害的な活動はありませんが、一方で市民を挑発して聞くに堪えない言葉を投げかけたり、学校前で威圧的な拡声器使用をしていたり、今回は今回で問題だと受け止めています。

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2025.02.11

2/9 余はいかにして小野寺のりこを応援団になりしか~朝霞市長選スタート

きょうから朝霞市長選挙が始まりました。このブログでは私が小野寺のりこさんを応援している、ということを読み取っていただいていると思います。

一番めの理由は、富岡市政がゆえに、疎外されたり、干されたり、市役所で問題のある処理にあった弱い市民たちとその後処理のまずさを見てきて、市政転換させなくては、と思い続けたことにあります。まずは一回、権威主義の市政を終わらせて、人が顔色うかがいビクビクさせるような市政運営を変えることが最重要事項でした。そのなかでの人材さがしです。

11月下旬に、市長選に出ると思わされていた田原市議の紹介で、小野寺のりこさんと会わされました。小野寺さんが、福祉、働くことの尊厳、自由、人権、風通しのよい自治体経営を大事にする人だと感じとり、その点で現市政の問題点を指摘してきた私たちが、小野寺さんを市長として担ぐのは道理だ、と認識したことから始まります。
松下陣営が盛んに「ヨソモノ」批判をされていて、私もいかにも選挙的に最初にそこが引っかかりましたが、朝霞市の超えなくてはならない課題に向き合う人材としての評価をしました。少なくとも市民を自分への従属度合いで測り、そのことで政策を著しく差をつける市政よりは、「ヨソモノ」であったとしても今いる朝霞市民の動きや声をコーディネートできる有能で市民への愛情がある人なら問題ないと思いました。朝霞市民の大半はベッドタウンとして住んでいただいた方々ですし、出自を超えるべき都市です。そして地域の声を伝えるのは我々、住所要件が求められている市議会の議員がやるべきことです。

この間、政策づくり、応援団の形成などで小野寺さんと一緒に仕事をしているなかで、たいていの課題で朝霞市議会の議事録に目を通していたり、資料を読み込んでいて、驚くことが多くありました。そこから朝霞市のこれまでの課題と長所と市民合意の感覚を読み取っていただけました。
ポピュリズム的政策には一線を引き、市の問題点は、市民も市職員もポテンシャルに問題があるのではなく、人材育成の機会不足にあると見抜き、そのことに力点を置いた政策提言は、市議団や会派で乗り越えようとした壁そのものへの指摘でした。

●こんな風に書くと、あの黒川滋が小野寺のりこに白紙委任したかの印象を与えると思われそうで、街頭でもそのような言葉を投げつけられたことが何度かあります。実際に市長になって、問題が起きることが必ずあります。そのときは私たち市議会・会派・議員個人が議会の質問権などを通じて、きちんと指摘して是正させていく職業的責任はもちろん果たしていきます。
私が過去の職業人生で、白を黒と言ってまでの賛意を示したことはありませんし、体制内チェック機能として少しうるさいんだよ、と言われるぐらいの仕事してきました。

●立憲系の黒川滋が、自民党と癒着するのか、という批判を、街頭で左派的スタンスの市民からいただくことが何度もありました。
おそらく田原市議はじめ、自民党籍の市議が多いあさか未来のみなさまと今回の選挙を共闘していることを指摘しているのだと思います。衆院選の後なのでこういう印象操作は効くのでしょうかね。
小野寺さんの政策を読んでいただければ、私たち「朝霞市議会立憲歩みの会」の綱領やスタンスにものすごく近いことを読み取っていただけると思います。
私たちに自民党と癒着した、という批判は何のためなのだろうか、と思って耳を傾けています。相手方の松下候補も、残り半分の自民党籍と思われる市議がついています。そして革新系は候補者を擁立していない状況です。
小野寺さんであれ、松下さんであれ、こうした競争的な市長選になるなら、よりましな方を選択するべきだけの話だと思います。私にとっては、同じ保守なら(小野寺さんをもろ自民とかもろ保守と思ったことはありませんが)、福祉、働くことの尊厳、自由、人権、風通しのよい自治体経営の視点で、小野寺さんを選んだ、という結果です。

●昨日も書きましたが、基地跡地にハコモノを乱立せさることや、タワマン的なものを建てるのは反対なので、基地跡地に民間資本を導入するとぶち上げた松下候補は応援できるものではありません。

●昨夕、つばさの党の黒川あつひこ候補が、朝霞台駅南口で、通行人つかまえて罵声を浴びせかけているシーンを見かけました。同じ黒川姓で、迷惑な存在です。
裁判所は市長選を前に釈放したのか、と思うところです。そして、市民は保釈中に彼から何が守られるのか、選挙妨害罪など成立しないと発信している顧問弁護士には、保釈条件を開示して、朝霞市民にここまではしないという安心を示してほしいところです。

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2025.02.08

2/8 小野寺のりこさん政策集とメイキング情報

475814191_28259630433685506_557570549957 小野寺のりこさんの政策集が好評です。当初、12ページもの紙を読むだろうか、とにかく文字数は少ない方がよい、というのが朝霞の政治文化のなかで、量的にたくさんのことを伝えてよいのか、考えどころでした。読む方のうけとめもありますし、政策宣伝に関わる印刷物づくりは体力も知力もお金も奪われる話だからです。

結果的には出してよかったと思っています。市民のみなさまもビラだけの情報では飽き足りていなかったんだと確認させてもらいました。駅頭によっては奪うように持っていっていただくところもありました。
小野寺さんの政策だけではなく、一緒に仕事した仲間の証言からの仕事ぶり、対話集会の紹介からの「官僚でしょ」という先入観の払拭ができたと思います。ぜひ見て読んでいただけたらと思います。

新聞折り込みと、8000部を駅頭の演説会などで配布したのみなので、アクセスできない方も多くおられたと思います。webでも紹介いたします。

小野寺のりこ政策集
※小野寺のりこさんのwebページにも公開されています。

田原市議と私とで政策集の紹介の動画が配信されています。
【ライブ配信】小野寺のりこさんを語る。黒川さんとの思い付き対談で政策集をご紹介。(youtube)

●あすからの市長選、準備は追い込みに追われています。

20250202matsushita ●小野寺のりこ政策集は2月2日に新聞折り込みになっていましたが、同日、松下まさよさんのビラも入っていました。富岡市長と柴崎和光市長と3人の鼎談で、和光市と協力していこうみたいな内容でしたが、和光市とのごみ処理の話では、よくこうしたことが書けるなぁ、と思うような内容がありました。

朝霞市と和光市とのごみ焼却施設の更新では、富岡朝霞市長がどういう合理的判断したのか未だにわかりませんが、2014年に共同で建設する案を破棄して、朝霞市単独建て替えに判断を切り替えました。当時の職員たちが困り果て。お互いにただ刺激してもかえっても意地になられて逆効果だから時機を待つことを確認しあったことをよく覚えています。
この時点で施設を更新していれば150億円ぐらいで更新できましたが、単独で110億円使うことを覚悟して、3億円もの設計費を使い、約4年空費しました。

その後、第八小学校の生徒数がパンクすることが判明、増築に10億円以上必要となるという朝霞市側の財政的事情を理由に、2018年、再び和光市と共同でごみ焼却施設を更新する話に戻りました。国費で応援してもらって使った単独建て替えの設計費3億円はほぼムダになりました。しかしCO2を撒き散らすだけの今の焼却施設を放置できませんし、どちらにしても広域化による節約効果はあるので、和光市との広域化を推進するために、設計費のムダは責めることは避けました。
その後の建設労務者の設計単価の引き上げ、建設資材の高騰、インフレなどが襲い、2市で150億ぐらいの建設費が、300億円近い金額になっています

為政者の責任として4年空費したことで、100億以上の価格高騰によるムダが生じたわけです。比例按分の負担ですから、このことは和光市にも迷惑をかけた話のはずです。

その富岡市長とその後継者と、和光市のトップが仲良く入っているチラシが配られたようです。感覚を疑うところがあります。片方の陣営に肩入れして何かよいことがあるのだうろか、と思うところです。

いずれにしても責任感のある自治体経営をきちんとやらなくてはダメです。

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2/8 米軍基地跡地に民間資本導入を言及した発言がありました~公開討論会

8日14時から、あすからの市長選を前に、朝霞青年会議所主催で、候補予定者による立会演説会が開かれました。
事前審査を終えてている人のうち、小野寺のりこさん、松下まさよさんの2人が出席、田村雄二さん、黒川あつひこさんは欠席しました。

テーマは経済政策と福祉医療を設定されました。
経済政策のなかで大きく違ったところは、小野寺のりこさんが、人材開発や働く場に参加できない人を参加させていくことでの活性化を求め、農業や商業の後継者問題に取り組む、人材の育成に視点を置いていることに対して、松下まさよさんが、下北沢や吉祥寺のような活性化をめざすとしていること、米軍基地跡地に民間資本を入れて開発を進めていくなど、ハコモノ的な提案を打ち出していることです。

福祉医療に関しては、小野寺のりこさんが、産後ヘルパーの派遣や地域の困りごとを引き受けるコミュニティーソーシャルワーカーの配置などソフト育成を中心に打ち出していることに対して、松下まさよさんが、朝霞警察署跡地に中核的医療機関の設置を打ち出しています。
放課後児童クラブがパンクしている問題には、小野寺のりこさんが、4月からの放課後こども教室のスタートを見守りつつ、放課後児童クラブの増設と民間事業者の協力を求めることを打ち出していることに対して、松下まさよさんは、放課後こども教室の全校展開に留めています。

●閉ざされた空間の討論会にしたくない、オープンスペースで開きたいという主催者の気持ちはよくわかるのですが、2月の寒空で2時間、静かに着席を求められる討論会。出席させられる側、そして何より一般有権者に聴いてほしいと参加を促す側として、場所の再考を求めましたが、叶えられず残念だったと思います。
駅頭に長時間立つことを何度も経験した陣営として、2月の寒さがこたえることはよく知っています。

1b55525d3b73481b975c893488a11c5e ●米軍基地跡地の利用は、2004年の米軍基地跡地への唐突なタワー型公務員宿舎建設の提案から、跡地利用への市民の間を二分する論争が始まり、2011年の国家公務員宿舎の建設断念、2014年に開発型の跡地利用を断念し、2015年に現計画で市民合意を取って前に進むこととしています。
米軍基地跡地利用の現計画を、策定した現市長の後継者と称する人が、全面的に破棄して、民間資本導入を言いだしたことは、選挙の争点ではないかと思っています。民間資本の導入ということは、高額の土地に対して換金価値のない利用はありえません。朝霞市の場合は分譲の集合住宅になることが想定されます。貴重な緑地空間を潰して市民のための公共施設を作るに留まらない話になり、そのことを朝霞市の景観に大きく影響を及ぼす開発となり、大きな問題になることが想定されます。
同地は、マンモス校化している第八小学校の校区にあたり、民間資本による巨大な住宅開発となることで、第八小学校がパンクするリスクもあります。
市の財政でも、100億単位の負担が求められることが想定されます。近年、財源は市役所周辺ばかりに使われています。まちづくりがそれでよいのかどこでしたいう問題もあります。
何より、こうした大きく意見の割れる提案をすることで、市政が不信感にとられ混乱し市民の協力を求められる場面での力が削がれることが想定されます。朝霞市は国家公務員宿舎建設問題で市民を二分する論争が起こり、当時は市民の間に不信感や対立が起きました。この問題の収束に関わってきた市議会議員としては、10年かけてようやく修復してきたことを蒸し返すのもたいがいにしてほしいと受け止めています。
同時期に政界に進出し、その選挙戦でこの対立の混乱のしんどさを体験したはずです。その経験を思い出せない提言をしていることに、残念な思いをしています。

●市役所の基地跡地利用に関するweb情報の リンク です。

●公開討論会では、参加者からの質疑で、新聞社名を出して質疑される方がいました。取材できるので、こういう場で新聞記者が質疑するのは異例ですが、その内容が、近隣市の特定の事業者にあたかも疑惑があるかのような前提を、すれすれで候補予定者たちにふりかけてきており、いかがなものかと思うところがありました。

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2025.02.01

1/31 住民の意思が反映される自治体の予算審議を問いかける~片山善博さんの話

31日作業をしながら、自治労の地方財政セミナーをオンラインで聴いておりました。

最初の片山善博元鳥取県知事の講演で、デジタルはともかく、トランスメーションの話が全然できていない、という話がありました。

自治体の仕事を実際に規定する予算を決める過程を問題視して、住民が自治としてコントロールできる予算編成過程になっているか、議会がしかるべき責任を果たしているか、問いかける内容でした。

朝霞市を含めて多くの自治体では、議会に予算案が提出されるまで、政策決定過程の名のもとに、いろいろな名目で、内容について情報公開がされていません(ときには提案された段階の予算案すらWebにも掲載されず自治体の窓口で怪訝そうに見られて見せてもらう自治体も残っています)。住民の代表機関である議会は、予算案が提出されると、1か月の短期間の間に、内容を精査して可否判断をします。片山元知事は、本来ここで、議会にとって予算案の不満な部分を修正して、議会の考えを反映させるべきところをまずしない。そうすると行政が秘密に作った予算案を、無傷で通すわけで、これで自治と言えるのだろうか、と問いかけていました。
実務上の弊害もあります。地域経済や福祉を支える事業者が、次年度も仕事があるかどうか、2月下旬までわからないわけです。出てきたところでどうしようもないので、裏で情報を集めるということをせざるを得なくなります。そういう情報流通は、不公正な行政となる温床です。

片山元知事は、議会は何のためにあるのか、住民の意思を反映させて決める場所である、それなのに議会に出されるまで他に情報を出してはいけないというのがおかしい、住民が提案におかしいと思ったら、議会を通じて変えて決めることが議会の役割のはず、と前提を話し、まずは予算案がどう決まるかは検討の早い段階から住民に届くように情報公開をし、住民が問題点を見つけたら議員に働きかけるようにし、行政が出した予算案を議会できちんと決められる前提を作ったことを話していました。
そのための情報の改革がトランスメーションだ、と指摘しました。

私も同感でした。
3月下旬までに結論を出すために、2月下旬に2週間程度の時間で、約600ページある予算案、1000ページくらいある附属資料、さらには朝霞市の場合その数的な積算情報すらも不十分な附属資料ばかりだったので、個々の課に基礎的な数字の資料を取り寄せ続けて問題点を発見する、という作業をしてきました。短期間に直感的だったり先入観たったりで目立つ問題点しか見つけられず、議案質疑で問題点をぶちぶち指摘するのが精一杯です。よくよく聴けば必要性があって効果も高い事業も短期間の質疑通告のなかで挙げざるを得ません。全体的に情報が遅く、不十分に出るので、職員も議員も何度もアナログなやりとりを続け、ときに公開するのしないの、意地悪な情報を作ったり、非効率な作業を強いられています。10月の事業採択の段階から情報が出ていれば、必要性の確認と合意形成はもっと容易にできるものです。
しかしこの面倒さを避けたら、議会や議員はただ行政を追認しているだけになります。
予算の修正を何度か出しましたが、それもぶちぶち不満言うなら言った分だけ出すべきなのに、結局論証できて、象徴的な部分にしか出せてこられませんでした。

市の事業をうける事業者や市民活動もたまりません。翌年度も事業があるのか人員体制や資材の購入で問い合わせてみても、継続できるか予算案を見てくれ、議会で決まるまで、翌年度その仕事をやるかやらないか言えない、なんて言われるわけです。どこかをご機嫌損ねないように、ははーっと行政に屈するしかありません。

●朝霞市議会では決まってもないものを予算と言うことになっていますが、変だなと思いましたが、どうも予算案のようです。いろいろ調べましたが、国税庁ではこんなことを書いています。
「「予算案」は、国会の議決を経て初めて予算として成立します」
議会で審議中のものは予算案ということになると思います。諸会議でも、決定したら「案という字を消してください」という言葉があります。
案なのか案じゃゅないのか、大事な話のように思います。

●あすの新聞折り込みで「ワンチームあさか」の政策冊子が配布されます。街頭の演説会場では請求された方に手渡ししています。

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2025.01.25

1/17 小野寺事務所を開きました

Line_album_20250117_250125_3817日、朝霞台駅前に小野寺のりこ事務所を開設し、事務所開きを挙行しました。
来賓には、5万人のまちで障害者千人雇用を実現させた岡山県総社市の片岡聡一市長、若者応援に取り組んでいる橋本大二郎元高知県知事を迎え、田原亮市議の司会のもと、約50人の参加者がありました。

Dscn6218総社市は2015年、朝霞市議会の民生常任委員会で視察に行っています。
当時の朝霞市内で障害者が社会に関わろうとすると作業所しかなく、作業所によっては、指導員が十分な研修を受けておらず、あまり工夫されていない環境のなかで障害者が叱られながら作業に向き合う、というところもありました。そういうところでも行き場がないよりまし、ということで親御さんたちが入れたことをありがたがる、という状況でした。もっと障害者が手や口を動かすということに前向きにできる環境になってほしいと思っての視察先でした。
しかし、行政の後ろ向きな姿勢、障害者は福祉に押しつけておけばよい、という感覚は変わらず、民間ベースで就労支援B型施設が増えるまでは選択肢もなく、この状態が続いている、と思っています。
その憧れみたいな総社市の障害者の社会参加をしている市長が、小野寺さんを信頼し、期待をかけているんだということに前向きな気持ちになっています。

20170523_2その翌日18日には、別府市にある障害者雇用を実践する「太陽の家」で雇用を作ってきたとき小野寺さんと仕事をしたという三菱商事の方もお見えになりました。
別府市の社会福祉法人「太陽の家」も2017年に視察に行ったところで、ホンダ、ソニー、オムロン、三菱商事などの大企業とタイアップして、障害者がほとんどの援助もなく働く作業環境を作って働いている実践として、見たものです。
同行した議員の多くが衝撃を受けて帰ったのをよく覚えています。この場で、私は田原議員と障害者の就労の実践に意気投合したことも思い出します。

小野寺さんが福祉ばかりで経済に弱い、という指摘をよく受けます。もろに経済政策も掲げていますが、福祉と経済は対立するものではないと思っています。
今は、国も自治体も予算の半分以上は福祉であり、福祉事業所の雇用は、経済そのものです。
その福祉も、利用者を福祉に囲い込むのではなく、福祉を必要とする人に社会に関わって、少しでも生産的な場に関わってもらえるようにして、インクルーシブな社会にしながら労働力不足を乗り越えていこうという時代に入っています。
弱い人に向けた雇用対策を打つことは、電車通勤の労働モデルだけではなく、地域で少しの援助を受けての移動で働く場を作っていくことになるので、地域循環型経済も強くなるし、そのことは、地域にやさしい職場を創出し、他律依存な経済構造からの変革をもたらすと思います。

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2025.01.24

1/23 民主主義の質が問われる朝霞市長選挙

昨日、つばさの党党首とみられる人物によりX(旧twitter)に以下の投稿がありました。

「朝霞市長選挙も立候補すると思うよ
俺の女をいじめてた奴らが居るようだけど、全員凄まじい量のYouTube広告攻撃を喰らわしてやるよ(合法的)
田原亮とか、お前ら、覚悟してろよ(非暴力に追及)
俺を怒らせたよな、お前ら
午前8:07 · 2025年1月23日」

自らの引き起こしたことを何の反省もしていないことを痛感させる投稿です。来月行われる市長選で、候補者陣営や、市民の平穏な生活に何らかの妨害行為(合法すれすれと言い張る)と、不快な運動が市内各地で展開されるものと想定されます。
こうした人たちが定住してしまった経緯など、いろいろ申し上げたいことはありますが、そこは控え、
市民のみなさまには、この投稿どおりの状況になった際には、なにとぞ惑わされることなく、また選挙に呆れることなく、市政の未来を選択してくださることを切に願うものです。

●自由で多様性のある社会であってほしいし、困難を抱えた人にも居場所は作られるべきですが、会津の「ならぬものはならぬ」というのはこういうときの言葉なのだろうと思います。高学歴で、保釈金3000万をすぐさま用意できた彼らの振る舞いは、朝霞市の人々が我慢して容認する存在ではなく、まぎれもなく強者の狼藉です。

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2025.01.17

1/17 阪神淡路大震災30年、犠牲者を追悼し、苦難の道があった方々にお見舞い申し上げます

きょうで、阪神淡路大震災30年です。
犠牲者を追悼し、苦難の道があった方々にお見舞い申し上げます。
関西での震災が意識されていなかった30年前、備えがないことで命や人生に大変な思いをされた方々がたくさんおられたことを忘れずに、大規模災害で少しでもつらい、苦しい思いをすることがなようにしていきたいと思います。

●朝霞市の災害対策は、積極的な方の自治体だと思いますが、議会の私を含めて多くの議員の質問・質疑から以下の課題があると思います。
・在宅避難者に対する支援が弱く、ものや水、食料を確保するためだけに避難所に人が殺到する可能性が高いこと。
・地域のコミュニティーのために設置を求めて設置されている分譲マンションや、町内会館などの災害時の使用が想定されておらず、地域ごとの災害支援の拠点として使用できるか不明確。
・下水道が使えないときのし尿処理は、構成自治体と一部事務組合でお互いに責任があると思い込んでいて、具体的な計画がほとんどないこと。
・介護の必要な高齢者や障害者など、災害時に支援が必要な人の一人ひとりへの支援計画がほとんど立てられていないこと。
・福祉避難所の利用手続きが、地域の避難所を経由しなければならず、避難所での混乱や、通信手段の障害などが起こりうる大規模災害時にその手続きが機能しないことが目に見えていること。
・航路の下に位置づけられたのに、航空機災害の防災計画が項目しかないこと。
・浸水想定地域に立地している学校の、大規模水害発生時の被害想定が不明確なこと。

●1995年はいろいろな面で変わった年だったと思いますが、その一つが阪神淡路大震災でした。こうした大規模災害で社会は恐怖感から権力的な統制強化に進みやすいのですが、実際には、阪神淡路大震災は教訓化され、支援に入った人たちの必要性からの問題認識から社会改革は、コミュニティーや福祉の強化という政策が進みました。端的なものはNPOの法制化でした。
一方で、大規模災害の犠牲者の生活再建への支援は、遅々として進まず、相変わらず自己責任を中心として行われています。土地や住宅に関する災害再建には国の政策に課題があると思っています。

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2025.01.12

1/10 思い起こせば24年も結果がわかる選挙だった朝霞市長選

労働組合の県組織の新年会をいくつか出席しました。一つは連合埼玉さんです。もう一つは自治労埼玉県本部です。ほんとうは年初には本田議員と産業別組合の県組織にあいさつして回っているのですが、今年は市長選の準備でそれどころではなく、改めて機会を見つけてうかがいたいと思います。

1月6日富岡市長が立候補をとりやめ、引退を表明してから、長年富岡市長を推薦してきた労働界からは、今回は中立でいくから、という内示を受けています。それでよいと思います。労働界の身内の候補でなければ、結果に任せた方がよいように思います。

最近、街頭活動をしていますが、市長選に関して、いつから本格的な市長選をやっていないのか、と検証してみたら、2001年の市長選で、塩味市長と渡辺県議が激突したのが最後で、2005年の富岡市長の交代となった選挙から、2005年、2009年、2013年はチャレンジャー的市民相手で楽勝の選挙、2017年は無投票、2021年は革新色の強い小山弁護士相手に負けはないだろうという選挙でした(それでも革新系が束になっても朝霞では7000票しか出ないと言われていたので、想定外の得票でした)。
市民が直接市政を選べない状態が約四半世紀も続いてしまったのです。

非常に報復主義的な交際をしてくる富岡市長のもとで、対立候補が出にくいことと、保守系会派がどんどん集約されて減っていくなかで、富岡市長の対立候補が出にくいという状況もありました。あわせて革新系も、強い富岡市長に裏で取引したり、逆に先鋭的な主張になりすぎて、社共一つ立場がまとまらず、とてもじゃないけど市長選を出せる状況ではない、ということも続きました。

市議たちはみんな足下を見られて、5回の選挙すべてで、見送り三振を重ねてしまったということだと思います。

その結果として、市長にすべて取引的な関わりをつきつけられ、市議が実現したい政策より多くの支持協力をさせられ続けてきたということになります。そういう地域社会では、政権批判は自由にできず、どんなしょぼい政策成果もありがたがる言葉の賛辞を大量につけて受け取らなくてはならない、ということが起きていました。

今回はようやく市議たちが主体的に候補者を見つけて闘っているので、その流れは変わると思います。

●録画したNHK-BS世界のドキュメンタリー「禁じられたモスクワ 経済制裁下の市民生活」を見て、身に詰まされる番組でした。社会的な発言は政権に迎合的なことしか言えない、野党はいろいろなエサで分断されて無力、候補者擁立も統一ロシアで選挙を出ない限り日常生活のいろいろな面で不都合が起きるから出てこない、今のロシア。一方で経済制裁で入手できないはずの贅沢品が入手できて、贅沢とイベントで自国へのプライドがくすぐられる程度に享楽主義的な生活は政府も保障して、政治にまともな問題意識を持った人だけが孤立するように社会を作ってある。選挙はちゃんとやっているが、やっているからこそさらに統一ロシアの権威付けにしかなっていない現実。
朝霞市は、権威にかかわらず、公的な議論ができる自治体に変われるだろうか。

●過去の市長選の結果

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2025.01.06

1/6 富岡市長6選目の出馬はせず~朝霞市長選

5日の市議会「立憲歩みの会」新春懇談会、来ていただいた方、来ようかなと関心持っていただいた方にお礼をもうしあげます。会はみんな大いにおしゃべりして終えることができました。参加者のみさなまは、私たち会派の黒川・本田の市議と、ゲストのワンチームあさかの小野寺のりこさん、くまがい裕人参議院議員と意見交換をすることもできたのではないかと思います。今年のやり方を振り返って、次回、もっとみんなが参加しやすく話しやすい企画を考えてみたいと思います。

会派として初めての試みでしたが、私たちからの「説明会」だけではなく、こういう場や、もっとリラックスしながら距離を縮められる機会を作っていけたらと思いました。

会場の設営や撤収、参加者へのお菓子やお茶の補給など、会の運営に協力してくれた多くの参加者には重ねてお礼を申し上げます

6日になりまして、仕事始めでした。わが会派としては早速団会議を開きました。ワンチームあさかで活動しているなかで接した市民の方々から、様々な宿題をもらってくることがあって、それをどう対応していこうか、簡単な打ち合わせをしました。

午前中、富岡勝則朝霞市長と松下昌代埼玉県議が新座記者クラブで記者会見をし、富岡さんが5期目で市長を終えること、松下さんが市長選に出馬することが表明されたようです(みなさまが読む頃には新聞地方面の記事になっていると思いますが)。

いずれにしても新市長は新人なので、3月の議会日程はおおよそ確定してきて、新市長の任期開始(市長としての権限を持てるの)は3月17日なので、地方自治法の告示から議会初日までの最低日数の関係から開会日は3月25日より早くすることは困難で、3月31日までに可決すべき議案は、駆け足で審議することと、一般質問は4月に送らるようなことになるのだろうと思います。

●12月23日のブログ記事の市長選の説明会に出席していた陣営の5番目が判明しました。池田清さんという方です。また6人目の立候補手続き書類を取りに来たという情報もあります。富岡市長が松下県議に入れ替わることになると思います。

●22年前、立場も資格もない市民が約40人集められて、地域福祉を考えろ、というお題をもらって2年間計画を策定したことがありました。当時朝霞台地区にはほとんど認可保育園がなくて、漏れなく待機児童となり認可外保育所に預けるしかありませんでした。そんな不満を市役所に言いたくて、何らかの委員を探していたときに当たったのがこの地域福祉計画の委員です。
担当職員からは、市民が自由に計画を書けと言われ、朝霞市役所もこんなこと始めたんだ、と少し驚きました。私も赤ちゃんをだっこしながら会議に出て、コンサルが派遣した大学院生や他の市民と文案を作ったり直したりしました。参加した市民みんながポテンシャルもあり、愛情もある人々で、この人たちが市内でいろいろな活動を始めたら面白い街になるな、と思っていました。福祉の考え方の違う障害当事者の親たちが参加していて、お互いをこすりあうので、管理職経験者が音頭取って飲み会設定して子どもも連れてきてもらって、お互い何が違うのさ、と一目置き合う関係に変えました。当時の福祉のセンスでは一見関係のないスーパー、タクシー会社、駄菓子屋みたいなところにも話を聴きに行きました。今では、高齢者の買い物対策や地域社会の子育てみたいな言葉で語られている場の運営者たちです。

計画書は、ちょうど富岡市長に交代した頃にできあがり、検討した市民は「推進委員」に任命され、さぁ実行しようか、と新年度迎えたら、前市長の政策の遺物とばかりに、計画書は店ざらしにされ、活動予算一つなく、市民啓発の講演会一つ開けず、ただ日常抱えている福祉の不満を吐き出し続ける場になってしまいました。そこから20年。

それはそれで意味ありましたが、市民の問題解決力を雑音みたいに捉えているんだな、ということは感じました。そんな状態がその後10年続いて、歯が抜けるように推進委員たちは引退したり、ときに死亡されていなくなっていきました。計画書を一緒に書いた職員も、若手だと思っていたら一昨年、定年で退職されています。
そんな体験をして、富岡市政になってからの市民力をつけたがらない市政運営を痛感しなければ、私が市議会議員に挑戦していなかったのではなかと思います。

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2025.01.03

1/3 新年おめでとうございます 1月5日14時~立憲歩みの会新年懇談会を開きます

すでに昨年末にアップしている記事が、年代わりを象徴しているので、新年はおめでとうございますに留めておきます。

残念なことに、前回記事をアップした直後から風邪をこじらせて寝込んでしまいました。コロナに入ってからマスクや手洗いのおかげかほとんど風邪をひいたことがなかったのに、と残念な思いです。それとともに、年初いろいろ計画していたことができなくなったのが申し訳ないです。

Fb-1 そのような事情で、連絡が間際になりましたが、会派「立憲歩みの会」で新年懇談会を開きます。本当は、経済界が「新年交礼会」を開いているので、市民活動の側もそういうものを開いて、顔合わせして、お互いに協力関係を作れるような場を設けたいと思っていたのですが、私たちがやれば何にしても政治的に取られるので、それなら政治主催で、お世話になっている市民活動のみなんさ、支持者のみなさん、支持者でないかもしれないけど関心もっていただいている方々どうしで顔合わせする機会を作りたくて開きます。

ご参加いただけるとありがたいです。

日時:2025年1月5日(日)14:00~15:30
会場:朝霞市産業文化センター
主催:朝霞市議会立憲歩みの会
参加費:500円(茶菓子・会場費実費相当)
ゲスト:小野寺のりこさん(元厚生労働省職員)
   くまがい裕人さん(参議院議員)

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2024.12.31

12/31 お役に立っているのかと思いながら、多忙な一年。ありがとうございました。

もうすぐ2024年が終わります。すごくジタバタした一年、みなさまにはハラハラさせたと思います。見守ってくださったり、助言くださったり、時には手まで貸してくれてありがとうございました。

1月は、昨年末の朝霞市議選に立候補もしていないのに、街頭で激しく悪宣伝を繰り返したつばさの党の黒川敦彦と勘違いされたのか、日頃の活動の質に問題があるのか、市議選の結果が前回比500票以上の減となる不振から、再生不可能な未来を感じて、引き続き意気消沈をしていました。

2月、2023年10月に発覚した部活動で有名な市内中学校の教員逮捕事件の、教育委員会の内部調査の報告がされました。深刻な面に触れても深掘りはありませんでした。教育委員会の対応方針は「あってはならない」と現場への綱紀粛正の強化が中心。成果を神格化し、有力者や地域が特権的な扱いをして、体罰や精神的なハラスメントなどの予兆的な問題が通報されても異動をさせず、全部「あいつが悪い」という話だけです。これでは再発防止にはならないと思いました。

2~3月、予算議会で少しずつ息を吹き返しました。市民の感覚と正邪の価値判断、それを議案とのにらめっこして、議会の発言をすることが私の活力です。
私どもの会派「立憲歩みの会」は光熱水費の見積不足に対して予算修正案を提出しましたが、根拠がないまで言われて否決されました。しかし12月市議会でやっぱりそこが足りない補正予算が出てきました。また会派「あさか未来」もDX人材確保の別の予算修正案を提出し否決されましたが、わずか1議席差という結果でした。
市議会が予算を決める場として、ただ追認するのではなく、主体的に関わる試みが昨年同様行われたことはよかったと思います。
教育長の再任議案では、資質を問う教員逮捕事件の対応に質疑や反対討論が盛んに行われました。そのなかで、市長や、擁護する市政与野党の議員からとんでもない発言が繰出したのが、当該校の現役保護者として強く記憶に残っています。

4月は七尾市に、能登地震の自治労の応援ボランティアに加わり、給水ポイントの管理人として8日間行きました。あの時点での被災地の救援、特に災害復興住宅の提供では、東日本大震災に比べて遅れているのを実感しました。宿舎の氷見市の海岸の夜明けの風景がきれいでした。
新しい勉強を始めました。
衆院の補欠選挙があった東京15区では、つばさの党による選挙妨害が派手に行われました。朝霞市議選で、面倒を恐れてけりつけない問題であり、痛恨の極みでした。これ以後、朝霞市議会として、ほぼ一体的にこの問題の対処に動くようになります。
NHK党もつばさの党も、朝霞での議席獲得が悪行の起爆点になっています。野党や市長にものいいする一部与党議員への見せしめ的として、当選した彼らを与党に組み込み、支持層を斡旋したり、市職員がていねいに対応させて優遇したことで、政治活動の勘違いを促したことが原因とみています。

5月、第三中学校のPTAの総会があり最後の最後の1年、会長職を引き受けることにしました。いろいろあっての小中のPTA役員の初心者なので、ジタバタしながらやっています。

6月は、定例市議会のなかで、4月の補欠選挙で暴れ回ったつばさの党所属の議員の問責や、逮捕時のための危機管理の条例提案に関わりました。つばさの党の議員の反対討論で飛び出した暴言から、さらに懲罰動議を発案することになり、民主主義と自由の狭間のなかで、文案づくりに追われました。市議会での討論や提案理由説明がYouTubeに拡散され「もうひとりの黒川」というあだ名までもらいました。
図書館まつりにとりくみました。市内で源氏物語の学習会を開催していることのは学舎の岩野さんに講師をしていただいて、権力と宮中の関係、和歌が果たすコミュニケーションの話をしていただきました。

7月は、所沢市の相談支援事業所で実習を受けました。議員活動をする上でとても肥やしになりました。障害者のケアプラン作成のみならず、市の委託事業も受けていて障害者やその他福祉を必要とする方々の様々な困難事例の相談が舞い込むところなので、事例をリアルに接し、その重みを受け止める機会となりました。

8~9月は、2023年の市の決算を審査しました。過去最大の15億円の赤字(実質単年度収支)の原因さがしに追われました。
裁量を残すために計画なしにお金を使っているのと、強権的な市政のもとで面倒な提案をしたくない職員の心証のもとで、大きな事業もできずごまかしごまかしだらだらと現状維持のためだけの経費にだらだらと有り金全部を使い、お金が流出している、そんな結果です。
また、善政を見せつける政治的スローガンとしての効果度外視の値引き、値上げの回避を繰り返し、これも財政を悪化させています。このままでは、値引き、割引のために、お金がなくなり、一番きついところにある人への福祉を切るという2014年のときのような本末転倒のことが起きます。
「あさか未来」さんから中期財政計画にもとづく財政運営をせよ、という附帯決議が出て、全くその通りと思い賛成しましたが、1議席差で否決されています。
一方で、同じ「あさか未来」さんから、教員逮捕事件での教育委員会の後始末が悪いことを指摘して、組織的対処を求める附帯決議が提出され、これは1議席差で可決しました。

10月は降って湧いた衆院選。久しぶりに民主党系が躍進したのはよかったのですが、その後の国民民主党の暴走気味に辟易しています。応援した8区市来、7区小宮山、4区岸田が議席を射止めたことはよかったと思います。4区での維新の不振は、政治構造を変えていくためによかったのではないかと思います。

11月は、特別養護老人ホームでの実習をしました。介護実習ではなく、利用者のニーズを確認していく実習で、コミュニケーションに課題がある自分を見つめ直してしんどい体験でした。

12月は、11月末に降ってきた次の市長候補予定者の対応に追われました。
またワンチームあさかという朝霞市政を改革する運動を開始し、12月31日12:45に一つの作業を終えて、散らかったままでこれから正月を迎えます。

振り替えると日常がなく、ただ忙しい一年でした。
みなさまにもよいお年をお迎えください。
そして、ようやく朝霞市政をよくするチャンスがやってきました。その機会を逃さず、みなさまの期待に押しつぶされずに、実務者としての自分の役割を言い聞かせて、前に進みたいと思っています。

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2024.12.25

12/23 市長選挙の立候補者説明会がありました

2025年2月16日投票の朝霞市議会議員選挙への立候補者説明会が行われました。

立候補者説明会は、対象となる選挙に立候補しようとする人が、その手続きの説明を受け、所定の書類を受領する機会です。もちろん告示日に書類を書いて持って行くというところまで候補者が確定することはないのですが、準備作業などの関係や新聞報道があることから、泡沫候補になりたくなければ出るものです。
一方で、最近の傾向ですが、立候補者説明会に出たからといって必ずしも出馬するということではないこともあります。昨年の朝霞市議選では、43陣営が出席し、市内各所に巨大なポスター掲示板が設置されましたが、蓋をあけてみれば32陣営の立候補に留まりました。

今回の説明会は5陣営が出席し、①兼本昌尚市議、②大橋正好元市議、③小野寺のりこ元厚労省職員、④富岡勝則現市長、⑤●(現在確認中)の5陣営が出席しました。

●私は、小野寺のりこ陣営として、本田議員、西議員とともに出席してまいりました。

●たまたまお会いした近隣市の革新政党の市議に「くろかわさんって自民党や参政党と組むんだ」というツッコミをいただきました。
今回の「ワンチームあさか」は、私の所属する「立憲歩みの会」と市議会の他の会派「あさか未来」の議員を中心に運動を始めています。「あさか未来」に自民党所属の議員も参政党所属の議員もいることから、そういう言葉になったのだと思います。
一方で、他の、兼本議員は自民党籍がありますし、大橋議員も元進政会、富岡市長は公明党と自民党員も入っている進政会の応援も受けているので、革新政党が独自候補を擁立するのでもなければ、そうした批判は、誰を市長にしようとしても、あるいは誰も市長を出さないということでも、どこか「自民党」を含む政権づくりを認める、同じ結果となります。

今回、「ワンチームあさか」に参加して小野寺さんの政治活動に共闘している理由としては、他の誰より福祉政策がバージョンアップされて、少なくとも近隣他市の水準に追いつくことが可能になる、と思っているからです。実際に掲げている政策を見ていただければ、強者からの配慮する政策を福祉とする現市政の政策より大幅に改善できるもので、大半は仕事のやり方や視点を変えるものが中心で、新たな予算を必要とするものはほとんどありません。
自民党員であっても、共産党員であっても、今よりよい街にしていこうということであって、その解決方法が同じベクトルを向いている市政が実現するのであれば、ひとまず私たちは共闘していきたい、そう考えています。

共闘する「あさか未来」さんとは、教員逮捕事件の後対応、2023年度決算での市の財務体質の改善への意思、素人だらけの市役所のデジタル化への問題意識などでこれまでの課題取り組みで何度か協力してきました。そのなかで、彼らは彼らなりのあるべき論を持ち、市民の代表機関である議会の機能回復を実現させた、という点で信頼できるメンバーだと受け止めています。

4期13年、市政にとって招かれざる客、針の上のむしろという状態のなかで、特に前半11年は誰も指摘しないなかで、ときに保守の側が持つべき問題意識まで提言しながら、じりじり政策が前進することに取り組んできた私や、その仲間は、こうした機会は逃すべきではないとの判断です。

●仮に応援している人が市のトップになったとしても、二元代表制の原則を重視し、批判すべきものは批判し、反対票を投じるものは反対票を投じるつもりでいます。

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2024.12.20

12/19 小野寺のりこさんの出馬表明の記者会見に同席

Line_album_61219-_241219_2 19日午後、前福岡労働局長の小野寺のりこさんが、朝霞市長選挙への出馬表明する記者会見が行われ、同席いたしました。

2月の朝霞市長選への小野寺のりこさんの出馬会見に同席しました。確認団体「ワンチームあさか」の一員として、5期20年の固定観念から脱却するために、市民とともに歩いて行く、覚悟を決めたところです。

最近まで市長選には田原市議が出るものと受け止めていました。2年前の市議会での政変を主導し、市議会を市長の追認的運営から解放し、改革と議論の議会を取り戻した田原市議のリーダーシップに期待していました。会派が違い、自民系と立憲系というイデオロギーの違いはあっても、とにかく今の政策決定の権威主義と停滞を止めないと、市内にどんどん朝霞市の福祉は遅れていく、その危機感と改革の志向は共有していました。

その田原さんからもっといい人がいるんだ、と小野寺さんを紹介されたのが、12月市議会のさなかの11月下旬。
お会いしてみれば、厚生労働省で障害者の就労・社会参加が専門としていて、朝霞市のこれまでの市政が苦手とした福祉や働くこと、社会参加の分野のすべてが埋まる問題意識の持ち主として、お話させてもらって、会派の本田議員と何度も検討する話をし、会見に同席することを決めました。

私が21年前に地域福祉計画策定委員会・市民委員会に飛び込んで、市民委員のみんなで参加型福祉社会を作る絵を計画書に書き込んで、さぁ福祉の改革が始まる、といったときに市長が交代して店ざらしにされてきたことが、小野寺さんの得意分野です。ずっと止まっていた問題に、ようやく血流を流す人が現れた、と受け止めています。

よい活動をしたいと思っている市民が仲間を集めて立ち往生することが続いています。よい仕事をしたいという市職員が組織に幻滅する場面を何度も見ました。仕事ベースではないことで配慮することが多すぎて、新しいことがなかなか始めにくい、そうした朝霞市の目詰まりは解決されるべきです。

小野寺さんには、官僚出身とか、外から来たとか、最初のうちはいろいろなこと言う人がいるでしょう。しかし自分たちの街でみんなで幸せになるためにどうしたらよいのか、市民のみなさんと一緒に考えていくことができる人だと思っています。朝霞市のよい改革のために不可欠な人材です。

これからあちこちでお目にかけると思います。ぜひお声かけください。みなさまとお会いするのが楽しみになりました。
・12月21日(土)10:00~私の市政オープンミーティング
・1月5日(日)14:00~15:30 市議会立憲歩みの会新年懇談会
に小野寺さんが参りますので、そこでみなさまに直接ご紹介できます。
※新年懇談会のご参加の希望は、会場準備の都合でご一報いただけたらありがたいです。

きょうの会見には応援する9人の市議のなかで4人として出させてもらいました。あまりずらずらと政治家が並ぶのは、ということで5人は控えてくれました。でもその裏で一所懸命、働きかけをしてくれています。感謝です。

●答弁席に座っていただいたら、当然、厳しく二元代表制で進みます。

●5期20年の現職の対抗となることから、隠密行動が求められました。この発表が突然だったという方にはお詫び申し上げます。

●小野寺のりこさんの政策はホームページをご覧ください。
https://onodera-noriko.jp/

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2024.12.17

12/16 議事の進歩と退歩と~12月定例市議会が終わりました

16日、朝霞市議会は市長・議会提出の議案すべてを可決して終了しました。
私と属する会派「立憲歩みの会」では、このうち補正予算第8号、第10号、国民健康保険税条例改正の3議案に反対しました。

補正予算第8号はに反対した理由は2点、そして問題点として1点指摘しました。
反対理由①9月定例市議会の附帯決議を受けて教育委員会が性暴力防止の指針を策定するというなかで、違法な附属機関の設置、それに対する報酬が含まれているということで反対しました。内容もお粗末で、わずか1回手取り6880円の報酬しか有識者に払わず、税込みで32000円の予算しか組んでいません。
反対理由②年度途中に南朝霞公民館の大規模修繕をぶっ込んできたことで、億単位の追加支出がされることになりました。中央公民館の大規模修繕が始まり部屋が足りなくなるから南朝霞公民館を急遽やらねばならないという話です。近年、公共施設をめぐっては、計画を無視して、泥棒が来てから縄を縫うような補正予算での工事発注が続いていて、そのことが年度始めの予算で想定しない巨額の赤字を作り続けています。議員が公共施設の工事の中身について検証しきれないとたかをくくっているのでしょうか。公共施設のマネジメントが全然できていない今の市政の問題は大きいです。
そして問題点として、4月から朝霞駅南口の地域の第六、第八小学校で始まる、放課後こども教室の準備予算ですが、放課後児童クラブであればこの時期には決まっている運用が全然決まっておらず、放課後児童クラブ、民間放課後児童クラブ、放課後デイとこの放課後こども教室でどのように利用されるべきで、どういう申し込み体制を整えて、どんな職員体制にして、ということが全く固まっておらず、答弁を求めるたびに変わるような状況に疑義を呈しました。そしてきょう、事業者を募集するというのですから、心配が尽きません。

補正予算第10号は、国の住民税非課税世帯への給付金が内容です。赤字国債でこうした給付金を出し続けることが政策的にどうなのかという問題点も感じますが、毎度毎度、住民税非課税世帯という、「いかにも」な定義ですが、同じ所得でも年金控除の大きい高齢者は該当し、子育て世帯の低所得者は外れてしまうという問題を指摘しました。今回は燃料価格高騰と物価高への対応ということで、賃金が上がっている層にはやらなくてよい政策である一方、市として住民税非課税世帯の上の貧困層に対する施策が必要なはずです。質問してもそういう答えがなく、逆にわずかばかりの給付金や料金値引きを市民に延べ反で撒くようなニュアンスがあるので、反対しました。

国民健康保険税条例改正は、加入者家族1人年7万円の人頭税導入へのロードマップの第一歩なので反対しました。いくら県の強力な指導があるとしても、市として稼ぐ力のない家族の負担をそのまま市民に押しつけるのか、という点に全く無策なまま提案しているので、反対いたしました。

本会議最終日の採決の前、本来は採決に際して委員会はどうだったかと確認すために用意されている委員長報告に対して、委員会質疑が存在したかしないかという中身のない質問を何十問も投げかけることが続けられてきました。その質問が出る度に、各委員会の委員長が議事録ひっくり返して確認作業に追われ、議事があったかなかったかだけを答えるという非効率な議事が続けられてきましたが、今回から議事録の速記録が議員にデータで配布され、そこで確認してもらうようになりました。これで議場で、議員・市職員約50人が、意思決定にさして意味のない空転につきあわなくて済むようになりました。
一方で委員長報告を形骸化しようとする意見もありますが、私は採決にあたり参考情報をきちんと提供される必要があると思い、どんな賛成反対意見があったのか紹介されるべきだと考えています。もちろんそうなるためには委員長の委員会議事に対する要約力が問われます。

良くないと思ったのは、国民健康保険税の改正という市民の負担増になる議案で、委員会なら議案修正や、継続審議にしていくことも容易なのに、簡単な討論しかせず、意見の違う人を説得するような言葉も発せず、本会議に戻すことを許しておきながら、もはや採決するしかない本会議採決前の討論の場面で、微に入り細に入り問題点を指摘した討論があったことです。もちろん討論は自由ですが、地方自治法では委員会中心主義を唱っているし、市民に実害のある条例だと思うなら、もっと委員会で真剣な議案の処理をしてほしかったと思いました。
委員会審議の軽視は、市政与野党共通の、始めに結論ありきを長く続けてきた市議会の体質から慣れっこになっているところがあります。実質化できる審議の改革が不可欠です。

●議案の審議状況と結果

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2024.12.04

12/3 悩ましい大統領制の政治体制~日本の地方政治も

12月に入りました。3日に市議会建設常任委員会があり、水害対策で不足してきた道路修繕工事の予算の追加や、武蔵野線をまたぐ橋の工事代金の減額などを審議して4議案とも全会一致で可決して、本会議に戻しました。

●近況です。
11月30日には市民のトラブルの対応、朝霞の森のプレーパーク20周年の芋煮に顔出し、子どもの進学の対応、会派への相談の対応をいたしました。
12月1日は2ヶ月ぶりの本格的な休日をいただきました。
2日には会派の会議、図書館友の会を会員として参加、連合の地域組織の政策要望の調整会議に参加しました。

●昨晩の韓国尹大統領の戒厳令には驚きました。また議会が察知して集まって、きちんと戒厳令を解除する議決ができたことにも拍手喝采したいほど驚きました。尹大統領の身分以外は、無事に解決しそうなのでほっとしています。
北朝鮮が武力に任せて国際社会に進出しようとしているときに、何をやっているのか、という感じもしています。
尹大統領は、国会が思うように議決してくれないから、というのが戒厳令の理由で、野党に対して「従北」などのレッテルを貼っていることに、近年のトップリーダーにありがちな狭さを感じました。

日本国内でも、近年、目立つ首長選ほどおかしな現象が目立っています。ありもしない、あるいはあったとしても首長に比べれば全然権力のない存在の仮想敵を設定して、それが大衆の求めを邪魔している勢力だと規定して、敵意を煽り、SNSでさらに拡散・扇動して、選挙を勝ち抜き、さらに敵意を煽る人々を沸き立てセルということが続いています。

私は、行政の長を直接選挙で選ぶ政治制度に懐疑的です。強い大統領制をもつ国が混乱をもたらしています。アメリカ、ロシア、フランス、そして今回は韓国です。そうした体制で求められるのは話し合いではなく、トップの決断で、熟議がなくなりやすい仕組みです。
疑似大統領制をとる地方自治体の議会に関わっても、熟議や妥協という場面が見られず、ほとんどが首長への追随か拒否です。平場で政策を形成することは例外的な状況で、政策を実現したければ、議会で活動せず同僚議員との話し合うより、首長との関係性構築に血道を上げる少数派議員も珍しくありません。議員が自己決定権を放棄して、トップの決断にすがるような審議になっていきます。これは自民も非自民も変わりません。

そのような日本の議会を見ていると、韓国の議会は強いな、骨があるなと思うところです。一方で強い大統領制で、議会の仕事が統治責任から少し無責任なるなぁ、と思うところもあります。尹大統領の言い分のなかで、こんなものまで予算を否決するのか、ということがありました。議院内閣制であれば、議会から行政府の責任者を送り込みますから、議会も政府運営に一定の責任が生じざるを得ない長所があると思いました。

●日本の議会もダメかというと、戦前の帝国議会は、政府提出の法案が可決できたのは半分ぐらいということで、骨のある議会だった評価もできます。どうして戦後の地方議会がこんなかなぁ、というのを制度からも、議員へのあり方論からも考えることが多くあります。

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2024.11.30

11/29 埼玉県庁は子ども1人4.5万円の人頭税を免除もなく市に取り立てさせる法的根拠があるのか

29日、市議会本会議で市長提出議員への質疑でした。

今回の市長提出議案のなかで、市民にとって最も影響の大きい議案は「第97号国民健康保険税条例改正」です
何がメリットがあるのかさっぱりわからない県への運営統一のために、保険税を埼玉県が示す取り方に変えていくための助走の改正です。下表の右「2027年度」が現時点で埼玉県が示す最終段階の国民健康保険料で、そこに向けて県内自治体が全部従え、と強要してきているものです。
朝霞市の場合、長年、一人あたりで保険料を取る「均等割」を低く抑えてきたので、時間をかけて率を下げ、均等割を上げることをしなければならない、まずは来年度として「2025年度」というところに上げさせてくれ、というのが行政側の提案です。

朝霞市の国民健康保険税の負担の見込み(2024年11月の市民説明会資料より)

    2024年度
現行
2025年度
今回条例改正
2026年度 2027年度
県統一
医療分 所得割 7.7% 7.6% 7.4% 7.25%
資産割(固定資産税の) 33% 20% 10% 廃止
均等割(×世帯人数) 12000円 22000円 32000円 42998円
平等割(世帯当たり) 14000円 7000円 4000円 廃止
後期高齢支援分 所得割 2.0% 2.3% 2.6% 2.92%
均等割 9000円 12000円 15000円 16901円
介護保険分 所得割 1.7% 2.0% 2.3% 2.42%
均等割 9000円 12000円 15000円 17164円
合計 所得割 11.4% 11.9% 12.3% 12.59%
資産割 33% 20% 10% 廃止
均等割 30000円 46000円 62000円 77063円
平等割 14000円 7000円 4000円 廃止


先の衆院選以来、消費税減税と所得税減税が政治の話題ですが、この国民健康保険税の負担は話題にもなりません。国民健康保険税は「応益負担」という言葉が入っていて、収入があろうがなかろうが、資産があろうがなかろうが、子どもから高齢者まで一人いくら払え、という人頭税が制度に入っています。所得税の「壁」が話題になっていますが、最初から壁がある制度です。
※人頭税とも言える「均等割」を払えない人が医療を利用しようとすると、生活保護の医療給付を利用するしかありません。100%公費に移行します。

一方で、国民健康保険の財政運営はすでにほとんど県に握られているので、市と県の間のお金のやり取りに関しては県の計画に従うしかありません。その制約のなかで、残酷で、未払いが続出するような保険税設定はおかしいと、2つ論点を立てました
・国民健康保険の事務が市のものである限り、市として不合理な人頭税負担に関しては、市として軽減すべきではないか。特に稼得能力のない子どもと重度障害者については軽減すべきではないか。
朝霞市役所が徴収する税金の決定権を、埼玉県が指図して従わせる法的強制力があるのか

県にとっては朝霞市から保険財政運営に必要な納付金が上がっていればよいはずです。市の独自の負担軽減をすることまでさせないという強硬な態度らしく、その前提も、県と市で共同決定した県の運営方針があるからだ、と言い張っているといいます。果たして市がものいいできるような環境で決めたのでしょうか(もちろん市長会長の市としてもっと突っ張るべき市の職員の課題もあります)。

よく考えたら、地方分権改革で、戸籍事務や新型コロナウイルスのワクチン接種のように国や県が市に従えというときには法律で「団体委任事務」として定義されなければなりません。団体委任事務の指定はできるだけ最小限に、ということで国民健康保険は指定されておらず「自治事務」として国民健康保険税の徴収に関しては朝霞市の裁量権があるはずです。
また県が保険料を決められるとする国民健康保険法を読むと、82条で県が構成市に保険税を示す、と書いてあるのですが、強制しなければならないとは書いてありません。

この県の強硬な保険税の強要で、一番メリットがあるのが朝霞市の財政で一般会計から投入する1億5000万円が浮きます。それはそのまま国民健康保険加入者の人頭税の増税によって貢献され埋められるものです。
国民健康保険に加入してるいる子どもの数を確認したら約1600人になります。この子どもたちのために払われる保険税の人頭税分が42998円ですから、この軽減を肩代わりするのに必要な経費は6879万6800円です。+稼得能力のない重度障害者を対象にしてもこのぐらいです。

こうした視点から昨日は質疑を繰り出しましたが、市として認めたのは、①国民健康保険税の徴収は市の自治事務で法的拘束力はない(県との信義則的拘束はある)、②市として独自の財政軽減は考えてない③口座振替を前提とせよという県の方針は市民の義務ではない、という点が明らかになりました。

引き続き11日の一般質問でも取り組んでいきたいと思います。

●国民健康保険にだけ税を投入するのでよいのか、という疑問が呈せられますが、低所得者と疾病リスクの高い人が集まりやすいこの保険に税投入は不可欠と考えます(正社員的就労に困難な疾病があれば他の保険には入りにくいため)。
国民健康保険以外の健康保険に入れる人とは、公務員や教員の入る共済短期、大企業の従業員が入る健保組合、それ以外の常勤的雇用の人が入る協会けんぽは、いずれも保険料は率で、人頭税みたいな考え方はありません。また、加入者は労働に従事できる健康状態の人が大半です。65~74歳の高齢者分については加入者の数にほぼ比例して国民健康保険と財政調整をして負担を均してもらっていますが、現役世代で病気やけがで失業、退職した人は、国民健康保険に移行してきます。この部分のリスクは国民健康保険財政だけで支えなくてはなりません
国民健康保険に加入している賃金労働者もいるのですが、その大半は、勤務時間が短かったり、短時間勤務を2つ3つ掛け持ちしている人たちで、言葉選ばずに言えば貧困層が大半です。こういう層が家族1人43000円または77000円最低税額として払わされるのです。
残った担税力のある加入者が、農家と個人店経営者、地方議員という状況です。いずれも朝霞市のようなベッドタウンでは、ごく少数の人たちです。そのようななかで支えている制度であって、困窮者どうしで困窮者の医療を支えるという制度の限界があり、農家が少なく開発の進んだ地域ほど、財政状況は悪く、財政投入は不可欠という状況です

●昨日、私の後に質疑した田辺議員の質疑の冒頭で「一般財源投入に反対していたような議員でも、ナントカしなければならないというような発言になっている状況だが」という発言が飛び出しました。
朝霞市議会で、これまで一般財源投入がおかしいという発言はなかったと思います(発言してこなかった議員にそういう考える議員がいたかも知れませんが、発言していないので知りうるはずもありません)。田辺議員の前に質疑したのは、飯倉議員と私だけなのでそのどちらかに対する揶揄の可能性もあります。いずれにしても自分の発言のために、他議員にありもしない印象操作をすることは好ましいことではなく、議長に真意の確認をするよう求めました。
私に関しては、前職の在職中から国民健康保険に税投入は避けられないし、市町村が作ってきた保険だから、市町村の財政投入は市民の納得性があればやって構わないという立場でいます。国民健康保険の予算立てに失敗して、10億円以上投入することになったときに問題を指摘したことがあるぐらいです。

●昨年までは市議会でこの課題は共産党の斉藤さんの十八番とも言えるものでしたが、引退されたことによって、十分に取り組める議員がいなくなった残念さがあります。そんなことを考えて昨日朝霞駅を通ったら、斉藤議員が元気に活動されていました。思わず駆け寄りました。

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2024.11.26

11/25 12月定例市議会が始まりました。懲罰委員会では情けない弁明を聞きました

市議会12月定例市議会が始まりました。市長から10件の議案が提出されました。12月10~12日の「市政に関する一般質問」には、各議員の質問日が議長によって宣告されました(敬称略)。
10日9:00~ 福川,兼本、高堀,田原,西,小池,駒牧,飯倉,宮林
11日9:00~ 遠藤,増田,渡部,外山,石原,本田,黒川
12日9:00~ 権,石川,田辺,利根川
私は11日の最後となります。14~16時頃始まり、90分程度となる見込みです
私の一般質問の通告している内容は、大項目で、
1.子どもの人権の保障/2.保育行政の現況と課題/3.職員政策について/4.来年度予算編成の状況/5.市民負担の変更と財政/6.施設の課題
/7.図書館の未来/8.市長選挙への対応についての8項目です。

●本会議終了後、10時から外山議員への懲罰委員会の3回目が開かれました
今回は、議場での問題発言に対して出された懲罰動議の審議です。6月19日に外山議員が問題発言の取り消しを申し出て反省したにもかかわらず、6月22日に支持者を集めた集会の様子が動画配信サイトで流されたことの矛盾について審議しました。どの発言が本意なのかを確認するため、外山議員に対する参考人質疑が行われました。
利根川議員を中心に、田原議員、野本議員、私も加わった質疑に対して、外山議員は以下のような発言をしています
・問題発言が懲罰になるとも思わず、懲罰という制度を知らなかった。
・(最初のうちは)真実は何かにもよる。議場という客観的な場では、発言撤回が真実であるが、22日の集会で発言したことも真実である
・発言撤回手続きはバタバタと進んでしまったので、自己コントロールできていないで言ってしまった部分があった。
・22日は支持者に勝手に撮影されたもので、公開されるとは思わなかった
・懲罰動議をつきつけられて感情的になっていて22日に考えもせずに発言してしまった。
・(中盤になるにつれ)議場で発言したことが客観的な真実である。
・(最後は)22日の支持者の前で話したことは真実ではありません
私からは中盤、「22日の発言は勝手に撮影された、と言いましたが、これまで大臣が何度も身内の会議での失言で辞任に追い込まれているが、自分も同じようなことしているとの認識はあるか」「所属するつばさの党は、他の政治家たちが陰謀を働いているとか、公式な場では本音と違うウソをついているとか動画配信サイトで攻撃しているが、自分もそうやって支持者の前と議会で違うこと言っていて、批判対象となっている政治家と同じことをしているいう認識があるか」と問いましたが、ほとんど答えられませんでした
懲罰委員会としては結論を出さず、継続審議とし、引き続き外山議員を参考人で招致することで合意しました。

●外山議員が追及される原因を引き起こしたのが、自分が他者への手段を選ばない誹謗中傷にあるにもかかわらず、自分の責任を自覚することもなく、公的な立場や政治を使って、言いたい放題してきたんだな、という感想です。反省を「言わされた」、映像を「勝手に撮られた」、ころころ変わる発言、何度も出てくる感情的になっていたなどの甘えた言い訳発言などに見られます。公明党の利根川議員が自分の支持者を選挙中に何度も何度も駅前で罵倒され続けたことに比べれば、と発言されていましたが、ほんとうにそうだと思います。私も、外山議員のお仲間の黒川敦彦に、シロアリだの犬だの5年にわたって言われてきました。
そうした他者の上に自分があるという認識のない考え方を端的に見る場面がありました。会議室には、外山議員の支援者が何人も傍聴に来て、何台ものスマホカメラで会議の様子は撮影されていました。その支持者の前で、最後は支持者に向けて話したことが真実ではない、と本人は言う展開になったことに驚きました
そんな外山議員にとって究極のところどうでもよい娯楽みたいなことに、衆院東京15区補選や、朝霞市議会は付き合わされてきたのです。

●午後、会派代表者会議がありました。
議会から議員に提供される情報の紙からデータへの移行対象の洗い出し、今後の議会改革の方法、議会ルールの変更にともなう条例等の改正検討、請願の趣旨採択の解禁などを対象に議論を行い持ち帰り検討することとなりました。12月11日の会派代表者会議で検討結果を報告することになっています。

●兵庫県知事選挙、終わった後もひどいものです。
NHK党の立花党首を批判した、県議会100条委員会の委員長に対して恫喝を繰り返し、嫌がらせを感じさせる予告と、それに面白がって動かされるSNSのいなごの大群によって、県議会議員を辞職させたり、県議会の行動の制約を強制したり、日本国憲法の期待する民主主義とは異なる姿です。つばさの党のご乱行のときもそうでしたが、きちんとかたつけないと、ますますひどくなると思います。
これと同類なのが最近の国民民主党の姿です。その支持者が、減税に賛成しない人をSNSで見つけては、捨てアカウントみたいな人たちが「増税派」「財務省の手先」「庶民の苦しみがわからない」など、決めつけでしかなく、全然論理的ではないが、SNSしか見ないような人の感情を逆立てるコメントを何千も書き込まれます。
9年前の朝霞市議選で、こうした政党の進出を許し、野党議員への見せしめとして市長与党の一員として市が存在を肯定し組み込みました。その結果、あちこちの地方選挙でこうした妨害行為の拠点となってしまって、つばさの党事件に至っています。朝霞市議会の一員としての反省点です。

●市長提出議案は以下の10議案です。

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2024.11.22

11/22 市議会一般質問のエントリが締め切られました

12月10日から12日までの市議会議員が質問をもちよる「市政に関する一般質問」、きょうエントリが終わりました。
20議員がエントリしました

12月定例市議会・一般質問通告議員 エントリ順、敬称略
福川,兼本、高堀,田原,西,小池,駒牧,飯倉,宮林,
遠藤,増田,渡部,外山,石原,本田,黒川,
権,石川,田辺,利根川

発言はエントリ順になりますが、日付の区切りは議会初日の11月25日に議長から宣告されます。
私は11日になるか12日になるか微妙な状況です。

通告した内容は
1.子どもの人権の保障
2.保育行政の現況と課題
3.職員政策について
4.来年度予算編成の状況
5.市民負担の変更と財政
6.施設の課題
7.図書館の未来
8.市長選挙への対応について
の大項目8件です。


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