2023.09.30

9/30 避難所開設訓練に出てきました

第五小学校で行われた避難所開設訓練に参加してきました。
毎年、行われているもので、避難所の間仕切り設置、受付のリハーサル、wifiの開通などを地域の町内会の呼びかけで参加されたみなさまと一緒に行うもので、実際に被災が起きたら議員も地域で支援活動に声がかるだろうと思って、できるだけ参加しています。

終了後帰宅。9月議会で疲労気味。内勤に切り替えました。
4年間の議会の行動を整理しています。一般質問の内容、採決の態度など、集計しています。
市長提出議案318本を、16回の議会でどれだけ厳しく審査したか、という指標を、反対と退席の数で採ってみました。その結果、単純に反対の比率が高い順には、
①田辺議員 100議案31.4%
②山口議員 81議案25.5%
③石川議員・斎藤議員 80議案25.2%
⑤黒川 51議案16.0%
⑥本田議員 49議案15.4%
⑦大橋議員 5議案1.6%
⑧佐久間議員 4議案1.3%
その他16人はゼロです。

毎年の当初予算と決算の議案は「市長の政治姿勢に対して賛否だ」とおっしゃる革新系議員がいるので、そこは純粋な内容の審査ではなく与党だ野党だというような政治的な評価も入っていると考え、該当する(6会計×4年×(当初予算+決算))48議案を外すと、
①田辺議員 52議案19.3%、
②黒川 41議案15.2%
③山口議員 40議案 14.8%
④本田議員、斎藤議員、石川議員 39議案14.4%
⑦大橋議員 5議案1.9%
⑧佐久間議員 4議案1.5%
となります。

世の中では、提案に反対ばかりせず対案を、ということがよく言われるのですが、実際には、ただ反対するより対案を出す方がハレーションが大きいのが実態です。そのなかで、修正案は2回提案があり、いずれも提出者は私、賛同者は本田議員です。
1件目の2022年度一般会計補正予算第5号は私、本田議員、佐久間議員が賛成
2件目の2023年度一般会計予算は、あさか未来6議員、立憲歩みの会2人、大橋議員、佐久間議員が賛成
という結果になっています。

市民から提出された請願の賛成率は、提出された請願14件のうち12件に採決が行われ、
①共産党3議員(斎藤,石川,山口) 12件100%
④田辺議員 11件 91.7%
⑤立憲歩みの会2議員(黒川,本田) 9件75%
⑧大橋議員 8件 66.7%
⑨佐久間議員,外山議員 5件 41.7%
⑪田原議員,山下元議員,小池議員,原田議員 3件 25%
⑮公明党5議員(利根川,岡崎,駒牧,遠藤,宮林),獅子倉議員,野本議員,福川議員,須田議員 2件 16.7%
です。
請願は共産党議員が紹介議員になって提出されるものが大半なので、賛成率だけで議員としての仕事っぷりを断定できませんが、一つの参考指標ではないかと思います。

●避難所開設訓練の最中に、国会議員になりたいという人がやってきて、知合いが紹介してくれましたが「黒川さんってNHK党とバチバチやっている方ですよね」と言われました。作業中だったので聞き流しましたが、悲しいやら面白くないやら。しかしその国会議員になりたい人、そういう話題の方に関心が高いんだと思うばかりです。それ市内に不必要にポスター貼っている「あつひこ」さんですよ。

「類似品にご注意」という感じです。

一方でその類似品に宣伝活動が負けているということなので、気をつけて前に進みたいと思います。

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2023.09.29

9/30 9月定例市議会が終わりました

29日、9月定例市議会が終了しました。最終日は、各常任委員会からの審議報告と、それに対する本会議としての討論、採決を行いました。

9月定例市議会は、前の年度の決算を審議しました。決算というと終わった会計帳簿のチェックという感覚がありますが、日本の政府・自治体は予算の有無が権限にも勝る「予算主義」を採るので、決算はお金に留まらず、事業の中身の評価も行い、これからの改善点を指摘することになります。進歩した自治体議会は、議会の合意として改善要望事項をまとめて決議することもあります。
決算議案を6本審議し、議会としてはすべて認定されました。うち5本の特別会計は予算やコンプライアンス的に大きな問題はなかったので、私も賛成しています。一般会計決算は、事務のなかでの重大な人権問題がいくつか露呈したので、反対しています。
例年、決算議案では議場にいる部長級職員が、賛成・反対の理由を述べる議員の討論内容を事務改善の課題としてメモしているのですが、今年は見当たりませんでした。かなり気になる現象です。全員でやっているので統一した指示でも下りているのかと思いました。

決算が終わると前年度の剰余金が各会計ごとに確定するので、それを原資に補正予算を組みます。法律でそのほぼ半額を貯蓄に回さなくてはならないので(国はこれをやらずに補正予算で使い切るので借金がいつまでも減らない)、その残額で緊急性の高い仕事を決定します。
そのための補正予算の議案が、企業会計の水道・下水道以外の4本の議案が必ず出ますが、今年はそれとは別に、水道、下水道事業も補正が出て6本審議しました。全議案可決しています。
私は、このうち適法性に疑義があり独立採算制を空洞化させる水道事業会計の補正と、6億円の武道館の修繕予算を図面もなく決裁して予算化した一般会計補正予算に反対しました。

その他事務的な条例改正が5本、新人の人権擁護委員の推薦、教育委員会委員2人の任命の議案はすべて可決しています。これらは賛成しました。
国民健康保険税の妊娠後半、産後の保険料減免に関する追加議案が出ました。わが会派としては、議案の提出時期が遅いと苦言を呈して賛成しています。
※詳細の議案の審議は「続きを読む」以降に記載します。本日、午前中さらに追記する予定です。

●閉会後、そのまま本会議で市議会議員の引退を決めた須田議員、獅子倉議員からあいさつが行われました。
須田議員は昨年12月新会派結成でリーダーを務め、はじめに結論ありきというような議会の空気を見事に変えていただきました。保守系が黙って賛成し、革新系が長時間、責めのような質問を続けるという議会のワンパターンな構図も変えていただきました。私どもの出した予算の修正動議にも会派をまとめて賛成していただきました。そうした議会の活性化の功績があっての今回の候補予定者のたくさんの参戦があるのではないかと思います。
獅子倉議員は、拓政会系保守としての矜持を保ち1人会派であった時期がありました。そのときには同室だったことがあります。1期目、初めて修正案の提案しようとしたときに「期数の若いうちにいろいろやっておかないと勉強にならん」と負け戦の背中を押していただいた記憶が強くあります。議長になってからも、私たちの会派室に寄ってくださり、勉強せよ、と励ましていただきました。議会に介入することが多い行政に対して、議長としてブロックしていただいたことも記憶に深くあります。

●議会だより編集委員会がありました。副委員長をされた維新の佐久間さんが会派「進政会」に入ったことで、1人会派の委員でなくなって副委員長ポストが空いたので、選挙が行われました。指名推選で副委員長となりました。任期は12月17日まで。実質的には9月定例会の記事を作る機会のみの副委員長です。

●1ヵ月議会の傍聴者を見ておりましたが、ほとんどの市議選の新人候補予定者が来ませんでした。一般質問はそれでも何人かお見えになりましたが、議会の本務である議案質疑、討論、採決はかつて立候補された方のみでした。
職場見学、職場研究もせず就職活動ばかり熱心にやる業界ゆえのパフォーマンス至上主義の問題点を改めて指摘しておきたいと思います。当選後、自分が不自由にならないために必要だったのではないかと思います。

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2023.09.23

9/22 ごみの有料化の意図はなし~一般質問より

22日、市議会一般質問で、私の質問時間がありましたので、気になることを質問しています。

1.ごみ政策のこれからを聞きました
① 朝霞市では廃棄物減量等推進審議会で、次期の廃棄物行政の計画策定を行っています。そのなかでごみ有償化を推奨する環境省の「一般廃棄物処理会計基準の導入の検討」が書かれていて、この会計システムを導入しないとごみ焼却場の建替え費用の国庫補助が受けられないというからくりのなかで、ごみ有償化をするのかを聞きました。
 これにはごみ減量の会計システムに過ぎず有料化を誘導しているが、市としては有料化はしないが、減量化はさらに進めていく必要になるだろうという答弁でした。
 ミクロ経済学みたいなものがしたり顔で普及していて、利用料の導入やその上げ下げするだけで需給調整ができるという俗論が社会に蔓延しています。しかしごみは生産と購入の段階で減らさない限り減るわけがありません。低所得者ほど負担の重い問題や、収集してもらう側がお客様化して偉くなる問題もあります。慎重な態度を引き続き求めたいと思います。
② その減量化のなかで最大の眼目が、生ごみの減量ですが、これには建ぺい率一杯で建てる建物だらけのなかで、自家内処理が期待できません。また生ごみ分別収集もある程度の量がないと厳しいところで、うまい解がないようです。せいぜい食品ロスの解消ということですが、徹底するのは難しい問題です。うまい答えもなく、具体策はこれからの検討だということです。
ごみ排出に関しての啓発事業が10も並んでいることを問題視しました。意識に訴えることの限界が、ごみ出しのトラブルじゃないかと思うので、意識の低い人をナントカしようとするより仕組みが大事とも申し上げました。また紙ごみを発生させ、いらぬ電力も使う話です。当局からは、自ずとごみを分別したりきれいに出す仕組みを考えたいという答弁でした。
このブログでも問題にしましたが、障害者・高齢者・外国人・子どもをひとくくりにして、ごみ出しの意識改革を要求している記述があり、偏見だと指摘したらそれぞれ必要な支援を考える方向性で書き直すことになりそうです。
⑤ 市役所内部のごみ減量の話で、引き続き裏紙使用の推進が書かれていて、セキュリティーやトラブル回避に見直しを求めましたが、引き続き取り組むそうです。紙を大量に出さないで済む事務処理の合理化が不可欠なのですが、あまりピンと来ていませんでした。

2.学校施設の改修の方向性を聞きました
 朝霞市立の小中学校の施設改修の中長期的計画である「学校施設長寿命化計画」の改定作業が進められています。今までどおりの問題解決しない校舎になってはならないと思い、いくつか聞きました。
① 学校バリアフリーの推進
 市民から、朝霞市の小・中学校には四肢障害の子どもが少なくないか、と指摘されて確かにそうだと思うところがありました。保育園からの障害者ととも生きる社会づくりが立ち後れている問題が大きいのですが、受け入れ側の学校のバリアフリーが課題でもあり確認しました。学校施設の改修にあたっては、バリアフリーの整備を取り込むことで答弁を受けています。問題は、四肢障害の子どもが一般学級に行けるための相談支援体制づくりだと思いました。
② 学校プールの改革
 従来型の露天の学校併設プールは、ここ数年、気温などの条件からプール授業を満足にできないでいます。にもかかわらず、教員によるプールの安全・水質管理に注意力をそがれて負担になっています。また学校の建替えにあたっては、プールに取られているスペースがあればスムースにできることもあります。志木市や和光市では学校のプール授業を市民開放のプールを使ったり、民間施設を使って、利用施設を集約する方向が取られていることを引き合いに、学校施設の未来像としてどうするのか聞きました
 朝霞市としては、2021年から教育委員会内部の計画として近隣市の手法も材料にしながら検討に着手しているという答弁がありました。
 管理に失敗したプールの水をめぐって、川崎市では教員に個人求償権が行使され弁償させられたこともあり、各学校での管理は手に余るものがあるのではないかと見ています。
③ 屋上断熱の必要性
 朝霞市は比較的早く学校にエアコンが設置されましたが、建物の断熱をせずに導入されたため、最上階はいくら冷やしても暑いのに、下層階は冷蔵庫のように寒く生徒がジャージの上着を着ているということがあります。
 できるところから屋上断熱などを進めていく必要があるのではないか、という問いには、順に改修機会を捉えて取り組みたいという答弁を求めました。さらに私からは窓断熱もあればと要望もしています。
④ 将来的な教育のあり方の変更にあわせた学校施設の改修
 ICT機器の導入で、公立小中学校の授業の手法が大きく変化しています。またアクティブラーニングの言い換えとして使われている「主体的・対話的な深い学び」の進化で、授業スタイルも変化していくことが考えられるなか、学校施設の改修・建替えにあわせた教室の変化を考えるのか、と確認しました。答弁としてはそのときどきの教育のあり方を取り込んで設計していく答弁を受けています。

3.朝霞台地区の不遇な状況を問いました
 朝霞台南口・旧朝霞台中央病院の隣地に、新しい公共施設が建設されますが、その施設に必要な機能を検討する際の市民参加がほとんど行われずに設計が進んでいます。一方で根岸台の馬堀東・南公園では、模型まで使って市民に公園に求める機能や設計までワークショップして設計図を書いていくということが行われ、この市民参加の扱いの差を問題として指摘しました
 福祉事務所的窓口、児童館などが整備されるほか、都市計画で西部地区と規定されている三原・東西弁財・泉水にはあまりにも公共施設が少ない地域で、とりわけ公民館と図書館がありません(一応、西朝霞公民館が定義されていますが、地図上にあるだけで、道路を含めて交通アクセスは膝折に向かっていて上記3町からはとても行きにくい場所です)。
 公民館については、実質的に会議室が確保されるので中身の話だけになりますが、無いのが図書館です。
 以前は志木駅南口にあった新座市のほっとぷらざを四市の連携の制度で利用していた地域です。それも新座市の財政事情で廃止されて、今は公共図書館のアクセスを絶たれた地域です。
 都市計画で朝霞市5地区に分けられますが、他の北部(朝志ヶ丘・宮戸など)は北朝霞公民館と北朝霞分館、南部(本町・膝折・栄町など)は図書館本館、中央図書館、南朝霞公民館、西朝霞公民館の4カ所、東部(根岸台・田島)では東朝霞公民館、内間木では内間木公民館が図書館の機能として存在します。新しい施設のなかに公民館図書室までいかなくても、図書館の窓口が必要ではないか、と指摘しましたが、今のところは計画にない、として答弁を忌避しました。
 市役所にとってはこの地区には図書館みたいなものは無くたっていいやと思われているのかも知れません。

4.公共交通をどう残すかを確認しました
 4月1日のバス労働者への労働規制強化に向けて、国際興業バスの一部廃線の提案は、まだ未確認ということですが、もし本当に廃線があるなら、地域公共交通協議会での対策込みの確認が必要という答弁を受けています。すでに10月1日から一部路線で数便の減便があり、その後どのように展開するのかまだ不透明な情勢のようです。
 そのなかでわくわく号内間木線の運営受託の撤退だけが決まっていて、早急にわくわく号内間木線の代替交通手段の開発をしなければならないことと、車両をダウンサイジングして運行することを視野に、朝霞・志木地区タクシー協議会宛に協力を要請した、という答弁を受けています。車両は小型バスからワゴンに変わり、内間木地区の町内会等との協議をしながら、代替の交通手段の姿が決まってくるのではないかと見ています。
 わくわく号も労働規制強化にあわせて減便が求められています。内間木線以外の3路線では、夕方・夜間を中心に各路線1~2便減便となる案にまとまっています。そのなかで宮戸線の、北朝霞駅・わくわくどーむ間の短縮運転がほとんど利用客がいない一方、数少ない全線運転では乗車人員が想像以上に多い実態がありました。この短縮運転の往復時間と全線運転するのとさほど時間が変わらないことから、宮戸線の短縮運転を潰して全線運転に振り替えられないか聞きました。答弁としては、運転士の休憩をわくわくどーむ前で行っているので、それと矛盾しない範囲で検討してみたいという答えが返っています。
 猛暑の夏休みの学校部活動で公共交通を利用した登下校ができないのか、と聞きました。中学校には「原則徒歩」という校則があるからできないというので、過去の答弁と違うと指摘しました。また校則に「原則徒歩」と盛り込まれた経緯、立法事実のなかには、非行防止の観点があるはずで、公共交通での通学に非行を助長する可能性はないだろうということを指摘し、改善を求めました。各学校には事情にあわせて柔軟に対応するよう求めると答弁を受けています。

5.都市計画審議会がてんこもりで都市計画マスタープランの検討が30分しかされていない問題
 朝霞市の都市計画の長期計画である「都市計画マスタープラン」の検討が始まっていますが、審議会の場が専門委員会から、都市計画審議会への抱き合わせとなりました。その結果、生産緑地指定の指定・解除など大量の議案がある都市計画審議会で30分しか審議されていない問題を指摘しました。ナントカ時間を取っていきたいという答弁でした。都市計画審議会を2つに割り、規制権限系の審議をする保守的な役割の都市計画審議会Aと、計画や未来構想を検討する拡散系の役割の都市計画審議会Bに二つに分けたらどうかという提案は、却下される答弁となっています。
 審議会に示された策定作業では、「都市計画マスタープランの策定」が検討ではなくて、報告了承となって、庁内検討委員会の追認を要求しているのではないかと問いました。当局からは議案として「報告了承」を求める、と言い続けるので、専門の検討委員会と同等の機能であるなら「報告了承」ではなくて委員たちに検討を求めるべきだろうと申し上げました。この言葉づかいのずれは、役人はすべてのことを知っている、庁内で決めたことが無謬の決定であり、役人の役人による役人のための統治、となりかねない問題です。

6.公共施設の会議室の利用時間の見直しを求めました
 朝霞市の公共施設の会議室の利用時間が、朝9:00~12:30、昼13:00~16:30、夜17:00~21:00という設定になっています。このうち昼の時間を使う利用が間尺に合わないと思うことが多く、また終了後に懇親を深めようと思っても退出時間が早すぎて、流れ解散になりやすいことを指摘して、見直しを考えるべきではないかと問題提起をしました。
 これに対して既存の利用団体に不満はない、アンケートでも特に異論はないという回答がありました。しかし、私自身の利用でも、他の団体のイベントに参加したときも、終了時間が早すぎて、時間を食い込んで片付けをしていることによく直面してきました。アンケートだけではなく、清掃員などにどの時間が定時に終了できていないかなどを確認しながら見直しを検討を求めました。

7.雑踏警備の考え方と花火の中止
 彩夏祭の中止で、次いつ打ち上げるのかという娯楽的な関心ばかり注目されてしまいました。その裏側で「雑踏警備」の危機になりかねない事態が進行していたことを指摘し、兵庫県警察が作成した「雑踏警備の手引き」を紹介しました。朝霞市民より多くの人が集まる花火では、急なトラブルでボランティアの実行委員会が手に余る事態に陥ったときには、権力としての市が乗り出して、危機管理に当たるべきと申し上げつつ、適切な情報発信ができていなかったことを指摘しました。このことは田原議員、福川議員も指摘していたので、私の方からは、とりわけ対応が遅れたSNS発信に関して問いました。今の若者にはスマホにない情報は、ほぼこの世に存在しないもののように扱われていると言われているからです。市として彩夏祭にあたり、広報担当を置き、トラブルにあたって情報収集と広報を適切にしたいという答弁を受けています。
 以前から近隣市と比較して感じていることですが、災害時の情報発信の課題でもあるように思います。

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2023.09.21

9/21 きょうから市議会議員の持ち寄り課題を議論します

21、22、25日の3日間の日程で、市議会は、議員が持ち寄った市政の課題を行政に問う「市政に関する一般質問」の日程となります。
選挙前の最後の一般質問ということで、今回の問題提起は、続投をエントリする議員にとって、市議選の争点・公約になっていくのではないかと思います。

質問者とその日取りと順番(敬称略)
21日(木)9:00~ 福川,田原,小池,駒牧,宮林.遠藤,岡崎,柏谷,須田,大橋,
22日(金)9:00~ 石原,田辺,外山,本田,黒川,
25日(月)9:00~ 佐久間,山口,石川,利根川

各議員の質問通告はリンクのPDFファイルに記載されています。
  ※過去の通告書はこちらのページから調べられます。

オンライン中継・録画公開もありますので、ご活用くださればと思っています。

私の番は、22日の15時前後からではないかと見ています。

●私の質問通告です。
1 ごみ処理と次期計画
(1)生ごみ処理
(2)ごみ有料化の検討
(3)ごみ出しの不完全と啓発
(4)庁内のごみ削減とセキュリティ
(5)朝霞和光資源循環組合においての入札不調について
2 学校施設の改修
(1)四肢障害児に対応するバリアフリー
(2)学校プールのあり方
(3)屋上断熱・防水の改修
(4)多様な教育カリキュラムに対応する教育施設のあり方
3 朝霞台地区の不便さの克服
(1)総合福祉施設の検討状況
(2)朝霞台南口地区のサテライト図書館の必要性
4 公共交通の維持と利用促進
(1)バス路線の対応
(2)わくわく号のダイヤ見直し
(3)わくわく号内間木線の対応
(4)学校部活動の登校のあり方
5 まちづくりの課題
(1)都市計画マスタープランの検討体制
(2)マンション管理計画の検討状況と課題
6 利用を保障される公共施設のあり方
(1)市民の活動のしやすさと貸出時間の設定
7 彩夏祭の花火の中止の対応
(1)雑踏警備の対応と情報発信の課題

●12月の市議選に向けて、10月3日午後に市議選にエントリする人への手続き等の説明会が行われます。そこでだいたいの立候補しようとしている人が確認できますが、今回は定数+10人出るのではないかという感じです。
その方々のなかで、一般質問より重要で、議会の本務である議案の質疑には、傍聴に来ていただいた方は見ませんでした(本会議・委員会とも全日程終了・本会議のみあったオンライン傍聴していたらすみません)。職場研究をしないで就活ばかり力を入れてプレイヤーになってくるこの業界の問題があるなぁと思っています。

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2023.09.19

9/19 9月定例会・ここまでに見えたこと

9月定例市議会、議案に対する質疑はきょうの民生常任委員会、教育環境常任委員会の審議で終わる見込みです。
ここまで本会議議案質疑などで議案に関して見えてきたことの概略をご紹介します。

議案第34号 2022年度一般会計決算
・ワクチン接種40億、コロナ関係8億などの国費の注入以上に膨張し、平時420~450億円規模のところ、520億円に達する決算規模。税収増は好調だが、この予算規模の拡大にははるかに及んでいない。
・起債が認められなかったものが多く、結果として現金収支は悪化。最終黒字に当たる実質単年度収支は1000万円のプラスに留まる。
・起債が抑制され将来負担比率は大幅に下がった。
・貯蓄にあたる財政調整基金は財政規模に見合う増加はなく、厳しい予算査定した割に支出が多い予算である。どこが使いすぎかは、討論・採決日までに解明したい。
・一方でこの年度は「枠配分予算」という各部で独自裁量で予算を組む制度を入れたが、その際、総枠7.6%カットをさせたことで、歪みや納得性の低い予算カットが行われた。
・重大な内部統制の対象案件である、児童扶養手当の資格喪失届の提出を強要した事件について、提出された内部統制報告書ではマニュアルの改訂しか報告書では言及がなく、職員の人権意識と、事件が人権侵害であるという認識がされていない。窓口規制的な手法、提出された公文書の改ざんなど、危機的な問題などの具体的な事象も問題としてとらえられていない。
・外郭団体を含む公営の福祉事業での人員確保が十分でない。そのため、集団主義的な福祉サービスになじまない人の利用拒絶なども行われている。そのしわ寄せは障害者福祉の特定のメニューの利用の膨張に反映し、排除と非効率な福祉となっている。
・公文書管理がなっていない。施設の改修において、過去の工事の竣工図面がなく二度手間となった案件があった。
・コロナ対策では、事業者に対しては、一般的な支援のほかに、困窮する事業者を特定して支援を加算するなど、きめ細かく行われた。一方、個人に対しては一般的なばら撒き施策ばかりが採用され、困窮する個人への支援は国が制度にしている貸付金制度を利用させるだけで冷淡だった。もっともコロナの経済的な影響を受けた結果となっている、貸付金が積み上がった人に対する施策は何も行われていない。
・土木建設分野では、具体的な施設建設では抜本的な市民参加の手法が入れられ、公共施設が地域住民の共有のものであるという意識付けが進められているが、一方で、根幹となる各計画策定では逆に審議会審議を弱め、議会における議案としての審議もなく、庁内組織だけで決定するような風習が定着している問題がある。
・公共施設の修繕が進んだが、その手法に計画性も、利用者の利用動向を見た未来志向の改修もなく、多額のお金をつぎ込んで現状維持をしている状況。
・業務のデジタル化の準備・対応がほとんど見られない。検討が着手されたのは届出書類のOCR読み取りレベルのみ。デジタル化の前提になる業務改革の推進はない。
・会計年度任用職員(正規職員でない職員)への処遇改善は進んだが、格差解消や物価上昇に追いつく水準ではない。短時間で人を入替える雇用をやっており、社会保険逃れやダブルワークしないで済む年収確保という観点で課題がある。
・公共交通空白地区(根岸台7丁目・上内間木・膝折4丁目と溝沼3丁目)に対する新たな公共交通システム導入への取り組みは住民と共同して大きく前進した。
・学校教育のICT化では、教育技術の改革も含めて大きく前進した。ICT運用支援や、生徒の自主的な調査への支援などの強化が課題である(2023年度一部改善)。
・生徒の多国籍化・多文化化に対しては、日本語通訳を行う支援員の確保が、規模が拡大しているにもかかわらず、いまだにボランティアに依存している。
・決算書に対する補助説明資料の提供がいまだに不十分で、審議に対して、予算項目に対する事業実施内訳に関する資料請求が大量に発生している。昨年指摘したことも不十分にしか記載しない資料を出している。

議案第38号 2022年度水道事業会計決算
・値上げの効果は見られて、収支のほか、キャッシュフローの改善も見られた。また人口増にともなう水道利用の増大もあり、水道事業経営計画を上回る改善となった。債務の増大には歯止めがかかった。
・水道管交換の年間5㎞というノルマは達成した。
・浄水場1カ所と取水井戸の廃止が行われたが、残った井戸の設備不調などがあり水量確保に課題があった。結果としてコストの高い県水道を追加購入している。

議案第39号 2022年度下水道事業会計決算
・下水道事業経営計画が未策定であり、料金問題や債務削減などの目標が立っていない。物価高騰などで経営計画策定で数字を固められなかった。
・雨水下水道は税、汚水下水道は料金と説明されてきたが、この年度は1億円程度、汚水処理のために一般会計から繰り入れられ、そのあり方について監査委員から意見がついている。

議案第40号 2023年度一般会計補正予算(第2号)
・武道館の改修予算約6億円が盛り込まれているが、資料請求を拒絶され、そのなかで、事業決定や予算査定で決裁権限者たちが図面も見ずに見ずに決定されたことが明らかになっている。12月議会で提案すればよいことを性急に行っている。
・毎年、社会福祉協議会が、指定管理を受けている放課後児童クラブ、児童館で職員を十分に雇わず、多額の返還金が返し、補正予算で雑入に計上されているのを問題にしてきたが、今年は低めで抑制され改善傾向が見られる。ただし引き続き職員不足は続いており、それに対して単価の高い派遣労働者を利用することで返還金が抑制された面もあるので引き続き注意する必要がある。
・人事院勧告を反映して人件費の修正の大量の計上は通常12月議会で行っているが、4月の人事異動による給与額等の変更は、一部の部署で一時金支給よにって不足する可能性があるので、今議会で提案されている。
・最低賃金改定による会計年度任用職員の報酬改定は補正予算に先行して10月に実施するが、今後(12月定例市議会以降)補正予算を提案する。
・水道料金の基本料金を4ヵ月半額にするために、水道事業会計に入れるお金を1億円計上している。
・これまでなかった補正予算の事業内容の詳細説明資料が添付されたのは改善点である。

議案第47号 職員定数条例改正
・45人の増員要求があり、16人について認め、いま残っているのが4人のみなので、13人引き上げる。
・火葬場設置による一部事務組合派遣で2人、後期高齢者医療広域連合派遣で1人、生活保護のケースワーカーの配置基準で1人、他民生で7人、土木で1人、教育で4人などを内容として予定している(4月までに変動要素はあり)。
・増員分を職員の平均賃金で換算すると2億8557万2千円/年の増となる(初年度は初任給ベースなのでこの6割程度)。

議案第50号 工事契約の承認(第九小学校増築)
・予算提案から契約までの変更点としては、既存校舎の給食搬入のエレベーター改修を変更している。
・エレベーターが設置されるので、四肢障害者も来校・登校できる。

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2023.09.08

9/8 2022年度の事業のふりかえりなど議案質疑が行われます~市議会本会議

首都圏に台風が接近しています。周辺ご注意くださるようにお願いします。

きょう8日は市議会の本会議で議案質疑が行われます。2022年度の事業の点検をする決算議案、市の事業を補正したり剰余金を処理する2023年度補正予算、その他条例改正、教育委員の任命など、議案第34号から54号までの21本の議案への大綱的な質疑が行われます。議案の提案では簡単な説明しかされないので、全体像を確認する大事な審議です。

ただし、台風情勢よっては議事を中断したり、ときには日延べすることもありえます。

9時スタートです。審議する議案と質疑予定者は下記のとおりです。
議案第34号が長時間になる見込みです。市議選を前に大きな事業が盛り込まれている議案第40号は少し長めになる見込みです。
本会議は、youtubeによる動画配信もありますので、気になる議案がある方はご利用ください。

《2022年度決算》
議案第34号2022年度一般会計決算
〈質疑者〉須田,田原,外山,大橋,田辺,山口,本田,黒川
議案第35号2022年度国民健康保険特別会計決算
〈質疑者〉黒川,田辺
議案第36号2022年度介護保険特別会計決算
〈質疑者〉黒川,田辺
議案第37号2022年度後期高齢者医療特別会計決算
〈質疑者〉黒川,田辺
議案第38号2022年度水道事業会計決算
〈質疑者〉本田,田辺
議案第39号2022年度下水道事業会計決算
〈質疑者〉本田,田辺

《2023年度補正予算》
議案第40号2023年度一般会計補正予算
〈質疑者〉柏谷,外山,大橋,田辺,本田,黒川
議案第41号2023年度国民健康保険特別会計補正予算
〈質疑者〉黒川,田辺
議案第42号2023年度介護保険特別会計補正予算
〈質疑者〉黒川,田辺
議案第43号2023年度国民健康保険特別会計補正予算
〈質疑者〉黒川,田辺
議案第44号2023年度水道事業会計補正予算
〈質疑者〉本田,田辺
議案第45号2023年度下水道事業会計補正予算
〈質疑者〉本田,田辺

《条例改正》
議案第46号 印鑑条例改正
〈質疑者〉本田,田辺
議案第47号 職員定数条例改正
〈質疑者〉黒川,田辺
議案第48号 市税条例改正
〈質疑者〉黒川,大橋,田辺
議案第49号 道路占用手数料条例改正
〈質疑者〉本田,田

《契約の承認・指定管理・人事案件》
議案第50号 工事契約の承認(第九小学校増築工事)
〈質疑者〉本田,田辺
議案第51号 指定管理者の指定(わくわくどーむ)
〈質疑者〉黒川,田辺
議案第52号 人権擁護委員推薦の同意(さん・新)
〈質疑者〉本田,田辺
議案第53号 教育委員選任の同意(上野さん・現)
〈質疑者〉黒川,田辺
議案第54号 教育委員選任の同意(森嶋史枝さん・現)
〈質疑者〉黒川,田辺

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2023.09.05

9/5 市長の提出した議案への質疑準備に追われています

8月29日には議員のもちより課題を議場で問う「一般質問」のエントリをした、と書きましたが、本日、8日に行われる市長の提案に対する議案質疑の通告が締切られます。

本会議では、大綱的なことか、議員全員が共有しておいた方がよい課題を質疑し、それをベースに、今度は専門的な委員会でそれぞれ議員が分担して議論しながら、最終日の採決に向けて議案を可決してよいものかどうか審議をします。

私の所属する会派「立憲歩みの会」では、会派のなかで市長提出議案を様々な過去の積み重ねの方法論から調べ、締切日までの約1週間から10日の間で分析して、上記の条件に該当しそうなことを分担して質疑にあたります。

そのようなスケジュール感のなかで、9月定例市議会では、2022年度の決算書と関連資料が、通常の議案書に加わるので厚さ20㎝ぐらいの資料と格闘しながら、過去の議事も調べ続けるという日々が続いています。

9月8日の市長提出議案への本会議質疑も、インターネット中継があります。

●前年度の市の決算書は、5月末に集計作業が締切られ、7月末には監査委員による監査が終わって公文書になっています。その頃から情報提供を受け、分析が始められれば、結果として確認に終わるような質問を完全に取り去ることができると思います。

9月21日、22日、25日の「一般質問」の割振りが1日の市議会本会議による議長の宣告で決まっています。
21日 福川,田原,小池,駒牧,宮林.遠藤,岡崎,柏谷,須田,大橋
22日 石原,田辺,外山,本田,黒川
23日 佐久間,山口,石川,利根川

●本会議の会議はすべて、youtubeによる市議会中継・録画公開が行われております。
委員会の中継・録画公開の実施が今後の課題です。
なお、議会事務局からyoutubeから専門業者による中継・録画公開への移行を提案されています。

●9月は定例会日程に加え、通常月より多い国民の祝日等での行事の多さで、なかなかみなさまにお会いする日程を確保するのが難しい月になっているなぁと思います。
なんて思い返すと、4月年度始まりの企業、団体、官庁が多いのに、決算月3月と、半期決算月9月に国民の祝日が多いのはどうかと思ったりします。安倍政権が国民の歓心を買おうと、国民の祝日を増殖させることを頻繁に行いましたが、サービス化社会では、全国一斉に休日ということがむしろやりにくい上、そういう休日はレジャーに使うお金がかかりすぎたり、渋滞や混雑がひどかったりして、残念なことになることが多くあります。
休暇日のあり方について、もっと深めてどうあるべきか議論される必要がありそうです。

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2023.09.01

9/1 防災の日・9月定例市議会が始まります

防災の日です。ふだんから防災は多くの人が意識されていると思いますが、改めて意識してみて、点検する機会にしたいと思います。
市議会では、防災、とりわけ朝霞市では水害に関する議論は、多くの議員から盛んにされており、ぜひとも市議会の会議録で検索して拾い読みしてくださればありがたいと思います。

きょうから市議会9月定例会が開会します。
行政(市長)からは議案が20件提案されています。
・昨年度の決算の審査6件
・決算の結果を受けての剰余金処理を中心とした補正予算4件
・事業会計の事業追加による補正予算2件
・印鑑登録のオンライン化に関連する条例改正
・扶養控除の届出の一部簡略化などの市税条例改正
・道路上での露店が払う占有料の改正などの占用料徴収条例改正
・第九小学校の増築の工事契約の承認
・わくわくどーむの指定管理者の更新指定
・人権擁護委員の推薦の同意1件
・教育委員会委員の任命の同意2件
きょうはこの提案理由説明だけで終了し、その後、質疑の通告手続きを5日までに行うことになります。

8月26日の議会運営委員会では、この議案をもとに議事日程を再確認し、以下の日程と決定しています。会議日は9時開始です。
9月1日 本会議 開会
9月5日 本会議での議案質疑の通告締切
9月8日 本会議 市長提出議案への質疑
9月12~13日 委員会 総務常任委員会・建設常任委員会
9月14~15日 委員会 民生常任委員会・教育環境常任委員会
9月19日 委員会予備日
9月21日,22日,25日 本会議 市政に対する一般質問
9月28日 本会議 委員長報告・討論・採決

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2023.08.29

8/29 今任期最後の議員の持ち寄り課題の質問エントリが締切られました

8月29日12:00、今任期最後の「市政に関する一般質問」のエントリが締切られました。19人の議員がエントリしました。
質問日は9月21日、22日、25日の3日間です。
質問が通告した順になるので、通告した順にエントリした議員の名前を掲載します。

〈通告者〉※敬称略
福川,田原,小池,駒牧,宮林.遠藤,岡崎,柏谷,
須田,大橋,石原,田辺,外山,本田,黒川,
佐久間,山口,石川,利根川

私の質疑通告内容
1 ごみ処理と次期計画
2 学校施設の改修
・四肢障害児に対応するバリアフリー・屋上断熱・防水の改修・多様な教育カリキュラムに対応する教育施設のあり方
3 朝霞台地区の不便さの克服
・総合福祉施設の検討状況・朝霞台南口地区のサテライト図書館の必要性
4 公共交通の維持と利用促進
・バス路線改廃の対応・わくわく号のダイヤ見直し・学校部活動の登校のあり方
5 まちづくりの課題
・都市計画マスタープランの検討体制・マンション管理計画の検討状況と課題
6 利用を保障される公共施設のあり方
・市民の活動のしやすさと貸出時間の設定
7 彩夏祭の花火の中止の対応
・雑踏警備の対応と情報発信の課題

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2023.08.26

8/25 朝霞台の新しい公共施設、花火の中止などの話~市議会全員協議会

25日午前中、市議会の全員協議会がありました。市議会の本会議で扱う議案にする条件を満たさないが、議員に報告したり了承を取り付けたい話があるときに、議長の権限で開かれます。
今回のテーマは4つ。①総合体育館での顔認証システムの導入の見送り、②中断していた野球場の防球ネットを増築する話、③朝霞台南口の福祉の複合公共施設建築の内容、③8月5日の花火の中止でした。

①体育館のトレーニングルームに顔認証の入退場管理システムを買ってしまった後始末で、入退場管理でカードレスにしようと思った顔認証は稼働させないという話でした。指定管理先が節約して余ったお金で買ってしまったが、個人情報保護の問題をチェックしていなかったというものです。

②野球場のフェンスのかさ上げのための増築は、昨年失敗したものをやり直す話でした。杭を打とうとしたら障害物が出てきて中止になっていたものです。今回は、それとは別の位置に柱を設置するので工法的には問題なさそうです。近々予定されている大規模修繕に影響がないか確認しましたが、大きな障害にはならないということを答弁されました。竣工図面の話をしたら、設計図面しかないという話で、やはり最初のチェックがダメだし、そもそも公文書管理がなっていない状態を認識しました。

③朝霞台駅南口の「福祉複合施設」の基本構想のレビューがされました。近隣住民のニーズなどへの基礎的調査が薄くて、行政の都合のよい意見だけをを拾うような対象者の選定と設問で「住民ニーズ」が確認されている計画でした。前より良く聞こえたのが、1階にテラスに民間飲食ブースが入れられるようにすることぐらいかなぁ。この施設を作るために「立地適正化計画」なんて大仰なものを書き始めた経緯があるので、朝霞台駅徒歩5分の場所に無機質な公共施設を建ててないことを願っていたので、ここは評価したいと思います。問題は良質なテナントです。
中に入るのは、児童館、子育て包括支援センター、ボランティアセンター、社協の地域福祉係などです。子育て包括支援センターは今の母子手帳を交付するだけの業務から、産後の生活の支援にどこまで寄り添う脱皮ができるかが課題です。近隣市と機能が見劣りしたまま、母子手帳の交付の利便性だけが話になっているのはあまりにも低レベルです。
社会福祉協議会も、こんな便利な場所に一部とはいえ事務所を移すなら、全国的な自己改革の波に乗ってほしいと思います。地域の民生委員や日常のなかで困った隣人を支援している市民など、専門的な支援・コーディネートを誰もしてくれず困っています。年間1億以上の補助を出しています。
朝霞の本庁舎と連携すべき事務は朝霞にもっていって、コロナの生活支援のときのように、同じ問題であっちこっち行くようなことはないようにしてほしいです。
私からは、地元ということで、これまでこの構想づくりに、朝霞市三原、東・西弁財の一般市民に何のレビューもされず、8月30、31日に計画ができてからやるレビューの機会が市のHPにしか広報されていないことを問題として指摘しました。行政マニアしか見ない市HPで案内しているなんて言い訳でしかありません。地域の掲示板などに広報したというのですが、同じ地域の議員とそんなの見たかなぁ、という話でした。やっているという当局と水掛け論になっていましたが、他の議員も見たことが無いと証言してくれました。
建築のタイムスケジュールを問う議員がいて、その答弁では、2028年秋頃の完成だということです。建築関係の人員不足が深刻だということに起因します。
田辺議員からは、小さなこども図書館ぐらい開設したらどうかという提案がありました。この地区のこどもたちは公共図書館に触れる機会がありませんので、それぐらい聞き入れてもよいのではないかと思っています。
やはり、ニーズの確認などプロセス的にやり直しが必要な課題じゃないかと思っています。

④花火の打ち上げの中止の報告。当局側が雑踏の恐ろしさを認識していなかったことがいろいろな答弁から浮き上がりました。今後検証報告書が作られるようです。選挙を挟みますが、議会としても報告書の検証が必要ではないかと思う案件です。
市議の側で、雑踏の恐ろしさを指摘したのは限られた議員でした。明石市やソウル市梨泰院の事件など、何十万人もの来客があったら危険な事態があり、人々にどう正確で落ち着いた行動提起ができるかを真っ先に考えるように申しました。
業者の落ち度が強い案件だったので、花火の中止の責任問題が議論の中心になりました。山口議員が、花火業者が3年苦境に立ち、人材が離れているなかで、寛容に振る舞え、と指摘したのはその通りだと思いました。業者の責任ではなくても、気候や安全確保から、突然中止にすべきときもあるわけで、そのときに安全に来客者を帰すということに最大の注意を払ってほしいと思いました。

●全員協議会が終了し、議長から議員だけ留め置かれたところ、議長から、維新の佐久間議員が、市長に近い「進政会」入りしたことが報告されました。この間、市議会では新人1人で是々非々を行動に表していただけに、もったいない思いばかりです。
今度衆院選で候補者を出す維新が、市長とのなかで何らかのやりとりがあったのではないかと思います。
公務員宿舎の建設問題のときもそうでしたが、当時は民主党が同じようなスタンスで、日頃の公共事業を抑制する主張がありながら、反対の声を拾ってくれないという問題に直面していました。小選挙区で勝つためなら首長を味方にというもっともらしい話ですが、系列の自治体議員たちは、与党にさせられて、地域で自民党っぽくなっていく構図だなと思わせられる話でした。

●議会運営委員会が開かれ、議案の説明が行われ、9月市議会の日程が決まりました。
最近、議会対策が面倒なのか、議会日程にいろいろなものをぶつけてきます。議案提示の日に、こんなてんこもりの全員協議会を開くのは勘弁してもらいたいです。質疑項目を絞る検討の時間が削られた、と思って対応します。

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2023.08.23

8/22 わくわく号は夕方~夜間に各路線1便程度の減便へ~市の地域公共交通協議会

22日14:00~地域公共交通協議会に委員として出席しました。

バス労働者の勤務時間の制限強化(制度では「改善告示」というのです)の対応で、コミュニティーバス・わくわく号の減便をする提案でした。
減便の内容は、各路線、夕方~夜間にかけて片道あたり1便減便することになりそうです。4路線中3路線で1便あたりの実乗車数が、10~20人で思ったより堅調な調査結果にむしろほっとした感じです。休憩時間込みではあっても勤務時間が13時間を超えないようにという制限で、それでもバス運転士きつい勤務に耐えているなぁ、という感じです。
調査の結果、わくわく号・宮戸線のわくわくどーむ・北朝霞間のピストン便が全然乗られていませんでした。前回の検討のときに関連施設の委員の強い要請でそこだけ便数を膨らました感じですが、その分、宮戸線全線運転が減便になった結果でした。実際には朝夕の福祉施設の利用者以外ほとんど乗られておらず、運転士の労働時間制限にあわせつつ宮戸線全体の本数確保をするために見直すよい機会ではないか、と発言しておきました。

積水工場跡地の「あさかリードタウン」から和光市までの、飛鳥交通が担っている会員制のオンデマンド交通は、12月から有償運送に切り替えることも了承されました。
会議のなかで、朝霞市がお金を出さないのになぜ議題なのか、という問いかけがありました。地域公共交通協議会を提言し、設置条例の議案審議をした私からは「市のお金や権限でなくても、朝霞市の公共交通を整備するために、公共交通事業者の課題をそれぞれ確認しあって利害調整する会議の場としても設置されているのだから、みなさんで中身を確認してお答えしてあげるのがよいのではないか」と発言しました。
競合区間を抱える国際興業バスさんからは、既存路線の業績悪化にならないように、と釘は刺されました。理にかなった発言です。

交通不便3地域の新しいワゴンバスの導入では、最も進んでいる根岸台7丁目の検討の詳細状況の報告がありました。
地域協議会と市で決めた、「ねぎし線」という路線名称、300円の料金を示した上で、沿線住民にアンケートした結果が公表されました。おおむね前向きな回答でしたが、料金への意見が多いことと、買い物に行けるのか、という反問が多く、買い物に行く都合を配慮しなければならないんだなぁ、と思わせる結果でした。回答者の平均年齢が64歳で、高齢者の多い地域であることから、その支援が課題の路線となります。現在の路線設定は、何かに遠慮してスーパーに近付けずに設定されています。ちょっと気になっています。

議題外でしたが、前回の地域公共交通協議会で、国際興業バスから市内路線の廃止・減便を検討している旨の発言があったので、もし「改善告示」がスタートする2024年4月から廃止があれば、今から対策打たなければならないはずだが、議題に無くどうなったのか、と聞きました。
市からの答弁があり、委託しているわくわく号の内間木線は撤退することは確定し代案を考えることにしているが、その他の自社路線は市からバス会社に路線維持を要請して回答待ちの段階、何かあれば交通協議会に諮るという答弁で終わりました。
廃止の申請手続きの時間軸や手続きを考えると、来年4月の改善告示の実施までの時期で廃止される路線は無いのかなという感想を持ちました。ただ、運転士不足と、運転士の労働時間を守ることの二点が課題なので、来年4月を超えても危機感を持ち続けながら利用促進していくしかないなぁと思いました。

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2023.08.18

8/17 実質的なまちづくりの議論ができるか~土地計画審議会の傍聴

17日夕方朝霞市の「都市計画審議会」を傍聴して参りました。

朝霞市の審議会としては異例の2時間半にわたるものでしたが、都市建設部が仕事が発展的なのか議題はてんこ盛りでした。2議案8報告で、1件15分に留めてもとしてそのくらいの時間です。
議論の深めはまだ物足りない感じがしました。年に3~5回ぐらいの会議体で、近年、他の都市計画系の審議会を潰して都市計画審議会ここに集約しているので、もっと時間かけてよいのではないかと思っています。

内容としては、
①市街化区域の農地特例の「生産緑地」の解除・縮小の決定議案が12カ所、申請の報告が5カ所
②内間木に建設予定の新しい国道254号線バイパスの道路の設計変更で必要な都市計画の変更の決定議案
③都市計画マスタープランの策定の報告
④国道254号線バイパス沿道の活性化の報告
⑤内間木公園拡張整備等基本構想の報告
⑤朝霞駅南口地区の道路安全対策についての報告
⑥官民連携まちなか再生推進事業(朝霞駅・朝霞台駅周辺)の報告
⑦ウォーカブル施策の推進(ベンチの設置)の報告
⑧マンション管理適正化推進計画と、空き家等対策計画の策定の報告
で、関連する人には重たい議題ばかりでした。

地価がこんなに高くなる前は、生産緑地は指定と解除がどっこいどっこいでしたが、朝霞市の地価が爆上がりしているなかでは、解除ばかりになるなぁ、という感じがしています。賃金がさして上がらないなかで、住宅価格も高騰して、バブルが繰り返されていると感じているものです。

審議会の傍聴をしていていくつか不満はありました。
一つは、3月6月定例市議会で詰めた「都市計画マスタープラン」にかける時間はやはり不足気味で、計画策定の進め方をまとめたレジュメには、都市計画審議会に対して「経過報告」しか載っておらず、「検討」ではないことでした。市職員だけで検討する「庁内検討会」だけが実質の決定権をもつ真の検討の場という感じで、もう少し具体的な担保を取るまで、先の議会でも継続審査にすべきだったかな、と反省するところでした。

一つは、生産緑地の解除が提案される前の申請の報告で、委員から事実が先行していると指摘された案件がありました。別の委員からはよりによって該当場所の現地写真の撮影日が掲載されておらず、事実が先行しているのかわからないと指摘がありました。
こうした、怪しまれそうなものぐらい、答えられるように資料ぐらい持参しておくものじゃないかと思いましたが、撮影日に関して資料を開いて答弁することもなくて、課長が再度配布と答えていました。
ときどき説明不足の資料を出して、もめたら後から事実を作ることがしばしばあって、またかなぁ、なんて思ったりしました。7月3日の別の検討会でも、配布資料のなかにメリットは「議会を通さないこと」というような失礼な表現があって、ブログで指摘したら、そこを消した資料を「正しい資料」としてネットにアップしています。

少し残念だったのは、議論が議員委員中心になりがちなことでした。一般委員が話しにくい状況は何か工夫した方がよいと思います。議員が審議会の委員になることの是非論は別として、委員になった以上、議員委員が変に遠慮するのもどうかと思うところで、審議会の運営の課題かなと思っています。
ただ、土地の権利制限を議会以上に決める厳かな「都市計画審議会」というところ特有の雰囲気もあるかも知れません。
何度か地方分権で緩和されているとはいえ、戦後の自治体の土地利用・都市計画が自治の論理ではなくて、中央集権的な国土づくりを意識されています。自治体の民意による拒否にあいにくいように、住民の権利・義務の変更にもかかわらず自治体議会を通さず、国や県に市が決めたと言える制度設計をしているところがあります。議会の代替の合意形成の機能が都市計画審議会で、権利の制限、義務を決定する機能が強いところです。そこのなかに都市計画行政の諮問的な機能をくっつけて運用するのが、どうにも話しにくい雰囲気ができているのではないかと思うところです。

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2023.08.16

8/15 終戦の日の祈り

20230815syusennohi毎年恒例の戦没者への祈りを、千鳥ヶ淵戦没者墓苑前で行われた、旧総評系の追悼式に出て参りました。
戦争での犠牲者すべてに祈りをしてきました。
先の大戦でも、自滅の引き金であった日米開戦やむなしという世論は急速に形成されてしまっています。その前の日中間での戦争は現場にひっぱられるかたちでずるずると戦線拡大しています。やりすぎると「狼少年」みたいになりますが、時代の空気に注意力を働かせていくことが必要だと思います。

市内でも、戦争を思い出して、今の立場で何をしてきたかを話しようと思い、会派「立憲歩みの会」として原爆忌と終戦の日の街頭演説をする予定でしたが、県知事選だったり台風予測があったりで、8月9日のみ、原爆忌の街頭演説を市内3カ所でするに留まりました。
そのなかでは、政治の一翼を担うものとして、核廃絶に向けた国際的な取り組みに日本も関わるべきだ、というお話と、隣の違う人を怪しんだり憎んだりしないように、「人間の安全保障」のため、貧困や生活苦を予防する制度改革を市議会のなかでも取り組みたいというお話をしました。

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2023.08.03

8/2 意識の高いひとのごみ処理の語られ方とごみ有料化

2日、廃棄物減量等推進審議会の傍聴をしました。次の廃棄物処理計画の案の項目立てが出てきたのに注目が必要です。
焼却炉の効率を落とす一方、肥料としての活用も考えられる生ごみの処理に言及がありました。単に個人がコンポストで処理することを奨励するのか、いくつかの自治体で始まっていますが別回収を考えるのか、興味があるところです。

ごみや環境問題は、個人の意識とモラルの問題になりがちで、いつも違和感を持っています。
そのなかで、次から次に啓発のちらしを作るような提案になっていました。これ、紙ごみ増やすなぁ、なんて思ったものです。ごみ捨てのモラルが悪い人が、行政のつくったちらし読むんですかねぇ・・・。読んだとしても行動を変えるんですかねぇ。日常の人間関係のなかの取り組みや仕組みを考えなければダメじゃないかと思うところでした。

その啓発のなかで一番の問題だと思ったところが、「多様な主体(高齢者、障害をお持ちの方、外国人、子ども)を対象とした意識改革の手法に係る情報収集・検討」と書かれているところでした。
このカテゴリーの人たちはごみ捨ての意識が低くて啓発強化の対象いという提案でしょいうか。それこそ徹底した意識改革が必要なほどの差別意識です。また知的障害の実情によっては、意識改革をさせられるのは、いじめになりえます。「多様性」を人を馬鹿にする言葉として使われているのは初めて見ました。
ごみ捨てがうまくできない人にはいろいろな理由や事情があって、それらを一つひとつ丹念に見ながら必要な支援や制度づくりなどの対策をするべき問題です。このような書き方、法と人権に関わっている人なら抑制しているはずで、職員じゃなさそうです。この審議会の過去の議事録をひっくり返しても出てこないし、議会でもそんな話は出ていませんでした。どこから出てきたのだろうかといぶかしがっています。

計画案の一番の懸念は、ごみ有料化の検討。有料化を直ちにしなくても、その地ならしとして、環境省の会計基準が採用されることも始まるみたいです。この会計基準では、従来のごみ処理のコスト算出にとどまらず、ごみ処理が黒字か赤字かみたいなことを問題視するみたいです。
私はごみ有料化はごみ減量に効果はないとみていますし、もちろんごみ収集や運転コストなど十分に回収できるような金額が出てくるわけがありません。料金徴収の免除と不法排出をめぐって市民と行政、市民どうしのトラブルが絶えなくなります。その対策として監視員を増やすなんて「先進事例」の成果を得々と紹介する他市の地方議員もいましたが、料金徴収のためにそれ以上にコストかけてどうするのかと思いました。まさにブルシットジョブです。
選挙応援などで他市の町並みを見ることがあり、ごみステーションが目に入りますが、朝霞市のごみステーションはきれいな方です。それを維持することに力を注いだ方がよいと思いますが、料金徴収は人々の権利意識を刺激し、ごみステーションの自治という意識を提供者と客の関係に変えると思います。それがよいのか私は疑問です。
社会全体で学校給食費の無償化を模索している時代に、いやでも出てくるごみ排出に、貧富の差も関係なく生きるために必要なお金を取ることを提案するかな、と思ったりします。

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2023.07.05

7/4 給食無償化を求める請願が可決~6月定例市議会最終日

4日、市議会6月定例会最終日となりました。最終日には、議案への討論(実質的には賛否の意見表明)と採決が行われました。
4月24日に臨時市議会があったので、今回の市議会は議案は継続案件入れて5本と、請願1本の採決でした。
市長提出議案は4本の全議案が可決、新日本婦人の会が提出した「給食の無償化を求める請願」が12:10の過半数の賛成で可決・採択、それを受けて全会派統一で提案した「国の負担による学校給食費の無償化を求める意見書」が全会一致で可決しています。

市長提出議案
議案第31号 一般会計補正予算第2号
〈内容〉
・10月~3月の学校給食費を半額とする給食費収入の減額
・低所得者への物価高騰への3万円給付
・7/5~10/16までに発注し設置が終わった省エネタイプのエアコンの購入奨励金
など
討論者 本田(反対),利根川(賛成),佐久間(賛成)
採決の結果 賛成多数で可決
賛成:20(あさか未来,公明党,進政会,共産党,無所属クラブ,佐久間)
反対:2(立憲歩みの会)
わが会派の反対理由
使途に関しては問題ないが、歳入の国庫支出金は2022年度の国の予備費を年度末に次年度支出となることを前提に国会の承認を経ずに支出したものであり、財政民主主義の観点から問題があることを指摘する。

議案第32号 手数料条例改正
〈内容〉
低炭素住宅の認定の内容が変わることによる手数料の変更
採決の結果:全会一致で可決

議案第33号 工事請負契約の締結(第六小学校増築)
採決の結果:全会一致で可決

議案第19号 都市計画マスタープラン検討委員会廃止条例
〈内容と経緯〉
2025年度から20年計画として策定する都市計画マスタープランの策定を、専門の委員会で行わず、都市計画審議会で行うとするもの。
3月定例市議会で提案があったものの、計画策定に市民参加を求める法律があるなかで、検討組織を減らすことが妥当なのか市議会建設常任委員会で疑問がつき、継続審査となり、6月定例会で持ち越されたもの。6月定例会では市民参加の具体的な提案が示され、建設常任委員会として採決が行われ本会議に戻された議案です。
討論:黒川(反対),須田(賛成)
採決の結果 賛成多数で可決
賛成:17(あさか未来,公明党,進政会,無所属クラブ,佐久間)
反対:5(立憲歩みの会,共産党)
わが会派の反対理由
建設常任委員会の審査結果として市民参加は担保されたということで可決された経緯はそれでよかったと思っている。ところが最近、都市建設部の検討会で、公共用地に建物を建てる手法に関する検討で、議会の議決がいらない手法をメリットとして書かれており、市民や議会の納得性や同意に関して軽視しているものと見られ、事情変更となるが、市民参加への姿勢を問う議案であり反対しておきたい。

請願の審査
請願第1号 学校給食費の無償化を求める請願
提出者:新日本婦人の会
紹介議員:石川議員
〈内容〉
・小中学校の全児童生徒の学校給食費を無償にしてください・国に対して、小中学校の給食費を無償にするよう働きかけてください
討論:野本(反対),山口(賛成),佐久間(賛成),黒川(賛成),田辺(賛成),利根川(反対),須田(反対)、田原(賛成),外山(賛成),斎藤(賛成)
採決の結果 賛成多数で可決・採択
賛成12:立憲歩みの会,共産党,無所属クラブ,田原,小池,原田,外山
反対10:公明党,進政会,須田,福川
わが会派の賛成理由
学校に通学する子どもが食べざるを得ないものに関して、親の所得や態度で問題が起きることは解消させたい。子どもが食べる権利をもっと明確にすべきだ。実費負担で保護者が負担すべきものというイデオロギーをシフトチェンジしていろいろな考え方を模索する意味で、有用な請願である。実施時期に関して区切った請願ではないので、現在国で検討されている国による財源措置などを見ながら、財源がつかないときには自治体独自課税も含めて広く薄く負担して無償化を検討していくことも考えるべき。懸念としては、与えられるものとして財政状況によって給食の質が下がることも懸念されるので、学校給食の運営に対する保護者代表の参加をもっと強化する必要がある。
解説
請願の内容の後半、国に対しての働きかけに関して異論を言う討論者はなく、その結果次にある意見書が全会派一致で提案・可決しています。またこの議案の審議に際して、あさか未来からは、従来の「議題の出所」論を中心に請願の正否を判断することをしない、請願の直ちに実現させるかどうかは留保して政策の方向付けをする「趣旨採択」の導入が提案されました。「趣旨採択」は議会の意見の一致を見ず採用は見送られ、議案に対する採択か不採択の二択で判断することとなりました。

議員提出議案
第1号 国の負担による学校給食費の無償化を求める意見書
提出者:最大会派の須田議員を代表に全会派
採決の結果:全会一致

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2023.06.30

6/29 LGBTパートナーシップ制度の実質化を進める~一般質問終えました①

私の「市政に関する一般質問」を終えました。
成果としては、2月に発表、4月に行政の判断で急転直下に始まったLGBTパートナーシップ制度がスタートした後、どのような運用をしているかというものを問うなかで、行政が停滞していた制度の実質化を確約したことでした。
経過を報告してほしくて通告した質問でしたが、質問に向けてヒアリングを続けてみると、9カ所の市立保育園と市の直営の福祉施設1施設の面会・送迎での家族証明にしか使えないことが判明しました。証明はただの結婚証明書みたいな運用になっていることが判明、民間保育所、学童保育、大半を占める民間介護事業者、障害者福祉事業者、市立学校に対して、通知文を出し、パートナーシップ制度を周知し、利用者・通所者・その家族が証明を出したときには家族として扱ってもらうよう要請する文書すら出していないことが判明、追及する質疑を繰り出したところ、市長がすくっと答弁に立ち「通知は必要だと思うので早急に対応したいと思います」との答弁があり、実質化が進められることになりました。
市議会youtubeで10時間0分~6分ぐらい。

LGBTパートナーシップ制度への反発って、この制度が婚姻証明・役所による婚姻的関係の承認ぐらいの意味しか捉えられていなくて、当事者が家族同様の関係なのに家族とみなされず死別すら立ち会えなかった悲劇的なトラブルの解消ということがあまり理解されていないんだと痛感したものです。

三原・弁財・泉水地区にとって稀少でかつ利便性の高い公有地の利用である「溝沼浄水場跡地」(旧朝霞台中央病院隣接地)に何ができるかの市民参加が全く行われないことが判明しました。3月定例市議会では、施設に何を入れるかと決める「基本構想」の素案ができる前の6月ぐらいに一般市民が参加できる市民説明会が行われると答弁したにもかかわらず、今回の答弁では、素案の出た後、パブリックコメントとともに説明会を行うという答弁がされました。朝霞市の計画・構想・設計で「素案」が抜本的に修正されることはまずありません。最終案という意味です。
聞いた意見としては、12町内会中3町内会とわずかばかりの町内会役員への説明会、もとより入る施設に関連性の深い福祉事業者からのヒアリングしか行われておりませんでした。もそそもこの地域に何が必要かという検証はほとんど行われず、8月に結論が出されようとしています。他の地区の施設は、様々な市民参加による公共施設建設が行われています。それに対して、あまりにも朝霞台駅南口のこの地区の人たちの声を全く聞かないで前に進めるというのは失礼ではないか、と申し上げました。

その他公共交通、諸計画の策定、障害者の人権などを聞いていますが、また次回の記事として取り上げます。

●終了後、市議会会派代表者会議が開かれました。
・給食無償化を国に求める意見書案が公明党・利根川議員から提出されました。調整の結果、全会派提案で最終日に市議会にかけられます。
・研修日程が通知されました。
・議会としての次年度予算要望を協議しました。オンライン化、議会資料のデータベースづくりが議論になり、各課に持ち帰っています。
・2年に1回、人事を議題として断続的に協議される市議会本会議の時間に、答弁可能性のない行政職員の同席は不要と思い出席義務を外すよう提案しましたが、何度かの協議を経て全会派の同意で部長級職員は同席しなくてよいことに決めました。文案は議長がとりまとめ、9月議会までに形になります。
・朝霞市では○か×だけで趣旨採択を行っていない請願審査に、会派あさか未来から、近隣市の市議会のように、実施の拘束をしない趣旨採択させてほしいということで協議しました。話は不調気味で、30日夜の議会運営委員会で協議となります。

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2023.06.28

6/28 きょうから3日間、市議会一般質問が始まります

28日~30日まで、市議会議員が市政の課題を持ち寄り行政に質問する「市政に関する一般質問」の日程となります。
各議員の課題意識など確認できるよい機会であり、市役所とそのまわりで起きている様々な話題が確認できる機会です。

youtubeによる中継・録画公開もあります。
※議事録の公開は9月定例会開始直前までかかるので、議事内容の確認はこれが一番早いです。

日程は、質問通告書のエントリ順に、
28日(水)9:00~ 11人
福川,原田,田原,小池,駒牧,宮林,岡﨑,遠藤,須田,柏谷,佐久間
29日(木)9:00~ 5人
大橋,外山,田辺,本田,黒川
30日(金)9:00~ 4人
山口,石川,斉藤,利根川
(敬称略)
となっています。
各議員の質問通告は、市議会サイト(pdf)からダウンロードできます。

私の出番は29日午後3時以降ではないかと思います。

●私の通告内容は、7項目です。少し多めです。
1 良質な雇用を創出する市役所の役割
   会計年度任用職員制度の運用と公契約条例の検討状況
2 分譲マンションの政策
   マンション認定制度の導入課題
3 都市交通の課題
   廃止が予測されるバス路線、コミュニティーバスなどの課題
4 諸計画の策定の課題
   都市計画マスタープラン、総合計画、障害者プラン・障害者福祉計画、介護保険事業計画、子ども子育て計画の策定の課題
5 朝霞台駅周辺の課題
   朝霞台地区の活性化と溝沼浄水場跡地利用の進捗確認
6 いろいろな人の居場所のあるまちづくり
   子どもの居場所づくり、LGBTパートナーシップ制度の改善課題、障害者との共生
7 廃棄物処理の政策
   ごみ収集の課題、環境負荷の現況と改善課題

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2023.06.24

6/22 基礎自治体の議員の仕事は人間の安全保障と古巣の自治労本部でお話しました

古巣の自治労本部職員の昼食時間に集まっていただき、11年半の市議会議員活動の体験を話す機会をいただきました。
聴いていただいた方々は、選挙や政治にはよく関わる仕事ですが、地域のミクロの政治に関わることはあまりないことから、興味深く聴いていただけたと思います。
自治体が交通、福祉、住宅政策に取り組んできたこと、それらは直接的な平和を求めることではなくても、高邁な理念としては「人間の安全保障」として、諍いのもとをなくす仕事だということをお話しました。
組合職員として何が役に立っているかということでは、政策資料のアプローチが訓練されているのでその速さ、諸党派が切磋琢磨する場での会議運営で訓練されてきたので、議会運営的なものに強みを持っているということをお話しています。

質問として3ついただきました。一番いままで辛かったことは何か、一番やりがいを感じたのは何か、最近はどんなことをしているのかということを質問いただきました。辛かったことは、支持者の相談事をさらに混乱させられたこと、やりかいを感じたのは、自分たちが主張したことが忘れた頃にさりげなく実現し質的に地域社会が改善するような事業だったときだ、と答えました。

20230622jichiro●この話の後、自治労本部職員の労働組合「書記労働組合」と、職員の自治労加盟のみなし県本部「直属支部」からご推薦決定をいただきました。ありがとうございました。
その後、出入り口で記念撮影をいたしました。

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2023.06.23

6/21 都市計画に市民の声が反映されるか~検討体制を審議


21日、市議会建設常任委員会でした。19日の本会議の質疑をうけて、詳細の質疑を行う場です。

1議題目は、前議会で継続審査とした「都市計画マスタープラン検討委員会廃止条例」の審議です。都市計画マスタープランは、都市計画の最上位計画で、まちづくりにどんな考え方を置くか、地域ごとにどんな街にしていくのか、というコンセプトを示し、これをもとに住宅地か工業地か農業中心の地域にするか、開発をどこに力点置くか、道路をどこに整備するかなど様々な都市計画の規制や、公共事業を展開していきます。ハード面の整備に福祉や教育環境、防災などとの連携も意識させる計画です。
市議会建設常任委員会としては、検討委員会廃止に代わる、計画策定の市民参加があやふやだということで、継続審査として結論を出すのを吊した議案です。担当部から市民参加のあり方などを示してもらえるかが焦点でしたが、ワークショップとして全市的な説明会、地区別の説明会、機能別の説明会と、オープンハウス方式の説明会などを組み合わせ、さらにインターネット系の情報交換なども試みて意見集約に当たること、計画策定の中間点でもパブリックコメントをすることを確認し、採決となり、総員賛成で可決しました。
まだ担保は取りきれていないと思うところがあるものの、計画策定のスタートが半年遅れると、市民参加の機会づくりが減ると判断して賛成しました。

続いて、今回の議会で提案されている「手数料条例改正」は、低炭素住宅の認定条件の変更が内容でしたが、その考え方を確認して、全会一致で可決しました。詳細なCO2排出量抑制の計算ではなく、建材の使用状況で認定する制度に変更されます。
以上で委員会付託案件は審議終了。本会議に戻されます。

7月4日の最終日に討論、採決となります。

●夕方、自治労本部での私の採用責任者である方の追悼の集いがありました。
口の悪いけれども、とても大事な視点を持っている方でした。九大の同世代の職員どうしで、自治労の連合加盟、自治労が公務員じゃない公共サービス労働者も組合に入れていく方針や、90年代の政界再編のなかで政党支持の整理を取り組んだ大きな仕事をいくつもされた方です。
退職後、私の選挙に毎回来てくれて、ちらしを配って歩いてくれました。急死だったので、お礼もできずに申し訳ないばかりです。

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2023.06.20

6/20 市民への各種給付金・負担金の減免などの内容が多面的に明らかに

本会議の議案質疑が終わりました。昨年末の保守系新会派結成以来、議案の審議が活発になり出しています。市民に見えるところで議論して、議案の可決後の運用に緊張感を持たせることは大事なことで歓迎したいと思います。

議案第31号一般会計補正予算第2号の議案質疑では、給食費の減額、各種給付金など全6会派+無会派の10人から質疑が繰り出されました。
・エネルギー価格高騰に対する低所得者への3万円給付に関しては、
柏谷、外山、大橋、黒川、田辺
・給食費減額には
外山、遠藤、大橋、黒川、田辺
・エアコン買換え補助金に関しては
須田、大橋、佐久間、本田、黒川、田辺
・マイナポイントの延長に関して
本田、田辺
・給食センターの建替えに関するアスベスト除去の増額には
黒川、山口、田辺
・歳入に関しては
須田、佐久間、本田
・政策決定過程に関しては
本田、黒川
が質疑をして内容を明らかにしています。

エアコン買換え補助金に関しては、周知期間がないことに疑義を呈した議員が私の他に2人おられました。また給付期間は、予算の残る範囲で10月移行も延長する含みがあることは示されましたが、買換え時期をピークにぶつけることにはテコでも動かさないという感じでした。ケインズ政策からすると、公共支出はピークにぶつけて民間需要を過剰に刺激して民間事業者を疲弊させたり、受注がなくなった後の落差を作るべきではありません。民間需要が少ないときにやるべきものです。

議案第32号手数料徴収条例は、本田議員が質疑、内容確認とともに、固定資産税減税による政策誘導の事務手続きの煩瑣について確認取っています。

議案第33号工事請負契約の締結については、黒川、須田、田辺議員から質疑。私は教育内容の変更やあわせて行う既存校舎への工事について確認し、新校舎の机がICT対応で大型化すること、既存校舎の給食搬送用のエレベーターが既存不適格なので改修が行われることなど示しています。須田議員からは工期と搬出入の安全確保、田辺議員からは教室の拡張性に関する質疑が行われました。

●このなかで、某左派系議員から「用意した答弁書をよみあげて」という質疑がありました。質問順が後だったので、先に質疑された議員にいろいろ質疑されてしまったからかも知れませんが、台本読みの議会という体質を肯定してしまったもので、残念な発言だったと思います。過去、討論原稿に関しては、ローカル紙で新聞沙汰になったこともあります。

●終了後、会派代表者会議が行われ、コロナ5類移行にともない国の決めで感染症対策をしなくなることから、議会自身での感染症対策を協議しした。傍聴規則の改正を決めました。傍聴者は議長が求める場合に指定する感染症対策をすること、傍聴者が体調管理のために水分の持ち込みを可能としました。一方、議場で感染させるおそれのある感染症に対して入場しないことを求める条項については、慎重に適用することを前提に必要とする無所属クラブ、公明党、立憲歩みの会に対して、不要とするあさか未来、共産党で意見が分かれ、ひとまず棚上げして継続協議とすることになりました。傍聴規則は議長権限で改廃できるので、議長からは28日の本会議から適用されることが示されています。

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2023.06.19

6/19 補助金の中身など、市長提出議案への質疑をします

19日本日9:00~市議会本会議が開かれ、市長提出議案への質疑が行われます。
※youtubeの中継・録画公開もあります。
私の所属する「立憲歩みの会」では、市長提出議案には、2議員で会派で分担して取り組みます。
議案第31号一般会計補正予算第2号では、給食費負担の軽減の中身、エアコン買換え補助、低所得者世帯への価格高騰対策の給付金などが盛り込まれており、給食費の単軽減に関しては多数の質疑者が立つ予定です。このうち、わが会派としては、エアコン買換え補助、着眼点はよいのですが、支給額の差の付け方、給付開始時期、買換え対象エアコンの指定のなさなどに課題があると思い、考え方を質疑する予定です。またこうした市民向けの補助金が盛り込まれた予算に対して、その給付要綱など条件を示す文書の積極的提示がないことも、予算として承認しようがないではないかと問います。
議案第32号手数料条例改正は会派の本田議員から質疑が行われ、経緯や趣旨、政策減税にともなう認定手続きの手間などを確認します。
議案第33号第六小学校の増築に関する工事請負契約の締結については、内容は予算審議で確認済ですので、その後の契約変更の有無や、関連工事の有無、工期などを確認する予定です。

●エアコン買換え補助金ですが、CO2排出量抑制と地球温暖化に対する健康対策という矛盾する要請のなかで一つのアイディアだと思います。国が押し込んできた交付金の使途としては、優先的な使途だとは受け止めています。
ただ、その配り方に問題があります。「市内事業者」を優遇するという姿勢を示すあまり、数少ない市内事業者が工事を請け負ったケースに手厚く補助金を出す内容です。その結果、少ない工事可能枠に飛びつけるごくわずかの人だけが手厚い補助を受けられる条件になっています。そこに議決後直ちに補助金の決定・申請受付が開始されるということで、情報強者が手厚い補助金を受け取り、情報に遠い一般的な市民がわずかな補助金しか受けられない、あるいは補助金打ち切りとなって、市民からのクレームになりかねないような可能性があります。支給条件は行政裁量の範囲なので、よりフェアにお金が流れていくように、条件を整理した方がよい案件です。
今の案では、7月4日に議会最終日で議決した翌日5日から工事を発注して10月16日までに工事を完了した市民に、1世帯あたり1台限定、工事業者が市内本店の事業者で最高8万、市内店舗で最高5万、市外店舗で最高2万で、購入価格の半分まで支給する内容で、2700万円の予算の枠まで補助するものです。

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2023.06.14

6/13 6月定例市議会はじまりました

市議会6月定例会が始まりました。
議長から、この間の報告がありましたが、統一選を受けて(中選挙区時代の)5区議長会、県議長会、関東議長会の総会や人事の報告があり、それを気遣ってか、例年より1週間程度遅い開会日となっています。

●議員の持ち寄り課題を質問する「市政に関する一般質問」の質問日の割振りとして、28日11人、29日5人、30日4人と議長から宣告されました。これを質問通告順にあてはめると、
6月28日(水) 福川,原田,田原,小池,駒牧,宮林,岡崎,遠藤,須田,柏谷,佐久間
6月29日(木) 大橋,外山,田辺,本田,黒川,
6月30日(金) 山口,石川,斎藤,利根川
となります(敬称略)。
いずれの日も特に事情がなければ9時から開始です。
各議員の通告内容は19日以降、市議会のホームページで公開されます。

●市長からは、3議案提案されています。
議案第31号 一般会計補正予算第2号(pdf)

議案第32号 手数料条例改正(pdf)
  市民向け説明資料(pdf)
議案第33号 契約の承認(第六小学校増築)(pdf)
  市民向け説明資料(pdf)

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2023.06.09

6/9 一般質問エントリが終わりました

本日12時で、6月28~30日の市議会「市政に関する一般質問」のエントリが締切られました。
私は、
1.良質な雇用を創出する市役所の役割
2.分譲マンションの政策
3.都市交通の問題
4.諸計画の策定の課題(都市計画・総合・障害者・高齢者・子ども子育て)
5.公共施設の課題(溝沼浄水場跡地の利用)
6.いろいろな人の居場所のあるまちづくり
7.廃棄物処理の政策

●通告順に以下のとおりの議員のみなさんがエントリしています(敬称略)
福川,原田,田原,小池,駒牧,宮林,岡崎,遠藤,須田,柏谷,
佐久間,大橋,外山,田辺,本田,黒川,
山口,石川,斎藤,利根川

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6/8 議会日程と議案の配布が行われました

8日9:00~議会運営委員会が開かれ、議案の配布と、議会日程の確定などが行われました。
市長からの議案は3件提案されています。
議案第31号 一般会計補正予算第2号
議案第32号 手数料条例改正
議案第33号 契約の承認(第六小学校増築)

これを受けて日程として、
6月13日 本会議開会
6月19日 本会議議案質疑
6月21日 総務常任委員会・建設常任委員会
6月23日 民生常任委員会・教育環境常任委員会
6月28~30日 市政に関する一般質問
7月4日 本会議最終日 討論・採決
とすることが決まっています。

●議案提案を受けて、11日13:00産業文化センターで、市政オープンミーティングを開きます

●議会運営委員会終了後、会派代表者会議が開かれ、コロナ対策の変更や、議会諸ルールの変更などが話し合われました。
1.新型コロナウイルスの対策の変更
 5類移行で規制する根拠がなくなったので、今の対策は廃止し、
(1)アルコールなどの来場者向け器材の配備は継続
(2)新たな感染症に備え、傍聴規則に来場者への対策を求める項目、議場内で感染させる恐れのある罹患者の入場拒否を可能とする追加
(3)コロナ対策として採用した議会運用で今後も継続した方が合理的なもののルール化
を協議しました。(1)と(3)は合意に至り、(2)はまとまり次第、規則改正となります。
2.総合計画委員の選出
 総合計画の策定が始まるので、その委員選出が行われました。こうした委員の配分数を再計算した結果、あさか未来、公明党、共産党に1議員ずつ委員として加わることが決まりました。
3.市の請負をしている議員の扱い
 制限内なら市の請負をしている人も議員になれることと、そのことを議会が公表することとする地方自治法の改正を受けて、市と請負関係のある議員が受ける制限を明記したホームページに、請負関係の公表がされることを追記することとしました。
4.議会運営委員の選出基準の検討
 議会運営委員の選出基準が議員数比例になっていないことを協議しました。現在は大会派ほど累増的に委員数が増える仕組みです。ふだんは全会一致で運用しているので問題ありませんが、請願があれば多数決も行われるので、検討が必要だと考えています。
5.初議会の人事案件での行政職員の出席
 選挙管理委員会の決定で12月3日に市議選が行われますが、12月18日の任期初日に議員が集められて、初議会が開かれ、議長以下、議会人事を決めていくことになります。その間、断続的に休憩が入り、行政の責任のない議事で、行政職員の出席を求める必要はないだろうと、協議をしています。半分ぐらいの会派が賛成していますが、全会派一致に至っていません。引き続き協議することになりました。
  2011年12月18日 開始9:00 終了21:03 このうち議会人事協議は9:11~20:40
  2015年12月18日 開始9:00 終了22:24 このうち議会人事協議は9:11~22:10
  2019年12月18日 開始9:00 終了17:38 このうち議会人事協議は9:11~17:30

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2023.06.04

6/4 市政オープンミーティングを開きます 6月11日13:30~

6月定例市議会に向けての議会運営委員会が8日に開かれます。
通年より遅いですが、13日から6月定例市議会が始まります。
それに向けて議案が示されるで、11日午後にオープンミーティングを開きます。

日時 2023年6月11日(日)13:30~16:00
会場 朝霞市産業文化センター2階研修室3
     朝霞市浜崎669-1
議題 6月定例市議会に示される議案
   3月定例市議会のご報告
   統一選のまとめ
   秋の市議選に向けた参加者との意見交換
※どなたでもご参加できます。お子様づれの参加も歓迎です。
※途中入退場ができます。
※駐車場は限られた台数しかありませんので、可能な方は徒歩、自転車、公共交通利用でおこしください。
※資料不足を起こしたくないので、参加予定の方は事前連絡いただけるとありがたいです。

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2023.05.30

5/29 2024年4月までに朝霞市内のバスの縮小が始まります

29日16時から、交通事業者、市民、自治体、警察などが公共交通の課題を議論する地域公共交通協議会が開かれました。
1年間の公共交通計画の進捗状況のチェックの後、具体的な交通の話が始まりました。

プラスの話では、
コミュニティーバスのわくわく号、夏にはスマホによるバスロケーションシステムが導入され、乗りたいバスがどこまで近づいているか、だいたい何分待ったらよいかが示されるようになります。時刻表的な情報はgoogleマップでも確認できるようになっていることとあわせてバス待ちの不安が解消されていくことになると思います。
上内間木、根岸台7丁目崖線、溝沼3・4丁目に、ワゴンバスによる新たな交通手段の確保が検討され、夏頃試行事業に入ります。示された経路も遠回りが少ない合理的な路線で、ダイヤも例示されましたが毎時間の発車時刻が統一されたパターンダイヤでした。利用料に目をつぶれば使いやすいものになりそうです。

一方、マイナスの話もありました。主にはバス運転士を保護するための労働時間規制から、バスの運行時間の縮小、減便、路線の存廃までが議論されました。
わくわく号の終バスの時間が繰り上がることを中心にダイヤの見直しが2024年4月までに行われます。4月以降には、乗車率の低い区間の廃止が検討されます。
・国際興業バスに続き、東武バスが7月に運賃値上げが行います。
国際興業バスから、2024年4月以降は運転士不足による路線維持が不可能ということで、車庫から遠い朝霞市内バス路線の部分的な縮小撤退を検討していることが示されました

提案者に対する意見では、
・タクシー業界から、新たな交通手段を駅構内に入れないように、という要請がありました(今、公共交通が潰れそうな原因となる競争相手はバスではなくて、過度なマイカー利用だと思うのですが)。
・私からは、労働時間規制によって実施するわくわく号のダイヤ見直しが、二段階になっているのはおかしい、新たに発生する空白地域への対応が求められるのではないか。
・他の委員からは、新たな交通手段の利用料300円が高すぎるのでなんらかの対応ができないか、新たな交通手段のフリー乗降を引き続き検討すべきではないか、といった意見が出ています。

●前回の廃止提案を撤回してもらってから4年延命できましたが、改めてバス路線の撤退が示唆されたことに私も含めて会場全体で緊張感が走りました。具体的な路線名は示されませんでしたが、乗車状況からは膝折循環は残りそうなものの、他の「朝11」系統朝霞・志木線、「朝50」系統朝霞駅・内間木線のどちらか、または両方が整理の対象になりそうだと見ています。

早めに情報収集して対応しないと、朝霞市内広大な公共交通空白地域(あるいは代替手段が2時間以上ダイヤの空白があるような実質的な空白地域)が発生しそうです。

●バスの運転士の確保が困難だという時代のなかで、企画書とお金をいくらつきつけても難しい時代に入っているという感じでした。

かつては憧れの職業の上位だった運転士。経営学的な議論のなかでの現業的な仕事への「非創造」的な印象操作、近年では自動運転に対する過大な肩入れによる「オワコン」意識が、人材確保を困難にさせている原因だと思います。
1990年代後半からの職業に対する考え方を変えて、それぞれの仕事の現場で、実際に手や足を動かす人の地位を改善していかないと、いくらインターネットでポチッとやっても実務をやってくれる人がいない社会がやってくる危機感を感じました。

朝霞市役所も給食調理や用務員、その他ケアにあたる直接処遇職員をどんどん切り離していますが、危機のときに誰がやってくれるのでしょうか。行政改革の視点を変えるべきです。

●質問を打込むとAIが答えるchatGPTが話題になっていますが、これの登場で将来なくなると思われる仕事のリストが新聞記事になったようです。そのなかでは従来、IT技術の進展でいらなくなると言われていた仕事が生き残り、逆にホワイトカラーの仕事の多くがいらなくなると示されていました。
将来いらなくなる仕事などわからないものです。生活に必要性のある実感の高い仕事に、適切な費用とプライドがあれば、その仕事は残ると思います。

●バスに対して長く冷淡な態度が強かったせいか、交通難民になりやすい自治体だと思いました。

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2023.05.29

5/28 保護者と政府の間でいったりきたりするお金の論争しかない「こども政策」

岸田政権の打ち出す「少子化対策」の財源倍増が迷走しています。
岸田首相が消費税増税しないと言ってしまったので、消費税以外の財源を探さなくてはならなくなりました。
続いて医療・介護などの社会保険料を増やすと言ってみたものの、社会保険料こそ子育て世帯にずっしりかかっている負担なので、社会的批判を浴び、28日の新聞記事では茂木自民党幹事長がしないと言い出しています。
その次は所得税・住民税の子どもに対する扶養控除の廃止ですが、最近は、年少扶養控除を廃止した経緯が過去の話になり、わからなくなっているなかで、年収高めのSNS発信者たちによって批判に晒されています。その力を利用して某野党党首が扶養控除廃止に噛みつく状況で、これも決断しにくくなってきているのではないかと思います。
子どもが産まれないと社会保障は維持できない、なんて話をして、高齢者の医療費や介護利用料の自己負担分を引き上げることも言われていますが、それで出てくる財源などせいぜい数千億程度で、とても子育て予算倍増という規模にはなりません。むしろ、高齢者やその予備軍の将来不安が恐怖感から消費を控え貯金に走らせ、生産活動に回るお金が減っていくことで、現役世代の雇用の機会を奪っていきます。デフレをもたらした小泉構造改革の再現です。

結局、どこからも財源が作れない、というなかで、とりあえず予算を「倍増させる」という矛盾を解消するために赤字国債に依存することになり、子育て政策として勝手に大人たちが使った予算を、当の子どもたちが将来ずっしり負担させられる状況です。
「桃太郎電鉄」という、全国各地旅して物件を買って利殖していくゲームがあります。1ターンごとに負けたプレイヤーに「ボンビー」というのがついて、「お前のためだ、使ってやろう」と財産をむしり取っていく罰ゲームがありますが、そんな展開になりつつあります。

●野党党首が、盛んに子どもの扶養控除の全廃の方針に批判を加えているのですが、これが児童手当に置き換わる場合、子どもの貧困をなくしたいなどと言っている野党にとって批判しきれるのか疑問です。
所得税の納税者の8割ぐらいが5%~10%の所得税率でおさまっていると言われていますが、その人たちから扶養控除を取り上げたとき、地方税込みで子ども1人年7万円の負担増ですが、一方で児童手当が月1万円であれば12万円の給付増です。残り2割のバラモン層に寄り添うのかという感じの批判だと思います。
子育て世帯への現金給付は、子どもの貧困問題が出発点です。様々な負担免除や給付がなくなる住民税非課税より上、世帯世帯年収400万円ぐらいまでを想定した問題意識が出発点なのに、年収1000万円ぐらいの人の感覚ばかりが話題になります。

●私がもっと腹立たしいのは、親と政府の間をいったり来たりしているお金の損得の話ばかりに、政党間の「子育て支援」の政策論争が行われていることです。親に現金をつぎ込んで「産めよ殖やせよ」インセンティブの話ばかりしていて、よい結果が出るのだろうかというのは疑問です。
こどもを力づけ、子育てしている人を支えるというのはどういうことなのか、何に寄り添っているのかさっぱりわからない議論ばかりです。選挙運動ばかりやって子どもを見ていない人たちと言われても仕方がありません。

もっと地域に子どもの居場所を、そのためのスタッフを、子どもが相談して問題解決を手伝ってもらえる大人を、子育てでパニックを起こしている家庭によりそうスタッフを、収入のない親のもとに産まれても、給食や教材を受け取るときに肩身の狭い思いをしない社会を、子どもに住居がなくならないように、ということがより「子どものため」ではないのかと思います。こどもにとって当たり外れの激しい、家庭に押しつけるだけではない子育て環境を作っていくことだと思うのですが、その話を具体化することは後回しで、扶養手当と児童手当の話ばっかりです。

具体的なこどもや子育てしている人への支援で、あちこちヒアリングしている小倉少子化担当相とその周辺という状況で、みみっちい自分たちの収入層の損得の話ばかりしている野党国会議員には、誰がいるんだろうか、と思うばかりです。
子どもに直接的な支援をしている団体や活動者からどんな政策提言を集約して、政策に変えているのか、全然見えてきません。
お金のやり取りに終始した政策論争の先、政権とっても、自民党政権がやりちらかした財政ギャップを埋めるための増税を押しつけられるだけになるのではないかと見ています。

●政策化が終わったら一瞬で関心がなくなる負担の損得の話よりも、地域で子どもの支援に関わっている人や団体の声を拾い、集約して政策化の努力をすることが、野党の足腰の強化になるし、その情報が政党の政策スタッフに流れ込んで、政党の政策スタッフのなかで揉まれて次の国政選挙の公約に反映されていくといのうが、地方議員を含めての政党のブランディングになるのではないかと思うのですが・・・。

●財源の話では、消費税1%で2兆円です。全ての給食無償化で5000億円未満、大学の学費が増える原因なとった21世紀初頭の予算カットも5000億円ぐらいと言われています。全国の自治体が1700余りで、ここに子ども関係のスタッフを雇え・非正規職員の処遇改善しろと5億円ずつ配っても9000億円です。すべての人から集めることになります。働き盛りの世代や、病気であったり介護を必要とする高齢者を狙い撃ちにした負担増ではありません。
こういう数字の前に、増税するのも選択肢だと思いますが、少なくとも消費税減税して景気対策ちちんぷいという話ではないと思います。

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2023.05.24

5/21 横路孝弘さんのお別れ会に参列しました

202305212 21日に開かれた「横路孝弘さんのお別れ会」に参列してまいりました。選挙ってどのように票が形成されるのか、勝手連選挙がどうだったのかに興味があって、今から32年前、20歳の春に横路さんの3回目の知事選で事務所の門をたたき、札幌を離れるまで何かと後援会のみなさまと過ごしてまいりました。札幌の会には顔を出さねばと思って参列いたしました。

その様子は朝日新聞地方版で詳しく報じられています。
朝日新聞5/22記事「横路孝弘さん「お別れの会」 平和願う遺志、「しっかりと継承する」」

妻由美子さんの遺族あいさつでは、これまでの選挙で大変な思いや道内の様々な方々との思いや課題に触れることができた、という話が、走馬灯のように思い出を呼び戻してもらえたと思います。
娘由希子さんからは、勉強家で書類の山に囲まれていたお父さん像が語られていました。私も呼び出されたときには国会図書館の部屋だったことが何度かありました。
最後にルイアームストロングの「What a wanderful world」とともに参加者から長い拍手が送られるお別れ会でした。

一緒に選挙をたたかった後援会のみなさまのうち何人かにも再会でき、よかったと思います。

優秀な後継者として道下代議士が誕生し、泉健太代議士を20代で触発し、よい次のリーダーも作れたのがよかったと思います。
私は、頭でっかちになりがちな政治への関心を、一人ひとりに関わってどう運動を進めるかということや、それが集積したときにどんな風になるのかということを勉強させてもらったと思います。
私が横路陣営に加わった時期から、何度も政界再編成みたいなことにさらされたなかで、理想を見失わない態度の大事さは横路さんから学んだと思います。


●移動で使った札幌市電、進化しています。
202305211①新しく延伸した都心部駅前通の区間、歩道よりに線路を敷いてあります。2駅3カ所のに停留所で、危険な道路の真ん中に行かなくても歩道からそのまま電車に乗れます。
202305212_20230524070901②電車停留所に全電車のロケーションが表示されています。待ち時間の感覚をつかめるだけではなく、次に来る電車がすぐなら混んでいる電車に乗らなくても済みます。
③「西4丁目(大通)」のにような降りる人が多い停留所には、料金収受人が時間帯によって立っています。これで全ドア開けて人を一斉に降ろすことができます。広島の路面電車でも見た方法です。

●帰路、石神井公園に立ち寄り、自治労本部の野武士のような大先輩の一周忌になるという会合に退職者の一員として参加しました。
中学校卒業後、福岡でいろいろな世界を渡り歩いて、東京にやってきて労組で働き始めたという経歴。高学歴なキャリア的な人材ではなくて、情にもろく厚い大先輩でした。ご家族が先立たれていたので、仲間で追悼することに大事な思いをしています。

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2023.05.20

5/18 次の市議選の日程が決まりました~選挙管理委員会

5月18日10時から選挙管理委員会が開かれました。この会議では、12月17日に任期満了を迎える朝霞市議会議員選挙の日程が決められています。

告示日 2023年11月26日(日)
投開票日 2023年12月3日(日)
開票 同日21:00~朝霞市総合体育館サブアリーナ(予定)

あわせて立候補者説明会の日程も発表され、2023年10月3日(火)13:30~市役所5階大会議室(予定)と発表されています。
立候補を考えている方は参加された方がよいように思います。

●また県内では上尾市と同じ日程となります。

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2023.05.05

5/3 憲法記念日の街頭演説を行いました

3日、朝霞駅両側、朝霞台駅南口で、市議会の会派「立憲歩みの会」での憲法記念日の街頭演説を行いました。

憲法というと、第九条ばかりが話題になりますが、市議会議員の責任となる福祉や教育、その他施策は、憲法の基本的人権を実現したり支えるための仕事という認識であることを申し上げました。
憲法という存在が民主主義のパワーアップをしていく存在なので、市議会としては議会改革を推進していくことも話しました。

同じ会派の本田議員からは、憲法が権力を抑制する効果があることの話をいたしました。

多くの方にビラを受け取っていただく反応でした。
がんばりすぎて、お台場の憲法集会への合流は叶わなかったのが心残りです。

●入れ違いで公明党朝霞市議団のみなさんも憲法記念日の街頭演説をされていました。いろいろなお立場で憲法を議論していくことは有意義だと思っています。

●市議会立憲歩みの会は、会派が市議会のなかの政党みたいな存在という認識と、国政政党とは別の組み合わせとなることから、独自の綱領をもっておりますが、福祉施策の前進に関して、憲法の社会権の前進として書き込んでおります。

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2023.04.30

4/28 統一選・市町村新人議員研修を主催しました

28日午後、埼玉県内の統一選新人議員を対象に研修を行いました「ステップゼロ講座」。
議員って、議員になるための選挙に関してあれこれ研究するのですが、普通の就職でやるような職場研究をせずに飛び込んでくる人が大半。その結果、議会が始まると同時に、選挙でもらった人たちからの右向け左向けという道案内と、知ってて当然で進められる議会のダンドリにどんどん呑み込まれて、気づいたら自分のしたいことができないところに身を置いていた、なんて議員さんが結構いらっしゃいます。

そうすると次の選挙まで4年間、一般質問ではいろいろなことができても、議案の処理、市民相談の対応など、身動き取れなくなってしまったり、考え方の合わない人と会派を組んで、しかも会派の制約をたくさんうけて身動き取れないみたいなことが起きて、何のために日本人では不徳とされる自分をぐいぐい売り込んで当選したんだ、ということになりかねません。

そうならないために、5つのテーマでそれぞれ苦労して技を身につけてきた自治体議員を講師に研修をし、当選してから、議会がスタートする日までに起きることを説明しながら、こんな準備しておきましょう、という話をしました。

①当選から初議会まで(会派・議長選・議会法)
   黒川が担当
②市民相談の対応の基礎
   本田朝霞市議会議員が担当
③質疑・質問づくりの調査とまとめ方
   櫻井北本市議会議員が担当
④選挙で終わらない政治活動
   大野多摩市議会議員が担当
⑤後援会・仲間作り
   腰塚熊谷市議会議員が担当

参加者は15人、2期目の方も2人参加してくれました。これから始まる議会で、主体的に活躍できることを祈っています。
参加者のなかには、ローカルニュースでは有名人である方もおられて、びっくりしました。

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